kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

国体合宿in岩国

2019-08-15 | 陸上競技
火曜日から国体合宿が実施されました。残念ながら台風の影響があり2泊3日の予定が1泊2日に変更。万が一のことがあったらいけないので仕方ない判断だと思います。合宿場所は初めて岩国で。これまでは下関であったり周南だったので新鮮さはあります。下関から来ると2時間かかるというのが最大のネックですが。それでも施設的にはかなり良い環境でした。

参加者がかなり少ないなと感じました。フィールド内が人工芝なので投擲系の種目が実施できません。それも影響していると思います。また、成年選手も下関地区から来るのが難しいということで参加者が少ない。ほぼ少年のみの参加となりました。インターハイに出場した高校生はかなりハードな日程だったので若干へばり気味。無理はさせられないなという感じでいました。

今回は初日スタッフも揃わなかったので
短距離&ハードルは私が主導で実施することに。このパターンも増えてきているのでなんとなく慣れてきました。中学生の参加者もいるのでそこまで視野に入れながらの指導になりすます。あまり難しいことをやっても仕方ないので「学校に帰ってもできる練習」がメインになります。考え方だと思いますが「基礎的な事」をこの段階でしっかりとやっておくことはかなり重要だと思います。

バランス系や反発系の練習を前半部分でかなりやりました。暑いのもあったので影になる部分でしっかりと。バランス系と軸系から始めてそれを生かして反発系。なかなか分かってもらえないかもしれませんがこの部分は基礎だと思っています。単純に練習を進めていくだけではない。私が重要だと思っていることをきちんと伝えておきたいなと。インターハイ選手であろうと中学生であろうとやるべき動きは変わらないと思います。その頻度であったり伝え方は変わっていくかもしれませんが。

ある程度やってから今度は台ドロップを。段階を追います。まー他の指導者がどのように段階を追うのか分かりません。共通する項目が存在すると思っています。色々な練習があると思いますが根底にあるものを理解してもらいたいなと思います。今回は中学生も参加していました。ここで難しい話はできないと思っています。幸い事前に走りや練習の一部を見ていました。そこで意識している部分を分かりやすく説明したいなと思っていたのでタイミング的には良かったかもしれません。

動きができるかどうかではない。実際に何を意識してやろうとしているのか。ここは確認していきたいと思います。感覚が違う選手も出てくるかもしれません。ある一定水準以上の力を出している選手は無意識にやっていることがあります。それでもきちんと理解してやってもらうことで先が変わってくると思っています。

台ドロップで一歩ずつ確認してから連続のスイッチング。乗せるだけではなく反対側のフォロースイングをどうするか。「軸を作る」「真下で捉える」という「地面に力を加える」事に構えてその方向を変えるために何をするかです。ここは理解してもらわないといけない。基礎的な動きですがやはり外せない。私の指導の中心は徹底だと思います。時間をかけて感覚を作り上げていく。短時間で結果を求めるスタイルではありません。とはいえ「基礎」は伝えていかなければいけない。

幸い今回の合宿に参加しているメンバーの大半はこれまで国体合宿で指導をしてきた選手です。私がやりたいことをある適度理解してくれています。これだけで随分違います。ハードル系をやることもできました。ここは本当に基礎。午前中にその場での動きの確認をしてワンステップハードルの一番移動が少ないパターンまで。

午後はもう一度動きの確認をしてからワンステップハードルで前方向に進む。かなり暑かったので前半は補強をしながら体幹意識を強めておきました。走るだけではなくこの部分も大切。軸を作るために必要な要素は手を替え品を替えやっておかなければいけないと思います。走るために何をするか。私なりの解答は出ています。それをどれだけ理解してもらえるか。

ある適度やってからハードルドリル。リズムスキップなどをやって前段階の準備をしてからワンステップハードルとハードル連続抜きを。ここも重要だと思います。実際問題、ハードルを使った練習は効果的だと思っています。技術的なことだけではなく筋力的な部分も強化できます。姿勢の部分も作れます。徹底することで大きく変わる。股関節周辺をどう強化するかという部分では効果が高い。もちろん何のためにやっているのかだけは分かってもらわないといけないですが。

ある程度やってスイッチング&スキップの基礎。本当はもう少し道具があれば良いのですが。可能な限りの練習としました。スティックの本数自体も少なく最低限の確認になります。ミニハードルを使うと足が回るのでここでは使わない。意味のある練習にしなければいけない。考えて考えてやっている内容です。企業秘密とは言いませんが「強豪校ではやらない」ものかもしれません。1から作っていくという練習です。分かってもらいにくい練習なのかもしれません。

ある程度やってからスキップ&スプリントをやりました。もうワンランク上の感覚かなと。やってみるとこれは面白い。今更ですが。他の技術的な部分が不足している選手でもスキップ系が強い選手は進みます。やはりここは重要。練習のメインにおいても良いのかなと感じるくらいの話でした。うちの練習でもしっかりとやっていければと思います。効果高いなと。

最後に高校生のみカーブ直線。2本だけですがしっかりとスピードを出すことにしました。良い走りができたのではないかなと思います。動きの徹底。ここはどの段階でも必要だ思います。もちろんこちらから一方的に押し付けるということはここではよくないと思います。しかし、基礎的な動きは理解してもらいたい。学校でもできるメニューというのがスタンスだったのでそこを重視しました。

かなり暑かったので連載も大変でした。多くのことはできませんでしたが意味はある時間になったのかなと思っています。インターハイ組もいてくれたのでやりやすかったですね。一対一で対応すると随分やりやすいのですが人が増えるとなかなかという選手もいます(笑)想像にお任せしますがなかなかですね。なだめすかしながら進めていくしかない。これも今私に与えられた役割なのかなと感じてはいます。

もっと書きたいことがあった気がするのですが。とにかく暑さにより久々に私自身の疲労度が増えていました。休めていないというのもあると思いますが。

また書きます。多分。
コメント
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