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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

新年度始まる&話をする

2014-04-02 | 陸上競技
4月1日、平成26年度が始まりました。今年度は本当に勝負の年になると思っています。私も机の上の整理をして気を引き締めました。「片付けができない」という部分を今年度は脱却します(予定)。ここはかなり自信がありません(笑)。スケジュール管理も選手が部室で見つけてきた手帳(昨年末もらったのを忘れていました)を使って行いたいと思います。すごく信頼していた先生方がいないという状況の中でどれだけ自分自身が成長できるかだと思っています。

この日は1日中会議。選手には最初に指示を出してそこから練習を始めるという形にしました。前日掃除をしていたら「届かなかったインターハイ」に関わるモノを見つけました。本気でリレーでインターハイを目指した中国大会で「3分59秒96」を出して7位となりました。ずっと「4分切り」を目標に掲げ、必死で冬期練習を乗り越える。故障者が出たのもありますがそれでも「3分56秒」は出せるだろうという感覚がありました。チーム内に「本気になれない者」が数人いてそこから一気に崩れ決勝でメンバー交代。あと一歩のところで届かず「7位」でした。

中国大会で決勝に残る。これだけでも大変なことです。「4分切り」を果たし「7位」入賞。そこでもらった賞状。選手たちはどのような気分だったでしょうか。結局、決勝に残ることが目標ではない。賞状をもらうことも目標ではない。「4分切り」とはいえ、本来の目標は「3分56秒」を切ることでした。結局、ある程度の目標達成はできたのですが一番大切な「インターハイに行く」という目標は達成できなかったのです。だからもらった賞状を「必要ない」と感じる。これは否定できない現実だと思います。

「記録は抜群にいいが7位」と「記録は悪いが6位」。今のうちのチームが目指すのは「6位以内」です。例え中国大会の決勝で「47秒59」の県記録を更新したとしても「7位」であれば最大目標には届かないのです。もちろん、競争相手がいる種目ですから自分自身が最大パフォーマンスを発揮しても「勝てない」ことはあります。しかし、「記録が出たから7位でも仕方ない」と思うような競技は今はしたくありません。徹底的に「勝負にこだわる」という部分を前面に出していきたいと思います。だからこそ「届かなかったインターハイ」を教訓にさせたい。目につく場所にモノを置いておいて「自分達は絶対に勝ちあがる」という意識を持たせたいと思います。「負けても仕方ない」と思って勝負をする気はありません。

ここは「価値観」だと思います。「7位」になった当時のチームはダメだったのかと言われると「県内最高のチーム」だったと思います。「7位」になったからといってその取り組みは否定されるものではない。どこよりも練習を真剣に取り組んでいたと思いますし、選手は必死に練習をしていました。が、結果として「7位」なのです。そこのプロセスは大きく評価されるべきだと思います。しかし、「結果」は「結果」。そこをきちんと受け止めなければいけない。「頑張るために練習をしている」というわけではありません。「勝つため」にやっているのです。そこを絶対に忘れてはいけない。「勝てなくても頑張ったからいいや」と思うようなチームであればこれから先、勝負はできないと思います。

何故このような考え方をしているのか?なかなか分かってもらえないかもしれないですね。これは「正当な評価」を受けてもらいたいという気持ちからです。世の中、「不平等」です。これはよく話をするのですが「努力したから勝てる」というのは「ウソ」です。大きな才能の前には「普通の選手」の努力はかないません。残酷な現実なのです。しかし、だからといって「勝てなくても仕方ない」と思って「負けるためにやる」のは嫌です。こちらが「絶好調」で相手が「絶不調」であればひょっとしたら勝てるかもしれない。ほんの少しの確率かもしれませんが「勝つために努力する」という選手であってほしいと思います。世の中は理不尽であり正当性が低い。これを教育現場で声を大にして教えるのは抵抗があります。が、実社会では当然のこととして「理不尽」が存在するのです。「きれいごと」ではない。だから「勝ちたい」と思う。

「kanekoが指導するから強くなった」と言わるのは少し抵抗があります。本当は「選手が努力したから強くなった」のです。それを証明してほしいですし、「正当な評価」を受けてもらいたいと思います。練習中に走っているのは選手です。その選手が「強くなりたい」と思って練習をするから結果的に強くなる。適当にやっていたら絶対に強くはならないのです。私が云々というのではなく「選手自身」がそういう気持ちで練習をするから強くなる。今の選手の取り組みを示すためにはやはり「結果」だと思います。「結果」をださせてやりたい。そう思いながら指導していきたいと思います。

絶対に6番以内に入ってインターハイ。県記録の更新。ここが大きな目標となります。もちろん、個人種目でも複数インターハイを勝ち取ってもらいたい。そのために「勝負にこだわる」という部分は選手に持たせたいと思います。

練習自体は選手にお任せ。会議終了後、ミーティングをしました。これに関してはまた別に書きます。「栄養」についての話です。
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