kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ドリルとは異なる形でやる2

2016-01-27 | 陸上競技
続き。

話が逸れまくるので先に進みません(笑)

スプリット系の動きをやりながら走りにつなげでいくことで少しずつですが動きに変化が見られました。面白くなってそこを追求してみようかなと思いました(笑)。走りと組み合わせながらですが。

前の記事のようにやってから今度はBOXを使った足の入れ替え→スプリット(速く)→スプリット(高く)をやってみました。BOXが少し高いので速くという動きが微妙でしたがこれはこれで面白いなという感じです。やってからそのまま走りを意識する。終わったら3本程度スプリントで40mを走る。さらに調子に乗ってスプリット(速く)→スプリット(高く)→椅子を使ってのジャンプ(高く)をやってから動きの確認。何をやっているのか分かりにくいですよね(笑)。

高く飛ぶことで少し「重心の移動」をさせています。ハードルを使ってハードル走をするのと同じかなと。ハードルの場合は前方向に飛ぶ中で重心の移動を作ります。が、この狭い室内ではそれはできない。だから少しだけでも「重心の移動」を体感できるように垂直方向へのジャンプで「浮いている時間」を作る。その感覚を前方向に変えていくために少し走る。断っておきますが正しいかどうかはわかりません。何となく私が目の前で練習を見ていて感じたのでそれをやっているだけです。実際にやっていく中で動きが変わるというのは確かでした。

私自身も面白くなってきたのでついに道具まで使うことに。オーバースピードトレーニングのための「チューブ」を投入。室内ですが30mくらいは引っ張ることができます。垂直方向への腰が移動する感覚が少しつかめてそれが走りにつながってくる感じがあったのでさらに水平方向に変えてみようかと。トゥトレです。引っ張ることで無理矢理にでも重心の移動を生み出す感じですね。力を使わずに楽に腰が進む感覚を作る。室内でやるなんて聞いたことはありません(笑)。もちろん私もやったことがありません(笑)。

これは選手たちにとってかなり良かったようです。まー初めてやる練習だから楽しくできたというのもあるかもしれません。スパイクを履いていないのでどこまできちんと出来るから分かりませんでしたが、狙い自体はオーバースピードではなく「腰が楽に進む」という感覚。本来の目的とは異なる練習かもしれませんが(笑)。この手の練習をすると怖がってブレーキをかけながら走ってしまうことがあります。しかし、前の段階でスプリットをひたすらやっていたので「速く回すことで対応する」という意識が自然とできていた感じがあります。

引っ張ってはスプリントを何本か繰り返しました。感覚的にはかなり良かったのではないかと思っています。いや、本当に面白い。

これまでの流れとは少し違ったのは確かです。ドリルとは異なる動きの中で走りを作っていく。いや、ひょっとしたらこれもある意味ドリルなのかもしれない。何がドリルで何がドリルでないかといわれると自信がなくなります。基本的なことを繰り返してやっていってそれを身につけるというのがドリルとい動きが感じで考えています。そこからするとこれだけ繰り返したら「スプリット」もドリルとして位置付けられるのかもしれないですね。

トレーニングに関しては「動きながら鍛える」という部分をかなり重視しています。漠然とやるのではなくきちんとやる。しつこくしつこくやっていく。苦しくなってきた時には近く行って頑張らせる。これをどれだけ繰り返せるかです。やるべきことをきちんとやっていくという姿勢を簡単に持てないからこそ、指導者が付きっ切りでやらなければいけなくなります。そしてコンセプトを持って「動きながら鍛える」のです。これも私が勝手に思っているだけなんですけどね(笑)。

実はそれと同じことが「スプリント」に関しても当てはまるのではないか。こんな当たり前のことを今更書くのか?と言われるでしょうね(笑)。ドリルをドリルで終わらせないための工夫は必要なのだと思います。今まではドリルをやって走るという感じでした。膝締めなどは速い動きの中ではできません。前に進み始めるとここの動きか崩れてしまう。だから重心の移動が小さい中でやっていました。そこから段階を追って少しずつ重心移動へと結びつけていく。しかし、それが本当に正しかったのか?

実際はドリルと走りの間にもうワンクッション置く方が良いのかもしれないと勝手に考えています。これも師匠から以前教わったことがあります。ある意味指導者がシザースをさせていたのですが、めちゃめちゃ膝が開いて私からすれば「え?これって何が目的なんだろう?」と理解できずに質問したことかあります。その時の師匠の返答が「膝が開くことを度外視して他の狙いを持ってやらせることはある」とのことでした。付け加えると「多分、そんなことは考えずにやっているだけだろうけど(笑)」と言われていましたが(笑)。まー細かいことを考えながやっているかどうかは実際にはわかりません。

シザースでも膝締めを意識する。もちろん理想の形としてはそうだと思います。シザースの本来の意味は「ハサミ」ですからスイッチングを意識するような動きなのかもしれません。私は「空中での移動感覚」だと思ってやらせていますから切り替えの部分の意識は弱いかもしれません。シザース的な動きの中では膝から下がバレリーナのように伸びまくるというのはよく見かける光景です。

スプリットの動きの中で「膝締め」は出来ません。それでもやっているうちに走りの感じが変わってきました。ここに到達するまでにしつこくしつこくやってきたドリル的な動きがつながってきているのではないかと勝手に思っています。単にドリルをやって走りにつなげていた部分からもう一工夫して「つなぎの動き」というのがあると面白いのかなと思っています。上述のシザースのように「一般的に言われる狙いとは別の狙い」を持った動きをさせても良いのではないかと。「動きながら走りにつなげていく」という部分をもう少し考えてみたいなと思っています。

考え方に柔軟性がなくなるとなかなか「思い込み」から抜け出せません。これまで私自身がやってきた練習の中でしか判断ができなくなるからです。完全な思いつきでしたがこういう「動きながら走りを作る」という部分も必要だと感じました。これが出来ることでこれまでやってきた下積みが一気に花開くこともあると思っています。

実際にこの日は室内で40m位の距離を20本近く走っているのではないかと思います。さらに他の動きも入っていますから走る量としてはそれなりにやっているのかもしれません。

まとまらない話になっていますね。頭の中を整理するつもりで書いているのですがドンドン話が逸れていく感じがあります(笑)。誰も止めてくれないので話が大きくなります。練習中にこれだけあれこれ考えながらやっているんだなーと自分でも呆れます(笑)。

少し練習でやったことを書いてみました。恥ずかしいのであまり書きたくはないのですが(笑)。こんなことを書いていますがひょっとしたら「誰かのヒントになる」かもしれません。そうなると良いなと思っている部分はあります。

ひとまずこれくらいにしておきます。長すぎて怒られるかもしれません(笑)
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ドリルとは異なる形でやる

2016-01-27 | 陸上競技
火曜日、この日はとにかく寒かった。雪は降っていませんでしたが体感温度は前日よりも低い気がしました。ほぼ一日中小雨が降っていましたが、雪ではないので気温的にはそれほど低くなかったのではないかと思っています。私は寒さに弱いのでこの季節は苦手です。

朝から外で出来る感じはなかったので室内で補強。BOXを使って早く動いたり、マークを使ってのスケーターズジャンプをしたり。最近できていないなと感じていた練習内容です。 これはこれで面白いと思いますね。

午後は前日に引き続き補習が実施されたため最初から参加できる選手が少ない。天候は上述のようにずっと小雨でした。坂道を走りに行くという気にもなりませんでしたから実習棟の廊下で。下が硬いのでそこだけは気がかりですが、やりたいことはできるのでありがたいことですね。

人数が少なくアップも盛り上がらないのでスケーターズジャンプで35mくらいの距離をひたすらやりました。私としては軽く身体を動かしている感覚だったのですが「これはアップではない」という声がチラホラ。最初の1往復くらいで大臀筋が筋肉痛になったと言う者まで(笑)。うーん、こうなったら徹底的にやろうと思ってほぼ休まずに20分くらいバリエーションを変えてやっていきました。汗だくでしたね。

この日はドリルを中心にやっていこうと思っていたのですが何となく別のことをやってみようかなという気になりました。何故だかは全くわかりませんが。先週の土曜日に砂浜でスプリット系の練習をしました。それが頭の中にあったのかもしれません。だからどうなのかと言われると全く分かりませんが「やってみたいな」と思う練習が浮かんできたので導入。

スプリット系の動きを組み合わせていって少しずつ走りにつなげていく練習としました。スタートの姿勢での足の入れ替え→その場でのスプリット→腿上げ。練習の課題を「切り返し」に置いていたのそれができる練習をしっかりとやりたいなと。これまでの練習パターンとしては最初に徹底的に「ドリル的な動き」をやっていました。段階を追って地道に動きを作っていく。前任校ではその流れで「成功」したと思っています。しかし、それしか自分の中に形がない。それが万人に当てはまるのかどうか。そこは前から自分の中に引っかかる部分でした。まー、この部分は「後付け」的な感じがありますが(笑)

何度かその練習を繰り返して階を移動してスプリント。見てみると案外面白い。ここに面白さを感じるというのもどうなのかという気もしますが(笑)。1階は40m程度の距離ですが2階は60mくらいはあるでしょうか。止まることも考えたら走れる距離が40mくらい。中間につなげていく部分で終わってしまうというのはありますが進む感じをつかむためには動きの部分もスプリントが両方できるというのは必要だと思います。脚を前に運ぶ動きをひたすらやっていたらこれだけで少し良くなりました。

私としても学習していますから、ここだけの動きで終わったらダメだというのは当然分かっています。どれだけ足運びが速くなっても「重心の移動を伴わない動き」になっていたらこれは全く意味をなしません。ラダーが速くできるから足が速いというのは並列に並ばないのです。「速く動く」事が出来るから「速く走れる」のではない。理想は「速く動く」ことをしながら「速く進む」のです。何の話か分かりにくいですよね。まー微妙な表現なのでこの辺りで止めておきます。混乱を招くので(笑)

動きに変化が出てきたなと感じたのでそこからもう少し別のことをやってみました。スプリットを高く飛ぶようにしてみました。スタートの動き→スプリット(速く)→スプリット(高く)という感じです。そこから感覚を確認するために少し走って終わる。この手の練習というのはどこでもやっているのでしょうか?他の練習パターンを知らないので特殊な練習なのか一般的な練習なのか分からない(笑)。思いつきでやっているので(笑)。「走る」事を少しずつ細分化していき「要素」を抜き出して強調する。それを走りにつなげていく。

ドリルを徹底的にやるというのは何度も書いています。これも要素を抜き出してやっています。が、こちらは本当に一部の動きを抜き出しているのです。足運びという部分を強調したりする。そこから腰の移動なども抜きだす。各部分の動きをある程度の連携を取りながら抜き出して行います。悪くいえば「ドリルをすることが目的」となることがある。この動きが上手いからといってほんとうに速いのか?と言われると微妙かもしれません。だからといって「何もしなくても速い」選手とは違い地道にやって組み立てていかなければいけない部分もあるのです。

が、これだけに特化していたら「ドリルは上手いが走ると遅い」という何のためにやっているのか分からない状況が生まれます。ここを走りにつなげないといけない。そういう部分ではドリルなど一切やらずに走るだけの練習の方が効率が良いのかもしれません。まー私はきちんとやっていく方が「確実に力が上がる」と思っていますからそれをやるのですが。ここに信念というかきちんとした「想い」があるならそれで良いと思います。本当は分かっていないのに「分かったふり」をしてやるというのは良いことではないでしょうから。ここは私自身も気をつけないといけなくなりますね。

うーん。長くなってきましたね。相変わらず話が飛びます。続きはまた別に書きます。
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