kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習見学2日目2

2014-01-17 | 陸上競技
更新遅れました。記憶からなくならないうちにとにかく記録しておきたいと思っていますがなかなか時間が確保できません。忘れてしまわないうちに記録しておかなければいけません。ということで前の記事の続き。

ダイナマックスをつかったアップをした後に今度は別の形の練習が始まりました。前日に「私の練習方法をきちんとわかろうと思ったら一ヶ月はかかる」と言われていました。断片的に練習を見ても本質的なものが理解できないからだと思います。正直一ヶ月付きっ切りで練習を見ても全てを理解できるとは思いません。可能ならやってみたいですがどう考えても今の所それは難しいですね。師匠の所で1ヶ月練習を見ることも夢のような話です。やってみたい(笑)。

練習、指示を出されたのですが選手が戸惑っているような感じを受けました。総監督の指示が上手く通っていない感じでした。初めて行う練習だったのだと思います。思い過ごしなのかも知れませんが「私のためにヒントを出してくれている」のではないかと感じました。見ていると「やろうとしていること」が見えました。これは自意識過剰なのかもしれませんが「練習の意図」を感じ取ることはできたと思います。狭いスペースですがそこを使ってどのような練習をするのか。ダイナマックスマックスを使って選手にどのような動きをさせようとしているのかを見続けました。出来ている選手、出来ていない選手の違いを明確に感じることができました。何人かでグループを使って行う練習なのですがボールの投げ方一つにしてもどうすれば良いのかを考えさせられる内容でした。かなり刺激となりました。

さらにスタート。プラス補強。これも練習で何をやろうとしているのかを示して頂いている気がしました。ここで前日から話をされていたことが結びついてきました。「練習がきちんと積めていない者はやはり大切な練習の時に走れない」と言われていました。練習をやっているつもりできちんとした負荷をかけていない者は春先に必ず負けると。前日の練習の意味はここにあったのです。これ以上は書きませんが「同じような練習をしている」という慢心というか安心というかそういう部分が周りから見るだけでは分からない部分があるのかもしれません。練習を見ていて気づく部分が私にもありました。ここはきちんと戻ってからうちの選手に伝えようと思っていました。結局ここの部分が全てを左右するのだと改めて感じました。

更に「4継で勝負をしたい」と前日に話をさせて頂いていたので「リレーの事を少し教えよう」と言ってもらえました。少しハードルの先生から内容は少し伺っていたのですが実際に行っている練習を一つ教えてもらえました。ここにも狙いがあってそれに沿ったポイントを押さえて行う練習です。実際に見せてもらいながら話を伺うことで今後やっていかないといけない事が少しずつ見えてきました。師匠が「バトンは指導者の力がでる」とずっと言われていました。以前はそこから逃げていた自分がいたと思います。しかし、今のチーム状況からすれば避けては通れない。なかなか教えてもらえないのですが様々な事から推測しつつ自分の練習パターンをきちんと作り出していかなければいけないと思います。

更に縄跳びを使った練習をしていました。総監督に勧められてわたしも跳んでみることに。かなりハードでした。動きを意識するというレベルではなく跳ぶだけで精一杯な感じでした(笑)。客観的に見ていたらポイントにしなければいけないところも分かるのですが全く運動していない私では体現できませんでした。それでも効果を感じる所はたくさんありました。見るとやるとでは大違いですねー(笑)。

そこから教官室に戻ってかなりの時間話を聞くことができました。それだけではなくインターハイ優勝時のリレーのレースの解説もしてもらいました。加えて様々なトレーニングの話を聞いたり、実際にやり方を教えてもらうことができました。距離を置いて練習を見ているだけでは絶対に分かりません。勉強できるのであればどれだけ頭を下げても構いません。多くのことを学ぶということが最優先事項だと考えています。
私のような無名の指導者に「指導者の心得」や「指導の注意点」の話を熱く語って頂きました。本で読んだりDVDで見たりではなく直接話を聞くことができるというのが本当に大きな財産だと思います。一流選手の話を聞くというよりも何倍も今後の指導に生きてくる経験だと思います。実際に多くの選手を育てて来られた指導者がどのようなスタンスで選手と関わってきたのかというディープな話を聞くことは人生の大きな財産となります。心より感謝したいと思います。

「また来て良いですよ」「次は選手を連れてきて」という話も頂きました。社交辞令なのかもしれませんがこういう部分は本当に図々しいので可能な限り参加させてもらいたいと思っています。どこに行っても思うのですが「優れた指導者」は本当に懐が深い。何よりも選手のためにという意識が大きい。自分の手柄のために選手を利用するという感じは全くありません。指導者として人として本当に尊敬できる方ばかりです。このような方々と出会って話ができるというのは幸せだと感じます。

書きたいことは山ほどあるのですが一先ずここでまとめておきたいと思います。本当に貴重な時間を与えてもらいました。心より感謝したいと思います思います。恩返しはきちんと選手を育てて全国の舞台で同じレースを走ることだと思います。いつの日にかレースで「勝負する」事が出来たらとおもいます。しっかりと指導する力を高めていきたいと思います。
コメント
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