続き。
ちょっと色々なことが吹っ切れた感じがあって「自分がやるべきことをやる」という部分にエネルギーを注いでいきたいなと思っています。メーターが振り切れるくらいの勢いを持ち続けたい。「クールに」という大きな目標がありましたがやはり無理ですね(笑)。自分にしかできない「生き方」を貫いていきたい。こうやって「想い」を文字にすると安っぽく感じるかもしれませんが「宣言」することで後戻りできなくなる。特段やることを変えるというわけではありません。これまで通り、これまで以上に「やるべきこと」をやる。信じている「道」を進みたいと思っています。
で、木曜日の午後。トレーニングとしました。トレーニングをやる。これは何のためか?やはり「競技力を上げるため」です。「基礎筋力の向上」が最優先だと思っています。が、これも気を付けなければ「筋力を上げる」ことだけに特化してしまう危険性があります。表現が難しいのですが。何度か書いていますが男子はトレーニングをすると「身体付き」が変わってきます。筋肉が発達しやすいので見た目自体が変わってきます。そうなると「大胸筋をもっと大きくしたい」とか「高重量を挙げたい」という感覚になります。しかし、それは「目的が変わっている」のです。本来は「競技力を上げる」ということが狙いだったのに「筋力を上げる」ことにすり替わってしまう。よくあるパターンです。
考えていく中で「トレーニングをいかに競技につなげていくか」という課題が自分の中に出てきました。前日の走りとドリルのつながりの部分です。前任校で急激に競技力が伸びた選手がいます。春には11秒後半だったのに秋には11秒0台まで一気に記録が伸びました。こちらが何か指示をしたわけではないのですが「トレーニング」と「動き」の結びつきを自分自身で作り出していたのです。選手が「その気」になれば行動さえも変わる。劇的な変化でした。それを新しい環境下でやろうとしていました。が、いつの間にかやらなくなっています。ここは問題ですね。
「~をしなさい」という外から与えられた「動機づけ」では長続きしない。「やらされている」からです。一番強いのは「自分のためにやる」という姿勢。それが「自分のために自分にできることをやる」という行動につながっていきます。私が何を言おうと本人が「その気」にならなければ変わらないからです。師匠がよく言っていましたが「のどが渇いていない牛を水飲み場に連れて行っても水は飲まない」という部分です。最後は他の誰でもない。自分自身が何をするかだけなのです。
そういう部分もあって「種目間の時間の使い方」を徹底しました。まだ「やらされている」という部分になるかもしれませんが、次第に「自分からやる」ようになると思っています。これは継続です。やっているうちに本人たちが「やる気」になってくれなければいけません。朝練のペアで課題を共有してその克服のために「有効な練習」を考えさせました。とはいえ、最初からそれは無理だと思うので「課題克服のためのヒント」を示したのですが。あくまでヒント。「答え」を与えると面白くないですから。
時折近づいて声掛けをしました。できている動き、できていない動きをしつこく言い続ける。そのうちに選手たちは少し「工夫」をするようになりました。例えば「膝の引き出しができない」という課題がある。ハードルを使った「移動」を指示していたのですが、待ち時間に壁を使って「引き出し」を始めました。待ち時間を有効に使う。課題となる部分をどうすれば克服できるか考える。良い傾向です。
跳躍系の種目も同様にイメージを始めました。最初は「スイッチング」の課題だけだったのですが「専門種目に活かす」という課題を加えました。そうすると同じ動きだけではなく「踏切局面」や「踏切からの引き上げ」など少しずつ異なることを始めます。「鍛える」という部分だけではなくそれを「やりたいことにつなげていく」という視点をしっかりと持ちたいと思います。様々な補強をひたすらやるというスタイルから「一つ上」の練習をしていく。これまでやったことがない練習ですがかなり面白いと思っています。
一朝一夕でできることではありません。わかっています。今は付きっ切りで指示をしているから「つなげていこう」という意識が持てるのかもしれない。居ない時にどうなるか。あとは「意識レベルを上げていく」しかない。自分が強くなるために自分がやるべきことをやるのです。もちろん、「強くなりたい」という気持ちがなければそれは継続できないですが。
少し異なる取り組みをしていこうと思っています。「常識的な練習」ではないかもしれません。それでも私自身が「意味がある」と信じている内容をやる。ある一定水準以上の「意識レベル」が必要になるのは間違いないと思います。「心」を育てる部分にもつながっていくと思います。
良い練習になったと思っています。まだまだこれから。
ちょっと色々なことが吹っ切れた感じがあって「自分がやるべきことをやる」という部分にエネルギーを注いでいきたいなと思っています。メーターが振り切れるくらいの勢いを持ち続けたい。「クールに」という大きな目標がありましたがやはり無理ですね(笑)。自分にしかできない「生き方」を貫いていきたい。こうやって「想い」を文字にすると安っぽく感じるかもしれませんが「宣言」することで後戻りできなくなる。特段やることを変えるというわけではありません。これまで通り、これまで以上に「やるべきこと」をやる。信じている「道」を進みたいと思っています。
で、木曜日の午後。トレーニングとしました。トレーニングをやる。これは何のためか?やはり「競技力を上げるため」です。「基礎筋力の向上」が最優先だと思っています。が、これも気を付けなければ「筋力を上げる」ことだけに特化してしまう危険性があります。表現が難しいのですが。何度か書いていますが男子はトレーニングをすると「身体付き」が変わってきます。筋肉が発達しやすいので見た目自体が変わってきます。そうなると「大胸筋をもっと大きくしたい」とか「高重量を挙げたい」という感覚になります。しかし、それは「目的が変わっている」のです。本来は「競技力を上げる」ということが狙いだったのに「筋力を上げる」ことにすり替わってしまう。よくあるパターンです。
考えていく中で「トレーニングをいかに競技につなげていくか」という課題が自分の中に出てきました。前日の走りとドリルのつながりの部分です。前任校で急激に競技力が伸びた選手がいます。春には11秒後半だったのに秋には11秒0台まで一気に記録が伸びました。こちらが何か指示をしたわけではないのですが「トレーニング」と「動き」の結びつきを自分自身で作り出していたのです。選手が「その気」になれば行動さえも変わる。劇的な変化でした。それを新しい環境下でやろうとしていました。が、いつの間にかやらなくなっています。ここは問題ですね。
「~をしなさい」という外から与えられた「動機づけ」では長続きしない。「やらされている」からです。一番強いのは「自分のためにやる」という姿勢。それが「自分のために自分にできることをやる」という行動につながっていきます。私が何を言おうと本人が「その気」にならなければ変わらないからです。師匠がよく言っていましたが「のどが渇いていない牛を水飲み場に連れて行っても水は飲まない」という部分です。最後は他の誰でもない。自分自身が何をするかだけなのです。
そういう部分もあって「種目間の時間の使い方」を徹底しました。まだ「やらされている」という部分になるかもしれませんが、次第に「自分からやる」ようになると思っています。これは継続です。やっているうちに本人たちが「やる気」になってくれなければいけません。朝練のペアで課題を共有してその克服のために「有効な練習」を考えさせました。とはいえ、最初からそれは無理だと思うので「課題克服のためのヒント」を示したのですが。あくまでヒント。「答え」を与えると面白くないですから。
時折近づいて声掛けをしました。できている動き、できていない動きをしつこく言い続ける。そのうちに選手たちは少し「工夫」をするようになりました。例えば「膝の引き出しができない」という課題がある。ハードルを使った「移動」を指示していたのですが、待ち時間に壁を使って「引き出し」を始めました。待ち時間を有効に使う。課題となる部分をどうすれば克服できるか考える。良い傾向です。
跳躍系の種目も同様にイメージを始めました。最初は「スイッチング」の課題だけだったのですが「専門種目に活かす」という課題を加えました。そうすると同じ動きだけではなく「踏切局面」や「踏切からの引き上げ」など少しずつ異なることを始めます。「鍛える」という部分だけではなくそれを「やりたいことにつなげていく」という視点をしっかりと持ちたいと思います。様々な補強をひたすらやるというスタイルから「一つ上」の練習をしていく。これまでやったことがない練習ですがかなり面白いと思っています。
一朝一夕でできることではありません。わかっています。今は付きっ切りで指示をしているから「つなげていこう」という意識が持てるのかもしれない。居ない時にどうなるか。あとは「意識レベルを上げていく」しかない。自分が強くなるために自分がやるべきことをやるのです。もちろん、「強くなりたい」という気持ちがなければそれは継続できないですが。
少し異なる取り組みをしていこうと思っています。「常識的な練習」ではないかもしれません。それでも私自身が「意味がある」と信じている内容をやる。ある一定水準以上の「意識レベル」が必要になるのは間違いないと思います。「心」を育てる部分にもつながっていくと思います。
良い練習になったと思っています。まだまだこれから。