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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

考えることの大切さ

2014-04-15 | 陸上競技
県記録会を終え、次は週末に行われる支部大会に向けて準備を進めていかなければいけません。が、レースでの反省ができなければ次には生かされません。アップ会場でかなり動いていたのに実際のレースでは動かない。こういう「現実」に対して自分たちの行動を振り返る時間は必要です。

月曜日の練習の初めに「振り返り」の時間を作りました。最初に支部大会に向けての「シード枠」を伝えました。これは長距離も含めて。自分が出場する種目で何位に入らなければいけないのかを知っておく必要があります。県総体に出場する。これは高校生にとっては一つの目標となります。他種目では無条件で県総体に出場できますが陸上競技は支部大会で6位以内が県総体への出場条件です。昨年度の実績も含めて「シード枠」があります。うちの支部であれば女子100mはシード選手が3人いるのでその3人を除いて6人が県総体出場が可能。つまり9位になっても県総体に出れるのです。かなり優遇措置がされているとは思います。話を聞くと他県では一発勝負なので怪我をしていたらそこで終わりというのもあるようです。

うちもすべての種目で全員がシードを持っているわけではありません。まだまだ力が足りなくて「県総体出場」が目標となる選手もいます。それでも「県総体」を経験できるかどうかは重要なことだと考えています。全員がインターハイを目指せるわけではない。全国で戦うことがチーム全体の目標ですが高すぎる目標になっても仕方ありません。自分たちがどこを目指すのかを考え、しっかりと力を出していけばよいと思います。そのために「順位にこだわる」という姿勢は持つべきです。長距離種目であれば目の前に何人いるかは分かります。そこで順位を意識して我慢を続ける。何も意識しないで自分のペースで走るというのでは「県総体」には届きませんから。

その後、短距離だけ残し記録会の反省。前日も少し話をしていますが「アップ」や「召集」についての話をしました。アップ会場ではよく動いていたと思います。本人たちもそこは自覚している。が、レースになると先ほどの速い動きができずに鈍い走りになってしまう。ここの原因は何か?しっかりとメモ書きをさせました。頭で分かっていても実際の行動に移せないのであれば意味がなくなってしまいます。どのようなアップをして召集の後は何をしないといけないのか。ここは考えていかなければいけません。県総体の2日目、1発目が4継です。ここで力が出せなければ勝負にはなりませんから。そういう意味でこの記録会は「反省材料」があると感じています。

通常のアップであればショートをしてからバトンの並走、バトンパスを行います。それプラスアルファも。今回はどうだったか?ショートまで行って「身体が動く」ことの確認はできています。それ以後のアップは??という部分の話をしていきました。

また、県総体でのレース展開の話も。ある程度の力があれば「予選は流す」という感じでとらえる選手も出てきます。ひどい選手になるとスタートからすべて流す。それでも力があれば問題なく通過するかもしれません。しかし、大会のレースとしての流れがありません。これも考え方だと思いますが。中国大会やインターハイであればそれができるのか?最初から力を出し続けていけなければいけません。特に加速段階やレースの前半というのは重要になります。そこをきちんと考えて行わなければいけないと思っています。そうであればどのようなレース展開をしなければいけないのか??ここを理解させました。県総体以降は消耗戦です。どれだけタフになれるか?

それ以外にも話をしていきました。1年生女子は残念ながら100m、200mへの出場権を得られませんでした。そのため支部大会は「専門外の種目」に出場します。「そんなことをする意味があるのか」と批判されるかもしれませんが「チームに貢献する」という意味では重要なことになります。県総体ではリレーや上級生の「サポート」に回ることになります。大会でどのように動けばよいのか、どうすれば上級生の競技のサポートができるかを考えることで来年以降自分たちが競技をする場面で生きてくると思っています。「出たくない」云々ではなく、それぞれの場面で貢献する、できることをやるというのが重要だと考えています。1年生は中国、インターハイと上の大会にもついていかせようと思っています。「雰囲気」を味わうことで今までの価値観から大きく抜け出すことができると思います。

更に上級生の女子のは「大きな課題」を与えました。有無を言わさずです。これも「タフになる」という意味では重要。最初で最後になると思います。これまでの自分たちの「殻」を破るという意味ですごく重要なことだと考えています。スピードを上げてきています。それをどう生かすか?今後のことを考えてあえての挑戦です。

また書きます。理解して行動で示してもらいたいですね。
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