kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

走り込み

2014-01-05 | 陸上競技
当初の予定通り土曜日は走ることに。補強も不足しているのでアップからサーキットを行うかどうか悩みましたがメディを使ったアップで対応。体幹補強を行いたいという気持ちもあるのですが「求めすぎない」という部分も大事かなと思いました。ここが甘い部分なのかもしれませんが(笑)。目的としては「身体を温める」ことにありますからしっかりと動かしていくことを優先しました。腹筋背筋は午後のトレーニングに入れておこうという考えですね。

アップはいつも通り。重心移動を意識したその場での動きの確認も行いました。難しい動きではありませんが何度かやっていくなかで自分の感覚を作っていくことが重要だと思っています。とにかく基本的な動きの確認。地味ですが長期的な視点で見たときには絶対に必要だと思います。「縦の動き」をある程度やってきて「横の動き」につなげていく。ここの部分が非常に難しい。最初の段階の動きを丁寧にやっておかなければ次の動きにつながりません。

その後は通常通りの流れ。特筆すべきことはありません(笑)。数人膝の引き出しの方向が上に抜けてしまう感じがあったのでそこだけはチェック。方向がずれてしまうとこれから先の動きにつながりません。膝の引き出しを意識するとどうしても「脚だけの動き」となってしまう部分もあります。ここも気をつけないといけない部分ですね。時間があるのである程度丁寧に。

その後は並走とバトンパス。スタート練習もやりたいのでちょっと複合的に行いました。時間的にもっともっと余裕があれば様々なことができるのですが、やり過ぎるというのも考えものだと思うのでこちらも「工夫」をしなければいけないのかなと思います。スタートなどは競争させたいというのもあるのですが一斉におこうなためには時間がかかります。全ての練習が「重要」であることは間違いありません。これまでは「あれもやりたい」「これもあっておこう」というのがあってとにかく時間がかかる練習形態でした。が、これでは選手の集中力も続きません。こちらもそのあたりまで考えて対応する必要があるのだろうと考えています。

前日の練習から1年生女子が少しずつ走れるようになってきているなと感じていました。全員の調子が劇的に良いということはありません。自分の走りに不満の者もいます。その中で「動いているな」と感じる走りを1年生ができるようになってきました。バトンの足長なども少しずつ変化させていかなければいけません。シーズンインしてから足長を変えていくのではなく継続的に行っていくことで失敗を減らすことができるのではないかと思います。スピードアップを見越して練習をしていきたいと思いますね。

ここまででショートスプリントをかなりやりました。走り込みの前にソリッド走を。距離を踏む練習は不足しているかもしれませんが練習量的にはかなりやっているのではないかと自負しています。短い距離でのスピードアップを考えてきました。これを今後の走練習にどのように生かしていくかです。

最後に走り込み。120m+60m。それほどの多くないと思います。どちらかというとシーズン中の練習に近いのかもしれません。もちろん1セットでは終わりません。今後ある程度の本数を消化できるようにしていきたいのでこの日は「様子見」という感じの練習です。それでも昨年の練習から考えるとかなりの量になっています。2つのグループに分けて練習を行いました。異性にスタートしても良いのですがこちらも動きの確認ができません。以前のように「いかにして追い込むか」だけを考えているのではなく「質の高い走り込み」をしたいと考えているので。

1年生もある程度対応できるようになっていました。年末私が不在の時に少し長く走らせていたのでそこへの適応が少しはあったのかもしれません。もちろんまだまだですが。女子の2人は良く走れていました。ハンデを付けてスタートさせていたのですが2セット目からはハンデなし。それでも勝負できるようにならない限りは上のレベルで戦うことはできませんから。上級生を脅かす存在になってもらわないと困ります。上級生が刺激を受けながら「このままではまずい」と危機感が生まれてお互いに強くなるというのが理想ですから。

残念ながら1年生女子は本数が持ちません。途中から「走るだけ」の水準へスピードが落ちました。これは私が求めるスピードれレベルに足りないというだけであって300mを走るようなスピードではありません。ここが我慢のしどころなのですがなかなか難しいですね。私はあえて声かけをしませんでした。遠くから見ているだけ。すると上級生が声かけをしていました。なんと言っていたのかは一切把握していません。ここは私が把握する必要はないと思っています。自分たちがどういうチームにしたいのかを考えて動く。「強制的に走らされる」という部分もありますがその中で「強くなるために必要」と感じ取ってもらいたいと思います。「チーム一丸となって物事に取り組む」という経験をしてもらいたい。それが大きな力へとつながっていくと思います。

スピードレベルとしてほぼ合格かなと。昨年の冬期もそうでしたが「思うように走れない」者もいます。ここをどう克服するか。毎回の練習の中で高いスピードを出せるようにならないと練習の質が上がりません。シーズンに入ったら走れるようになると思ってはいますが、そこまでの時間が長い。できれば毎日の練習をハイスピードでできるようになっていくことが本人の精神的にもプラスになるでしょう。日誌を見直しておくように指示を出しました。自分が走れている時の感覚や練習内容を何度も確認しておくことは必要です。自信を取り戻すことにもつながります。全員が絶好調で冬期練習を過ごしていくことは難しいですがここは乗り越えないといけません。

約3時間半の走練習でした。1時間程度休息して補強。これも特筆すべきことはないので割愛。思い出したら書きます(笑)。
コメント
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