土曜日。この日は朝から中学校の大会を観戦することに。色々と情報交換をしていく中で「記録会があるので見に来れば?」という話をいただきました。朝8時半競技開始ということでしたが誘っていただいたので観戦させていただくことに。
以前から書いてますが「記録が良いから」という理由で一緒に競技をやろうという気はほとんどありません。実際に走りを見てみて「魅力があるな」と感じるかどうかは大きなことです。見ないで「速いから」という理由では選手と保護者に失礼だと思っています。かなりの時間を使うことになりますが必要な労力は惜しまない。真摯に向き合いたいと考えています。
競技だけではなくアップからみたいと思っていたので7時半過ぎに。実際のレースだけでは分からない部分があると思っています。タイムには出てこない「魅力」を感じるかどうかはグランドレベルでなければ分からないかなと。ひたすら見ていました。不審者と間違えられないように先生方には挨拶をして回りました。情報交換という意味合いもあります。
うちの学校自体は競技としては無名です。市内でもマイナーだと思っています。それが他地区となると全く知ってもらえない。そうであればやはりこちらからアピールしていく必要があります。労を惜しまずやれることはやる。知ってもらうことしかないと思っています。指導に関しては一生懸命に取り組めると思っています。そこだけは負けない。熱意を伝えていく機会があるかどうか。やれることをやっていきたいと思います。こういう機会を与えたもらえたemr先生に感謝です。
その関係で練習は15時からとしました。学校での練習です。午前中にやるよりは夕方からやる方が涼しくできる気がしていました。15時はまだ暑かったですが部室の陰になる部分があるので練習がやりやすい。毎日夕方からやるというのはその日の日程が全て狂ってしまう部分があります。本当はこの時間帯の方が熱中症などの心配がなくて良いのでしょうが。
走る時間を確保したいと思っていました。バランス系をやってからDM∞。そこからすぐにハードルドリル。すぐにスパイクを履いてスイッチング(ミニハ)&スキップとスイッチングラン。スイッチングランはスティックを使っての「タタタ」を。速く走るための動きをしたいと思っていたのでこの部分は必須。
そこからSDを。風が向かい風でしたがこれも関係なく。向かい風だからできることがあると思います。加速段階で我慢しなければいけない部分もある。その中でどう自分の走りを作るのか。40mと60mを。途中「イメージすること」についての話をしました。単純に走るのではなく「何をやるべきか」を走る前にしっかりと意識しておく必要がある。その部分がどれだけできるか。
やるべきことはきちんとやっています。指導に関しても徹底していると思います。しかし、やるだけで速くなるというものではない。「自分の走りの理解」があるかどうかで大きく変わってきます。単純に走るだけから抜け出したい。技術的な議論ができるようになるかどうかも大きな話だと思います。まずまず。
そこから120-90-60を。短長のための練習を少しずつ工夫したいと思っています。うちのグランドでどのように練習を作るか。元々短長メインでやっていた時期があります。そのころは距離を踏むこと、量を追うことで強化していました。しかし、それだけでは故障者が増える。ここをどうするかというのが今の命題でした。今回はスピンバイクを利用しての走練習を入れようと。50秒程度の全力こぎをしてから120mを走る。そこからすぐに120mを折り返す。ここに競争という負荷を加えて実施。やれることをやりたいなと思いますね。いい練習になったと思います。
瞬発系シャフトをやってから40↑30→。前半マークと中間マークを置いて。追い風の中で。走るための刺激を入れたいと思っていました。ここも「走りをイメージしてから入るように」と伝えました。練習を消化することが目的ではない。どのような走りをするかです。任せる部分が増えていますが、やはり基本的な部分の確認は徹底していかなければいけないなと感じています。私が甘い部分があるとは甘います。本当に強くなりたいのであればやはりそこに向けて何をするかが重要かなと。
最後に120-90-60。先程やったメニューと同じです。短長はここでもスピンバイクを。走る前に負荷をかけておくことで後半の動かなくなる部分への対応ができると思っています。1セットだけでも良かったのかなとは思いますが、やはり必要な負荷はかけておきたい。大切な要素。このセットはよく走れていました。マイナス発言が多いのですが前向きに走れていたと思います。
かなり良い雰囲気の中で練習ができました。これをどれだけ継続できるか。涼しかったのも影響しているかなとは思います。午前中の暑さではなかなかできないのかもしれません。時にはこういう時間帯にやる方がいいのかもしれないなと感じました。
この日も保護者から差し入れを頂きました。見守ってもらっているという感覚を選手たちが持ってもらいたいですね。なかなか長い1日でした。