kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ミーティング

2014-04-18 | 陸上競技
木曜日、いろいろと書きたいことはあるのですがこれはまた別に。

午後の練習前にミーティングを行いました。内容は「支部大会に向けて」です。金曜日はテント運搬などで全体が集まることはできません。そんな時間を確保するのが難しいためこの日にしました。

「支部大会」といえ、ついに本格的にインターハイ路線の試合が始まります。シード権を持っている選手がいるとはいえこのレースはしっかりと走らせます。「通過すればよい」という試合ではありません。これから数か月にかけて熾烈な勝負をしていくスタートラインに立つのです。可能な限り万全な状態で迎えなければいけません。体調云々もですが「心」の部分の準備が必要になってくると考えています。

3年生、このインターハイ路線が上につながる最後の大会になります。1年生の時からこのインターハイに向けてやってきました。だからこそ3年生は試合に集中してもらいたい。とにかく「勝負にこだわる」という姿勢を持ってもらいたいと思います。うちの両エース、勝負はこの支部大会から始まります。通常は仲が良いですが勝負となると全く別です。互いに「嫌だな」と思いながらやっていくのではなく相乗効果で強くなってもらいたいと思っています。このライバル関係は中国まで間違いなく続きます。どちらが強いのか?現時点では分かりません。お互いに「絶対に負けない」という気持ちで取り組ませたい。勝ったからと言って慢心せず、負けたからと言って腐らず。常に勝負し合える関係を作ってもらいたいと思います。中国大会の決勝で2人で勝負してインターハイ出場。それを実現してもらいたいと考えています。

そのためには2年生がどう動くか?今の2年生真面目に物事に取り組みます。しかし、女子は3年生の陰に隠れています。強い選手がいるからチームが強いという感じがあるのです。本当はこの2人も走れます。が、どうしても目立たない。「4継でインターハイに」と言い続けていますが今のままでは「3年生に連れて行ってもらう」だけです。チームは一番弱い者に合わせることになります。他の3人が強くても1人が弱ければやはり強くはなりません。そこの部分の自覚を持つべきです。自分がチームの中心にいるんだ、3年生にばかりいいところを持っていかせない。この感覚はすごく大切だと思います。

チームとして取り組みます。1年生は「得点稼ぎ」という大きな仕事があります。チームのために何ができるのか?一点でも多く得点を取ること。専門種目ではないですがそれはやらなければいけません。自分の存在がチームにプラスになっているという感覚を持てるようになることでこれから先の取り組みも大きく変わってくるからです。

リレー。代表としてい走る選手は「Shoko」としてのプライドを持つ必要があります。うちのチームがここまで来たのはこれまでの卒業生のおかげ。全ての行動で「Shoko」の生徒として見られます。「Shoko」のユニフォームを着てリレーを走る。もちろん自分たちが勝ち上がっていきたいから走るはずです。しかし、その「ユニフォーム」には多くの人の想いが込められています。スタートしてからフィニッシュラインを越えるまでの48秒間、4分間にこれまで「Shoko」で陸上をやってきた多くの人の「想い」が入っているのです。最高のレースを続けていきたい。今のこのメンバーでリレーを組むという機会はそれほど多くありません。1本でも多く「最高のレース」を続けていく。そのためには勝つしかないのです。

当たり前の話しかしていないと思っています。最後は「確認」でしかありません。特に3年生2人。この2人がいてくれたから今戦える力があるのは間違いない事実です。本当に感謝の気持ちで一杯です。下級生が恩返しをするためには自分たちが勝ち上がって3年生に自分たちのことに集中できる環境を作ること以外にはありません。

しっかりと勝負していきたいと思います。
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準備

2014-04-18 | 陸上競技
水曜日、練習は軽めに、朝練はバトンウォークをしてから適度にストレッチ。ほとんど身体を動かしませんでした。それなら朝練をやる必要はないのではないかと言われるかもしれませんが「生活リズム」を安定させるという意味合いが強いですね。部活によっては試合が違いから朝練を行うというのもあるのかもしれません。逆に試合が近づいてきたから休むために朝練をやらない。どれが正しいというのはないともっています。私は「毎日のリズムを大切にする」という選択をしています。

支部大会に「投擲種目」に出場する選手が基本的なことを習いました。普段は短距離練習をしているのでなかなかそういう時間はありません。朝の短い時間ですが基本的なことを教えてもらうことができました。そこまでして出場する意味があるのか??と言われるとまーそうなのですが(笑)。今回1年生女子は出場種目がありません。100mと200mは上級生が出場するからです。このblogには何度か書いていますが上級生を優先しているわけではありません。陸上競技はシビアな種目だと思っています。「強い者が強い」のです。これまで練習をしてきた上級生には申し訳ないですが1年生が勝てば1年生を出します。「チャンスを与える」というのは平等でなければいけないと思うからです。

今の上級生の女子が入ってきた1年生にいきなり負けるようであればそれまで。4継のメンバーさえも変更しなければいけなくなります。その自覚があれば簡単に負けるはずがありません。それを分かっていて「勝った者が代表」と宣言している部分もあります。結果、やはり上級生が勝ちました。そのため1年生は何も出る種目がありません。「サポート」で良いという気もしていましたが「一つのことを一緒にやる」という経験をさせたいと考えました。そのため「出場できる種目に出る」ことにしました。これは他校からは批判されるかもしれないですが・・・。

投擲、うちからは専門で出場する選手はいません。枠は大きく余っています。「チームに貢献する」という意味で参加です。いきなり行っていきなり投げるというのはあまりにも失礼(笑)。一応最大限の配慮をしておこうというものです。最低限の記録は出して迷惑をかけないようにしたいですね。

午後はダイナマックスを少し投げて終了。爆発的に筋力を発揮するためです。基本的に10分程度で終わり。終了後は同じく投擲の練習をする者と支部大会のタイムテーブルを作成する者に分かれて行動させました。毎回のことですがタイムテーブルを作るという作業は一人ではできません。試合に向けてみんなが協力して初めて完成します。自分たちの力で試合に向けて準備をしているのだという感覚を持つためには必要なことかもしれないと思っています。同時に自分たちが出場する種目の時間の確認、他の選手が出場する種目の確認にもなります。「チームとして」の取り組みをしていきたいと考えています。

終了後は解散としていました。が、職員室で仕事をしていたら生徒が私を呼びに来ました。理由は「部室のカギが折れてしまった」とのこと。カギを締めようとして折れたようです。よくよく話を聞いていると以前からカギは曲がっていたようです。カギをかける際に無理やり占めていた部分もあるのでしょう。負荷がかかって曲がっていたのがこの日、完全に折れてしまった。それも差したまま折れていますから鍵穴から鍵を抜き出さないといけません。大変な作業です。

「折れたこと」について考えさせなければいけないと思いました。以前から曲がっているのであれば何故その時点で報告をしないのか?折れてから報告をすると結局大きなことになる。折れる前に新しいモノに変えておけば他の人に大きな迷惑をかけることがなくなるのです。ここを考えて行動しないというのは良いことではないと思っています。これに関連付けて「故障」の話もしました。結局選手は「故障した」時に初めてケアをしっかりしておけばよかったと反省する。が、故障してしまってから治療しようと思えばかなりの時間と費用を要します。痛くなる前に故障する前にしっかりとしたケアをしておくことで予防することができるのです。

こういう部分は実際は同じ。鍵が折れる、怪我をする。起きている出来事は違いますが結局は「事前に対処しておくかどうか」の部分です。人は「問題ない」という時には気づきません。問題が発生してから初めて「もっとやっておけばよかった」と感じる。この時点では手遅れです。今回のことを自分の競技に重ねて考えていかなければいけない。失敗をすることは誰にでもあることです。大切なのは「失敗をどう生かすか」です。ここはしっかりと考えてもらいたいと思います。

全てのことはつながっている。ここを意識して生活をしていってもらいたいですね。
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