kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

短い距離での走練習

2014-04-26 | 陸上競技
金曜日、この日も暑かった・・・。基本半袖でその上に半袖ピステを着用。これで十分でした。選手も半袖で練習をする状況になってきました。春はどこへ??という感じですが寒いよりはいかなと思います。暑いのも苦手ですが(笑)。

練習は朝の時点で簡単なドリルを行っておいて午後からはできるだけ走る時間の確保に努めました。アップは前日同様メディ。そのまま動的柔軟を行ってからハードルへ。すぐに次の練習へと移っていきました。未経験者の新入部員が複数いるのでこの子たちはその場での脚運びをずっとさせていました。地味ですがこれが将来的にプラスになると思っています。

その後、すぐにスキップとシザース。上述の新入部員にもスキップは行わせました。とにかく今は「身体を動かす」ことがメイン。速く走る云々ではなく「うちの練習スタイルに慣れる」ことがメイン。そういえば前日に「入部届を返してほしい」という新入生がいました。他の部と迷っているということ。2週間くらい練習しているのに・・・。まー練習が本格的にきつくなってきたのはごく最近です。火曜日と木曜日にシャフト補強を行っていますから「無理だ」と思っても仕方ない。無理に練習させたり、最初だけ軽くして気が付けばめちゃくちゃきつかったというのは避けたい。この状況で続けていける選手だけでしかやれないと思っています。安易に入ってあとで「こんなはずではなかった」と思われるのは嫌ですからね。

そのまま並走。またもバトンが届かない者がいます。何をやっているのか・・・。届かないので前の走者がスピードを緩めることになります。これでは練習になりません。反省してもらわないといけないですね。まー前の走者のスピードがこれまでよりも高いので調整が難しい部分はあると思います。しかし、前回も同じことをしているのですからここは調整できなければいけません。また、並走時にバトンのもらい方がよくない選手が複数いました。これは1年生ですが・・・。もらう側がどうすればもらえるのかをしっかりと指示しました。焦って自分から取りに行くと絶対にもらえない。もらう側は落ち着いて「待つ」ことが必要です。何度も言っていますが焦るとやはり失敗します。

そのままマーク走。2本やってタイヤ引きへ。ここから練習を分けました。小さなエースはタイヤ引きをやらない。そう決めました。体重が軽いので負荷が高すぎて走れません。このような状況であればタイヤを引く意味はない。軽いタイヤを準備してもいいと思っていたのですがこの子の最大の長所を生かすためにはタイヤ引きよりも他のメニューをするほうが効果が高いと判断。逆に大きなエースは「タイヤ引き」重視。この動きができる時にはかなりの確率で走れます。タイヤ引きができないときは走れない。面白いものですがかなりつながっています。

こう考えると同じスプリント選手であっても「タイプ」が全く違う。そのため必要な練習も大きく異なると思います。同じ学校だから同じ練習をするという感じよりはその子のタイプに合わせて細かい部分を変更するほうが良いと思っています。当然と言えば当然。が、結構な場所でそのようなことは行われません。こういう意味では「クラブチーム」の方が細かくできるのかもしれませんね。ということで小さなエースのみ完全別メニュー。走りを活かすためにひたすらマーク走をやりました。

大きなエースが2年生2人とタイヤ引きを行いました。全く勝負になりません。この動きがスプリントに生かせれば昨年と同様かそれ以上の走りができると思っています。大きなエースは試合があるので少し量を落としました。最後の数本は「どうするか」を確認しながら進めていきました。自分の感覚的にどうするのが良いかを考えさせながらです。こちらからの一方的な話ではなく選手の感覚的なものも確認できたらと思っています。ここ最近はかなり「対話」するようになっています。まだまだ不十分かもしれませんが「お互いの感覚のすり合せ」ができるようになっています。これは他の選手も。「チーム」として機能し始めているのではないかと感じています。

大きなエースからある申し出がありそれを実行していくことにしました。本人が「走りやすい」と感じるのであればこちらとしては何でもします。最大限のパフォーマンスを発揮するために手段は選びません。自分が速くなるために何でもするという覚悟があれば必ず力は発揮できると思います。しっかりと前を向いて進んでいきたいと思います。
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トレーニング(スピード意識)

2014-04-26 | 陸上競技
木曜日、この日はトレーニングの予定。前日の状況を踏まえてアップでメディ投げをしました。とにかく「速く」という感覚でしょうか。以前は「速く」だけを求めて走りもそれに固執している部分がありました。が、結局重心移動ができない状態となり速く動くが進まないという本末転倒な状況・・・。意味がありません。それでも「速く」という意識は持たせたい。そこでトレーニング系でしっかりとそういう部分に意識を持っていかせることにしました。

メディ投げの方が気持ちよく投げれます。それによりモチベーションも上がる。シャフトも少し軽くして実施。軽すぎるという感覚があるようですがそれでも「突出し」のスピードは上がります。それに伴い重心の移動も生まれますし、接地時間も短くなる。この部分の意識をひたすら持たせる。同じ練習を行っても意識するポイントが明確かどうかでその結果は大きく変わってきます。もちろんその負荷も・・・。決められた距離を少ない回数で早く到着する。これが理想です。

パワーは「筋力」と「スピード」の掛け算です。「筋力」だけが上がっても「スピード」が遅ければ意味がないのです。大きな力を時間をかけて発揮するというパターンとは大きく異なります。それなのに練習の中で「筋力」だけに依存する形のトレーニングをしていくと結果的に「速くならない」という状況が生まれる。ここは陥りやすい危険なところだと思います。まー最初からめちゃくちゃ速い選手ではそこまで筋力やパワーを意識することはないと思います。「もともと速い」のですから。うちの選手は「普通」ですからこうった基礎的なこと、上につながることをしっかりとやっていかなければいけないと思います。

シーズンに入りやはりこの部分は不足していたなと反省しています。これから「力の発揮形態」についてしっかり取り組んでいきたいと思います。冬期練習の延長から本格的に「シーズンに向けて」の練習に入っていきます。とにかくトレーニングなどでは「速く動く」という部分にこだわりを持ってやっていきたいですね。

シャフト補強が終わってからは「アジリティ系」の練習。ラダーやBOXを使って「速く動かす」練習をしました。これから先、「筋力の向上」というよりは「使えるようにしていく」方が大事だと思います。今ある筋力をしっかりと維持しながらそれを走りにつなげるようにしていく。単純な刺激だけではなく俊敏性というか走りのコントロールというか、その部分をしっかりと行っていきたいと考えています。かなり動き続けますからしんどい部分はあると思います。

練習の途中でキャプテンが「ちょっと誰かやってみて」という指示を出しました。これからやる練習の内容の確認をするためです。一部の者はこれまでやったことのないメニューなので「やり方」が分かりません。それを「示す」ために他の者に投げかけました。が、動きません。1年生が「やります」と手を挙げて前に出ましたがそれ以外は・・・。ここに大きな課題があります。もう一度キャプテンが「誰か自主的に動いて」と指示を出しました。こうやって言わせてしまうというのが問題なのです。「誰かがやってくれるだろう」という受け身の姿勢。これが練習のいたるところに出ます。誰かに任せるのではなく自分から動く必要があります。

私が不在の時の最高責任者はキャプテンです。キャプテンから「やって」と言われてやらないというのは通常あり得ません。理不尽なことを言われているわけではなく「当たり前のこと」を言われているのですからやるのが当然。その感覚がないというのは問題です。また、練習中の指示に関しては3年生の2人が中心です。この2人の言うことが絶対。「昔ながらの部活動体質」と思われますか??全く違います。ここ最近の世の中は「上下関係がないのが素晴らしいこと」のように受け止められる風潮があります。うちの部活でもそれほと上下関係はありません。仲良くやっています。が、こういう「練習中の行動」に関しては「上下関係」は存在するべきだと考えています。「仲良しチーム」ではなく一定の「規律」が存在しなければ集団としての活動ができないからです。

ある程度の「権限」を与えます。その代りそれに伴う「責任」も出てくる。だからこそ指示をするときにはそれなりの考えを持って言わなければいけない。感情論でやるわけにはいかないのです。そこを踏まえて下級生が自分から動くということは絶対に必要になります。「やって」と言われて誰も動かないというのはあり得ないのです。ここはすぐに止めて全体に注意をしました。当然です。許されない行為だと思っています。それほど大きな問題ではない。が、このまま放置するべきことでもない。3年生の2人が指示を出すのは絶対的なことです。感じ取ってもらいたいですね。

あれこれやったにも関わらず練習は18時過ぎに終わってしまいました。まーいいかということで終了。29日の織田記念のことを話して終了。せっかくの機会なので保護者の協力を得て観戦できればと思っています。例年観戦には行きませんが今回はうちからも選手が出場します。その応援もかねてですね。高い水準の選手たちを見ることで刺激をもらえればと思います。今後のことを考えて・・・ですね。何とか協力が得られればと思います。
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