kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ポイント練習

2014-04-17 | 陸上競技
火曜日、支部大会前の最終のポイント練習としました。通常であればできるだけフレッシュな状況でこの日を迎えたいのですが日曜日が県記録会だったためなかなか日程調整が難しくなっていました。県記録会終了後、何本か走っておきたいというのもあったのですが天候も悪くこの状況で体調を崩すのは避けたいと思いレース終了後はすぐに学校に戻りました。そのため刺激不足。少し無理をして月曜日にトレーニングを入れました。

そのため、火曜日のポイント練習は若干身体が重い状況で迎えることになりました。前日のトレーニング終了後にすぐにアミノバイタルを飲ませ、帰宅してからも飲むように指示をしておきましたが1週間以上シャフト補強をやっていなかったので身体にかかる負荷は大きかったはずです。それでもスピード練習やバトン練習をやっておかなければいけません。「重い動かない」というのではなくその中でどうやって最大スピードを出すかを考える必要があります。ここが「取り組む姿勢」に影響してくると思っています。

練習開始時に若干手間取りました。この日は別の場所で練習をしたのですが練習で使う道具を持ってくるのを忘れていました。こういう細かい部分がきちんとできるかどうかというのは大きいと思いますね。これにより緊張感が低くなります。特に週末試合があるのですからここはもっとピリピリしておかなければいけない部分です。「詰めの甘さ」を残すようなことはしたくありません。こういう部分が「0.01秒」に出てくるのです。油断せずに自分自身できちんと判断していけるようになる。ここは選手の意識をもう少し上げないといけないと思いますね。

バトン練習をしました。が、合いません。ここ最近ではなかったことです。特に3・4走のところが全く駄目。あろうことか1回目にバトンを落としてしまいました。このことに関しては何度も言い続けています。「バトンが詰まる」「バトンが流れる」のは何とか誤魔化せます。「0.01秒」を争う勝負になった時には危機的な状況になるかもしれませんが多少減速してもなんとか記録を出すことができる状況を作り出すことはできます。が、バトンが落ちてしまったらそこで全ては終わりです。マイルではなく4継ですから落ちた時点で勝負にはなりません。ここに関しては何度も何度も言い続けています。厳しく話をしました。

ここ最近、声を荒げることは本当に少なくなりました。しかし、「許されないこと」はあるのです。練習だから「落としても仕方ない」のか?このような考えのもとでは実際のレースでも失敗してしまいます。アンカーの出が安定しませんでした。ここに大きな原因があると思います。普段の練習ではないのですがこの日は全くと言っていいほど安定しません。本来であれば1回やって終わりにしておきたいレベルの話です。が、1走を使って出の練習を何度も行いました。3走は2走との合わせがあるので時間が確保できません。とにかく「安定して出る」という大きな課題を克服できなければいけない。支部大会の大会記録は「50秒8」です。昨年は雨のため更新できませんでした。そして県選手権で失格。流れが悪かった。今年は「レースの流れ」だけではなく「年間を通じての流れ」も大切にしたいと思っています。48秒台が目標ですね。うち以外に更新することができない大会記録を作っておきたい。

その後、二手に分かれスタート。カーブと直線で行いました。200mに出場する選手もいますしカーブの練習もしておかなければいけません。一人で全てを見るのは若干難しいところもあるので移動しながら見ていました。このSDでは両エースの動きが良かったですね。上述のように「万全の状態ではない」のですがスタートから中間に入る動きに安定感がありました。4継の1走も一緒に走らせていたのですが若干置いていかれていました。レースの流れを作るのは1走ですからもう少し力を上げなければいけないかなと思いますね。間違いなく昨年よりは強くなっています。そこが発揮できるようになるかどうか。

最後に120mを数本。大きなエース、この日スタンディングからのスタートが上手くいきません。バトンの時にもそうだったのですが上手く加速できない感じがありました。120mも同様。決して動きが悪いわけではないのですが加速段階が上手く作れないのでもたついている間に置いていかれてしまう。スタートからの動きは良かったので問題はないのですが、リレーのことを考えたり「自信」という部分ではやはり気になります。本人が使い分けができるタイプだったらよいのですがここはなかなか難しい。走れていないわけではないのであとはどれだけ自分自身に「できる」と思えるかだと思います。

小さなエースは他の者にハンデを与えて追わせました。身体が重い中ではよく動いていたのではないかと思います。それに1走は何とかついていける状況。1本目、3走は置いていかれていました。この子も加速段階に課題があります。中間では抜群の伸びを見せるのですが120mで瀬前半置いていかれると勝負になりません。本人も身体が重く思うように走れないという感覚があったようですがそれでも行かなければいけません。誰か一人が強くなって勝負するのではなく全体で勝負できるチームにならなければいけません。カギを握っているのは1・3走だと思っています。

自分たちが何をしなければいけないのか?本当に目指すところはどこなのかを常に考える必要があると思っています。ここができなければ勝負になりません。走力が上がっているのは間違いありません。雰囲気も明るくなっています。あとは「絶対に勝つんだ」という意識ですね。ここが出てくると全く変わってくると思います。残された時間「心」をどのように持っていくかですね。高い集中を期待したいと思います。
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