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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

Tシャツ&勝負

2014-04-12 | 陸上競技
土曜日、練習は短時間で行うことにしました。この日の朝、メールを確認すると注文していたTシャツが届いたとのこと。来週到着予定だったのですが早い。毎年お願いしているので版代もかかりません。1枚1200円程度でできます。生地もスポーツタイプなので非常に良いものです。今年は「ホットピンク」です。男子が着れるのかどうかという多大な不安がありましたが「絶対に着る」という約束事の下で注文しました。どこにいても分かりますね。

  

1年生、いつの間にか卒業生たちからこのTシャツを譲り受けていました。オレンジ、グレー、紫を着ていました。選手の中でもこのTシャツは好評のようです。どこにいても目立つ色です。今回の「ホットピンク」、私も購入しました。さすがにおっさんは着れないかもしれないと話をしているとキャプテンから「部室に『恥を捨てろ』と書いてあります」と言われてしまいました(笑)。最近、この手の鋭い突っ込みが入るようになりました。私がよく「恥を捨てろ」「女を捨てろ」と言っています。それなのに私が行動で示さないというのはよくないのかもしれません。県内大会では着れませんが(役員があるので)、中国大会やインターハイでは着たいと思います。選手に合わせて着るつもりです。クレーマーで作っためちゃくちゃ派手なTシャツもあります。これも「勝負」の時にはみんなでそろえて着たいですね。

「ホットピンク」のTシャツ、そういえば以前も作ったことがあります。これは冬期練習中に作成。沖縄インターハイの年です。忘れもしない私が初めてインターハイに行った年。本当に全力でマイルでインターハイを狙った年。その時に作った「短距離Tシャツ」がこの「ホットピンク」でした。分かりにくいかもしれませんが背中に「ハイビスカス」の絵が書いてあります。沖縄インターハイをイメージして作成したものです。「百花斉放」(ひゃっかせいほう)は「多くの花がいっせいに咲き開くことであり、さまざまなことがいっせいに本領を発揮することのたとえ」とされています。これまでやってきた努力が一気に花開くことを願って作ったモノでした。



今回のTシャツ、選手が決めて作成しました。できるだけ目立つようにということでした。私は特に指示をしていません。Tシャツの色に関してはいつも選手が自分たちで決めています。今の選手たちは「黒」を選ぶことはありません。地味ですから(笑)。そういうのもあって「ホットピンク」です。これは運命的なものがあります。このTシャツを作った年の中国大会、鳥取で行われました。今年の中国大会も鳥取。そして種目は違えど本気で「リレーでインターハイを狙う」ことのできるチーム状況です。チームとしての「想い」が時間を越えて今の選手につながっている気がしました。あの時果たせなかった「想い」が知らず知らずのうちに今の選手に託されているのかもしれません。ちょっと感慨深いものがありますね。絶対にその「想い」を成し遂げたいと思います。

練習は競技場で。スタートだけはタータンで感覚をつかんでおきたかったので。それ以外は土の上で。試合と同じアップをするように指示。上級生は一人で行うように伝えました。次の日のことを考えると下級生に構っている暇はありません。自分のアップをしっかりとすること。小さい子も多くいたので安全面には配慮しながらどんどん進めていきました。見ていると感じとしてはすごく良いと思います。よく動いている。もちろん、まだ土の上でしたから最高スピードだったかどうかは分かりません。が、良い走りだと感じました。十分です。

最後の集合で「記録会に向けて」の話をしました。両エースは「最低12秒5」で。前の記事にも書きましたがいきなり大幅ベストが出るとは思っていません。集中力が高まれば出てしまうかもしれません。が、天候もそれほどよくないのでどうかなという部分です。昨年のベストが出るようなことがあれば今シーズンは間違いなく爆発するでしょう。まー過大な期待はせずに。怪我なく安定して走ってくれたらいいかなと思います。

2年生、最低レベルが「自己ベスト」だと思っています。一人が練習中に「12秒台が出ますかね?」と聞いてきました。その話を小さなエースにすると「ふーん、そんなこと言っていたら1年生に負けるよ」と言われていました。そのくらいの感覚です。これまで出したことのない記録が出せるかどうか?不安になる部分はあるでしょう。が、普通の練習の状況を見ていたら「出ないはずがない」のです。小さなエースの言うとおり。「12秒台が出るかどうか」なんて話をしていたら県総体までに1年生にやられてしまう。どんなことがあっても負けないという気持ちがない限りは強くはならないからです。条件がどうなるか分かりませんが、13秒かかる走りはしていません。その自覚があるかどうかです。

そのこともあったので最後の集合の時に「女子は勝った者3人が学校代表」だと宣言しました。1年生にもチャンスを与えます。2年生に勝ったらうちの代表として100m、200mに出場させます。「やっても出れない」という状況では面白くないですからね。1年生であれ上級生に勝てばチャンスはある。逆に今の1年生のレベルに負けるようであればうちがインターハイに行く可能性は0です。申し訳ないですが諦めるべきです。そんなに低いレベルで勝負をするはずがないのですから。同時に2年生2人も「勝った方が100m」です。一人は高跳びに出るのを辞めたのでこの記録会は「100mのみ」の出場です。もう一人は「200m」を専門に考えていますから「100m・200m」に出場。この2人で勝った方が「100m」に出れます。多分同じ組になると思うのでかなりシビアな勝負になるはずです。3年生が負けることはちょっと考えられないですが「記録の上位者3人」でこれから先戦っていきたいと思っています。

負けても仕方ないという考え、3年生だから出れるという甘えはなくしたいと思っています。決まった大会できちんと走れない者はこれから先の勝負の場面でも走れるとは思いません。故障明け云々は今回は一切ありません。ある程度万全の状態で記録会、支部大会を迎えられるはずです。その中で勝てない者が県で勝てるのか?中国で勝てるのか?そういう話だと思っています。一番のライバルはチーム内にいるのです。まずは勝ち上がってもらいたいですね。

さて、ついにシーズンイン。期待したいと思います。雨が小雨だと良いのですが・・・。

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動きの確認

2014-04-12 | 陸上競技
金曜日、練習は軽めに。週末のことを考えてアップの確認をしておきました。アップに関しては細かく指示を出しているつもりですがなかなか徹底できません。昨シーズンの後半に「試合当日のアップ」のマニュアルを作成しました。絶対にやっておかなければいけないことを確認させるためです。試合当日のアップというのはすごく大切です。中学生であればそれほど細かく考えなくても動くかもしれません。うちのようにある程度筋力を上げて走るような選手たちはアップが命です。ここの徹底はしておかなければいけません。

1年生はこの日のみ上級生についてアップをすることを許可。記録会当日は上級生は自分達のことを最優先で行わせます。1年生のアップや他もの者のアップに構っている場合ではありません。勝負するためのこれまで練習をしてきたのですから今更下級生のお世話のためにエネルギーを割くことは絶対にさせたくありません。そのため事前に「どのようなアップをするのか」を教えさせました。昨年配ったアップのマニュアルももう一度印刷して渡しました。選手によって本数が異なったり細かい部分が違ったりします。しかし、意識するべきポイントは同じですし普段からやっている動きを試合のアップで行わなければいけないと思っています。

この日は時間も計らせました。アップにどれくらい時間がかかるのか。ここを理解してそこから逆算して動く。「まーこんなもんだろう」という感覚で動いてアップが不足してしまったら困ります。準備をしっかりとしなければいけないと思っています。きちんとした形でアップを行い大切なレースに備える。100mであればたった12秒の時間ですがそのために使う時間というのはかなりのものです。大切にしなければいけないと思います。

スキップ、シザースのあたりから本数が変わってきます。さらにチューブで数本走ってからショート。これも本当に短い距離で終わり。ここで力を使う必要はありません。パッとやってパッと終わる。疲労を残さないためには切り替えを速くしないといけません。1時間程度で終了。あとはとにかく試合のために集中力を高めていってもらいたい。準備の手伝いはできますが最終的にメンタルの持って行き方は自分自身の問題です。動き的には疲れもぬけてきてまずますかなという感じでした。これくらい動けば問題ないだろうという水準です。1年生はどうなるか分かりません。経験するというだけに終わる可能性もあります。それでいいと思っています。

短時間で終了。
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離任式

2014-04-12 | 陸上競技
金曜日、離任式でした。私が今の職場で働き始めてからこの3月までずっと一緒に働いてきた先輩とのお別れの日でもありました。商業の教員として心から尊敬する方とのお別れです。もう会えないという意味ではなく「同じ職場で働くことはない」という意味でのお別れ。それでもものすごく辛いものがあります。紳士的な方で様々な場面で私のやりたいことをサポートしてくださいました。この方がいるから今の自分があると言い切れるくらい本当にお世話になりました。

だからといって何か話をするというわけでもなく「普通通りの会話」しかしません。当然なのですが。うちの学校に14年間勤務されました。多くの生徒から慕われている。が、「主任」という立場があるので担任ができないという状況が続いていました。性格的に生徒が大好きなので担任として関わっていたいという部分がすごくありました。それでも自分を押し殺して「立場」を優先してきました。今私が担任をしているクラスの生徒はこの方に大変お世話になっています。「何かしたい」ということがあったので「お別れの会」を簡単に行うことにしました。基本的には全て生徒主体で活動。大事なことです。

色紙を作り、大きな花束(花かご?)を準備。さらに「忘れてもらいたいくない」という想いも込めて一緒に写真撮影。写真を撮るだけではなくそれを「フォトフレーム」と一緒に送るという発案でした。これは良いですね。離任される方から一言いただきました。新しい職場では念願の担任業務ができるということでした。それでもまだまだお互いに手さぐり状態で少し距離がある。1年間かけてこのクラスのようにいいクラスにしていきたいと言っていただきました。このことは生徒たちにとっても本当に大きな意味があると思います。何人かはすでに泣いていました。

私も後ろで話を聞きながら涙を我慢するのが精一杯。なかなか辛いものがあります。離任される先生は笑顔でした。この笑顔が見れているというのが私的にはすごく嬉しい。なんとなく学校を去っていくのではなく「生徒が見送ってくれる」と同時に、そのことを喜んでいくれている姿を見ることができて本当に良かったと思います。まー当然私は笑顔を作ることが全くできず・・・。泣いていました。

年を取るから涙もろくなるのか?こういう場面では色々と考えることがあります。来年、ひょっとしたらこの場に自分自身がたつかもしれない。副担任の先生がこの場に立っているかもしれない。そう考えると「感情的」になる部分がありました。素晴らしい生徒たちと出会える。毎回担任をさせてもらって「生徒のおかげ」というのがすごくあります。どこのクラスが一番良かったというのではなくみんな「一番」です。比較することはできません。昨年の卒業式では最初から泣きっぱなし。立ち直れないかもしれないという気持ちでしたが今は何とか前向きに生活しています。

自分だけ残されていくという寂しさが常にあります。これは仕方ないことなのですが。別れを考えながら生きていると楽しくないので一緒に過ごせる時間を大切にしていかなければいけないと感じています。わかってはいるのですがなかなか割り切れないですね。

多くの人との出会いがあり今の自分がいます。そのことに心から感謝しないといけないと思います。先生方だけではなく生徒との出会いがあるから今の自分がいる。これまで出会った全ての方に感謝したい。そう思う1日でした。
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あれこれ

2014-04-12 | 陸上競技
木曜日、この日は時間的に余裕なく・・・ですね(笑)。1時間目から6時間目までほぼすべてが埋まるという状況ですからなかなか行動ができません。年度当初ですから仕方ないのかもしれませんが。

1時間目に「手帳指導」を行いました。女性の教諭から「手帳を持たせてスケジュール管理をしたい」という申し出がありました。この教育効果はかなり高いものがあります。一般に販売されている手帳を購入して指導するというのは最初の段階では難しいと思います。すでに手帳を使っている者もいるでしょうし、全く興味がないという者もいる。すでにここに「差」があるのですがこれを同じ方向に向けるためにしっかりと「手帳指導」をしていきたいと考えています。1年生と2年生は「共通の手帳」を購入しました。3年生は「自分で手帳を準備」という指導。働き始めるとこのスケジュール管理や備忘記録、メモというのは重要になります。私もきちんとやろうと決めてこの4月から始めました。携帯のカレンダーに入力するという方法もあるのですがやはり「書くこと」が重要だと言われています。しっかりと継続していきたいですね。

2時間目以降は「総合実践」のための準備&会議&授業。今年もしっかりとやっていきたいともっています。今回会議の中で「語先後礼」で挨拶をしようという話が出ました。1年生はこれで統一して指導するということでした。面接の「礼」に関しても同じです。先に言葉を発してから礼をします。調べてみると挨拶をして注目を集めその後「正しい所作」を見てもらうという部分、地面に対して言葉を発するのではなく相手に言葉を発してから「礼」を尽くすという意味があるようです。これまではうちの学校では先に礼をしてから言葉を発していましたからこの部分は戸惑いがあるかもしれません。徹底していきたいと思います。同時に練習の挨拶も「語先後礼」で行うことにしました。これもかなりの頻度で間違えます。慣れるまで時間がかかるかもしれませんが意識して行っていきたいと思います。

練習は本当に軽く。ダイナマックス投げをやって筋肉に刺激を入れました。とにかく筋肉を大きく勢いよく使う。爆発的に動かすための練習です。トータルで10分で終わりました(笑)。1年生が「先生、本当にこれで終わりなんですか??」と不安そうに聞いてきました。まーそうでしょうね。本当にすぐに終わりましたから。ひょっとしたら上級生に騙されているのではないかという不安があるのかもしれません(笑)。本当に終わりです。練習をするときはかなりやりますが休む時は本当に休みます。疲労を残しても仕方ないので。

この日、ナイスなタイミングで卒業生が来ました。同じ職場で働いている2人なのですが久々に学校に来てくれました。開口一番、「先生、こないだ髪を切ったの気づいてくれませんでしたよね???」と怒られました(笑)。先日、用事があって職場の近くまで行ったので少し差し入れをしました。その日、2人とも髪を切った後だったようです。それに気づいてくれないなんて・・・という話でした。いやー、普通気づかないですよね?!毎日会っているわけでもないのに(笑)。

しばらく近況報告と思い出話に花が咲きました。とにかく陸上をやっていて本当に良かったと言い続けていました。やっているときには本当にきつかったけどその日の練習が終われば、また次も走り込みを頑張ろうという気持ちになる。たった3年間だったけどうちで一生懸命に競技ができて本当に良かったと。ありがたいことです。こういう部分もあってか卒業生とのつながりは深い方だと思っています。今度練習をしに来ると言い続けていました(笑)。もう絶対に無理です。この子たちがいたときは本当に「強い」というイメージがありました。それでも「100m12秒台」は0。トップスピードがないのに「練習量」でカバーして県チャンピオンになっていたのです。すごい話ですね。

今の選手とはスピードが違う。今のメンバーが本気でマイルをやったらどうなるのか?想像はつきません。間違いなく強いという自信があります。が、やらないと思います(笑)。最終日は200mがあります。「チームとして戦う」という部分も考えると「マイルでも勝ちに行く」というのが必要なのかもしれません。が、今のチームカラーとしては「4継」です。それでいいと思っています。選手層が厚いわけでもなく出るなら4継もマイルも全く同じメンバー。両方やって怪我をしてしまったら共倒れです。本人たちも「4継」に賭けている部分があります。うちのマイルのチームベストは3分59秒。本気で狙えば3分55秒くらい行くかもしれません。2人は間違いなく57秒ラップくらいで走るでしょうから。それでも「覚悟」をもってやらないのです。あれこれ手を出せるほどうちには余裕はありませんから。そういう話も卒業生としました。マイルチームからは完全に脱却ですね(笑)。

その後、私は時間があったので投擲練習場にてハンマー投げの練習を見ていました。以前から「スイング歩行」について話を伺っていました。本当は別件で伺ったのですが動きをみることで何かしら今後のヒントになることがあるのではないかと考えました。投擲に関しては完全に素人です。全くと言っていいほどわかりません。BOSSが指導されている言葉を聞きながら「さっきとは違うな」というのが判断できるかなという感じです。投擲競技は難しい。「指導者の力」が大きく出てくる種目だと思います。専門性が高いので「知らないとできない」ですし、細かい部分の修正に「指導力の差」が出ると思います。こうやって身近で見れる環境にあるというのは本当に恵まれていると思いますね。

普段より私も早めに切り上げて帰宅。あれこれあった一日でした。
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