kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

支部大会前日

2014-04-19 | 陸上競技
金曜日、支部大会の前日です。木曜日の時点でミーティングをしていますからこれ以上ここで話をしても仕方ないと思っています。というか、そんな時間は確保できないという状況だったのですが・・・。

放課後、すぐに「テント運搬」の作業がありました。うちの学校が一番(!?)会場に近いということもあり、大会運営上に必要なテントを準備することになっています。今回は天候が怪しいという予報が続いていたので本部用に5張、うちの学校用に2張、計7張りのテントを運ぶことになりました。これは運ぶだけで大変です。もちろん軽トラックを使いますがそこに積み込む作業と降ろす作業もあるのでかなりの時間を要します。大会前日ですからパッとやってパッと終わりたいところですがなかなかそうもいきません。

選手がどのように感じているか分かりませんが「大会運営」というのは一人の力ではできません。多くの人の協力があって初めて成立するのです。自分たちは走るだけだから関係ないという感覚ではよくないと思っています。単純に「走る」という競技ですが自分以外の多くの支えがあって初めて成立するのです。その一端を自分たちが担うというのも大切。たかが「テント運搬」「テント設営」かもしれませんがこういう部分も高校生には必要だと思います。もちろん、これが県総体だったら絶対にやりませんが(笑)。「勝負する」のはこの支部大会も県総体でも同じ。ですが、前日に競技以外のことを県総体の時にはやらせたくありません。「自己中心的」と批判されるかもしれませんが選手がずっとやってきたことの集大成の県総体です。ここだけは競技に集中させてあげたいと思います。

結局、1時間程度かかりました。こればっかりは仕方ないと思います。新しく入ってきた1年生がいるのでその子達中心に準備をさせました。女子は荷卸しだけやって自分たちの練習へ。男子は往復する必要があったので学校で待機して積んでから会場へ移動。会場で練習をさせてもらいました。これも批判されるかもしれませんが1時間かけて荷物の運搬を行ってそれから学校に戻って練習開始なんてことはさすがにできません。試合前日ですから早く帰って休ませたいという気持ちは強くあります。それでも最低限の練習はしておきたい。難しいところです。

私はテント運搬に労力を注いでいました。この日、卒業した前キャプテンが練習に来てくれました。どうもリレーで使う「白テープ」を購入して持って来てくれたようです。支部大会の2日間は仕事の関係で直接見ることができないとのこと。自分自身が「リレーに賭ける」という気持ちでやっていたので今年のリレーは自分のことのように様々な「想い」があるのだと思います。決して暇なわけではないと思います。自分の時間を削ってまでも後輩の活躍を期待したいと思い、リレーのテープを購入してきてくれる。現役の選手たちはこのことの意味を強く感じてもらいたいですね。だからと言って気負いすぎないようにしないといけないのですが。

バトンはまずまず。ちょっと調整が必要なところがあります。ここもこれまでとは全く違う感じですね。選手自身が「シビアに考える」感じです。これまでなら「渡るだろう」という感じでした。が、今回は「このままだと確実に渡すことができない可能性がある」という判断をしていました。1m程度の差ですがこの「1m」の怖さを考えているのだと思います。前回のバトン練習の時にも話をしましたがリレーでバトンを落とすのが最も悪い。少し流れても詰まっても絶対にバトンは渡さなければいけません。同じくオーバーゾーンもダメ。ここ最近の練習でオーバーゾーンで渡らないということは一度もありません。だからと言って慢心しないで「細かな配慮」をしようとしていました。こういう部分の成長はすごいと思いますね。「絶対に渡す」ためにどのようにするか。ここを真剣に考えることの必要性を強く感じているのでしょう。面白くなると思います。

走り的には問題ないと思います。前回と違いアップから体を冷やさない工夫もできると思います。まずは一人でも多く県総体に出場すること。最低でも4継は49秒台ですね。ここをクリアしていくことがこれから先の大会に結びついていくと思います。しっかりと力を出していってもらえたらと思います。
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卒業生の話

2014-04-19 | 陸上競技
木曜日、今年度から授業中に卒業生に来てもらって「働くとは?」という話をしてもらうことになりました。色々考えることがあり時間の有効活用、進路意識を持たせるという意味合いで直接卒業生の話を聞く方がいいだろうと思っていました。我々の話だけではなく実際に卒業した子がどのように感じていてどんな勉強をしておけばよかったのかというのを自分の言葉で話してもらうことで今の生徒にも伝わるのではないかと考えたからです。提案をさせてもらって実際には他の先生が実務をしてくださいました。「生徒のために」という感覚があればこういう部分は早いと思いますね。

今回来てもらったのはShokoの2期生、私が担任をしたクラスの生徒でした。まー成績的にも人物的にも「どこに出しても問題ない」という子ですか。お願いをしたらすぐにOKをもらい、一応職場宛に「派遣依頼」を送って実際に来てもらいました。今回、わざわざ後輩のためにプレゼンの用意までしてくれていました。自分の時間を削ってまで準備をしてくれるというのは本当にありがたいことです。本人と話をしていると「自分たちの時にもこういうのがもっとあったら良かったのに」と言っていました。1回は行ったのですが実際に働いてみると自分が考えていたこと全然違ったということです。これってすごく大切なことだと思います。

普段我々が同じようなことを言ってもなかなか伝わりません。が、卒業生が私が言うことと全く同じことを言っていました。この意味を生徒が感じ取ってくれると成長は早いと思います。「怒られるからやる」のではなく「必要だからやる」という感覚。表面的に見ると同じことかもしれませんが結果的に全く違うと思います。卒業生が何度も「実践で学んだことが役に立っている」と言ってくれていました。実際はこの子たちの時から総合実践の形を変えています。今までとは大きく違う形の実践ですから戸惑いもありましたがこうやって言ってくれるとやっていてよかったと改めて思いますね。まー私がいるので「リップサービス」という所もあるかもしれませんが(笑)。

次回は来週の月曜日。今度は看護師になった卒業生が来てくれます。まー言うまでもなく陸上競技部のキャプテンですが(笑)。こういう人前で何かやったりするのは好きな方だと思うのでこちらも問題なしでしょう。学校を卒業して近くの看護学校に進学しそのまま看護師へ。時々一緒に食事に行ったりします。当時はいつも敬語だったのですが最近は「友達」のような扱いになっています(笑)。まーこんなものかもしれません(笑)。ここ最近はこの子の同級生が2週にわたって練習に顔を出してくれています。卒業してもつながりが続くというのは本当にありがたいことですね。

ひとまず記録として残しておきます。
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