kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

それなりに走る

2014-04-28 | 陸上競技
土曜日、この日はグランド使い放題でした。野球が決勝大会に進んでいるので不在。広く安心して使える状態でした。とはいえ、うちが走るスペースは限られていますから試合がない限りはいつも走らせてもらっているのですが(笑)。こういう意味では恵まれていますね。もちろんタータンで練習できるのが一番なのですがそうはいきませんからね。まー与えられた環境の中でどう練習していくかを考えていく必要があります。

大きなエースは試合があるので少し落とし目。少しは記録が出る状況を作り出しておきたいと思います。本人の感覚的に動き的にはかなり良くなっている様子。少しキレがないというか動ききれない部分があると感じているようです。少しでも力が出せるようにしていきたいと思います。今回のレース云々ではなく今後のことを考えて持っていかなければいけないと思っています。力を発揮できればかなりの水準で走れます。まずは自分の走りをさせること。ここに私自身も力を注ぎたいと思いますね。

それ以外の者は通常通り。短い距離を中心にして後半走る。いつも通りの流れですね。水曜日、金曜日とタイヤ引きをしています。ここでは負荷をかけずにスピード練習をしておきたいと考えていました。いつも通りにドリルをやってからチューブ、スキップ、シザースの流れ。その後は並走。大きなエースの関係で少し並走の本数を押さえました。そのまま30&60。これは久々。スピードを意識した練習をするということで入れてみました。ここは問題なく走れているなという感じですね。

本当はここからマーク走を行う予定にしていたのですが選手の感覚的に「バトンパス」の方が良いという感じだったのでそちらに以降。5月に入って県選手権がありますからそこまでにもう少しバトンの精度を上げていきたいと思います。4人がそろって練習をする機会が少し足りませんからこの日くらいはやっておきたいというのもあったのかもしれません。バトンはまずまず。1本ずつにしたのですが1-2走、3-4走の部分を見逃してしまったので何とも判断できないのですが(笑)。本人たちが「良かった」と言っているので問題はないんだろうなという感じでしょうか。

その後、スタートへ。40mと60mを2本ずつ。大きなエースも参加させました。こちらもまずまず。他の者も「悪くないな」という水準で走っています。疲れはあると思います。その中である程度の動きができるというのは大きいなと感じています。「タータンの方が走りやすい」と言っていましたがそうでしょうね。これがタータンになった時にもうワンランク上がる。そのためにはタータンでの練習も必要になると思います。パワーで押し切る走りはタータンでは通用しません。ここはこちらも工夫をしなければいけないだろうなと思います。

この日は走練習でも追い込み。それほど長い距離は走りませんがしっかりとした負荷をかけたいと思いました。400mをやりたいという者が出てきたので120mを5本。以前は競技場で150mで走っていましたが学校では150mの確保はできません。そのため120mでレストを決めて折返し走の形で走ります。まーかなりの負荷。男子しかいませんからかなりヘロヘロになっていました。女子は120m+60mを数セット。こちらでは小さなエースがよく走れていました。通常の練習ではそれほど力を発揮しません。それがこの日は2年生を蹴散らしていました。2年生もう少ししっかりしなさいという話ですが、小さなエースの力が上がっているのは確かだと思います。練習でこれだけ走れるというのはこれまでありませんでした。試合になるとレベルが違いますから楽しみです。

この練習のレストの間にある話が出ていました。「補強」についていです。ここ最近足が少し上がらなくなってきている気がするので練習が終わったら「脚上げ」をやろうと話をしてました。これは「自主的」にです。自分自身で「必要だ」と判断して自分で取り入れようとする。これを言われてからやるのではなく「自分でやる」と決めて取り組むというのは本当に大きなことだと思います。そういえば前日、脚バタ腹筋をやるように指示をしていたら小さなエースも自主的に1年生と一緒にやっていました。いや、これってすごいことです。通常なら「やらない」はずですが、意識的に自ら「負荷をかける」という姿勢は大きな成長を感じます。

こういう経緯があり、走練習が終わってから30分間フリーで補強に取り組むように指示をしました。自分たちで必要なことをやる。ここは大事です。見ていると1年生は無駄な話が多く補強への取り組みが甘い。1年生はこれから先のためにやっておかなければいけないはずです。となりで上級生がやっている姿を見て何故もっと必死にならないのか??ここに「強さ」の違いがあると思っています。

最後に少しだけ話をしました。1日10回補強をする。これを100日続けるとどうなるか?全くやらないものと比べて1000回の差が出る。少しずつの積み重ねが大きな差になるのです。自分の苦手な練習や補強をしっかりと取り組むことで将来的に大きな差になる。ここは感じ取らないといけません。更に休日の使い方。土曜日の午後、日曜日はレストにしました。この時間どう使うか?身体の状態を良くするために整体に行ったりマッサージをする。こうやって次の練習に備えるという姿勢は必要不可欠だと思います。それこそ整体に行けばお金がかかります。しかし、本当に自分自身が本気でやりたいと思えば保護者を説得してでも行く必要があります。今しかないのです。お金がかかったら将来自分で働いて少しでも返せばいい。あとで「あの時治療しておけばよかった」と後悔するくらいなら保護者に話をして協力をしてもらう必要があります。全ては「本気になる」かどうかです。保護者や私から言われて「行こうかな」ではなく自分自身で必要だと感じて行動できるようになってもらいたいと思います。

取り組みの面での成長は見られます。あとはこれに「結果」がついてくるかどうか。油断しないように気持ちを引き締めていきたいですね。
コメント
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