kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合宿3

2016-01-07 | 陸上競技
続き。

まーこんな内容をどれだけ書いてもなかなかこちらの考えは伝わりにくいと思います。まー私の発言としてこのblogの一言一句をチェックされるかもしれないのでなんとも言えないですけどね。

2日目の午前中は身体ほぐしをしてからドリル。普段からやってはいますが正確性に欠けるなというのがその印象。ある程度の事はやってきています。が、こういう場で見ると正確な動きは出来ていないなと感じます。どれだけチームができている時でもこの合宿に参加して常に「物足りなさ」を感じていました。普段見ているだけではなく他校と比較する事で「まだまだ足りないな」と感じる事が出来る。ありがたい機会です。

その後は短い距離を中心にしっかりと走りました。120m-90m-60mを時間の許す限り。何セットやったでしょうか。休息もそれほど長くありません。キツくなってきた時に取り組みの本当の姿が出てくると思っています。うちの選手達は残念ながら後ろの方に集まります。さらに全体の雰囲気が暗くなる。元気を出すというのも難しい状況だと思います。これは分かりきっています。苦しい時にどうするか?ここだと思っています。あまりにも声が出なくなってきたので「暗くなりましたね」と我々は客観的に見ていました。

先輩があえて声かけをしました。それによりなんとか復調。その前の練習の時にも「声を出せと言われる意味がわかるか?」「ほぐしの後にどうするのか?」という話をされていました。全てはつながっていると思っています。走りにつなげるために何をするかです。やれば結びつくのではない。動いたあとに走りにつなげる意識を持てるかどうかなのです。この話はトレーニングの時に何度も話しています。それでもつながらない。ここは「競技者」になるための準備不足なのかもしれません。そういう雰囲気を徹底的に変えていかないといけないと思っています。

綺麗な練習というよりは「心を鍛える」練習になると思います。最近の私の練習もどちらかというとスマートな練習になってきています。がっつりとやらないといけない時もある。キツイから諦めると言うのではなく時には無理をしてでもやり切らないといけない時がある。そこは大切だと感じました。夏の合宿の時には後ろの方を走っていた選手達も前よりは少し差が詰まっている感じがありました。練習は正直です。確実に力が付いているのは実感できました。もちろんまだまだですが、確実に走れるようになってきています。それは本人達も実感できているはずです。

午後は身体作りやコントロールの練習をしっかりとやってから坂道へ。芝生ではなくアスファルトでやりました。限られた時間でしたが徹底的にやってもらいました。これは本当にありがたい事です。変形ダッシュやスキップからのラン。バウンディングからのラン。さらには150mの坂道走。かなりやりました。根性練習とは違うと思います。繰り返しやる中で走りを、身体の動かし方を覚えていくのだと思います。そのためには妥協せずに徹底的にやる必要がある。

練習をせずに強くなる方法はないと思っています。特に「普通の選手」が強くなるためには徹底的にやるしかない。勘違いしている選手がいるかもしれません。強くなりたいと口にしながら最大限の努力をしない。周りから認めてもらう事が優先する。そんな練習をどれだけやっても意味はないと思います。そこを我々がひたすら言い続ける。守るだけが選手のためだとは思いません。徹底的にやる時も必要になる。

かなりの練習ができました。うちの選手にとってはかなり刺激になったはずです。これで「参加するんじゃなかった」と思うような選手であれば正直、「競技者」にはなれないと思います。身体を動かすのが好きだからという感覚でやるのは「競技者」ではないからです。今回負けた選手達に勝とうという気持ちがあればそれ以上に努力をしていかなければいけない。簡単な話です。

こちらが選手に話し内容についてはまた書きます。多分。最悪時間が確保できなければ諦めますが(笑)。

まとまりのない文章ですね。お許しを。
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合宿2

2016-01-07 | 陸上競技
合宿について。感じたことを書き綴っておきます。こういう場ですから「表現」には気をつけたいと思っています。一部分を切り取って批評されることもあります。「自分が良い指導者だと勘違いするな」と書き込まれることもありました。どれだけの人がこのblogを読んで下さっているかは分かりませんが。

1日目の練習終わりに「課題」を出しました。これは全体にです。翌日の朝練の時に「各チームの今年の目標」をみんなの前で話をする。そのためにチーム内でコミュニケーションを取っておくこと。人前で話をするというのも一つの勉強です。またみんなで一つのことに対して真剣に話し合うことも大切。うちは夜にロビーに集まって目標を決めることにしたそうです。

色々とあってその様子を見てみると無言で座っている時間の方が圧倒的に長い感じがありました。ミーティングをする。誰かが発言するのを待っているという感じがありました。練習の時にでも同じことか言えます。「誰かがやったらそれについていく」という姿勢があります。真面目にやります。それはすごく評価できることなのですが、「先頭に立って何かする」のではなく「誰かについていく」と部分があります。これは本当にもったいない。無言の時間、本当に考えているのであれば良いと思いますが「とりあえずその場にいる」という感じがありました。

主体的に動く。これは本当に必要なことです。今回の合宿で特に感じました。全体的に同じことがいえるのかなと。「声を出せ」と指摘されるから「声を出す」のです。自分達でその場の雰囲気をなんとかしようとというのではなく指導者に引っ張ってもらって練習をするという感じがあります。前任校で練習見学に来られた他校の保護者に「先生が必死にチームを引っ張って雰囲気作りをしてますね」と指摘させたことがあります。そうでもしないとチームが変わらないと思っていたからです。この中で何人かが「自分達でやろう」と感じくれたから変わっていったのだと思います。

今回、客観的にミーティングの様子を見て「変わるチャンス」だと感じました。ここの部分を自分達で変えていけたら取り組みもこれから先の生き方も大きく変わると思いました。翌日の朝練で話した内容は「当たり前のことを当たり前にできるチームになる」というものでした。やはり(笑)。ここに関してはもう少し考えさせないといけないですね。具体性がない。目標は明確にしなければいけない。漠然と「頑張ります」では何も変わりません。トレーニングをするだけで強くなったらこれほど簡単なものはありません。目的意識を持って取り組む必要があります。

「気付くこと」は大切だと思っています。殻の中に閉じこもって狭い世界で「自分はこんなに頑張っているんだ」と思っていたとしてもそれは本当の成長につながりません。これまでやってきた世界の中から飛び出さないといけない。それくらいの気持ちがなければ選手として成長しません。

指導を始めた頃、根拠のない自信を持っていました。自分が選手としてそれなりに活躍してきたという自負もあり「指導できる」と勝手に思い込んでいました。顔から火が出るくらい恥ずかしい。少し結果を出せた時にこの合宿に参加させてもらい目からウロコ。大きな転換期だったと思います。同じタイミングで岡山県のH先生の合宿に参加させて頂き、私も選手もかなりの衝撃を受けました。自分自身が大きく変わるキッカケだったと思います。「自分の殻の中」に閉じこもっていたら今のような自分はいないと思います。自分の中でどれだけやっても超えられない部分がある。周りと比較して初めて分かる。実際分からないまま終わる人間の方が圧倒的に多い。

まー私のような人間は周囲からは「あいつはおかしい」と言われるでしょうね。気がつけば周りからイジられる。クールで落ち着いたキャラで押していこうと思っているのですがなかなか上手くいきません。その分「気に入らない」という人も増えます。この世で一番苦手なのは「媚びる」こと。嫌なものは嫌だと態度に示しますから嫌われる確率は高い。が、そこの中には「自分の中の正義」がある。師匠やBOSS、価値観を共有できる仲間のためには何があってもやります。ここの感覚は難しいかなと思っています。理解してもらいにくい。

でも、それはある意味で「殻を破ったから」だと思います。そのキッカケをくださった師匠やBOSS、仲間達には心から感謝しています。それがなければ今の自分は絶対に存在しない。今関わる子供達に何を与えられるか?私の価値観だけの話ではない。肌で感じた時に何を思うかだと思いますね。教えられるのではなく「感じること」でないかと。だから機会を与える。その機会をどう感じるか。こちらご本気にならなければ伝わらないものがあると思います。考え方を変える気がないのであればなにをいっても伝わらない。

うーん、話が逸れてますね(笑)天才的。

関わる選手が成長するキッカケは「主体性」ではないかと感じています。大きなヒントをもらいました。

また書きます(笑)。お付き合いください。
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合宿

2016-01-07 | 陸上競技
1月5日から1泊2日で毎年恒例となっている合宿が実施されました。転勤してから2度目の合宿。夏と比べると少しずつですが変わってきています。それだけは確かです。他校との比較もしやすいですし、うちの選手の成長も確かめることができます。「チームとして目標にする姿」を目の前で見ることで刺激を受けることになります。

夏に参加した時には本当に何もできませんでした。合宿に参加するのも初めてだったと思いますし、これまでとのギャップが大きすぎる部分がある。だからといって「現実を目の当たりする」ことを避けていたら何も変わらないと思います。「声を出す」という一つのことを取っても「なんであんなことをしなければいけないの?」と感じた選手もいたと思います。「声を出せ」と言われているから「声を出す」という選手が大半。なぜ「声を出す」ことの意味があるのか?ここをきちんと考えるというのは簡単なことではないと思います。経験がないから。そこをどう感じ取ってもらうか。大切なことだと思っています。

前日からかなり話をしていました。力的にはまだまだ戦える水準までは届いていません。それでもこういう経験の中で後ろに下がってしまったら変わらない。合宿に参加することで大きく変わるのかは分かりません。キッカケは与えることができる。レベルの高い合宿に参加することで何かが劇的に変わると思ったら大きな間違いだと思います。「差」を目の当たりにしてそこから何をするか。結局は普段の指導だと思っています。普段からきちんとやれないとこういう場だけ本気でやろうとしても難しいと思います。普段やっていることをどれだけ示せるか。

うちの選手には「自信」がありません。それを裏付けするモノがないからです。否定しているわけではなく、経験不足だと思っています。練習をする。これはどこでもやっています。そこの中身だと思いますね。練習場面だけきちんとやるというのではない。それ以外の部分もきちんとできないといけない。当たり前の話です。でも「練習は練習」「学校生活は学校生活」という感覚で指導をしていたらやはり「考え方」は変わらないと思います。

「なんでこんな事をやらないといけないのか」と不満を言う。それは誰にでもできます。が、競技場面においてそのような考え方をしていたら間違いなく勝てません。「不満」を言っても結局自分に返ってくるからです。今は不満を言う時間があればひたすらやる方がいいと思っています。この合宿の中で「自分たちが今やらなければいけないこと」をきちんと理解してもらいたいと思っています。

夏の合宿では全体的に微妙でした。リーダーになる選手がいないからだと思っています。「競技力」だけではありません。みんなを引っ張っていくという姿勢が不足するとどうしてもそういう雰囲気になります。合宿には10年くらい参加させてもらっていると思います。その中で波があります。リーダーがいる時には勝手に盛り上がります。そこが出来ない部分がある。全体的にきちんと成長していかなければいけないと思っています。繰り返しになりますが文字の一部分だけを取り上げでした「批判している」と捉えられると心外です。これからの「可能性」の話をしているのです。あしからず。

「返事をする」「挨拶をする」という基本的な部分を最初に全体に話しました。「やればできることをやる」のです。blogには何度か書いていますが先日の中四合宿での話をしました。インターハイチャンピオンの話。「当たり前のことを当たり前にやる」という部分。やればできることをやらないから変わらない。これをどう感じていくのか。強くなるためには避けて通れない部分なのです。

そういう部分も含めて1日目の午前中は身体をひたすら動かすことにしました。任せるということだったので「様々な動き」をするために色々とやりました。声を出して雰囲気を良くする。それを体感させたいという思いもありました。比較的楽しくやっていたので声は出ます。当然の話ですね。苦しくなった時、きつくなった時にどれだけ声を出せるか。技術的な話も必要だと思いますが「成長段階」にあるチームにとってこういう部分は必要なのではないかと思っています。

午後は雨が降り始めました。その中でも基本的なことを中心にやっていきました。見ていると「差」が出ます。集団の後ろの方にいる選手は指示がきちんと聞けていません。スタートの「構え」の話を何度もされていますがそれをやらない。やらないというよりは「聞いていないから分からない」のだと思います。練習の波に乗っていけない。こうなると「変化」は生まれません。師匠がよく「意識が高い選手は合宿期間中に明らかに動きが変わる」という話をされます。自分に必要だと思えば徹底的にやるからです。質問もするだろうし、空き時間を有効に使う。限られた時間を有効に使おうとする姿勢がある。そこの「差」は大きいと思います。

後半は走りました。カーブがキツイので工夫をしながら。自分よりも力が上の選手達と一緒に走る機会があると刺激を受けることができます。それさえも「嫌だ」と思う選手がいるのであれば「競技者」としての練習はできないと思います。大会などでは競争をするのです。綺麗事ではなく「努力したからそれでいい」とは言えません。最後は「結果」を求められます。練習を一生懸命やる競争をしているわけではない。戦うのです。そういう機会をきちんと生かしていかなければいけません。負けることを避けていたら先には進まないからです。

やはりキツくなると声が出なくなります。ここですね。うちの選手は付いていくことで精一杯。まだまだやらないといけないことが多いなと思いますね。走る量という部分もそうですが「付いていく」というところから抜け出す必要があると改めて感じました。それでも前と比べると最後まで必死に練習できている感じがあります。ガムシャラにできているか?と言われるとまだまだだと思い思いますが。まだできることはたくさんあるなと感じました。

とりあえず1日目の事をざっくり書いておきます。ざっくりとだけ。

また書きます。
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