kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

支部大会

2014-04-21 | 陸上競技
土曜日日曜日の2日間で徳山支部大会が実施されました。この大会でシード選手を除く6位以内に入らなければ県総体への出場はできません。とにかく順位へのこだわりを持って取り組むように指示を出していました。負けてもいいレースができたらいい。そんなことはありません。この大会を迎えるまでに努力をしてきたはずです。その努力が本物かどうか??ここはすごく大切なところだと思います。練習はしています。が、その練習の中身が問われるのです。

天候は相変わらず微妙。他の会場とは少し違って「大会をやる」という雰囲気になかなからない会場です。タータンでレースができるというのは大きなメリットですが、若干「運動会」的な雰囲気になります。このなかで「記録を出す」というのは簡単なことではありません。勝負にこだわるという話をしたのはこのあたりのこともあります。記録は強い選手と一緒に走る中で出せると思います。が、その場に立つためにはまずは勝ち上がる必要がある。ここの感覚を大切にしてもらいたい。

1日目、やはり圧巻だったのは小さなエースの走りですね。これに尽きます。気温も低く条件が非常に悪い中で「圧倒的な力」を示しました。手動計時ですから何とも言えない話ですがこの条件で「25秒7」で走りました。向い風も吹いており気温も低温。レーンの周りには運動会のように人が集まる状況でのタイム。他の選手を寄せ付けない強さがありました。うちの選手と比べるよりも他校の選手と比べる方がその「力」のすごさが分かると思います。最初から最後まで「高速ピッチ」を保ち続けました。条件が整えば25秒前半は確実に出せるだろうなという感じでした。予選から26秒0で走っていましたから問題なしですね。

が、大きなエースが大問題。予選で26秒3。まずまずの状況で予選通過して決勝。直線に出る時に並ばれていました。ここからが彼女の本領発揮するところなのですが並ばれていることで自分の走りができなくなりました。そこからズルズル遅れていき26秒7・・・。通常では考えられない走りです。ここ最近の「弱さ」が前面に出てしまった感じがありました。予選のタイムからそこまで落ちることは考えられません。「体力が落ちた」という言い方をしていましたが基本的には「心の持ちよう」だと思っています。厳しいようですがこの状況が続けば勝負する舞台には立てないと思います。練習ができていてしっかり走れる。しかし、実際のレースで不安になり走れない。これは私がどうこうではないと思っています。

もう一人も予選で26秒9のベスト更新。が、決勝では27秒1。条件的に悪くなっているので致し方ないところはありますが力的には26秒5が出せると考えていますから物足りないものがあります。それでも自己ベスト。これが自信になってくれればと思っています。まだまだ足りない部分があるのでそれをこれから先に向けて強化していくしかありません。

その状況で迎えた4継。最大の心配事はアンカーのところでバトンが渡るかどうか。200mの決勝の後になります。疲れているのもあると思いますし、精神状態がどうなのかという部分もあります。「走れていない」という不安感から間違いなく早く出るだろうという予感がありました。案の定、若干の早出。3走が声をかけて減速してなんとかバトンは渡りました。これはこれまでも何度も練習していることですから「最小限のロス」だと思っています。記録は49秒5。最低限のノルマである大会記録の更新ができました。これまでの大会記録が50秒8でしたから更新するのは「当然」というところもありますが、4継では最後まで油断はできません。ひとまずクリアという感じでしょうか。

小さなエースが「覚醒」しつつあることと同時に大きなエースが「不安」を抱えているレースをする。1人だけ速くなってもうちが戦えることはありません。「普通の選手」が集まっているのですから全員が速くなる必要があります。特に両エースの存在は大きいと思っています。この2人が持っている力を発揮してくれない限りはリレーでインターハイというのは不可能です。両輪の一人は「絶好調」です。これまで見たことのない強さがあります。もう一人は「力」が出せずにもがいている。これを打破する必要があります。どうなるか??

また書きます。
コメント
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