kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

国体合宿in岩国3

2019-08-16 | 陸上競技
続きを。午前中の練習の後半から雨が降り始めました。その中でハードル練習を少しだけやっていたのですが。午後からめちゃくちゃ雨が降るという予報に変わっていました。どうなのか。

もうすでに雨に濡れているのであまり関係ないなと考えていましたが。短長とkrkは一緒に走ることに。本数を多くというよりは質を上げたいなと考えていたので。短長は午前中に150m7本を2セット?やっていました。かなり疲労していると思います。それでもこれだけのメンバーで走るというのはなかなかありません。

長い距離はほとんど走らないのですがせっかくなので300m+200m。基本全力で。競争させることで絶対に手が抜けない状況を作り出す。このレベルなら段差にすることもないのでより手が抜けない状態になります。まーこの段階で「手を抜かない」という話をしているのもどうかと思いますが(笑)

3セットの予定にしていました。1セット目に35秒-24秒で。条件から考えると良かったかなという走りです。競り合っていました。最後力が抜けない状況の中で走るというのは必要です。インターハイの時は前半で競り合ったことで力みが生まれ自分の走りを見失いました。普段は競り合えないのでこういう時に冷静に自分の走りをしておくことは必要。次のセットも同じタイムで来れたら2セットで終わりにすると告げてる。もちろん頑張れる(笑)同じタイムで3人が走ってきました。大切なことですね。追い込み切れたかは微妙ですが質は上がったと思います。

ショートハードルの指導を中心に。午前にやったハードルドリルと一歩ハードルを。最初「遠い」と言っていた距離よりも2足伸ばしても届くようになりました。もっと伸ばせると思います。きちんとやるべき練習をやれば走りは変わる。ハードリングというよりはその前段階がきちんとできれば、ですね。

そのまま一台までのアプローチ。マークを使って一本確認して大丈夫そうだったので1台目を越えることに。まだ安定はしませんが問題なくクリア。踏切が多少遠くても越えられるようにしておく必要があります。ここに一歩ハードルを入れた理由があります。一応スプリントとハードルを専門にしているつもりです。どうすれば良いかは分かります。前の記事に書いたように「跳んでおけば良い」というのではここは対応できないかなと。

そのままの流れで3台目、5台目まで。本数は少なめに。1台目まで良かったとしてもその後の走りが作れなかったら意味がなくなります。この感じだと後半ハードル間が詰まるだろうなと思いますがそこはまた別の指導が必要になります。前半遅れていた部分をどう改善するか。短時間なのでそこに尽きます。

最後話を聞くと「ハードルって走るんですね」という返答でした。まさに。跳ぶのではなく走る。特に女子に関してはその部分が大きいと思います。9歩から8歩に変えるだけで感覚がかなり変わります。スピードも変わる。そうなるとインターバルの走りも変わる。一ヶ所だけ直せばどうにかなるという話ではないと思っています。だからこそ走る感覚を作りたい。限られた時間の中で何をするか。ここですね。

終わってから防府に戻る。選手を送って帰りました。そのまま学校へ。「自主練」で練習をすることになっていました。天気が危ういので時々連絡をしながら。naoとmichiに加えてshotaroも練習したいということなので一応指導を(笑)。雨が降るので濡れないところで走ることにしました。

私が到着した時には何をやろうか?という感じでした。「自主練」用に練習メニューを作っていました。こうなると自主練なのか?!という話にもなりますが。そこまでに基礎的な動きを作る時間を設けていました。どこまでできたかは分かりませんが。ドリルだけで終わらないのでそこからBDMを数本実施。終了後、休まずにシャフト補強。30mで実施です。トレーニングは減らさない。今後のことを考えたらしっかりとやっておきたいなと。

これだけでは終われないのでスキップからのランを。狭い空間での練習になります。
それでもスキップで進む感覚は作れる。ここはしっかりとやりたいと思います。Bスキップ、DMスキップ、Nスキップの流れで。合宿で感じたことを選手に伝えました。きちんと感じ取れるかどうかです。感覚をひたすら作っていくしかないと思っています。意識できる者は動きに変化が見られます。こういう練習を積み重ねていくことが必要だと思っています。

私自身が結構疲れているのはあります。休みたいのはありますが卒業生が練習をしたいと言えばスルーはできません。何とか力になれたらとは思っています。また、うちの選手が少しずつ動けるようになってきています。このタイミングを逃したくない。そうなるとやるべき練習が出てきます。今しかできないことを選手に伝えていければと考えています。

翌日は台風予報だったので「自主練」も禁止。危ないので。naoとmichiは休まずに練習をしていたのでちょうどいいかもしれません。2人と何人かは13日も朝からメニューありの「自主練」をしています(笑)。この子達も良くやります。少しだけでも気分転換をしてくれたらと思いますね。
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国体合宿in岩国2

2019-08-16 | 陸上競技

国体合宿二日目。予報ではなんとか天気は持つだろうということでした。朝の時点で散歩をしているとかなりの強風。ビュービューいっていました。これはもう仕方ないなという感じです。

 
この日はmakinoも参加。電車だ最寄り駅まで来たようです。なかなか日程調整が難しい中での参加でした。唯一の成年選手。お姉さんとしてしっかりと引っ張ってくれると良いのですが。
 
練習に関しては前日同様。中学生の疲労度も考慮しながらです。基本的な動きをしっかりとやる。この日だけですがショートハードルの選手も参加しました。前日にやっていない動きなので少し補足説明をしながら。やっていることはハードルに繋がっていく部分です。別にドリルをやるというよりはこの動きをやっておけばある適度までは対応できると思っています。
 
リレーメンバーはバトンを簡単にやるということだったので途中で別練習。短長は短長でしっかり走らせたいなと考えていました。この機会にkrkに走らせておきたい。インターハイが終わったので気持ち的などこか緩む部分な出てくると思います。高い緊張感の中でやっていたのである程度は仕方ないかなと。とはいえ、ここでやらないと秋以降の勝負ができません。午前中から走らせたかったのですがハードル跳びたいというのでこちらもそれに合わせる。別の形で走らせようと。
 
ハイスピードでのシャトルハードルを。1往復を3セット。それほどキツくないかもしれません。高いスピードの中での逆足もやっておきたいと考えていました。行きは6歩、帰りは7歩。ハードルインターバルは適度に調整してです。ハードルがあるときちんと走るので(笑)。インターハイの時に崩れた逆足。技術的なものではないと思っています。それでも高いスピードでの逆足は必須。最後の1セットは帰りの7歩は全て逆足設定にしました。この対応力はすごいですね。
 
ショートハードルのための練習を別に。今年は何度も中学校のレースを見に行っています。今回国体で候補になった選手の走りも注目してみてきました。課題となる部分はたくさんあります。短時間で全てを修正するのは難しい。とはいえ絶対に改善しなければいけない部分もあります。全中前に多くを伝えるのはリスクもありますが、絶対に変えなけれ今後戦えなくなる。
 
特にやりたかった部分。1台目までの修正です。これまで1台目までを9歩で入っていました。県レベルではなんとかなりますが中国レベルではここで1m近く遅れます。スピードに乗り切れない中で1台目を迎える。もちろんこの種目の特性として1台目までてトップスピードに上げるのは不可能です。ここで遅れると後がキツくなります。身長もそれなりにあるので途中からはハードル間が詰まります。ここの処理も考えなければいけないのですが前段階でやっておきたいのは1台目までの歩数。
 
1台目まで普通にスタートしてもらいました。krkに協力してもらって2人で足が着いま位置を確認。全く届きません。普段の練習がどうかは分かりませんが単純に走るだけではこの辺りの調整は難しくなります。実際にどこに足が着いているかを本人に見てもらう。踏切位置までの全ての歩数を視覚的に理解してもらう。このままでは届かないというのを認識にてもらってから今度はスティックを置いてストライドの調整。
 
ハードルを跳んでいたら上手くなる選手はいます。ハードルが跳べる選手は跳べるのです。ここは指導云々ではない部分。この練習でやるべきはハードリングではなく「レースを作るための基礎」だと感じていました。1台目は倒したまま。「跳ぶ」ことよりも「走ること」を優先しました。簡単な話ですがハードルを立てていたら「恐怖心」があります。フレキがあれば違うのかもしれませんが普通のハードルでは怖いので踏み切れません。特に「届かないのでは」という不安があればなおさら。
 
ここだけをしつこくやっていきました。スティックを目印にしていたので届いてきます。また、100mのスタートとは違うというのを理解してもらいながら。1台目まで13m。通常のスタートであればこの区間ではまだ頭を下げて加速していく段階です。しかし、13mという制限がある中での加速。顔を起こすタイミングはかなり早くなります。単純に走っておけばいいという話にはならない。この部分も理解してもらいながら。
 
午前中はここまでとしました。時間が限られているので。また書きます。
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