kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

地味にやる

2019-08-01 | 陸上競技
火曜日。この日は学校で。前日競技場練習をした時、「強化練習は先週の土曜日までだった」という意見が。日程表を渡していますがその中には27日までが強化練習と書いてあったようです。下の方には「日程は変更の可能性あり」と書いているので問題ないはずと押し切りました。

とはいえ、かなりの期間負荷をかけ続けています。疲労も蓄積しているはず。これまで妥協して練習量が減ってきていました。量を追わないというテーマを掲げていました。今の現状にあっていないかもしれないなという感じもありました。ある程度走ることも必要かなと。その分疲労も出るのかもしれませんが。

この日は少し趣向を変えてやることに。ほとんど走らない中でやっていこうと考えていました。補強が足りなくなっている部分もあるのでそちらに力を入れたいなと。前日に感じた部分を少し修正する時間が欲しいなというのもありました。

バランス系をやって体幹強化サーキットを1サイクル。2サイクル予定にしていましたが暑いのもあったのでこちらで抑えました。DM投げをやってから体幹に刺激を入れる。

ここから各自練習としました。走りにつなげるための感覚作りをする。基礎的な動きをする。30分という時間を設定して自分で考えてやることに。もちろん考えがない選手はやることが分かりません。これも仕方ないかなと。聞きに来れば伝えるというくらいで関わりました。なにもかも与えるというのは良くない。段階に応じて与える方が良いと。

話が若干の逸れます。この日の練習開始時に一人が「今日からインターンシップに行くので練習を休みます」と申し出てきました。はぁ?!という感じでしたが。「インターンシップがあるのを忘れていた。一緒に行く人に言われて思い出した。」とのこと。集合時間まで30分強しか残されていない。うーん。

直接言わなければいけないという気持ちはあったのでしょう。インターンシップがあるのは仕方ないと思います。決まった時点で報告はできたはずです。そういう前段階をすべてすっ飛ばしていることがそもそも問題なのです。話はしましたがなかなか伝わりません。

考えて練習をする。この部分を求める。指導の前段階で必要なことがあります。中学時代はそれで回っていたのだとは思います。これから先はそうはいきません。指導する部分は果てしなく多い。各自練習をする部分にもつながる。1から10まで指示を出されてやるというのは違う気がします。判断する力も育てなければいけない。やることは多い。

走りの感覚を作ってその確認のためにウインドスプリントを数本。細かくは言いませんでした。それぞれがきちんと走ることが必要。瞬発系シャフトをやってからハードルジャンプ。力の発揮の部分はやはり続けておきたい。

そこから日陰に移って体幹補強を。色々と不足する部分をやることに。基礎的な補強をしましたが圧倒的に男子が弱い。何かをやったら「キツい」と言います。途中で休むのも男子。1年生でもすでに4ヶ月は練習をしています。それでこの筋力というのは...。動きながらの補強であれば何となく誤魔化せる部分がある。こうやって丁寧に補強をすると「弱い」というのが明らかになる。2年生男子も同様に...。

地味な練習をきちんとやる。この部分が明らかに不足しているなと感じました。指導の部分が大きく影響していると思います。補強は正確にやればかならず強くなります。それができていないというのは...。こういう目に見える部分が全てを物語っている気はします。

まだまだ基礎的なことが足りない。取り組みの姿勢で見直す部分が出てくる。一進一退かもしれないですが。やるしかないのだけは間違いない。考えさせられます。
コメント
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