続き。
先ほどの話からです。雨の時にどのような練習をすればよいかという質問に対する答え。「ぶら下がった状態で体を動かすトレーニング」をやるようにとのこと。普通の学校でそんな練習はできません(笑)。「雨の日にやる」と言っているのにこういう「ハードルの高い練習」を求められるとどうすればいいのか悩みます。階段のところに丁度いい取っ手があったのでそこにぶら下がって引き付けをやらせました。動画を撮って「どうですか?」と質問すると「そういう動きはポールにはない」との返答(笑)。
実際に前任校ではロープ登りなどもさせていました。こういう環境があればやはりいい練習なのだと思います。ぶら下がった状況で身体を動かすという練習。鉄棒があればやりやすい。これも前からやっていますがまだまだ十分とは言えません。実際にポールでは「下半身が浮いた状態」で身体をコントロールする必要があります。だから高い身体能力が求められる。地面から足が離れた状態で身体を思い通りに動かすというのは簡単なことではありません。それができるというのは素晴らしい能力だと思っています。それを養っていかなければいけない。「使い方」を学ぶという部分かもしれません。
ハードルを使っての練習も教えてもらいました。うちには「高さが変わるハードルがない」という致命的な話がありましたが(笑)。さびて動かなくなっているようなので近いうちに高さを変えられるようにします。空中に浮いている状態で何をするか。地面に足がついているときには「摩擦」があるので自分の動きができます。離れているとそれができなくなるから非常に難しい。当然の話です。
が、これにヒントがあるのではないかと思いました。走るというの「接地している局面」と「空中に浮いている局面」があります。空中に浮いているというのは一瞬ですが不安定になる。その不安定の中で何をするのか。「固める」ことに引き続いてここに「面白い」と思うヒントがありました。
早速スプリント系の動きにも取り入れてみることに。浮いた状態が作れない。じゃーバランスディスクでいいかなと勝手に判断。不安定な中で身体を動かす。そして更には「固める」という部分も含める。体幹を固めた状態で手足を動かすという練習をやってみました。「固める」と「動かす」というのは一見矛盾していますがそれができるようになると面白いのではないかと。いくつか考えていきたいと思います。この動きをやってから走るとまた面白いのではないかと感じています。近いうちにチャレンジしてみようと考えています。
マット運動などもやるとよいと言われました。今の環境ではマットがないので何とか対策を考えないといけません。しかし、倒立歩行などはできると思っています。これも地面から足が離れた状態で体をコントロールする練習となります。確かに11秒2で走っていたポール選手、時間があるときには倒立歩行をしていました。これもボディーコントロールという意味では非常に大切なことなのかもしれません。スプリント系でも生かせると思いますね。
「ぶら下がった状態で身体を動かす」という概念はスプリントの中にはあまりない。が、「特殊な競技」の中ではそれを使うことがある。まったく別の競技ではありませんからそこから「学ぶ」ことがあると思っています。実際にそれをヒントに練習を考えてみると「効果がある」と思える練習も出てきます。自分の中にある「概念」だけではなく他の種目からも学ぶことがある。そういえば今の女子幅跳びで国内トップの選手は「やり投げ」を専門としていた指導者から指導を受けているとTVでやっていました。かなり特殊な練習をやっているとのこと。実際にアップでやりを投げているとのことでした。断片的な情報ですから鵜呑みにはできませんが「こうでないとけない」という部分は少ないのだと思います。
練習の中に「ポール走」を取り入れようとずっと前から思っていました。体幹を固定した状態で泣なければこの動きはできません。上半身や体幹部が弱くてぶれるとまっすぐ進めないからです。そういう部分は「導入」できるのではないかと思っています。この冬には難しいかもしれませんがどこかの段階で定期的に入れるようにしていくと面白いと思っています。もちろん単純に面白いからやるのではなく「意図する部分がある」からやるのですが。
専門家と話をすると分野は違っても面白い。表面的な話ではなく「深い部分での話」ができます。だからこそそこから学ぶことは多い。「特殊な種目」には「特殊な人が多い」と常々思っています。振り切れるくらいやらないとここまでいかないと思います。普通の考え方ではこうはならない。確かに全国で活躍される指導者はある意味「変わっている」と思います。そういう側面を持っているから「良い評判」もあれば「悪い評判」もある。「良い人」ではできない部分もあると思います。振り切れていたら「普通の人」や「当たり障りのない人」から見れば「あいつ、やってること滅茶苦茶だな」となるのでしょう。
そう考えると私はまだまだ「常識のレベルでの指導」しかできていないのかもしれません(笑)。振り切れるくらいの指導ができないといけないのかなと。何にせよ、すごい刺激をもらえたのは間違いありません。楽しいですね。こういうことが楽しいと思えるのは「変わっている」のかもしれませんが・・・。
先ほどの話からです。雨の時にどのような練習をすればよいかという質問に対する答え。「ぶら下がった状態で体を動かすトレーニング」をやるようにとのこと。普通の学校でそんな練習はできません(笑)。「雨の日にやる」と言っているのにこういう「ハードルの高い練習」を求められるとどうすればいいのか悩みます。階段のところに丁度いい取っ手があったのでそこにぶら下がって引き付けをやらせました。動画を撮って「どうですか?」と質問すると「そういう動きはポールにはない」との返答(笑)。
実際に前任校ではロープ登りなどもさせていました。こういう環境があればやはりいい練習なのだと思います。ぶら下がった状況で身体を動かすという練習。鉄棒があればやりやすい。これも前からやっていますがまだまだ十分とは言えません。実際にポールでは「下半身が浮いた状態」で身体をコントロールする必要があります。だから高い身体能力が求められる。地面から足が離れた状態で身体を思い通りに動かすというのは簡単なことではありません。それができるというのは素晴らしい能力だと思っています。それを養っていかなければいけない。「使い方」を学ぶという部分かもしれません。
ハードルを使っての練習も教えてもらいました。うちには「高さが変わるハードルがない」という致命的な話がありましたが(笑)。さびて動かなくなっているようなので近いうちに高さを変えられるようにします。空中に浮いている状態で何をするか。地面に足がついているときには「摩擦」があるので自分の動きができます。離れているとそれができなくなるから非常に難しい。当然の話です。
が、これにヒントがあるのではないかと思いました。走るというの「接地している局面」と「空中に浮いている局面」があります。空中に浮いているというのは一瞬ですが不安定になる。その不安定の中で何をするのか。「固める」ことに引き続いてここに「面白い」と思うヒントがありました。
早速スプリント系の動きにも取り入れてみることに。浮いた状態が作れない。じゃーバランスディスクでいいかなと勝手に判断。不安定な中で身体を動かす。そして更には「固める」という部分も含める。体幹を固めた状態で手足を動かすという練習をやってみました。「固める」と「動かす」というのは一見矛盾していますがそれができるようになると面白いのではないかと。いくつか考えていきたいと思います。この動きをやってから走るとまた面白いのではないかと感じています。近いうちにチャレンジしてみようと考えています。
マット運動などもやるとよいと言われました。今の環境ではマットがないので何とか対策を考えないといけません。しかし、倒立歩行などはできると思っています。これも地面から足が離れた状態で体をコントロールする練習となります。確かに11秒2で走っていたポール選手、時間があるときには倒立歩行をしていました。これもボディーコントロールという意味では非常に大切なことなのかもしれません。スプリント系でも生かせると思いますね。
「ぶら下がった状態で身体を動かす」という概念はスプリントの中にはあまりない。が、「特殊な競技」の中ではそれを使うことがある。まったく別の競技ではありませんからそこから「学ぶ」ことがあると思っています。実際にそれをヒントに練習を考えてみると「効果がある」と思える練習も出てきます。自分の中にある「概念」だけではなく他の種目からも学ぶことがある。そういえば今の女子幅跳びで国内トップの選手は「やり投げ」を専門としていた指導者から指導を受けているとTVでやっていました。かなり特殊な練習をやっているとのこと。実際にアップでやりを投げているとのことでした。断片的な情報ですから鵜呑みにはできませんが「こうでないとけない」という部分は少ないのだと思います。
練習の中に「ポール走」を取り入れようとずっと前から思っていました。体幹を固定した状態で泣なければこの動きはできません。上半身や体幹部が弱くてぶれるとまっすぐ進めないからです。そういう部分は「導入」できるのではないかと思っています。この冬には難しいかもしれませんがどこかの段階で定期的に入れるようにしていくと面白いと思っています。もちろん単純に面白いからやるのではなく「意図する部分がある」からやるのですが。
専門家と話をすると分野は違っても面白い。表面的な話ではなく「深い部分での話」ができます。だからこそそこから学ぶことは多い。「特殊な種目」には「特殊な人が多い」と常々思っています。振り切れるくらいやらないとここまでいかないと思います。普通の考え方ではこうはならない。確かに全国で活躍される指導者はある意味「変わっている」と思います。そういう側面を持っているから「良い評判」もあれば「悪い評判」もある。「良い人」ではできない部分もあると思います。振り切れていたら「普通の人」や「当たり障りのない人」から見れば「あいつ、やってること滅茶苦茶だな」となるのでしょう。
そう考えると私はまだまだ「常識のレベルでの指導」しかできていないのかもしれません(笑)。振り切れるくらいの指導ができないといけないのかなと。何にせよ、すごい刺激をもらえたのは間違いありません。楽しいですね。こういうことが楽しいと思えるのは「変わっている」のかもしれませんが・・・。