kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習~月曜日2~

2016-01-11 | 陸上競技
続き。

大学生、丁寧に動きをやっていく中で感覚が戻ってきたと話してくれました。ありがたいことです。高校生とは違いある程度の感覚があります。特にこの子は「動きを作ってきたタイプ」です。適当に走っていて速かったと言うのではありません。感性で走っている選手は走れなくなった時になぜ走れないのか分からなくなります。それにより全く走れなくなる選手もいる。この大学生のような「作ってきた動き」は崩れると走れなくなります。が、もう一度丁寧に積み上げていくと走れるようになる。だから「動きの感じ」を重視します。だからこそどうだったか?と質問するようにしています。

ある程度短い距離を走ってから今度は坂道へ。走り込みをやると決めていたので坂を使って走りました。ここ最近はスマートな練習をする機会が多くなっています。時にはがむしゃらに走る機会も必要だと思っています。合同練習ですからいつもより緊張感もあります。他校のライバルと一緒に走る。あえて競争になるように差をつけてスタートさせました。

坂も同じ距離ではなく少しずつ変えていきました。最後までしっかりと走るための練習としました。距離的には短いかなという気はしていたのですが走り終わった後は比較的グッタリとしていました。案外キツかったのかもしれません。こちらとしては余裕かなと思っていたのですが。一本一本の質を上げることができていたのかもしれません。実際は坂道が強いからといって平地で速いとは限りません。パワータイプは坂道が強かったりします。これを動きの中で速く走れるようにしていきたい。

毎回メンバーを変えながら3セット実施。雰囲気で疲れていたのか、本当に疲れていたのかは分かりませんが結構倒れこんだりしていました。追い込む練習だったのかどうかは分かりませんが。Mさんに聞いてみると感覚的に一番長い距離は「平地の150mくらいの感覚」とのこと。私的には120mくらいかなと思っていたのですが(笑)。男子はよく追い込めるようになってきた気がします。雰囲気が少し変わってきたかなという感じです。女子は最終的にうちは1人だけでした。どこの練習なのか分からなくなっていますが、それでも走らせました。とにかく力を付けていくための練習を積むしかありません。何人かは途中抜きながら走らせました。無理はさせられないですからね。練習をきちんと継続することが大切。

そこで終わりませんでした(笑)。

数人はマーク走からの30mをやって終わり。それ以外の者はまたも並走。これには私なりの考えがあります。練習の狙いとしている部分があるので絶対に走っておきたかった。坂道に比べると「ヘトヘト感」がありませんでした。復活していた感じですね。もっと走らせても良かったのか?まー少しずつですかね。とはいえあと2ヶ月もありません。平地で走って並走、更に距離を伸ばしての並走。疲れはあるはずですが良く動いていたと思いますね。

前任校で新春合宿を越えた後のことを思い出していました。毎回、合宿でボコボコにされてヘコんで帰る(笑)。そこからもう一度丁寧にやっていってシーズンを迎えることができる。本当に大きな意味を持つ合宿だと思っています。選手も刺激を受けています。今はこうやって複数の学校が一つのチームのように練習をしています。それが互いに大きな刺激になる。でも負けたくないだろうからそれ以上にやらないといけない。良い関係が作れるようになってきたかなと思っています。

最後は学生の指示の下、少しだけ補強。

時間の有効な使い方の話をしました。限られた時間の中でどうするか。この日のように動きだけで時間を取るのは普通の日では難しくなります。ドリルをやる。そこからスタートラインに戻るまでに何をするか。ここだと思っています。意識の持ち方で練習の質は大きく変わるのです。それを実現できるかどうか。話はしますが、最終的にやるのは選手です。同じ話をしても変わる選手もいればなかなか変われない選手もいる。当然の話です。実際に二回の練習で何人かは合間の時間の使い方が変わってきました。それが継続できれば本当に変わってくる。自分でも信じられないくらいの変化を生むと思います。

明るく良い練習ができました。各方面に感謝したいですね。
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合同練習~月曜日~

2016-01-11 | 陸上競技
日曜日は市内一周駅伝。短距離からも二人ほど参加。こういうイベントも良いかなと感じましたね。私自身は絶対に走りませんが。他の短距離は全員補助員やサポート。結局一日中バタバタしていました。

月曜日は土曜日に引き続きセミナーパークで練習。冬期練習になりセミナーパークで練習をする機会が飛躍的に増えています。ここのタータンは硬いですがそれ以外の環境が整っています。練習で使う道具は私の車に積んでいます。完全に荷物運搬用の車になっていますね(笑)。車の中が片付きません。元々片付けができないので「言い訳」に使っています。ダメですね。

ハードルは全て持ち運びが出来るようにパイプハードルにしています。本当はフレキハードルが欲しいのですが予算的に厳しいので。合同練習をやる時に一人一台使うので足りなくなります。せめて練習しやすいようにそこの確保はしておきたいなーと考えています。土曜日の練習後にひたすら作りました。まー組み立てまでやらなかったのでそれほど時間はかかりませんでしたが。少しずつ練習道具を準備していきたいですね。

この日の練習は土曜日の練習の延長としました。大学生が参加してくれたのでもう一度確認しながらという感じでしょうか。大学生には夏休み以降何度か動きの話をしています。そこの部分をきちんと把握できているかどうかを確かめるためにも良い機会だと思います。話を聞くとどうしても練習の中に丁寧に動きの確認をする時間がないようです。学生の練習ですから。後で聞いたのですが最近スピードが出てこないということでした。それなりに理由があると思います。

この日は本当に一つずつ段階を追いました。あれこれやるよりはシンプルにやっていくことが必要だと判断したからです。これはある意味面白い。丁寧にやっていくと面白いほど動きに変化が生まれます。定着というところまではいきませんがある程度の動きの変化はします。これを意識してやってくれれば随分違った形になると思いますね。

肩甲骨周辺の動きを意識してからハードル股関節を。事前疲労を与えておくという意味と股関節が動きやすい状況を作り出しておくという部分です。ここで肩甲骨を広げた状態&閉じた状態でやらせてみました。安定していませんがこれをきちんと出来るようになることは必要かなと思います。選手の何人かは前回話した内容を実行していました。練習の合間に肩甲骨を動かして走りにつなげていこうという意識があります。そこが大切だと思います。これが出来るようになるだけで走りは変わります。やっている事をいかに走りにつなげていくかという感覚です。言われてやるのではなく「必要だと思ってやる」ことがすごく大切だと思いますね。見習ってもらいたいものです。それが合同練習をやる意味だから。

そこからは膝締めの動きを徹底的に。一番最初の動きをした時に「スムーズさがない」と感じました。これはあくまで感覚なので上手く表現できないのですが。そのため「少しの移動感覚」を作り出すための練習を急遽入れました。移動する感覚を繰り返しやる中でつかむのです。無理矢理ではなく力を使わずにやるというのが大切なのではないかと思っています。これも大切な要素。パワーに頼る走りはしたくない。私は「切り替え」で身体を運んでいきたいと思っています。それを実現するためにはスムーズな重心移動が必要になる。やることはたくさんあります。

そこからは本当に一つずつ段階を追いました。スティックを少しずつ伸ばしていってそこからは壁。これも何度も動きを止めて説明をしました。うちの選手はここがかなり苦手。足の動きと腰の移動が一緒になりません。もう少し工夫しないといけないのかなと考えています。他にこの動きを強調できる練習があるかなー。考えないと。

前回はこのまま腿上げにしましたが、今回はもっと丁寧に。足の動きと腰の移動をつなげていくために一つずつやっていきました。時間がない時には省略してしまいますがこの日は徹底。少しの移動→大きな移動をやってから、ハードルを使っての「スイッチング」です。「膝締め」「重心移動」「スイッチング」が走るためには大切だと考えています。私が技術練習をやる時にはこの段階を必ず追うようにしています。その時その時で変えていきますがこの日はほぼ「フルバージョン」でやりました。後半になると明らかに動きの感じが変わってきます。意識してやっているからなのか無理矢理そういう状況を作り出しているのかは分かりませんが(笑)。自分でこちらのやろうとしている事を意識してもらえるとこれから先につながります。一時的な変化ではなく本物にしなければいけないと思っています。

スパイクを履いて腿上げ、チューブ走。更には並走。これだけでかなりの時間を要しました。並走に関しては前回同様ペアを変えて実施。大学生のスピードに引っ張ってもらうというのも大きな刺激です。この時、大学生の走りを見ていて「良く動いているな」と感じていました。この勢いで冬期練習が積めているのであれば本当に11秒台が出せるのではないかと。後で聞いてみると「最近はスピードが出せていなかった」とのこと。「走りどうですか?」と何度か聞いてきたので「良く動いてると思うよ」と答えていたのですが。

長くなってますね。記事を変えておきます。
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合同練習

2016-01-11 | 陸上競技
土曜日、この日も前任校と一緒に練習をしました。こちらとしては刺激を受けながら練習ができるので随分と違います。初期の頃はこういう練習会さえも難しいなと感じていましたが、ここに来てやっと練習ができるようになってきました。少しですが軌道に乗りつつあるのかなという感じですね。

合宿でもう一度動きのことをやろうと思ったのでこの日は基礎の徹底という部分に重きをおきました。やりたいことがたくさんあって何から手をつけていこうかなと悩むところです。その中でこの日は「動き」を優先しようと判断。難しいところなんですが。本当はもっと走練習をしっかりと積みたいところです。限りある時間をどのように使えば良いかを考えさせられます。

アップは坂道を使っておんぶや肩車など。最近はアップでサイキングアップをしていましたが時間的なものもあり、最小限に絞りました。身体が温まればそれで十分。それでもかなりやった感じがあります。また、アップの中に肩甲骨周りを動かすようにしました。これは練習の合間にも指摘して何度もやらせるように。腕振りが上手くできない選手が多い中でこういう部分で上手く持って行きたいなと。多少なりと時間を有効に使えるようにしていきたいと思います。

そこからスティックを使ってハードルまたぎをかなり。肩甲骨を使うためにあえて使えない状況を作り出してみました。スティックを持って肩甲骨が開いた状態と閉じた状態を作り、そのままハードルまたぎ。これはなかなか面白いなと感じましたね。意識レベルが高くなればスティックを外した時に腕振りなどをして「走りにつなげる」取り組みをします。こういう部分を見るためにも必要な練習かもしれません。ドリルに行くまでにかなりの時間を使ってしまいました(笑)。こんなことをしているから本練習に届いないのかなという気はしています。

足運びの基礎を徹底的にやりました。スティックを使っ家片足ずつの運びをやってからその動きを定着させるためにチューブもも上げ。これを繰り返しやる。ある程度できるようになったらスティックの距離を伸ばす。本当に地味な練習です。これまでの指導の中で「動きが変わる」のはやはりこういう地味な練習の積み重ねだと感じています。退屈な練習ですが避けては通れない練習だと思っています。

壁を使っての重心移動。これもチューブを使ってやっていきます。地味(笑)。最近は飽きないように工夫をしてやっていましたが、そればかりやっていても良いことはない。時には必要な練習をしっかりとやる。壁が終わってから更にもも上げ。どれだけ地味な練習をやるのか?!それでもこの日は飽きずに練習に取り組んでいました。他校と一緒にやることで刺激があります。

そこからスパイクを履いてチューブ走をやりマーク走。ここを何本も何本もやりました。徹底的にやるタイプです。走る量を諦めていたので時間がかかりましたがじっくりとやりました。そのまま並走へ。バトンは学校を固定せずにやりました。本来であれば同じ学校同士で練習する方がいいと思うのですが時にはメンバーを固定せずにやっていく方が良いかなと判断しました。短い距離での並走を2パターン行いました。

最後に120mを数本。量的には少ないなと思いましたが時間の関係でそれ以上増やすのを諦めました。まーそこまでにかなりやっていると思うのでそれくらいが適量だったのかもしれません。短い距離で本数を重ねるというのはやはり負荷も大きくなります。性格的に量を追いたくなるのですがここは我慢かなーと(笑)。スピード重視の練習としましたが本人たちの感覚はどうだったかですね。

ひたすらやる。これは得意(笑)。この日は課題を決めてやっていました。次はまた別の課題を持って取り組みたいなと思っていました。雰囲気的にはかなり良くなっていました。これがどれだけ継続できるか。そこにかかっています。良い雰囲気の中で練習が出来たと思います。
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