kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

靴を買う

2013-07-19 | 陸上競技
暑くなってきたのでサンダルで過ごす時間が多くなってきています。この方が気が楽というのはあるのですが、やはり練習を見るに当たって良いことではないなという感覚が多少なりともありました。実際に走るのは選手ですがやはり練習の時くらいはきちんと靴を履かないと(笑)。関係ないと言えばそうなのですが、そう思って靴を買うことにしました。まー単なる「こじつけ」なのですが。

数ヶ月前にアシックスで購入しようと考えていました。できればオーダーが良いなと思っていたのですが「オーダーよりは定番商品の方が良いですよ」というニュアンスのことを言われたので諦めました。別に定番商品でも良かったのですが、せっかく買うのであれば「オリジナル」が良いなと考えていたので。確かに国体カラーのシューズを履いていますが「競技用」の靴ではないですね。耐久性や運動のことを考えると定番商品の方が値段的にも手頃なのだと思います。

しかし、靴が欲しい。こう見えても「目立ちたがり屋」なところがあります。普段は非常に大人しく無口なのですが(笑)。できれば「他の人が履いていないモノ」が良いという強い欲求があります。ちょうど2年間にNIKEで靴を作りました。オーダーでカラーリングを変えて。



当時も書いたと思うのですが「一番最初に買ったNIKEシューズのカラーリング」に合わせて作りました。これはすごく気に入っていたのですが、気がつくと前の部分が破れていました。さすがにこの靴をはき続ける訳にはいきません。いい大人ですから(笑)。すごく気に入っていたので全く同じ色で作ろうかと考えたのですがやはり面白くない。そこで全く別のカラーリングで注文することに。

うちの奥さんからは「選手じゃないんだから派手なモノを履く必要はない」と言われ続けています。確かにその通りです。が、せっかく履くのであれば「派手な方がいい」と勝手に思っているので制止を振り切り派手にしました(笑)。

6月末に注文して7月18日に到着。4週間かかると言われていたのに思ったいたよりも早く届きました。

       

カラーリングはうちのチームカラーである「黒」「赤」「白」で。名前を入れられるという事だったので「RYU」と「TOKUSHO」をかかとの部分に。派手です(笑)。

気分的に元気が出ました。新しいシューズというのは前向きになります。これから夏休みに入りいろいろとやらなければいけないことが出てきます。できるだけサンダルを履かずに(!?)、きちんとシューズを履いて練習をしていこうと強く決心しました。選手は派手なスパイクを履いたりシューズを履いています。私も負けずに!!

前向きに頑張ります!!
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思うことをつらつらと

2013-07-19 | 陸上競技
木曜日、この日午前中で終了予定となっていました。火曜日、水曜日と炎天下の中での活動が多かったので少し休憩時間も必要になるかなと感じていました。1年生の中には一気に日焼けが進んでしまい痛そうにしている子もいます。幸い熱中症になる生徒はいませんでしたが、このような天候の日が続くと怖い部分はあります。

話は若干それますが「夏の高校野球」というイメージが強く出ています。他の種目は6月に県総体行いインターハ出場を決めます。分かりにくいかもしれませんが「高体連」と「高野連」という母体となる組織が異なります。そのため「全国大会」の予選会の開催形式、開催時期が大きく異なります。インターハイは毎年開催場所が変わりますが高校野球は決まって「甲子園」です。高体連主催の種目では入場料は一切取りませんが高野連主催の大会では入場料が必要です。高校生の大会にお金を払って応援に行くという普通では考えられない流れがあります。

先日、新聞の記事に載っていましたが高校野球の試合中に熱中症になって倒れる選手が多数出たようです。監督が「気持ちが足りないから」というような指摘をしたとネット上で大バッシングをされていました。いやいや、この炎天下の中で試合をすれば体調を崩す危険性は十分にあるだろうとい話しです。野球は「攻撃」「守備」に分かれます。相手の攻撃中はベンチに戻って水分補給をするというのは不可能です。展開が遅くなれば守備だけで20分ということもあると思います。

これだけ「熱中症」についてわれこれ言われている現場。一番暑い時期の一番暑い時間帯に試合をするというのは「効率的」ではないと思います。今は何をやっても「教育現場が悪い」と叩かれる。しかし、こういう「目に見える問題点」に関しては大きく指摘されて改善される気配がありません。「熱い中で一生懸命試合をしている」「熱い中で声をからして応援をしている」という「美談」のような雰囲気で終わってしまっていますが、本当にこれで良いのでしょうか??

「気持ちの問題」で済まない部分が多々出てきている気がしています。他のスポーツのように6月に県予選を行うことができないのか?12時から15時くらいの暑い時間帯に試合をしてはいけないというような取り決めはできないのか?そうすれば多少なりとも選手や応援の体調管理がしやすくなるのではないか。そんな当たり前のことが議論されないというのはやはり考え物だと思います。「高校野球」に対して一生懸命に選手はやっています。しかし、それ以外の部分(大人の思惑??)が様々な部分に出過ぎている気がします。

完全に逸れてしまいました(笑)。

練習はトレーニング。朝の段階では軽い補強。午後からは本格的なトレーニングとしました。朝、練習を見ていて「声が出ていない」というのを強く感じました。この状況で本当に勝負ができるようになるのか?すごく微妙なところです。今の時点で「やれ」と言われたメニューをする。このレベルで終わっていたら本当の勝負はできないと思います。県内の他チームと比べてどうこうというのではなく「目指すレベル」で取り組まないといけないのです。「声を出せ」というのは「当たり前のことを当たり前にしなさい」といっているだけ。ここが分からなければ先には進まないのです。

ここ最近「挨拶」について他の人と話をすることがありました。どれだけ力があって上の大会に勝ち上がっても「挨拶」もまともにできないような選手ばかりがいるようなチームは誰からも応援してもらえません。人によっては「負ければ良いのに」と言う人もいるでしょう。

力があるチームというのは周囲からの注目を集めます。一挙手一投足を見られているのです。ゴミをポイ捨てしたり片付けをしない、挨拶をしないというのを周囲は見ているのです。それほど注目を集めないチームであれば見過ごされてしまう事であっても、注目されるチームはその一部分を見て「競技だけしかできていない」と批判される。それが世の中の常なのです。だからこそ人よりもしっかりとした行動をしなければいけない。挨拶も声出しも率先して自分からやらなければいけないのです。

こういう話しをしなければいけないというのは面白くないですね。これはここ数年ずっと続いていることです。何度言ってもまた元に戻る。だから同じような失敗を何度も繰り返す。思い切って行動を変えない限りはいつまでたってもその場での足踏みで終わってしまうのです。「走力」だけで物事を判断はできません。伝わるようになると一気に強くなれると思うのですが。

なかなか「一歩」が進みません。たった「一歩」なのですが、この「一歩」が踏み出せると本当に変わってくると思います。行動を変えることができるのは自分自身だけです。しっかりと感じ取ってもらいたいと思います。
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走る

2013-07-18 | 陸上競技
水曜日、この日はクラスマッチでした。1年生はミックスホームルームなのですがこのクラスマッチは「科別」でやります。一応(?)私が担当ということもありあれこれ見て回りました。上級生に遠慮しながらも楽しくできていたのでそれでいいのかなという感じです。これが3年生のクラス担当であれば「絶対勝つ!!!」という雰囲気でやりますが、今はそこまで必死にならなくてもいいかと思っています。学校の雰囲気にも慣れてきて全員で楽しくできるのが最優先なのかなと。できれば勝ちたいですが(笑)。

朝練の段階でうちの選手にはできるだけ日向にいないことを言っておきました。応援があるからと言ってずっと日差しにあたっているとそれだけで疲れてしまいます。練習に大きな支障をきたします。「学校行事だから」という部分もありますが、これから先に事を考えるとクラスマッチで怪我をしたり、過剰な疲れを残すというのは絶対にプラスになりません。ここは割り切ってやらなければいけないと考えています。やるときは全力でやれば良い。しかし、怪我をしたりするレベルでやるのはどうかと思います。これで秋のシーズンを棒に振ってしまったら意味がないですからね。

午後の練習は「走る」と予告していた通りに実施。週末県合宿があり一日おいてプライベート合宿です。だからここで調整という訳にはいきません。長期的な視点で見たときに今はしっかりと負荷をかけていかなければいけない時期。だからといってやりすぎない。頃合いが難しいところですが。本数を多くするのではなくスピードを上げていく中で取り組めればいいと考えています。

いつも通りの流れでやっていきバトンへ。1走から2走のバトンが並走でそれなりに渡るようになってきました。県総体が終わった時から始めたので約1か月半、やっとここまできました(笑)。渡すだけなのだからそれほど大きく取り上げることはないだろうと思われるかもしれませんが、最初の段階のバトンを見ていたら「本当に4継組めるだろうか・・・」と不安が大きくありました。止まった状態でもバトンが渡りませんでしたからね(笑)。

バトンパスもかなり良くなってきました。バトンが渡ります!!1走がまっすぐ走れるようになってきました(笑)。1・2走で2本やったのですが1本目、2走がちょっと出るのが早かったと自分で判断して少し抑えてからスピードに乗りました。「少し」はほんの少しです。渡る時にはきちんとスピードに乗っていました。これは大きな成長です。やはりバトンはやり続けて感覚をつかむしかないのだと思いますね。まだまだ足りません。しっかりとやって秋の県新人で戦えるようにしていきたいと思います。

その後短距離はスタートへ。大きいエース、この日もスタートが上手くいきません。考えすぎているのか反応が遅い。スタートの動き云々というよりは音が鳴ってから動き出すまでで遅れています。この状態では焦りしか生まれません。本数は最低限にしておきました。今何本やっても変わらないと感じたからです。考えすぎることで動きが悪くなっている、反応が悪くなっている可能性が十分あります。ここは割り切るしかないですね。

この日は走ることに。加速局面ばかり意識しすぎると大きなエースが走れません。思い切って別のことをしっかりやることで本来の走りができるようになるのではないかと。また、小さなエースも「身体が重い」と言っていました。そういう状態でどのように練習をするかです。今のままではインターハイに行っても「走って終わり」です。とても記録が出る状態ではありません。厳しいようですが。そのことも大きなエースには話をしました。「勝ちたい」という気持ちが強いのは重要なことです。しかし、それで焦ってしまい本来の自分の走りができなくなってしまっているようでは勝負にはなりませんから。元々「スタートタイプ」ではないと思っています。中間からの伸びが武器です。そこを意識することで自分らしさを取り戻せるのではないかと考えています。

また、小さなエースも「身体が重い」と弱気になっています。確かにその部分があるでしょう。それでも「走れなくても仕方ない」という話にはなりません。一緒に走っている1年生が少しずつ走れるようになってきています。調子がいまいちの「力がある選手」とかなり調子が良い「普通の選手」であれば「普通の選手」にも十分勝てるチャンスがある。そのことが分かります。だからこそここで「力がある選手」がしっかりと走らなければいけないのです。スタートの60mではほぼ同着。これまでと比べると間違いなく1年生のスピードが上がっています。13秒切るくらいまでは来ているのでしょう。こういう状況だからこそ負けてはいけない。絶対に上級生が勝たなければいけないのです。

そういう話をしてから走練習に入りました。これはかなりいい感じで走れました。本当に勝負をするのであれば当然の話なのですが。持っている力を出し切るための練習ができるかどうかです。

最後にも同じような話をしました。ここがどれだけ伝わるか。指導者に言われてからでなく自分たちの「想い」の中で積極的に練習ができるようになると効果は抜群に上がると思います。しっかりと感じ取って行動で示してもらいたいと思いますね。
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火曜日の練習??

2013-07-18 | 陸上競技
前の記事にも書きましたが火曜日は野球応援がありました。1時間目終了後に出発して学校帰着が17時。この状態でしたからとても練習を本格的にやろうという感じにはなりませんでした。

2年生は通常通り授業を受けていますから16時前には練習ができる状況になっています。そのため先にウエイトをさせました。1時間待たせて練習を始める意味はないと思うので。我々が戻った時にはちょうど2年生のウエイトが終わったところでした。補強をさせようかと思いましたが1年生のウエイトを手伝わせることにしました。そのほうが効率がいいだろうと。

結局30分もかからず終わったので最後に全体で補強をして終わり。前日、腸腰筋が弱いと感じる部分があったのでその部分の強化。10分程度でした。18時には終了。特に1年生は暑い中で3時間以上応援をしています。日焼けもすごい。普段日光に当たらない生徒は「火傷」になっています。日差しが強いのでこちらが想像する以上に疲れはあると思います。割り切って終わりでいいやと。無理をする必要はないですから。

基本的な筋力を上げていくための練習ができればと思いました。さすがに私もこれだけ強い日差しにあたっていたら疲れています(笑)。
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野球応援

2013-07-17 | 陸上競技
火曜日、この日は野球応援でした。月曜日は海の日で祝日なので試合を行ってはいけないという話でした。そのため授業日である火曜日に大会が開催されることに。そのため1時間目だけ授業を行い(もちろん私も授業あり)、その後柳井まで移動という流れでした。うちの学校の目の前には野球場があるのですが今回は柳井球場での試合。対戦相手もうちのすぐそばの学校ですがわざわざ1時間かけて移動することになります。仕方ないですが。

柳井球場、実は非常に思い入れがある球場です。今の仕事について2年間、実は野球部部長でした。「うちは陸上に力を入れていない」と言われて野球をやれという話でした。そのため右も左も分からないまま野球部長をやることに。その時、3年生が1人で他は1・2年生のみというチーム状況でした。野球に力を入れ始めてやっと男子が集まり始めたというところでした。その前の年は人数が足りなくて新人戦の時には3年生にブルペンキャッチャーをお願いしなければいけないという状況もあったようです。

そのような状況で迎えた夏の大会、初めて柳井球場で試合。下馬評は対戦相手のほうが圧倒的に上でしたがその試合うちのチームが勝ちました。その盛り上がりと言ったら尋常ではなかった(笑)。私も初めてベンチに入り何もできないので選手と一緒に声を出していました。チームが一丸となって勝つという雰囲気を味わいました。良い経験だったと思います。

野球応援、応援する側も実際にやっている選手も非常に盛り上がります。「学校行事」として位置づけられていますが1年生にとっては良い経験となります。野球応援というのは色々な意味で特別なものです。通常であれば県大会の予選から応援団を設けて学校を上げての応援をするという事はほとんどありません。これに関しては色々と思うことがありますが、実際に応援に参加した生徒は非常に良い表情で応援します。チャンスになると声を枯らしながら全力で応援。こういう機会を設けることはある意味必要なのかもしれません。うちは体育祭という行事がありません。みんなで何かをするという経験が不足します。こういう場面で何かを思いながらやっていけるというのは大きいと思います。大変ですが。

しかし、野球応援の終わった瞬間の喪失感というのは計り知れません。一生懸命にやったからと言って必ず勝てるものではない。勝ったゲームは最後まで気持ちが高ぶっていますが「負け」に直面した時の何とも言えない雰囲気はやはり耐えられません。これは野球の部長の時はもっとすごかったですね。負けて泣き崩れている選手にどのような言葉をかけるのか?他のスポーツであれば関係者だけが見ています。野球応援は多くの生徒が見ているのです。生徒も野球部の選手になんと声をかけていいのか迷うはずです。難しいところだと思います。

生徒は「感動した」と涙を流していました。一生懸命に何かをやる姿というのは他者に感動を与えます。適当にやっている姿では誰にも影響を及ぼしません。「負け」とどのように向き合うかというのも大切なことだと思います。できることを全てやってそれで勝てなかったのか、不十分なままで勝てなかったのか。これにより「残るもの」が違うと考えています。「負けても仕方ない」と思うような練習ではダメです。勝つことだけを考えてそのために精一杯練習をする。やってやってそこで何を感じるかだと思います。

負けて涙も流せなような状態ではそれまでの3年間の「想い」がそれだけだということ。「負けても仕方ない」と思う中でやっていたら涙どころか感動さえもありません。「勝利至上主義」とは言いませんが「勝たなくていい」と思って練習するようでは絶対に強くはなりませんし、獲るものがない。「楽しくやりたい」という選手もいるかもしれません。高校の部活動では「趣味の延長で良い」と考える生徒も保護者もいるのかもしれません。しかし、本当にそれで良いのか?雰囲気だけで涙を流すような練習ではやはり「残るもの」がありません。だからこそ必死になって練習をするのです。そう考えています。

試合には負けてしまいましたが良い試合だったと思います。応援団も吹奏楽部も1年生もしっかりと応援できたと思います。
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短めの距離で

2013-07-17 | 陸上競技
月曜日、学校の練習でした。この1週間本当にバタバタで何もできていないのでこの日もかなり早めに職場に向かい夏休みの保護者会の日程調整を行いました。今週末20・21日と県合宿、一日おいて23・24日とプライベート合宿、29日からは大分です。平日で保護者会ができるのは22日・25日・26日の3日間しかありません。合宿の翌日に朝から夕方までぶっ続けで保護者会を行うことになりました。うーん、本当に乗り切れるのだろうか。不安がありますがインターハイまでに終わらせておかないと大変な事になります。できるだけ早く日程を組みました。

練習はいつも通り。国体合宿に参加していた選手は休みとしました。他の者は前日を休みとしていますからこの日は練習。日曜日も暑かったですが月曜日もかなり暑い。雲は多少あるものの青い部分がはっきりと見えています。これは暑い。それでもやるべきことはしっかりとやっておきたいという気持ちがありました。



いつも通りハードルをやってからそのままチューブ。短い距離のタイヤ引きを行いました。前日の合宿で師匠に「スタンディングの姿勢」についてアドバイスをもらったのでその辺りも含めてもう一度選手には指示を出しました。動きを見ていると確かにスタンディングから微妙な選手がいます。スタート練習をする前の段階でしっかりと確認をしておかなければいけません。

そのまま並走を行いバトンパスへ。毎日とはいきませんが走る練習の時には絶対にバトンを入れようと考えています。「できることを全てやって試合を迎える」というスタイルをしっかりと持ちたいと思います。バトンは高い集中を要します。気を抜くとバトンが渡りません。しっかりと加速しなければいい走りはできません。暑いときに限らずこういう練習が「強制的に集中させる」という意味では効果が高いと思います。
1走の選手、これまでまっすぐ走れませんでした。この日は良くわかりませんが直線的に走れています。聞いてみると「いつもより集中しました!!」と満面の笑みで答えてくれました。さすがです(笑)。いつも集中してもらいたいのですが。悪気なくこういう発言ができますから周りも笑顔に包まれます。良いことか悪いことか分かりませんが(笑)。

2から3走へのバトン、渡るのですが3走の構えが悪い・・・。目線を低くして下から見上げるような構えをします。うーん。ここに関しては注意をしましたが「癖」となっているようです。そのため出が安定しません。更に身体ごとねじってしまうのでスタートしてからの2歩目で身体がぶれます。上手く加速できません。2走が上手く調整してくれていますがこれでは「安定したバトン」というところまでは届きません。課題が残りますね。

ここからスタート練習と高跳び練習に分かれました。高跳び選手はもう一度基本から。というかしばらくやっていないかったので技術的な部分が元に戻っています(笑)。どうなんでしょうか・・・。地道にやっていきました。そして跳躍練習に入るころには出していたマットが熱くなりすぎて火傷しそうになるという展開・・・。うーん、この時期の高跳びというのは難しですね。この条件下で練習するというのは考え物です。どうにかして暑さ対策をしなければいけません。時間の合間に逆上がりをしたりして跳躍につなげるための練習をしました。じっくりと取り組んでいきたいですね。



短距離はスタート。これも教わったことをもう一度選手と確認をしながら進めていきました。これも時間をかけてやっていく中でかなりの改善が見られました。最後に何本か30mを行いましたがいい走りができるようになってきていました。これが最低レベルになってもらわないといけません。100mで12秒台で4人をそろえるのが最低目標です。十分可能性があると思っていますがそのためには加速段階で上手くスピードを上げれるようになっていかなければいけません。100mを速く走るためのスタートでなければいけませんからその辺りまで視野に入れながらやっていきたいと思います。

最後に補強。これはそれほど負荷をかけていませんが「腸腰筋」を使う部分がかなり弱いですね。これでは走れません。練習でどれだけ膝を上げる意識をしても基礎筋力がなければできないのです。ここは最後の全体に投げかけました。速い選手であっても股関節が使えなかったり筋力がない。その選手に勝とうと思えばやはり自分自身で股関節の柔軟性を高めたり、基礎筋力を上げていくしかない。ここを続けていくことで自分自身の力も上がるのです。股関節が使えない速い選手と股関節が上手く使える普通の選手であればひょっとしたら「普通の選手」でも勝てるかもしれない。唯一対抗できる手段だと思います。ここを頭に入れながら自分自身で取り組んでもらえたらと思います。

内容的には充実していたかなと思います。
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基本的なこと

2013-07-16 | 陸上競技
合宿中、練習は選手の状態を見て進めていくことにしています。大人数の合宿であれば「大多数に必要なモノ」で練習を進めていけばいいと考えています。週末に県合宿がありますが走力に大きな差があります。100mで1秒以上異なるレベルが一緒にやっていくことになります。トップ選手にだけ合わせてやるわけにはいかない部分があります。ある程度の水準でやらなければ意味がなくなってしまいますが・・・。

今回は国体に向けての合宿です。基準記録に近い選手が集まって練習をします。ハードルはその2人参加ですがどちらも記録突破しています。一人はインターハイに出場するのでそのための練習+混成のための練習、もう一人は後半インターバルが広くなりすぎて届かなくなるということなのでそこを改善するための練習をすることにしていました。

しかし、少年Bの選手、シンスプリントが酷くとても走れるような状況ではありませんでした。4月に入ったくらいからシンスプリントに悩まされすでに3か月。練習中も痛く我慢して続けていたとのこと。少し身体を動かしたのですが「骨が痛い」というので練習は全て取りやめ。歩くのもままならないという状況だったので無理はさせずに別の練習をすることにしました。これをこの合宿でやることが良いことなのかどうなのかは分かりませんが・・・。

話を聞いてみると「ドリルはやったことがない」という話でした。技術的な部分はほとんどやらずにこれだけの記録で走れるというのはすごいことです。これに関しては思うこともありますがこの場で書くのはどうかと思うので。走ったりしないでその場で動きや感覚を作る練習を中心に進めていきました。私はハードル種目はリード脚と抜き足どちらもで「前に進む感覚」を作ることが大事だと考えています。トップ選手が特殊な動きをするのを真似るのではなく「前に進む」という観点から動きを身に着けさせることが必要だと。そのための基本的な部分を繰り返しやっていきました。

練習をさせていて「股関節の柔軟性」が著しく低いことが判明。これではやりたい動きはできません。股関節が上手く使えないので抜き足の動きができない。リードも外側から回して持ってくるような動きになります。中学生用のハードルの高さであればある程度は対応できると思いますが、一般用の高さではちょっと厳しい。ここが後半のインターバルに大きく影響しています。たった2日間の中で何ができるかというのは非常に難しいところですが「走らない」と決めたのである程度の部分まで練習をさせることができたと思います。

学校の練習では他のメニューなどもありますからハードルだけに時間をかけるのが難しくなります。そのためこうやって「専門合宿」ができるとじっくりと時間をかけることができるのです。大事なことだと思いますね。やっている選手はかなり股関節にダメージがあると言っていました。しっかりと伸ばすことも必要ですし、それ以上にコンパクトに小さく動かせるようになることも必要。ここができないので抜き足が大きくローリングしてしまい着地の姿勢が崩れます。

4回の練習のうち大半は基本的な姿勢づくりと股関節の使い方、ハードルの基本をやりました。合間にインターハイに出場する選手も入ってやっていました。この子は適応能力が本当に高い。こちらが意図することがほとんどすぐにできます。2年前は少し不器用なのかなと感じる部分がありましたがとにかく適応が早い。動きの確認をやってからハードルを跳ぶと「進む」というのが自分で分かるようです。すごい話です。こういう選手がトップになる選手なのだろうなと改めて感じました。すごい「力」です。

選手の動きを見ることでこちらも感じる部分があります。良い勉強になりました。言葉を選ぶことと本人の感覚に問いかけること。この2つがきちんとできないと選手には伝わりません。貴重な時間でした。
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国体合宿

2013-07-15 | 陸上競技
土日の2日間、山口で国体の合宿が行われました。今年の東京国体に出場する可能性のある高校生が集まって一緒に練習をするというものです。専門的な練習をやる機会にもなります。うちからも一人選ばれたので参加。私はハードルコーチとして参加。

中国大会以後、うちの大きなエースのスタートは高い水準で安定してきたと感じていました。これまでは苦手意識が強く上手くスタートできませんでしたがここ最近はしっかりと出れるようになっていました。今回の合宿でどれくらい走れるか見てみたいという気持ちがありました。とはいえ、短距離のコーチとして呼ばれたのではなくハードルコーチとして呼ばれていますからこちらがメイン。流れは全てコーチにお任せです。

スタート練習をしていたのですがいつもの走りが全くできません。以前のようにその場足踏みのようになってしまい加速できません。腰の移動がないのもありますし、バタバタしているだけで中間につなげていくという走りにもなっていませんでした。うーん、どうしたのか?ちょっと本人に聞くと「いつもの走りができない」とかなり焦っている様子でした。周りはスタート型の選手もいます。その選手たちに刺激を受けて「もっとスタートを」と考えた部分がるのかもしれません。びっくりするくらい走れなくなりました。

ちょうどいいタイミングというと語弊がありますが、どうしてもスタート局面の改善がしたかったので師匠や短距離コーチに教えを乞いながらやっていくことにしました。国体合宿に呼ばれているコーチとはいえ私はまだまだ勉強の身。多くのことを学ぶ機会だと思っています。ハードルのことはできますがやはり「自分に足りないもの」を学ぶということは大切です。我々くらいの年代で「自分は一流の指導者」と思っているようでは先はないと思います。高校生に合った指導ができるようになるためには時間がかかります。そのためには「出来る人から学ぶ」というのはすごく大切なことだと思います。

2日間の練習のうち大半をスタートに費やしました。本当はもう少し走りたかったのですが選手本人がそれどころではないという悲壮感が漂っていたので割り切って「スタート局面の改善」に時間を使うことに。一つ一つ教えてもらいながら進めていきました。一人の選手に私以外3人の指導者に見てもらいながらです。全ての情報を選手が知る必要はないと思います。私が教えてもらいながら情報の取捨選択を行いそれを生徒に伝える。動きを見てもらって改善すべき部分をしっかりと選手と共有しなければいけないと思います。

2日目の午前中はどん底でしたがそのあとにひたすら練習をしていくことである程度の形になってきました。ずっとやっているので疲れも大きく影響してくるとは思いますが、それでも「徹底的にやる」という時間が作れたのは大きいと思います。師匠には「あとは選手と指導者の感覚のすり合わせ」と言われました。選手が良いと思う感覚、動きと指導者のそれが一致する方向で探っていく。時間がかかる作業だと思います。それでもやっていくしかありません。

いつも思うのですがこうやって多くの人に様々なことを教えてもらえる環境にあるというのは本当に幸せだと思います。県内の最高峰の指導者から直接「指導」について教えてもらえるという機会はそれほど多くはないと思います。まだまだ未熟ですがそれなりに勉強はしてきたつもりです。ある程度の水準以上の指導ができるようになってきているとは思いますが、まだまだ不足していると思っています。日々勉強です。

最後は本人の表情も明るくなっていました。2日目の朝は表情が完全に曇っていましたからね。まだ2年生です。こういう経験をしながら「自分の走り」を見つけていってもらいたいと思います。本当に良い勉強になりました。

私が指導した部分に関しては多分また別に書きます。ハードルの専門的なこと(かなり基本的なこと)を選手に噛み砕いて教える時間となりました。これはこれで本当に良い勉強になったかなと思います。

また書きます。
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金曜日の練習??

2013-07-15 | 陸上競技
金曜日、練習は行ったのですが・・・。記憶がかなり曖昧になっています。困ったものです。こうなるのを避けたいがために毎日書くようにしていたのですが余裕がないとそこまで時間が作れません。情けない話です。

金曜日は少し短めに練習をしました。暑さの中で1週間近く練習していますから気持ち練習を落とす日も必要になるかなと。とうことでスタート練習を多めに。ん??本当に細かい部分が思い出せないですね・・・。大丈夫でしょうか??

いつもと練習の流れを変えてハードルを行わずにスタート練習に移ったと思います。最大でも1時間半くらいの練習時間にしたかったので。いつも通りやっていくとスタート練習に到達するまでに1時間近くかかります。これでは「早めに終わる」という目的が達成できません。細かい部分をかなりやっていきました。これまで教わってきたことをしっかりと自分の中で確認しながら選手に伝えているつもりです。これでもまだまだ勉強不足だと思うことがたくさんあります。私は指導者として「不足感」をかなりもっています。今の自分のままでは指導ができないのではないかといつも考えています。そのため図々しく勉強させてもらう。最終的に選手に還元できるようにしなければいけません。

やはり、スタート局面は自分の中で大きな課題として残っています。考えすぎの部分もあるのですがこの区間がきちんと走れて次につなげていけなければやはりレースは組み立てられません。先のことを考えるとやはり重要な区間です。そのこともあってこの日にスタートの確認をして翌日からの合宿で師匠に教えを乞うつもりでした。


全体としてはスタート局面は良くなってきているのは間違いありません。しかし、まだまだ細かい部分ができていない。これができないとついにはつながらないと思います。短時間でしたが時間をかけてやっていきました。この日の練習中スタートで転倒してしまう選手が出ました。初めてです。上半身が突っ込みすぎて腰が付いてこない。3歩目くらいで上半身が先行しすぎて転倒してしまいました。「いつかやるのでは」とい危惧していたのですが・・・。幸い大事には至らずその後の練習もできましたがやはり怪我をしてしまうと何にもなりませんからこの部分は細心の注意を払わなければいけません。

1時間半程度で練習を終え仕事に戻る。うーん、本当にこの1週間一息つく時間がありませんでした。いつも以上に疲れた気がします。
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金曜日・・・

2013-07-15 | 陸上競技
とてもblogを書ける余裕もなくしばらく放置していました。すみません。

金曜日は前の記事にも書いたように「礼法指導」です。3年生が1・2年生に指導を行います。基本的には全て生徒主導で活動をしますから我々は周りでサポートするだけとなります。教員が入って指導をすると1・2年生は指示に従います。上級生に言われてもきちんと活動はできるでしょうが、やはり教員が入るのと入らないのでは「雰囲気」が違います。この違いが新鮮であり生徒にとっては大切なことだと考えています。

見守るという姿勢で考えていたのですがそうもいかない様子が多少ありました。今回は「何故服装をきちんとやらなければいけないか」という部分を3年生から話をさせました。意図的です。3年生が人に注意をするのであればまずは自分たちができなければいけません。他者に指導をするというからにはまずは自分が「当たり前のことを当たり前にやる」という部分が大事です。この部分だけは3年生に徹底しておきました。髪型も含めてですが。

が、見て回ると数人スカートの丈が怪しい者が・・・。確認をするとスカートを折っています。ありえません。この状況下においてまだ服装をきちんと正そうとしない。そんなことが許されるのか?指導をしている3年生にも失礼です。厳しく注意をしまいた。人によっては「少しくらい」という人もいるのかもしれません。しかし、このような状況は絶対に悪いほうに流れます。毅然とした態度で注意をしなければいけなない。当然だと思っています。

この指導に関して想うことがあります。特定の生徒がこのような状態になる。これをなぜ目の前いる大人が注意をしないのか。そこを指摘すると話をそらしたり、別の問題にすり替える。ここに書くのは適切ではないと思うのでこれ以上は書きませんがちょっと考えさせられました。

それ以外の部分は3年生がしっかりとやってくれたと思います。私が厳しく指導している姿を見て3年生も「服装指導」をし始めました。「ンビジネスマナー」を教えるというだけではなく「基本的なこと」を教えていく必要があるのです。ここが何よりも大事。

更に3年生の50人くらいは近隣の中学校へ。これも「生徒主導」で行いました。私は別のことがあったので残りの30人くらいの指導をしなければいけませんでした。中学校に行った生徒は色々な意味で悪戦苦闘しながら指導をしていきました。結構大変な部分があったようですが、「きちんとやりなさい」と厳しい対応をしながら進めていけたようです。この部分は本当に立派だと思います。「やるべきことをきちんとやらせる」という姿勢があったと褒めてもらいました。中学生にもそれなりに刺激になったのではないかと思います。

午後からも会議と打ち合わせと・・・。とにかく他の何か(結構大事な業務)が進みません。とにかく人がいない時間にやるしかないので早朝にやることになります。ここ最近は早起きなのでほとんど問題はないですが、「勤務時間」という概念はほとんど存在しませんね~。12時間労働は当たり前。こんなことを書くと叩かれるかもしれないのでこれ以上は我慢(笑)。

練習はまた書きます。
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