話の続き。力があるという部分から少しつなげて話をしました。
タイトルに書いたように「一秒をけずりだせ」という話です。昨日行われた箱根駅伝の優勝校の東洋大学駅伝部のスローガン。これは2011年に東洋大学が21秒差で2位となった時からのテーマだという話でした。今回の駅伝では選手の腕や手の甲に書いてありました。全員が「想い」を持ってレースに臨んだ結果なのだと思います。「勝てるだろう」と周りから言われて臨んだ大会で1位と21秒差で負けて2位。11時間近く走り続けてたった21秒の差で負けてしまう。これが現実です。その時の監督の言葉が「全員が2秒ずつ速く走っていたら勝っていた」という辛い現実を突きつけるもの。全員が負けて悔しいと思っている。感傷的になっていた部分もあるでしょう。しかし、それだけではチームは前に進まないのです。「一人が2秒ずつ速く走ったら勝っていた」という現実を示すことで「あと少しの努力で勝てるものを逃しているのだ」と分からせたかったのだと思います。駅伝は一人一人走力の積み重ねです。誰か一人のスーパースターがいたとしても他のメンバーがきちんと走れなかったらその力は打ち消されてしまうのです。全員が「自分が1秒をけずりだして他の者のために貯金を作るのだ」という意識を持つことで最大限の努力ができる。
自分のやっていることが自分のためだけではなくみんなの結果につながっていくのだという意識を持つ。苦しい時でも辛い時でも自分のためだけにやるのではなく「自分が強くなれば1秒をけずりだせる」という大きな目標につながっているのだと思えば最大限の努力ができるのです。その「1秒のために」という意識で取り組むことで大きなレベルアップにつながり結果的に1秒どころか大きな力を生み出すのです。
リレーも同じです。誰か一人が速くても4人の力を合わせた結果がリレーなのです。バトンを失敗したり、スピードに乗り切れなかったらそこで終わり。0.01秒でもフィニッシュで遅れてしまえば負けなのです。1cmでも遅れたらそこで終わり。走る選手は他の者のためにほんの少しでも速く走ろうという想いが必要になるのです。本当にそう思えば1cmどころか1mの貯金ができる走りをするかもしれない。一人が0.01秒速く走れば4人で0.04秒。このほんの少しの差で勝つこともあれば負けることもある。
フィニッシュで0.01秒負けたとしたらやはりアンカーが責任を感じてしまうでしょう。また、バトンが一回で入らなくて0.01秒差で負けてしまったらそこの部分で選手が責任を感じてしまう。そうではなく「全員で貯金を作る」という感覚が必要なのだと思います。勝つのも負けるのも「全員の力」なのです。誰かが速かったから勝ったというのでは面白くない。ミスをした時の責任を誰かに押し付けてしまう事と大差ないのですから。全員の力で勝ち取る方が良い。そのためには各自が「自分にできることを精一杯やる」という考え方を持ってもらいたい。
苦しい練習の時に「ここを乗り越えたら0.01秒がけずりだせる」と思えば自分の力以上のものが出せるかもしれない。一人だと諦めてしまうことでも自分がやり切らないと周りに迷惑をかけてしまうかもしれないと思うことで自分の力以上のモノが引き出せるかもしれないし、最後まで頑張り切れるかもしれない。この考え方は「当たり前」なのですがなかなか浸透しにくい部分かもしれません。
そんな話をしました。もちろんここまで詳しくは話してはいません。blogを選手が読んでくれるだろうと信じて簡単な話をして、こちらで補足するという感じでしょうか。話はします、
断片的な話しになるかもしれませんし、話をしつこくしてもなかなか言葉が入らないこともあるでしょう。そのためにこのblogを利用したいと思っています。読み返すことで多少は伝わるかもしれないという期待をしています。
練習内容を書きたいのですが書きたいことが多すぎてなかなかたどりつけません。また別に書きます。
タイトルに書いたように「一秒をけずりだせ」という話です。昨日行われた箱根駅伝の優勝校の東洋大学駅伝部のスローガン。これは2011年に東洋大学が21秒差で2位となった時からのテーマだという話でした。今回の駅伝では選手の腕や手の甲に書いてありました。全員が「想い」を持ってレースに臨んだ結果なのだと思います。「勝てるだろう」と周りから言われて臨んだ大会で1位と21秒差で負けて2位。11時間近く走り続けてたった21秒の差で負けてしまう。これが現実です。その時の監督の言葉が「全員が2秒ずつ速く走っていたら勝っていた」という辛い現実を突きつけるもの。全員が負けて悔しいと思っている。感傷的になっていた部分もあるでしょう。しかし、それだけではチームは前に進まないのです。「一人が2秒ずつ速く走ったら勝っていた」という現実を示すことで「あと少しの努力で勝てるものを逃しているのだ」と分からせたかったのだと思います。駅伝は一人一人走力の積み重ねです。誰か一人のスーパースターがいたとしても他のメンバーがきちんと走れなかったらその力は打ち消されてしまうのです。全員が「自分が1秒をけずりだして他の者のために貯金を作るのだ」という意識を持つことで最大限の努力ができる。
自分のやっていることが自分のためだけではなくみんなの結果につながっていくのだという意識を持つ。苦しい時でも辛い時でも自分のためだけにやるのではなく「自分が強くなれば1秒をけずりだせる」という大きな目標につながっているのだと思えば最大限の努力ができるのです。その「1秒のために」という意識で取り組むことで大きなレベルアップにつながり結果的に1秒どころか大きな力を生み出すのです。
リレーも同じです。誰か一人が速くても4人の力を合わせた結果がリレーなのです。バトンを失敗したり、スピードに乗り切れなかったらそこで終わり。0.01秒でもフィニッシュで遅れてしまえば負けなのです。1cmでも遅れたらそこで終わり。走る選手は他の者のためにほんの少しでも速く走ろうという想いが必要になるのです。本当にそう思えば1cmどころか1mの貯金ができる走りをするかもしれない。一人が0.01秒速く走れば4人で0.04秒。このほんの少しの差で勝つこともあれば負けることもある。
フィニッシュで0.01秒負けたとしたらやはりアンカーが責任を感じてしまうでしょう。また、バトンが一回で入らなくて0.01秒差で負けてしまったらそこの部分で選手が責任を感じてしまう。そうではなく「全員で貯金を作る」という感覚が必要なのだと思います。勝つのも負けるのも「全員の力」なのです。誰かが速かったから勝ったというのでは面白くない。ミスをした時の責任を誰かに押し付けてしまう事と大差ないのですから。全員の力で勝ち取る方が良い。そのためには各自が「自分にできることを精一杯やる」という考え方を持ってもらいたい。
苦しい練習の時に「ここを乗り越えたら0.01秒がけずりだせる」と思えば自分の力以上のものが出せるかもしれない。一人だと諦めてしまうことでも自分がやり切らないと周りに迷惑をかけてしまうかもしれないと思うことで自分の力以上のモノが引き出せるかもしれないし、最後まで頑張り切れるかもしれない。この考え方は「当たり前」なのですがなかなか浸透しにくい部分かもしれません。
そんな話をしました。もちろんここまで詳しくは話してはいません。blogを選手が読んでくれるだろうと信じて簡単な話をして、こちらで補足するという感じでしょうか。話はします、
断片的な話しになるかもしれませんし、話をしつこくしてもなかなか言葉が入らないこともあるでしょう。そのためにこのblogを利用したいと思っています。読み返すことで多少は伝わるかもしれないという期待をしています。
練習内容を書きたいのですが書きたいことが多すぎてなかなかたどりつけません。また別に書きます。