kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

織田記念

2014-04-30 | 陸上競技
火曜日、広島で織田記念陸上が開催されました。今回初めて指導している選手が選ばれました。前年度一番良い記録を持っていた3年生が選ばれることになっているようです。中国五県のうち広島以外から4人が選ばれて残り4人は広島から。各県のトップが集まる大会です。今後の力比べとなります。この中からインターハイに出場する選手が出て来るのは間違いないと思います。ある意味負けられない勝負になるというところがあります。

運営は大変そうでした。こちらも納得ができない所がたくさんありましたがまー言っても仕方ないだろうと思って対応。いや、同じ出場枠で扱いが違うのはおかしいなと思いましたが、一応主張だけして終了。山口県の人たちが勝手にサブトラックに入っている姿も見てしまいました。ここに書くと私が批判されますか?出入り口を無視して柵を越えたら入ることはできます。ここはとうマナーと人間性の問題です。高校の指導者では通常考えられません(多分)。選手を間近でみたいからと言ってそんなことをするのはありえない。かなり引きました。こんな事を公の場に書くなんて!と思われますか?私からすればそんな行動をする方が信じられません。批判するならしてください。

こんなことがありながらも私は選手のアップに付き添っていました。指導を必要としない場面が前半あったので中国地区で何度も総合優勝されている女子チームの監督さんと話をしていました。女子中心の指導者から学ぶことは多い。今の私が感じていること、悩んでいることを素直に打ち明けて相談しました。これまでの経験談も含めて話をしてもらうことができました。こういう場面でしかできない話が色々あります。ライバル校という所までたどり着けていませんが何とか勝負できるようにしたいですね。

アップの感覚的には良かったと思います。タイプ的に速く動くことはありませんが、その分進みます。一歩の推進力が大きいのでこれでピッチが上がればもっと速いんだろうなと感じていました。まーそこを求めると本人の良さがなくなってしまうので徐々に速くなるのが目標ですね。スタートからの流れもかなり良かった。昨年の中国大会の走りに近づいています。本人も感覚的に良いと話していたのでこちらも安心しました。表情も良かったですね。

この辺りでうちの選手団も到着。例年なら練習をしっかりと積む日にしているのですが、今回はチームメイトが出場するということで応援&観戦に来ました。なかなか交通手段の確保が難しかったのですが、キャプテンが調べてくれて高速バスで来ることに。こういう部分でチームの団結を感じます。ピンクのTシャツで来るということだったので私も一応合わせて着ていました(笑)。普段一緒に練習をしている選手が大きな大会で走る。自分たちにも出来るんだと感じることができる。できれば小さなエースもこの会場で走らせてやりたかった。ここで走れば驚くレベルの記録が出せたのではないかと思っています。こちらは今後に取っておきます(笑)

レース、2人棄権。6人でのレースでした。出場選手、一人は2週間前に12秒0台で走っていますし、もう一人は先週(直前の日曜日)、12秒2で走っていますす。この状況でどれくらい走れるか?この二人と勝負できるか??ここだけが私の関心でした。少し自信を失いつつあった大きなエースが自信を持つためにはこの二人と良い勝負をするしかありません。

実際のレースは12秒2の選手がスタートで飛び出しました。大きなエースは少し遅れました二番。少しずつその差を詰めて行きます。が、外側から12秒0の選手がハイピッチで追って来ます。かなり身長が高いのですがピッチが速い。進みながら速いのですからすごいレベルです。中間で抜かれてしまいましたがなんとか12秒2の選手に追いつきつつありました。あーという所でレース終了、
届きませんでした。が、先頭が12秒10でそれほど大きな差はありませんでしたら
2着は12秒24、うちの選手は3着となり12秒32。追風2.1で公認とはなりませんでしたがタイム的にはサード記録です。ほぼ復調したと言える走りだったと思います。本人も感覚的に走れて来ていると感じたようです。まだまだ上がっていくなという感じは受けました。

何度も書いていますが小さなエースも間違いなくこのレベルでは走ります。2人12秒前半、限りなく11秒台に近づく走りが出来るのではないかと感じています。そうなれば本当に面白いと思います。目標である2人が中国の決勝で勝負するという姿を見れるレベルに近づいて来ているという感じはあります。もちろん怪我をしないでこれから順調に進んでいければという条件がつきますが。

自信を失いかけていた大きなエース、これで復調のきっかけはつかめたと思います。小さなエースの走りが良ければ簡単に追いつくことはできない。が、他県の選手と走れば勝負ができる。二人が絶好調の状態で勝負をする姿が見たい。それが私の願いです。

感じたことはかなりあります。また書けたらと思います。手応えあり!!という感じですね。油断しないで今後のことを考えながら進んで行きたいと思います。これからも応援してもらえたらと思います。進みたいと思います!!
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更新できず

2014-04-30 | 陸上競技
ちょっと更新しようと思っていたのですが、全く余裕がなくてできません。織田記念の手応えを書いておきたいのですが。明日以降必ず書きます。

余裕があったらよるに書きたいのですが...。多分無理かな~_~;
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移動日&前日刺激

2014-04-30 | 陸上競技
月曜日、この日は織田記念の前日。学校に相談して翌日と同じ日程で動けるようにしてもらいました。メイン競技場が使える時間はこの日の10時から16時まで。授業が終わってから移動するのでは間に合いません。翌日レースは13時半ですからそのためのアップを考えて10時過ぎからはいったん体を動かしておきたい。わがままと言われるかもしれません。学生の本分は「勉強」ですから授業を受けずに練習をするというのは否定されるのかもしれません。が、今この瞬間はすごく大切だと思っています。特に自信を失いかけていた大きなエースには「競技に集中させる」という時間が必要です。これはこの子の人生にとって本当に大きなことになると思っていたのでお願いしました。

天気予報は雨予報。なんとか午前中は持ってくれという気持ちでした。10時から練習開始できるということだったのその時間に合わせて移動。10時から始めました。他には一般招待選手が数人。日本記録保持者もアップをしていました。この時にとにかく「自分のことに集中する」という話をしていきました。周りは強い選手ばかりです。刺激をもらうこともできますが、同時に周りが気になって自分のアップに集中できなくなる可能性がある。これでは困ります。他の選手がいないのでこの日は付きっ切りでアップに付き合うことができました。

とにかく感覚の確認に時間を割きました。本人は「走れていない」と先週まで感じていたようです。動き自体が大きく変わっているわけではありません。結果が出ていない部分が自分自身の不安につながり、「本当にこれでだ丈夫なのか??」という気持ちになるのだと思います。そんとため「自信を持たせる」ということが最優先。そのためには本人と「感覚の確認」をしっかりとしていかなければいけない。コミュニケーションというか1本ずつ「どうなのか?」という確認をしていきました。大会前日にそのようなことをするのは今まであまりなかったのですが、こういう機会に話をしておくことで本人がどこに行き詰っているのかを私自身把握することができます。

「スパイク」は選手にとってすごく大切なものです。陸上競技のスプリント種目で唯一と言っていいほどの道具です。昨年スパイクを新しく購入したのですがそのスパイクがなんとなく合わない。これも「違和感」を感じていたようです。そこの部分についても時間をかけて確認をしてみました。そこで以前使っていたスパイクを使用してレースに臨むことに。ここで確認することもたくさんありました。感覚的に鋭い部分もありますが鈍い部分もある。驚きです(笑)。

アップに時間をかけました。表情も比較的よく少しずつ本来の表情に戻りつつあるかなという感じでした。もともと「速く動く」タイプではありません。身長があるのでストライドで持っていくタイプ。自分自身の走りを確立していくことで走りも安定していくと思います。短い距離を多めに行ってその後スタート。前日の感じとしては非常に良いかなと。まーこれまでの大会の時も良かったんですけどね。それが実際のレースに出てこないだけ。どのような形でも「記録」を出せれば「走れる」という自信につながるはずです。

良い感じで練習を終えることができました。何とか力を発揮してもらいたいと願いながら過ごしました。

ひとまず。
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