水曜日、午後からは走る事にしました。翌日から天候が悪くなるという予報。それであれば多少無理をしてでもしっかりと走っておきたい。グランド状態はそれほど良くない。下が緩い部分がありましたがそれでも走りたい。最初は坂道を走ろうと思っていたのですが、グランドの一部分が使えそう。他の部の顧問と相談して使わせてもらう事に。本当にありがたいことです。
グランド状態が微妙だったのでどうしようか悩みましたがアップはダイナマックスで。久々です。動きながら鍛えるという部分が狙いとしてあるので少しでもやりたいなと。見ているとやっぱりまだまだ動きが雑だなという感じです。多分それなりの水準にはなってきていると思いますが、やはり狙いとしてはこちらが求める部分とは異なります。とはいえ、この日にそこだけに時間を使うことが効率的だとは思えません。走る時間にどれだけ時間を割けるかです。
考えたらこの日がどれだけ大切かは判断するのは難しくないと思います。この日に走っておかないと次はいつ走れるか分かりません。この日に2時間練習ということは絶対に考えられない。私はそう思っているのですがこれも一般的な考え方ではないのかもしれないですね。
アップ終了してすぐに走ることにしました。何度も書いていますがうちのグランドは狭い。走る距離が確保できないのであれば本数である程度補うことが必要になると思っています。だからこそしっかりと走りたい。そう考えていました。
グランドが少し緩い感じがあるので練習をどうするかなり考えました。前日の練習の事を考えてスパイクを履いてやってみるとどうなのかなとか。下が乾いた状態でないとパワーを使ってしまう練習になるのは分かりきっています。それでも走ると決めたからにはやりたい。実際に数本やってみましたが一歩目で滑る感じがありました。スパイクに砂が付いてくるのでなかなか思うように走れない。やりたい動きができません。かなりの本数をやってみようと思っていましたが数本やって中止。これ以上やってもこの日はダメだと判断。
最初の部分がもたつくなと感じていたので急遽変更。前日に使ったトゥトレ用のチューブを使って最初の動きを作ることにしました。無理矢理に重心移動を作り出すという感じでしょうか。これも完全に思いつきなのでなんとも言えません。チューブで引っ張って前に進むことを覚えさせようと思いました。冬期練習にオーバースピードトレーニングのような事をするというのは「常識的ではない」と言われるでしょうね。冬期にはスパイクを履かずに走るというのが「常識」だったりします。走り込みをするのでシューズで走る方が足に負担がかからないと言われますから。
私の感覚は「非常識」なのかもしれません。まー何を持って正しいと評価するのかは分かりません。が、私は自分が進んでいる道が間違っているとは思っていません。この事について少し書いたのですが「読んだら気分を害する人がいるかもしれない」と思ってやめました(笑)。それぞれが信じる「正しい答え」があるのだと思います。私が信じる答えはそこにはないというだけの話。数年前ある選手が活躍してその練習方法が全国的に紹介されました。その当時師匠が「これは良くないな」という話をされていました(笑)。が、その懸念は何事もなく過ぎ去っていきました。一過性のものとして終わった感じがあります。もちろんその時の事をきちんと理解してやっている人もいると思いますが。
最初の15mくらいの重心移動を作って次には自分の力で30m程度を走る。それを繰り返しました。一番難しいと感じている局面ですからそこを克服するための練習をしていかなければいけません。ポール選手たちはここまでやって専門練習としました。どうしても走る練習をさせたいので。最初の動きだしを作る動きはスプリント以外でも必要かなと。引っ張ったと後に60mを4本程度全力で走らせてから専門へ。
かなり本数をやりました。「怪我をしないように」と言われる部分もあります。それでもこの日はやると決めていました。30m程度の距離をかなり走ってから今度は中間までの動きを。60mのトゥトレ。初めてやる練習ですからこちらとしても多少不安はありましたが何とか問題なくやることができました。これまでやってきた動きが少しずつ身についてきた感じがあります。もちろんそれを定着させるために刺激を入れた後にもう一度自分の力で走る。それを何度も繰り返しました。トゥトレは負荷が高くなります。何本も何本もできるものではないと思っています。
今更ここに書くのもどうかと思うのですが選手は全員「大臀筋の筋肉痛」でした。それも「激しい筋肉痛」です。椅子に座るだけで痛いと言っていました。それでも朝からドリルなどはやらせています。これは前日の刺激がきちんと身体に入っているということだと思っています。まースケーターズジャンプをかなりやったのでそれが主たる原因だとは思いますが。今後もこの練習はやっていきたいなと思います。私のスタイルは「選手に確認をする」事で状況を把握しています。筋肉痛になるということはまだまだそこの部分が弱いということ。前の記事ではないですが「まだできることがある」と思います。鍛える箇所はまだまだたくさんあるということです。
トゥトレ終了後、少し長い距離が走れることになりました。最大で110mくらいは使えそうだったのですが端の方はかなりぬかるんでいるのでそこは走りたくない。私自身が高校3年次にグランドが緩い中で走って高校最後のシーズンを棒に振った苦い経験があります。万が一に備えてあまりにも緩い所は走らせたくありません。甘いのかもしれませんがそこはこちらがコントロールしなければ分からないと思います。最大で80m程度になりました。
こうなったら並走しかない(笑)。60m+20mの形でやりました。全力です。すでにこの時点で数人はヘロヘロ。だからといって止めません。最大スピードが出せるように並走にしてきます。絶対に緩められない状況を作る。ひたすら走る。この事が選手にとって絶対にプラスになると思います。前と比べると確実に「練習」が出来るようになってきました。色々な意味で。最後までスピードを維持するようになりましたし、本数も持つようになってきました。長い距離になると厳しいかもしれませんが短長を専門にしていこうと思えばまた別の形を考えています。
並走を4本やってから今度はタイヤ引き。下が緩いので数本程度にしておきました。それだけでもパワーに頼ってしまう状況ですからタイヤを引くとそこが助長されます。とはいえ、前の日からの練習で切り返しの意識をしていますからタイヤ引きでも動きの変化がありました。蹴って進むというのではなく前方向への切り返しで進んでいく。ここが少しずつ結び付いている感触を得ました。なかなか面白いと思いますね。
さらに並走4本。ここで終了です。80mを4本走ると320mです。うちの今の練習ではトータルで1500~1800mくらいでしょうか。少ないと感じるかもしれません。が、短い距離だけでこの距離を走るとなるとかなりの本数だというのは分かってもらえると思います。冬期練習だから走り込むというのではなく普段の練習からこの手の練習携帯です。質を上げていく中で力を引き上げていきたいと真剣に考えています。
見ていて本当に面白いと思います。一本一本声をかけたり、話を聞いたりする中で積み上げていく楽しさがあります。これが少しずつ結果につながっていけば良いと思います。本人達も変化を感じられるようになっています。まだまだこちらとしてもできることがあると思っています。時間が欲しい。心の変化は明らかです。まだまだですが明らかに「チーム」として機能しつつあります。もちろん満足はしてきません。考えて動くという部分に関しては足りませんからね。
長くなりました。走ると決めていたのでしっかりと走りました。次にどうやって練習を組んでいくかをしっかりと冷静に考えていきたいと思います。
グランド状態が微妙だったのでどうしようか悩みましたがアップはダイナマックスで。久々です。動きながら鍛えるという部分が狙いとしてあるので少しでもやりたいなと。見ているとやっぱりまだまだ動きが雑だなという感じです。多分それなりの水準にはなってきていると思いますが、やはり狙いとしてはこちらが求める部分とは異なります。とはいえ、この日にそこだけに時間を使うことが効率的だとは思えません。走る時間にどれだけ時間を割けるかです。
考えたらこの日がどれだけ大切かは判断するのは難しくないと思います。この日に走っておかないと次はいつ走れるか分かりません。この日に2時間練習ということは絶対に考えられない。私はそう思っているのですがこれも一般的な考え方ではないのかもしれないですね。
アップ終了してすぐに走ることにしました。何度も書いていますがうちのグランドは狭い。走る距離が確保できないのであれば本数である程度補うことが必要になると思っています。だからこそしっかりと走りたい。そう考えていました。
グランドが少し緩い感じがあるので練習をどうするかなり考えました。前日の練習の事を考えてスパイクを履いてやってみるとどうなのかなとか。下が乾いた状態でないとパワーを使ってしまう練習になるのは分かりきっています。それでも走ると決めたからにはやりたい。実際に数本やってみましたが一歩目で滑る感じがありました。スパイクに砂が付いてくるのでなかなか思うように走れない。やりたい動きができません。かなりの本数をやってみようと思っていましたが数本やって中止。これ以上やってもこの日はダメだと判断。
最初の部分がもたつくなと感じていたので急遽変更。前日に使ったトゥトレ用のチューブを使って最初の動きを作ることにしました。無理矢理に重心移動を作り出すという感じでしょうか。これも完全に思いつきなのでなんとも言えません。チューブで引っ張って前に進むことを覚えさせようと思いました。冬期練習にオーバースピードトレーニングのような事をするというのは「常識的ではない」と言われるでしょうね。冬期にはスパイクを履かずに走るというのが「常識」だったりします。走り込みをするのでシューズで走る方が足に負担がかからないと言われますから。
私の感覚は「非常識」なのかもしれません。まー何を持って正しいと評価するのかは分かりません。が、私は自分が進んでいる道が間違っているとは思っていません。この事について少し書いたのですが「読んだら気分を害する人がいるかもしれない」と思ってやめました(笑)。それぞれが信じる「正しい答え」があるのだと思います。私が信じる答えはそこにはないというだけの話。数年前ある選手が活躍してその練習方法が全国的に紹介されました。その当時師匠が「これは良くないな」という話をされていました(笑)。が、その懸念は何事もなく過ぎ去っていきました。一過性のものとして終わった感じがあります。もちろんその時の事をきちんと理解してやっている人もいると思いますが。
最初の15mくらいの重心移動を作って次には自分の力で30m程度を走る。それを繰り返しました。一番難しいと感じている局面ですからそこを克服するための練習をしていかなければいけません。ポール選手たちはここまでやって専門練習としました。どうしても走る練習をさせたいので。最初の動きだしを作る動きはスプリント以外でも必要かなと。引っ張ったと後に60mを4本程度全力で走らせてから専門へ。
かなり本数をやりました。「怪我をしないように」と言われる部分もあります。それでもこの日はやると決めていました。30m程度の距離をかなり走ってから今度は中間までの動きを。60mのトゥトレ。初めてやる練習ですからこちらとしても多少不安はありましたが何とか問題なくやることができました。これまでやってきた動きが少しずつ身についてきた感じがあります。もちろんそれを定着させるために刺激を入れた後にもう一度自分の力で走る。それを何度も繰り返しました。トゥトレは負荷が高くなります。何本も何本もできるものではないと思っています。
今更ここに書くのもどうかと思うのですが選手は全員「大臀筋の筋肉痛」でした。それも「激しい筋肉痛」です。椅子に座るだけで痛いと言っていました。それでも朝からドリルなどはやらせています。これは前日の刺激がきちんと身体に入っているということだと思っています。まースケーターズジャンプをかなりやったのでそれが主たる原因だとは思いますが。今後もこの練習はやっていきたいなと思います。私のスタイルは「選手に確認をする」事で状況を把握しています。筋肉痛になるということはまだまだそこの部分が弱いということ。前の記事ではないですが「まだできることがある」と思います。鍛える箇所はまだまだたくさんあるということです。
トゥトレ終了後、少し長い距離が走れることになりました。最大で110mくらいは使えそうだったのですが端の方はかなりぬかるんでいるのでそこは走りたくない。私自身が高校3年次にグランドが緩い中で走って高校最後のシーズンを棒に振った苦い経験があります。万が一に備えてあまりにも緩い所は走らせたくありません。甘いのかもしれませんがそこはこちらがコントロールしなければ分からないと思います。最大で80m程度になりました。
こうなったら並走しかない(笑)。60m+20mの形でやりました。全力です。すでにこの時点で数人はヘロヘロ。だからといって止めません。最大スピードが出せるように並走にしてきます。絶対に緩められない状況を作る。ひたすら走る。この事が選手にとって絶対にプラスになると思います。前と比べると確実に「練習」が出来るようになってきました。色々な意味で。最後までスピードを維持するようになりましたし、本数も持つようになってきました。長い距離になると厳しいかもしれませんが短長を専門にしていこうと思えばまた別の形を考えています。
並走を4本やってから今度はタイヤ引き。下が緩いので数本程度にしておきました。それだけでもパワーに頼ってしまう状況ですからタイヤを引くとそこが助長されます。とはいえ、前の日からの練習で切り返しの意識をしていますからタイヤ引きでも動きの変化がありました。蹴って進むというのではなく前方向への切り返しで進んでいく。ここが少しずつ結び付いている感触を得ました。なかなか面白いと思いますね。
さらに並走4本。ここで終了です。80mを4本走ると320mです。うちの今の練習ではトータルで1500~1800mくらいでしょうか。少ないと感じるかもしれません。が、短い距離だけでこの距離を走るとなるとかなりの本数だというのは分かってもらえると思います。冬期練習だから走り込むというのではなく普段の練習からこの手の練習携帯です。質を上げていく中で力を引き上げていきたいと真剣に考えています。
見ていて本当に面白いと思います。一本一本声をかけたり、話を聞いたりする中で積み上げていく楽しさがあります。これが少しずつ結果につながっていけば良いと思います。本人達も変化を感じられるようになっています。まだまだこちらとしてもできることがあると思っています。時間が欲しい。心の変化は明らかです。まだまだですが明らかに「チーム」として機能しつつあります。もちろん満足はしてきません。考えて動くという部分に関しては足りませんからね。
長くなりました。走ると決めていたのでしっかりと走りました。次にどうやって練習を組んでいくかをしっかりと冷静に考えていきたいと思います。