kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合宿3

2014-01-08 | 陸上競技
今回の合宿、とにかく勉強をさせてもらいました。尊敬している指導者の指導を直接見ることができる、直接話をすることができるという機会はそれほど多くはありません。私自身ある程度指導できるようになってきていると自負していますが、まだまだ届かないと思う指導者が何人もいます。今回の合宿には先輩指導者が3人。これほど勉強になる場所はないと思います。選手にとって大きな刺激になると思いますが、私自身にとっても大きな刺激となっているのです。

「膝の締め」について指摘を受けました。この感覚についてなかなか直接話を聞くことがありません。これまでも気づいていてもなかなか指摘をされることはなかったのかもしれません。今回は指摘をもらい私自身考える機会を与えてもらいました。このような環境に自分の身をおけるということがどれほど幸せか。選手からすれば不満かもしれませんが。指導者が他の指導者から教えを請うというのはいい気はしないかもしれません。が、こんなところで「私は分かってますから」という素振りを見せて結局何も学べなかったら最終的に選手にとってマイナスになります。私が勉強させてもらって見る目を養い指導力を高めて行くことめ最後は選手にプラスになる。私が頭を下げて様々な事を学べるならどれだけでもお願いします。このような機会を活かせるかどうかは今後にとって大きなことだと思います。

この機会になかなか聞けないこと、克服の方法をしつこく聞きました(笑)。技術的な話や練習について聞くというのはなかなか勇気が必要です。それでも知らない限りはいつまでたっても前には進めません。ある程度考えて取り組んでいますが、見る目を磨く、動きのポイントを把握するというのは普段見ているだけでは不十分なのです。理想の動きや目標とする走りをイメージしながらどうすればそこが出来るようになるかを見極めていくというのはすごく大切なことだと思います。

優れた指導者はかなり細かいところまで教えてくれます。これは県内外を問わず共通する部分だと思います。多くの場所を訪問者させて頂いていますが共通しています。県内であれば直接ライバル関係になりますからなかなか教えてもらえない部分もあるのですが、今回は実際にうちの選手の動きを見ながら指摘をしてもらえました。通常ではありえないことです。今私がやらなければいけないこと、学ばなければいけないことを示してもらえるというのは本当にありがたいことです。

これまで私はある程度の技術指導と他の人には負けない「情熱」で指導をしてきたと思います。しかし、ある程度の技術でしかないのでやはりここで大きな差が出ているのだと思います。本当はもっともっと強くなれる可能性がうちの選手には秘められているのですが私がそこの部分を引き出すことができていないということです。ここに関してはほんとうに申し訳ないなと思っています。わざわざうちの学校を選んで指導を受けに来てくれたにも関わらず100%の力を引き出すことができていないのですから。それでも普通の学校で競技をするよりはかなり高い確率で競技力を向上させているのは間違いない事実なのですが。もっともっと強くなれる可能性があるんだと改めて感じることができました。

この合宿で「もっともっと勉強したい」と強く思いました。今の選手達が本当の力を引き出せるためなら私に出来る事は全てやらないといけないと感じています。もちろん自己満足なのかもしれません。しかし、指導者がきちんと学ばないとそこで練習をしている選手の力は最大限に伸びないと思っています。このような機会は選手にとってだけでなく私にとっても本当に大きな刺激となるのです。

「本気で修正しようと思えば3日でできる」と師匠から言われました。私自身がきちんと考えて選手に必要な動きを伝えてそれを実施させる。私が余計な情報や先入観、不要な工夫をせずに「本当に必要なこと」を判断して伝えていかなければいけないと思います。とにかく多くの事を学ばなければいけない。そう感じました。

指導に関しては本当にやる気になりました。これまでもありましたが(笑)。このモチベーションと選手のモチベーションが一致すれば大きく伸びる可能性があると思います。しっかりと見極めていきたいと思います。この手のことも実際に選手には話をしています。ここに関してはまた別に書きたいと思います。
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合宿2

2014-01-08 | 陸上競技
合宿について。今回は私は完全にサポート。表に出ないようにしていました。裏方も必要ですから。

合宿を行う意味は何か?ここをそれぞれの選手が自覚する必要があります。やるだけではなく何のためにやるのかを理解しなければどれだけ時間をかけても効果はでません。特に「やらされている」という感覚では何も生み出しません。「合宿をやると言われたから参加している」という意識レベルの者もいるかもしれません。目的意識を持たずに合宿に参加するほど意味のないことはないと思います。普段とは異なる環境の中で自分たちが大きな刺激を受けて負荷をかけることができる。自分たちだけではできないことをしっかりと他校の力を借りて行う。ここの部分が分かってくれているでしょうか?

少しだけ話をする機会がありました。補強を通じてです。補強は誰のためにやるのか?補強というのは一日だけ頑張って結果が出るわけではありません。目立ちませんが長期間かけて少しずつ積み重ねていくことで数か月後に結果が出る。人はすぐに見える結果を求めます。少し頑張って結果が出なければすぐにあきらめてしまう。いつ結果が出るのかというのは分からないのです。大半の者は結果が出る前に「上手くいっていない」と思って辞めてしまう。「きつい」という目の前のことだけを考えて辞めてしまうのです。もう少し頑張ったら「結果」が出るかもしれないのにそこまで努力しないで「駄目だな」と思って見切りをつける。本当にもったいないなと思いますね。

補強は「自分のためにやるもの」です。練習も同様。結果的には自分自身に返ってくる。サボっても頑張っても結果はすべて自分の責任でしかありません。目の前の「きついな」という部分から目をそむけずに将来のための努力ができるかどうかは今後の結果を大きく左右すると思っています。「自分自身が分かっている」という部分が大事です。「やらされる練習」ではなく「自分のための練習」にできるかどうかは大きいかなと思っています。走練習とは異なる視点から少し話をするということも重要なのではないかと思っています。

色々と思うことや感じたことがあるので小出しにしておきます。書き始めたらきりがない。いつものことですが・・・。
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合宿

2014-01-08 | 陸上競技
1月6日、7日と2日間プライベート合宿を実施しました。毎年恒例となっている合宿です。昨年の夏に同じように行いましたがここで様々な問題点が勃発。これから先の指導について本気で考えなければいけないなと感じるようになっていました。「井の中の蛙大海を知らず」という言葉もあるように「自分のところだけ」で練習をしていていたら気が付かないことでも他校と一緒に行うことで気づくこともある。ここが大きな刺激となってこれから何をしないといけないかを考えていくきっかけになります。

うちの選手、以前から「甘い」と感じることがたくさんあります。そのことを何度も何度も言い続けていますがなかなか伝わりません。「一生懸命にやっている」というのはあるのでしょう。しかし、本当に必要な水準に達しているかどうかというと違うと思います。これまでの自分と比較すると「やっている」という判断になるでしょうが実際に見ていると「不足している」と感じる。ここの部分のギャップをどう埋めていくか。ここに最大の問題点は存在していると思いまう。「判断基準が異なる」のですから。

土曜日の練習時にも話をしました。気になっていたので当日もう一度確認をしました。時間を守る、挨拶をする、声を出す。やればできることをきちんとやる。それができなければ練習をしても意味がなくなってしまう。この「基本的なこと」に関する話をしました。これが分かってもらえないというのはかなり厳しいことです。これだけ話をしていても当日の朝若干の問題が発生して出発することになりました。そのため繰り返し繰り返し話をすることに。うーん、なかなか進展しません。

この日は具体的に指示を出しました。9時練習開始となっているので8時55分には整列して開始を待っておくようにと。そこまで指示を出す必要があるかどうかというのは微妙なところなのですが「確認のために」ということで念押ししました。こういう基本的なことができなければ「練習をする意味はない」と考えています。このような書き方をすると「規則を守るために部活に入っているのではない」「競技力の向上のために入っている」と言われるかもしれません。ここは「価値観の押し付け」なのでしょうか?「基本的なこと」が身に付かなければ「競技力」という一部分が優れていてもそれ以外の評価は一切受けません。「価値観」と言われたらそれまで。議論の余地はありません。ここは最重要事項だと思っています。

練習開始前にちょっとしたことがあって練習が開始できませんでした。うちの選手も何もせずに立っています。すでにここに問題点がある。結局、一番年上の方から厳しい注意を受けることになりました。かなり端折ってますが「練習開始は9時」と決まっているのに他校の動向を見ながら自分たちが何をしていいのか分からないという部分があったのです。他校の選手が来ないから自分たちはどうしたらいいのだろうか?ここを判断できない。練習開始時間は「9時」です。どのようなことがあろうとこの時間は守るべきです。他校の選手が集合できなければ自分たちも集合しなくていいのか?一事が万事です。人任せになっているから誰かが動かないと動かない。ここに大きな問題点が存在する。

情けない話ですが全体に厳しい指導がありました。ここ数年このようなことはほとんどありませんでした。「基本的なこと」はできて当たり前。それ以外の部分の指導を中心に行う場面だと考えて合宿を行っていましたが「声を出す」「挨拶をする」「時間を守る」というもっとも基本的な部分の話をしなければいけないというのは問題だと思います。合宿を行うことの意味がなくなってしまう。考え物です。

もっとも基本的なこと。それは「誰のための合宿なのか」という部分です。この場に何をしに来ているのか。他校がどうであれ「自分のために参加している」と考えれば間違いなくやることは見えてきます。他校が練習ができなくても自分たちはきちんとやらなければいけない。そのために参加しているのです。「どうしていいのか分からない」ではなく「自分が何をするべきか」という判断基準がないというのは今後の問題点になっていくと思います。繰り返し話をしているのですが・・・。

この流れの中で2日目の朝練時、練習日誌の提出がありませんでした。「日誌を毎日書く」というのが約束事。毎回の合宿時にはこれが行われていました。最初何も言いませんでしたが結局持ってこないので話をすることに。何かしら理由はあるのかもしれません。しかし、「持ってこない」という事実は同じなのです。「書いているけど忘れました」という理由であっても結果「その場にない」という事実はあるのです。「日誌を毎日書く」という基本的な約束事。これがなぜできないのか?長期休業中は提出をしない。だから書いていないということもあるかもしれません。こういう部分を克服できるかどうかは「競技力の向上」に間違いなくつながっています。「考え方」ですから。

以前チーム的未熟な部分があった頃(今も同様かもしれませんが)、長期休業が終わった後に「練習日誌が新しくなっている」というのが何度もありました。休み期間に書いていないので提出できない。だから「新しい日誌」にすることで「書いていない部分を誤魔化せる」のです。こういう考え方で物事に取り組んでいると結局は大切な部分を見失ってしまうので何も成長はしない。「誰のためにやるのか」という部分が考えきれていないのです。「嫌だけどやらされている」という感覚の中でやると何も成長はしません。

うーん、かなりしんどい部分ですね。書きたいことはあるのでまた書きます。blogに愚痴を書いていると思われるかもしれません。選手には直接話をしています。話をしたのならここに書く意味はないのかもしれません。チームの「失態」を公に示すことはマイナス面も大きいかもしれません。これは考えようですね。そのなかでどうやって成長していくのか。少しずつですが成長はしています。小さな成長をどう認めていくのか。認めてはいます。しかし、それだけで前に進めるわけではない。考えていかなければいけないことを考えさせる。大きなことだと思います。
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