kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニング講習会?!

2014-01-26 | 陸上競技
土曜日、この日は大変お世話になっていると方々から連絡を頂き合同練習会を行うことになっていました。先日東京に行ったのでそ内容を伝えるというものでした。実際に見るとやるとでは大きく違います。それぞれの動きの中にポイントがあってそれを意識させることで効果は高まります。その部分をお伝えするという重要任務が有りました。色々あって正式に行うのが決まったのが前日(笑)。練習道具も少ないので最小限の人数で行うことにしました。

うちの選手に教えさせても良いとは思うのですが、本来目指す動きとうちの選手がやる動きでは違います。数回練習した程度で身につくとはとても思えませんから、そのため実際に撮影した映像を見ながら行うことにしました。うちの学校で行うのであれば視聴覚室かどこかで大画面で見せてから練習開始が良かったのですが他校で行うことになったので色々と準備。顧問の先生方にポイントを示した映像をお渡しできれば今後の参考になるのではないかと思って木曜日に急遽作成。時間的に厳しかったのです編集が少し雑になっています。タイトルを2秒設定で統一したつもりが編集できていなくて7秒のままになっている。タイトルだけが7秒も表示されるのはかなりのストレスです。細かいところですが(笑)。お許しくださいということで渡すことができました。

その映像を見てから基本的な動きの確認。トレーニングとしての意味合いだけではなく体幹補強であったり、重心移動であったりと多くの要素が含まれています。シャフト補強と共通する部分がたくさんあります。逆にダイナマックスをやることで体幹に意識を持っていけるのでシャフト補強の効果も高まるのではないかと感じています。この二つのトレーニングを融合していくとかなり効果が上がるのではないかと。

そんなことを話しながらひたすら基本運動。簡単そうに見えますが実は意識するポイントがたくさんあってそれができるかどうかで今後の動きは変わってきます。基本運動だけで1時間延々と行いました。どれだけ意識ができるかで大きく違います。基本運動に加えてその後行うメニューの確認もしました。動きのタイミングと意識するポイントを抜き出しての練習。実際に重心移動を伴って行うというのは難しい。せめてそのポイントだけでも先にやっておきたいと思いました。これも相談しながら。

休憩を挟んでもう一度映像を確認。動きながら行う練習ですからイメージできないといけません。横の動きや前に進む動きをしましたが、慣れない間は単なるトレーニングとしての位置付けになっていました。負荷をかけるだけの練習。そこをやっていくうちに変更していき最後はそれなりに形になってきました。もちろん、かなり長い間やっているので集中力も切れてきますし体幹を使うという意識が薄くなっていきます。それでもまずはやっていかないと身につきません。何人かはほんとうに「やるだけ」になってしまいましたが、意欲的な子はコツをつかんで行きかなり上手く出来るようになっていました。練習の中にどれだけ取り入れることができるか分かりませんが、体幹を意識してきちんと練習が積めれば効果は高いと思います。

曖昧な部分が多々あったのでわざわざ足を運んでいただいて申し訳ないなという感じでした。普段お世話になっているので少しはお返しができたかなとは思います。もう少しきちんと伝えることができたら良かったのですが。ひたすらやる中で何かしらつかんでもらえたらと思います。

3時間程度やって全体は終わり。うちはもう少し残ってやることにしました。普段は一日練習にしています。翌日簿記検定があるのでさすがに引っ張ることはできないかなと思っていました。そのためプラスアルファで1時間程度補強を。お腹も空いてきますし、集中力も低くなっています。その中でどれだけきちんとした練習ができるかが大きい。最近かなり力を付けている選手のこういう時の取り組みはチーム内で一番かもしれません。それが結果的に力に変わる。ここは高く評価しています。ここは。

練習が終わって解散して学校に着いた瞬間に選手の忘れ物が発覚。複数人がいるのだから誰かきちんと気づけば良いのですかなかなかできません。私が途中まで取りに行くことになり、そこまで他校の先生に運んでもらいました。本当に申し訳ない。こういう部分の成長が出てくると色々なものが変わってくるのですが、なかなかそこまでできません。これからの大きな課題になると思います。

多少は負荷をかけることができたでしょうか?しっかりと行っていきたいと思います。
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脅威

2014-01-25 | 陸上競技
金曜日、この日は午後の練習で走練習をすることにしていました。土曜日の練習の予定を大幅に変更することになったので金曜日と土曜日の入れ替えを行うことに。どちらにしても今週は走練習が不足している部分があります。ここを何とか補っておかなければいけません。前日の練習の最後にこの事は伝えておきました。16時から19時までの練習が通常ですが検定課外も行われているため2時間できるかできないかの状態でした。せめて金曜日くらいはしっかりと練習をしたいと思っていたので19時を過ぎる可能性があるが保護者に必ず連絡をしておくことと指示しておきました。

朝練でもう一度確認。朝練はペアで自分たちの課題を克服するための練習を行わせました。やらされているという感覚から抜け出す必要があります。少しずつ改善はされているのですが「あと一歩」ができれば大きく飛躍する可能性があります。自分たちのやっていることを理解してそれをどのように取り組むかを考える。「与えられる」だけではなく自分たちで工夫する必要も大いにあると考えています。やっているときに動きに課題があればこちらから指摘をする。これくらいのレベルで関われると良いのですが、ここは理想と現実の大きな差があります。時間をかけてじっくりとやっていくしかないですね。

放課後、1時間の課外終了後全体で練習開始。時間が足りなくなるので休息を取らずにやっていくような形になりました。これまでは少し余裕をもって練習をしていたのですがその分時間の省略になるかなと。流れは通常通り。基本的な動きの確認を行ってからスパイクでスティックもも上げ、そのまま並走としました。とにかくどんどんやっていく。待ちません。

バトンで同じ者が何度も同じ失敗を繰り返します。一生懸命なのですが応用ができません。そこの部分で同じ失敗を繰り返す。一つのことをやると他のことができなくなるのです。ここの部分の克服ができないと競技力は上がらないと思うのですが、とにかく一生懸命に取り組むので確実に力がついています。しかし、バトンは今後のことを考えるとやはり許されません。一人ですべてを台無しにするかもしれない危険性がある。「たまたま上手くいった」というのではなく毎回同じように安定してバトンパスができなければいけないのです。ここの部分が大きなカギになってくると思います。実はこの選手がうちの「秘密兵器」になるのではないかと考えています。こうやって書いている時点で秘密でもなんでもないのですが(笑)。強さと危険性を併せ持っている選手です。

バトン合わせも行いました。暗くなっているので非常に難しい条件の中となりますが、練習の流れ的には1時間遅れですから多少は強引に行わなければいけない部分もあると思います。この練習を見ていて1年生の2人が以前と比べてかなり走れるようになってきているなと感じました。特に一人は正直「驚異的な伸び」を見せていると思います。不器用なのですがとにかく全力でやります。それが練習の中で現れ始めていると感じていました。今週に入って動きやスピードがさらに上がってきていました。バトン走の走りを見ていて「12秒4を切るのではないか」という感じがありました。この感覚は「過大評価」といわれるのかもしれませんが、冗談抜きで行けると思っています。

本人はそういう感覚はありません。「120m走り切れるようになりました」というのでスピードレベルが上がっているのが分かるか?と確認すると「前よりは前に進むなーと思っていました」とのこと。かなり実力が上がっているというのがなんとなくでしかわかっていません。この話を2年生の前ですると感じることはあるようです。上級生を脅かす存在になる。下手をすると・・・という感じがあるのは間違いないと思います。これにより「絶対に負けない」と練習中に闘志に火が付き始めました。良い傾向です。まー下級生に負けるのは今の2年生からすれば「絶対に嫌だ」という部分でしょうか。

そこであえて60mのショートスプリントを実施。いつもとメンバーを変えました。この1年生、大きなエースと一緒に走らせました。これまではついていくこともできないない状況でしたが60mを走って1m差で付いていきました。こちらが思っている以上に走れるようになっています。まだまだ本数的に持ちませんがそれでも爆発的にスピードが上がっているのは間違いないと思います。こういう状況になるとチーム全体がレベルアップします。

この選手、120mを走らせたのですが1本目に驚くほど高いスピードで走りました。本当に強くなっています。この1本でほぼ終了という感じでしたが・・・2本目も高いスピードは出せていました。。2本目が終わった時に状況を聞くと「脚と腕が痛いです」とのこと。怪我をしたのではないかと心配するとどうも「乳酸によるケツ割れ」が発生していたようです。ここもあまり聞いたことがないのですが女子が120m1本でそれほど高い負荷をかけられるのか?乳酸系のトレーニングをしてケツ割れが生じるということはあるかもしれません。爆発的なエネルギーを使うことで乳酸が発生します。男子の選手なら経験的にいたのですが、女子でそこまでの追い込みができるということはそれほどありませんでした。本数は持ちませんが勝負できる可能性がある選手になりつつあります。

この選手の走りにより2年生は全く手が抜けない状態になると思います。「絶対に勝てる」という保証はないと思います。試合になれば集中力の差が出てどうなるかわかりませんが、今の状態でいえば少しでも油断すれば力関係は逆転する可能性があると思います。少しくらいは大丈夫だろうという感覚でいればすぐに負けてしまうでしょう。それくらいの「脅威」なのです。小さなエースが「絶対に負けない」と言っていました。この子の負けん気の強さは折り紙つきです。競技に関して、特に試合での勝負に関してはうちで一番の「強さ」があると思います。練習の時とは違います。が、1年生の伸びにより練習でもっとしっかりと走れるようになるのではないかと大きな期待をしています。この子が練習でしっかりと走れれば試合時の伸びはさらに大きくなります。この日の走り込みではかなりい動きをしていました。上述の1年生は途中で「走るだけ」レベルにスピードが落ちていましたが、小さなエースは全く落ちることなく最後まで走り続けました。「負けたくない」というのが伝わってきます。

また、大きなエースも同様。この日は120mですべて良い動きができました。いつもは波があっていい動きをするときと崩れてしまう時の差が大きくあります。60mで1年生と一緒に走ったことで「すぐそばにいる」というのを感じたのかもしれません。まー本当に真後ろについていましたから。120m1本だけならいい勝負をするかもしれないなという気はしています。大きな刺激が入ったため120mは高いスピードを保つ。こういう練習が毎回できるようになると目標のレベルの走力に届くのではないかと思います。波をなくしていかないといけない、3本安定して走れるようにならないといけない。ここがこの子の大きなポイントです。インターハイで決勝を目指すと公言していますからそこの水準まで自分自身で進んでいかなければいけないと思います。

1年生の伸びが著しい。これがチームに大きな刺激を与えます。できれば高跳びは辞めたい(笑)。本人とも話をしながら進めていきたいとは思いますが、100mでかなりの水準まで届くのではないかと思います。そうなると2年生はどんなことがあっても勝ちに行くと思います。それにもう一人の1年生がついていくことができれば・・・。あとは選手たちがどれだけ真剣に「陸上競技」と向き合ってくれるかですね。


書いていたら長くなりました。思うことはあるのでたぶんまた書きます。たぶん(笑)
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トレーニング

2014-01-25 | 陸上競技
木曜日、この日はトレーニングメインとしました。先日から少しずつ始めているトレーニングなのですがなかなか動きができません。そのため時間を割いてでも練習をしなければいけないという気がしていました。「トレーニングを行うための練習」ですから少し足踏みをしている感はありますが、長い目で見たときには必要になってくるのではないかと思います。

1時間課外の後の練習です。とにかく時間が足りません。この部分をどのように補うのか。さらにいつもと比べると行う種目が限定されます。かなりの集中力で練習を進めていかなければ効果が少なくなってしまいます。目標とする練習がどのようなものなのか。しっかりと把握しながらやっていく必要があります。先日映像を見せていたのですが「見る」と「やる」とでは大違いです。実際にどのような動きを行っているのかを把握できない状態で練習をしていたら「やるだけ」の練習となってしまいます。ここを改善するための大型PCを運んできて見ながら練習をすることに。大がかりですが一番手っ取り早いかなと。

実際に「見る」ことと「やる」ことではポイントも大きく変わってくるのだと思います。私が練習見学に行こうと思った理由は投擲の先生のDVDを見てからです。しかし、実際には「投擲」と「短距離」では意識するポイントが異なっていました。最初は「見て自分で理解して」と言われたのでめちゃくちゃプレッシャーでしたが(笑)。地道に見ていくことに加えて質問しながら聞いていきました。実際に直接教えていただきながらできたのは大きいと思います。「やってみて」と言われて私も行ったのですが少しの運動でもきちんと意識すると負荷がかかります。次の日腹筋が筋肉痛になりました(笑)。

ということもあったので選手が勝手にやっても効果はないだろうと思い付きっ切りで練習を。複雑な動きはありません。しかし、動きながら何かをやるというのは本当に難しいのです。目で見て「分かった」と思っても実際はできない。それの繰り返しです。実際に動きではなくてもトレーニングにはなると思います。それなりに重さがあるものを投げているのですから筋肉には負荷がかかります。しかし、この練習が何を意味するのか?ここが大事なことだと思います。「同じような動作」をするのであればこの学校の練習コンセプトは学べません。本当に狙いとする部分を理解して行う。これは「短距離」に直接結びつく動きでなければいけないのです。それ以外にもダイナマックスを使って練習を見せてもらいました。「初めて行う練習」とマネージャーが言っていたのですが「ダイナマックス」を練習の道具として使うのであって何の狙いがあるのかを理解しなければいけないなと感じていました。

まだ私自身もきちんとやっていく中で課題が見つかっていくのだと思います。コンセプトを理解しながらも自分でアレンジする。それが練習ですよと教えてもらいました。それぞれの学校でそれぞれのダイナマックストレーニングがあっていいんですからと何度も言われていました。ここには「コンセプトを理解していれば」という根本的な考えがあるのだと思います。かなりハードルを上げられています(笑)。とにかく「動きを知る」という部分が必要になります。

とにかくやっていきました。いきなり目標の動きはできませんからその場で動きの確認をしたり、できなければ自分の動きを携帯で撮影したりと工夫をしていきました。自分がやっている動きが自分自身で把握できないということはよくあることです。「できている」と思っていても本当はできていない。それでは練習の意味がなくなってしまいます。目指す動きをきちんと行うことで自分のための練習になるのですから。何本も繰り返しているうちに選手も疲労してきました。当然です。それにより動きが雑になったりやるべき動きができなくなる。これでは意味がありません。私自身ずいぶん甘くなっているなと以前から感じていました。しかし、本当に勝負をしようと思ったらこれではだめ。「やるだけ」の練習に成り下がってしまったら時間の無駄です。少し厳しく話をしました。

全国どこでも練習はしている。問題はその中身です。特別な練習などは存在しない。今やっている練習も「やるだけ」ならどこでもやっていると思います。しかし、本当に意味のあるものにしようと思うなら自分が行っている練習のポイントを理解する必要があります。それができなければ疲れて終わり。いい運動になってお腹が空いておいしく食事ができるだけの練習でしょう。おいしいご飯を食べるために練習をしているわけではありません。「強くなるために」練習をしているのです。忘れてはいけないと思います。きつくても最後まで集中を保って練習をする。自分でやるべきことをきちんと理解する。それが全てです。動きが甘かったりダイナマックスを落とすようであれば最初からやり直しとしました。

あれこれやっていく中で少しは練習の形になってきたかなと思いますがまだまだです。「やるだけ」は絶対に避けたい。「トレーニング」ですが「トレーニング」に終わらないようにしたいと思います。これからやっていくことの意味を考えていきたいと思います。書きたいことはいつもたくさんあるのですがなかなか全ては書けません。というか、時間が過ぎると忘れてしまいます(笑)。毎日更新。これが私の最大の目標です(笑)。
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水曜日の練習

2014-01-24 | 陸上競技
あれこれあって本当に時間がありませんでした。いや、自分の過去のことを書かなかったらもっと早くこの記事がかけていたような気がしますが。まー基本的に自分の好きなように書いているので気にしていないといえば気にしていないのですが記憶が曖昧になること自体が問題です。早く書いておかないと忘れてしまうのです(笑)。

水曜は走練習の予定としてしました。朝は午後のためにドリル。ここも基本的なものを実施ですね。午後からは検定の課外があるのでなかなか全員が揃いません。私自身も検定の指導があるので練習に最初から行くことはできません。選手には指示を出してダイナマックスを使った練習をさせました。まずはなれるというところからスタートです。それだけで十分かなと。課外が1時間程度あるのでそれが終わるまでは任せることにしました。

練習は2時間で出来るところまでやるという流れ。とにかく急かしながらやっていくという感じでした。本来なら一番頑張らなければいけない時期なのですが色々な事情があるので仕方ない部分かなと思います。限られた時間の中で最大限のことを行うしかありません。それでも動きの確認はしなければいけないと思っていたので時間を割きました。これが本当にいいのかどうか分かりません。それでも私は必要だと考えて行いました。将来的にプラスになると信じて時間をかけてでもやっていけことが重要だと思います。

この日の練習でもスティックを使った練習を入れました。縦の動きを横の動きに変えていく練習です。月曜日に廊下で行った練習を屋外で行いました。とにかくここには時間をかけたい。年明けからやったきたことを次の段階に少しずつつなげていきたいと思っているからです。ここにはかなりの時間を要します。スピードを上げるためにはここは外せない要素です。

この時点でかなり暗くなっていました。通常の練習よりも1時間遅れていましたから条件的には厳しい。それでもやっていかなければいけない練習だと考えていました。スティックが見えなくなっていたので練習として効果的だったかどうかはわかりませんが、感覚的なものをつかむという意味では絶対にやっておきたい練習でした。地味な腿上げかもしれませんが絶対に走りにつながっていく信じています。

そのままバトンの並走。さらにバトンパス。ここはこの冬の大きな課題ですからやっておかなければいけません。この日の練習の記憶が曖昧になっているというのが私の中で大問題です。1年生がこれまでと比べて走れるようになってきていたという記憶はあります。そのためバトンパスで足長を変更しなければいけないという状況でした。また、暗くてマークが見えなくなっているので石灰で白線を引いて少しでも見えるように工夫をしましたがなかなか難しかったですね。

時間的に厳しかったのですが120mを吸う本走ることにしました。走練習が足りていませんからやっておかなければいけないという状況でした。一気に走らせることにしたので2本だけ行いました。この中で一年生女子が爆発的な走りをしました。ここ数年、冬期練習で走れている者はシーズンに入っても走れています。練習を見ている中で「間違いないな」と感じた選手はシーズンで前年と大きく違う走りをします。この一年生の120m、「かなり強いな」と感じさせるものでした。正直、めちゃくちゃ強いと思います。2年生を脅かす存在になると思います。大袈裟に書いていると思われるかもしれませんが(笑)。本当に強いなと感じています。これにより大きな競争が生まれるのは間違いないと思っています。1年生の成長を2年生が黙って受け入れるはずはないですから。チーム内で大きな競争が生まれつつあります。こうなると一気にレベルが上がってくると思います。大きな期待ができます。

2時間しか練習ができません。この中でどれだけ集中して練習ができるかぎ大切だと思います。感じとしてはかなり良かったのではないかと思います。1年生の成長が大きな刺激になります。かなり手応えは感じています。もう少し競争が激化すれば面白くなると思います。

覚えている限りを書いています。間違いなく抜けはあると思いますが(笑)。お許しを。
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今の自分があるのは・・・2

2014-01-24 | 陸上競技
前の記事の続き。

大きな失敗をした日の夜、完全に落ち込んでいました。翌日にはマイルの決勝が控えています。このような精神状態ではとても大会に臨めるわけがありません。自分自身で切り替えないといけないのですがそれができるほど大人ではない。「リレー」を甘く見ていた結果がこのようなことにつながったのだと思います。情けない話です。

実はこのマイルにも色々な思いがありました。このマイル、中学時代からの先輩との最後のレースでした。中学時代から尊敬していた先輩。高校3年生になる直前の春休みにこの先輩が大学の合宿で防府の陸上競技場で練習をされていました。当時私は「進学して陸上をやりたい」という気持ちはあったのですが「県外の大学で」と漠然と考えていました。大きな目標があるわけでもなく「競技はしたいな」というレベルの考えでした。そんな時にこの先輩が「うちで陸上やらないか?」と声をかけてくださいました。先輩は軽く言った言葉だったのかもしれません。しかし、当時の私にはこれ以上にない喜びでした。尊敬する先輩から「一緒にやらないか?」と言われる。それにより進学希望は決定。県内の大学へ。単純と言えば単純です。

そんな先輩と一緒に初めて冬季練習を越えて迎えた中四国インカレ。冬季練習中も「お前のメニューに合わせるから思い切りやってみろ」と言われていました。1年生の我の強い私の性格を把握していただいていて「掌の上で遊ばせてもらっている」という部分もあったと思います。そのような先輩と一緒にやってきた。ここは私の中で外せないポイントになると思います。4継の先輩方も同じだったのではないかと今では感じています。そのような先輩方と一緒に迎えた大会、自分の責任で全てを台無しにしてしまった。申し訳なくて顔向けできない。この思いが強くありました。そんな私が学校を代表するリレーに出場する、それも大会の一番最後のマイルを走る。許されるのかどうか。大きく悩みました。

この大会を迎える前にマイルは2走を走りたいと申し出ていました。アンカーは4年生の先輩に走ってもらうほうがいいだろうと考えていたからです。尊敬する先輩が一番最後を走るのが一番良い。どの大会でも男子のマイルが大会の一番最後に行われます。そのアンカーというのは大会で一番最後に声援を受ける立場。そこに最もふさわしいのはこの先輩だと思っていたからです。そのような話を先輩にしたときに「勝負をしに行く」と言われました。「思い出づくりのためではない。勝ちに行くのだからアンカーはお前が行け。」と諭されました。ここにも自分自身の甘さがあったと思います。自分自身の弱さ、考えの甘さを反省しつつ走ることを決意していました。

しかし、今回の大きな失敗により「資格がない」と強く思っていました。多くの先輩方に迷惑をかけた。その状態でマイルを走る。更にはアンカーを走るというのは自分自身を許せないと思っていました。そのような話を夜に先輩に話しました。怒られました。「自分の失敗をどうやって取り戻すのか」という内容でした。ここで逃げたら何も生み出さない。自分が「辛い」と思っているだけでその現実から逃げようとしているだけ。本当の解決にはならないのです。そのことを指摘されました。当然のことだと思います。自分が一番辛いと思っているだけ。自分の責任を放棄しているだけなのです。そこを指摘されました。本当に情けない話です。「アンカーはお前しかいない」「お前が走らなければ勝負にならない」という先輩の言葉。当時の私にとっては本当に大きな言葉だったと思います。

ここで逃げていたら先輩との最後のレースも達成できない。大切なことを見失う前に自分がやらなければいけないことをやる。責任を果たすということができない。どんな状態であれ、やらなければいけないことをやるしかないのです。自分自身の行動に責任を持たなければいけない。自分の犯した失敗はどのような形かで償わなければいけない。最後のマイルを走るということでしかこの時の自分には「挽回するチャンス」はありませんでした。そのことから逃げずに向き合うことの大切さを先輩から指摘されたのです。「当たり前のこと」ですが気持ちが弱っているときには判断ができなくなります。当時、私は指導者に「物事への取り組み方」を指導された経験がありませんでした。全て我流。本当に正しいことは何か、何をやらければ行けないのかという根本的な部分を指導される、考えさせられる経験が著しく不足しいていました。このようなことがあって初めて気づかされる。これ以外にも様々な失敗を繰り返していましたがその度に自分自身を変えていくチャンスを周囲から与えられていたと思います。

翌日のマイル、どんな走りをしたか全く記憶にありません。順位は5位か6位だったと思います。記録は大学歴代1位の記録。当時のチームの記録としてはかなりのモノだったと思います。もう一度写真を載せておきますが、レース直後です。私以外の選手は笑顔、私は「喜び」というよりも「責任を果たせた」「申し訳ない」という感じが出ているでしょうか・・・。



レースが終わって4継を一緒に走った先輩方から「4継、走らなくてよかった。あそこで体力を温存できたからマイルが走れた。よくやった。」と声をかけてもらいました。本当に何とも言えない気持ちでした。自分たちの悔しさを押し殺してでも後輩の声をかけてくれる。本当は4継もある程度の結果が出せていたと思います。それでもそ「4継走らなくてよかった」と言ってくれる。人間的な差を感じました。自分のこのような人間になりたいと強く思いました。

今の自分があるのは間違いなく良い人たちに出会えたからです。それは先輩、後輩問わずです。特に「リレー」に対しての思いが強くなったのはこのレース以後だと思います。「個」ではなく「チーム」として戦うことの大切さを感じました。だからこの写真は自分にとって一番大きな、大切な写真です。今の自分があるのはこの日の出来事があったからといっても過言ではないと思います。多くの先輩方に教わったことをが自分の中に生きている。そう思っています。

まとまりのない文章ですが、書きたいので書きました。ちなみに昨日連絡を取った先輩は右から2人目。一番尊敬している先輩は一番左です。原点に帰れた気がします。頑張ります。

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今の自分があるのは・・・

2014-01-24 | 陸上競技
思うことを書かせてもらいます。誰に断る必要もないのですが今のチームのことを書くことを期待されている可能性もあるので、私的な「想い」を書くというのもどうかと思う部分があるので。まー基本的に私が好き勝手に書いているblogなので良いと言えば問題は全くないのですが。

昨日、facebookで久々に大学の先輩とやり取りしました。どうっていうことない内容。先輩が息子さんと一緒に長距離走を走ったというものにコメントをしただけ。それでも私にとって大きなことでした。なかなか分かってもらえない部分だとは思いますが。今の自分があるのは様々な場所で出会った方々との関わりがあったから。その思いがすごく強くなりました。様々な方の影響を受けて今の自分がいるというのを再確認したのです。



この写真、私が一番好きな写真です。左から二番目が私。まだ19歳(笑)。髪の毛もたくさんありました(笑)。これは先日行った徳島での中四国インカレのリレーの後の写真です。すごくいい表情をしている先輩方。一番右は同級生ですがこの時点でおじさんでした。この時の感じた思いが今の原動力になっているというのは間違いない事実です。そのことを先輩にコメントして強く思い出しました。

この時、大学2年生。まだまだ若かった私は「自分の力を誇示したい」という部分があったと思います。この前に開催されていた県選手権の400mHで初めて優勝。大幅ベスト更新でしたし勢いに乗っていた時期だと思います。今考えるとすごく恥ずかしい気持ちがあるのですが、当時の私はまだまだ何もわかっていないという状況だったと思います。そのまま行われた中四国インカレ、私は4継、マイル、400mHに出場することになっていました。

400mH選手だと自分で思っていたものの「100mを走っても負けない」という気持ちがありました。どう考えてもそれほど速くないですしチーム内でトップという感じではなかった。それでも「走ったら負けない」という根拠のない自信を持っていた。周りからの忠告というのもほとんど聞き入れていなかったのではないかと思います。そんな状態で「4継もメンバーに入る」と調子に乗って挑む。いや、本当はそこまで調子に乗っていなかったと思いますが、今の自分から考えると「バカ」です。もっと冷静に物事を考えることができていなかった。謙虚さが足りなかったと思います。

そのような状態で4継メンバーに選ばれていました。私以外は4年生だったと思います。先輩方の最後の中国四国インカレ。それぞれに想うことがあったと思います。4年生3人、2年生1人のメンバーで臨むリレー。一番謙虚にならなければいけないのは私のはず。それができていなかった。当時から4継では3走を走っていたのですが4継の予選で私のミスで失格。取り返しのつかないことをしてしまいました。先輩方にとって最後。そこの部分を自分自身がどれだけ自覚していたのか。本当に細かいところまで考えることができていたか。そう考えると全く駄目だったと思います。「先輩たちと一緒に走る最後の4継」という気持ちはありました。この人たちと一緒に走りたいと強く思っていたのは事実です。しかし、間違いなく自分の中に「慢心」がありました。大丈夫だろうという思い。これが自分自身の油断となり他の人に多くの迷惑をかけてしまいました。本当に情けなくて情けなくて涙が止まりませんでした。400mHの決勝が迫っていましたが「自分は走る資格はない」と思っていました。自分自身の慢心により多くの人に迷惑をかけてしまったのですから。

そんな中で先輩方が「ヨンパーがある。それに向けてしっかりやれ。」と言ってくださいました。自分たちの「想い」を押し殺してでもこれから走る私のために激励してくれる。小さな小さな私とは全く違う。この先輩たちのための絶対にいい結果を残さなければいけないと強く思った記憶があります。が、このような性格ですから「やってやる」の想いが強くレースに出る。結果、2台目を引っかけて転倒しかける。勝たなければいけないという強い気持ちが冷静さを完全に失わせていました。何とか持ち直したものの無理した部分が出て結果5位・・・。記録も満足できるものではありませんでした。本当に自分自身が情けなくて情けなくて・・・。

今は偉そうなことを言っていますが私自身も「甘さ」があり、「冷静さを欠く」部分がありました。それがこのような結果になった。この日の夜は本当に落ち込みました。その夜の話を書きたいのですが長くなっているので記事を変えます。

完全に「思い出話」になっています。少しお付き合いください。
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体幹補強

2014-01-22 | 陸上競技
前の記事の続き。

ロードレースもあったのでトレーニング中心にすることにしました。脚を使うような練習はさすがにキツイだろうと判断。天気も雪がチラつくような寒さでしたからこちらも考えて練習をしなければいけないと。

当初はこの日に注文していた練習道具が届く予定だったのですが結局届きませんでした。最初からこの部分を意識して計画を立てていたのでかなり予定が変わってしまいました。困ります。どのようにしても練習はできませんからこれ以上ここにこだわっても仕方ないなと考えを切り替えました。出来ることをしっかりとやる方が効果が上がりますから。以前なら何とかして練習計画通りにしたいと思っていましたがここの部分は私自身も変わってきたかなと思います。

アップにメディ投げ。これはここ最近良くやっています。そのままの流れでメディシングボールを使ってこれから導入しようと思っているトレーニングの確認をしました。ダイナマックスがあるという前提でのトレーニングなのですが、やろうとしている意識はある程度できるのではないかという判断でした。ボールが小さいのでなかなかこちらが思っている動きはできません。それでも練習のポイントになる部分は意識できます。ここは表現が難しいのでしばらく割愛させてもらいます。まだ導入しようと思っているだけなのでここで「良い練習ですよ」と紹介できるレベルにはなっていません。効果は高いと思いますが実際にやっていない練習について詳しく語っても意味がありません。これからはどのような形でかやるかを考えていきたいと思います。

これだけで練習は成立しないので他のメニューも。これは完全に思いつきでした。先日バランスディスクを使った練習をしていてひょっとしたらもうワンランク上の練習ができるのではないかと思って実施してみると問題なくできました。以前からバランスディスクを上手く使えれば効果の高い練習ができるのではないかと考えていました。バランスボールは難しいのでそれよりは簡単なものです。体幹トレーニングとしての狙いは明確です。先日勉強してきた練習と重なる部分があるのではないかと思います。不安定な中でどれだけ体幹を保てるか。実際に走るというのは安定はしません。その中で身体のブレを抑えたり、自分でその身体をコントロールしなければいけない。これは走るだけでなく他の部分で上手く鍛えられるのではないかと考えています。数パターン思いつきましたがどれも良い練習になったと思います。今後の練習に取り入れていきたいと思います。

更に腹筋背筋も。ダイナマックスの代用でメディを利用。これも今までとは意志を変えました。これもこれまでは何回でもできるという練習でしたが今からやろうとしている中身を考えた練習にしようと思い意識するポイントを明確にしました。練習のつながりが生まれました。10回ですが間違いなく効果は違ってきます。何をするかにこだわるのではなく内容の検討で大きく変わってくるのです。なかなか良い練習ができたと思います。質的にワンランク上になっていると思います。

まだ書きたいのですが若干疲れてきたのでまた明日以降書きます。お付き合いください(笑)。
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ロードレース

2014-01-22 | 陸上競技
火曜日、この日は朝からロードレース大会でした。男子は約8キロ、女子は約5キロ走ります。短距離選手にここで結果は求めませんが最低限の走りはしてもらいたいものです。苦手な部分だと思いますがダラダラ走るというのだけは見たくありません。

そのため朝練は落とすことに。無理してトレーニングをする必要はないと思ったので。そこで先日撮影した映像とBOSSにお借りしているトレーニングのDVDを見ることにしました。この日に練習道具が届く予定だったので午後からの練習のために動きの確認をしておかなければいけないと考えていたので。映像を見るのと実際に練習を行うのは全く違います。それでも最初にイメージをしておくことで何をするのかがみえてきます。中途半端な動きをするのではなく目指す動きを把握しておくことで正確な動きができるようになると思います。二人一組でペアを組んでやっていくのでその二人できちんと練習日誌に要点をまとめておくように指示を出しました。見ながら説明を加えていきました。

ロードレース。ここで一番嬉しいなと思ったのは3年生の男子が頑張ってくれたことです。この選手はお姉ちゃんがいてうちで400mHをやっていました。かなりの確率でインターハイだと思っていたのですが春先にスピードが上がって4継の練習中に肉離れ。それによりマイルでは5番目の選手を走らせることになり4秒近くタイムを落とすことになり夢に届かず。弟は中学時代野球部でしたが高校では陸上部に入ってくれました。スピード不足&筋力不足もありなかなか思うようには走れませんでした。それでも誰よりも努力できる選手で周りの選手も「一緒に中国大会に行きたい」と公言してくれていました。届きませんでしたが本当に努力ができる選手でした。

その子をロードレース前に見かけると靴が新しくなっています。部活を引退して6ヶ月以上経過しているのですが走るための靴を購入している。どうしたのかと聞くと「ロードレース狙ってます!」とのこと。昨年20番以内に入っていたはずです。目標は10番以内に入ることだと言っていました。通常3年生は運動不足とモチベーションの低下で順位は大きく落ちます。しかし、スタート前に「10番以内に入る」と口にするのは自信があるのか勢いだけなのか(笑)。

私は記録計測の仕事があったので何処をどれくらいのペースで走っているのかは把握できません。フィニッシュラインで記録を計るというのがメイン業務でした。1位はうちの長距離選手。よく走りました。上述の選手、なんと5番目で戻ってきました。驚きました。本当に10番以内に入りました。それもメダルがもらえる5番目。いやーかなり感動しました。間違いなく自分で身体を動かしていたはずです。そうでなければ持久力を必要とする8キロでここまで走るれはずがありません。こういう姿勢があるというのは引退をしたから終わりではないというきちんとした部分が伝わっているからだと思います。

こういう選手がいてくれるというのは本当に教師冥利に尽きますね。最後まで手を抜かず努力をする姿勢が身についているという証明になります。本当に嬉しく思いました。他の3年生はどうだったのでしょうか。詳しくは分かっていませんが手を抜いて歩いたというような話は聞いていませんからそれなりに走ってくれたのではないかと思います。

短距離は…よくがんばりました。記録や順位云々ではなくきちんと走ったということが大きいと思います。得意分野ではありませんからなかなか長い距離は走れません。苦手だから手を抜くというのは良い事ではありません。やらなければいけないことは最後までやり抜くという姿勢が大切です。練習とは全く違う部分ですがここはきちんと求めていきたいですね。短距離といっても400m系の選手がいればそれなりに走るかもしれませんが今は完全に短短だけですから長い距離は無理です。練習もインターバル系もやっていませんから有酸素能力は上がっていないでしょうね。それでも走る事ができたというのは大きいなと思います。

このような状況だったので練習で走るのは不可能だと判断。更にシャフト補強のような練習も無理。出来ることは限られると思いますがきちんと練習はしたいなと考えていました。話が変わってしまうのではついでに記事を変えます。
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動きの改善

2014-01-21 | 陸上競技
書きたいことがあるのですがなかなか時間が作れなくて。あれこれやろうとしているのですが何故か時間が確保できません。私の処理能力の問題かもしれませんが思っているよりも物事の処理ができていません。

月曜日の練習は前の記事に書きました。この中である程度動きの変化が見られました。ここ最近時間をかけて地味なことをやってきたのですがそれが少し形になってきたのかなと感じていました。とはいえ先週はほとんど練習を見ることができていない状況でしたからどこまできちんと出来ているのか怪しい部分もありました。

この日の練習で少しだけ次の段階に進むことにしました。基本を徹底しているだけではなく少し動きを変えていく。この変えるという表現は難しい所があるのですが、やってきたことを変えるという意味ではなくこれまでの延長線上にある動きを目指すということです。以前良くやっていた練習を原点に戻って導入してみようと。次の段階の動きというか。表現が難しいですね。

この中で両エースの動きがかなり良かった。スティックを使う練習なのですが動きのリズムを変えず移動距離を伸ばします。また、途中のスティックを取り払ってまたスティックを置く。この時にスティックがある時はきちんと同じ動きが出来るのですがなくなると自分の癖が出てしまって脚が巻いたりリズムが上がってしまう。自分の動きが本物になっていない時には簡単に崩れます。今回はここの動きを重視しました。スティックの距離を変える練習まで行いました。以前師匠に教えて頂いた練習パターンです。この中でポイントになる部分があってここの動きができるかどうか、感覚をつかめるかどうかは今後の練習に大きく影響してくると思います。

両エースはここの部分の以降が「この日は」上手くいきました。一度上手くできたからといってこの先どうなるかは別問題なのですが。スティックを使った練習を行うとリズムが変わったり動きが変わったりすることが大半です。ここが変わらないというのは練習が比較的スムーズにいっているということかなと感じています。この二人を中心にチーム作りをしています。中心となる選手がきちんとした力を発揮できるようにならなければ今後のチーム力は上がりません。昨年いい結果が出たからといって今年も出るとは言い切れません。一冬で大きく強くなる可能性もありますが逆に動きが大きく崩れてしまう可能性もある。いつも同じ力が出せるとは限らないのです。

強い選手がチームにいるというのは大きなことです。何もしなくても強い者は強い。技術的なことを指導しなくても強い者はとにかく強いのです。残念ながらここは否定できない現実なのです。うちの選手は最初かは力を発揮してきたわけではありません。地道に動きを作って行くことで走れるようになってきました。動きが崩れるとまた走れなくなってしまう危険性を含んでいるのです。だからこそ細心の注意を払いながらやっていかなければいけないと考えています。こういう次の段階に進む時というのは私自身も大きな不安はあります。崩れてしまったらまたやり直さなければいけなくなる。自信満々で指導しているわけではありません。ある選手に上手くいった動きであっても別の選手に完全に当てはまるということはほとんどないと思います。だから動きを見ながら本人達の感覚を確認しながらやっていかないといけなくなるのです。

ちょっと安心しています。いつまでも安心はできません。常に次のことを考えながら取り組んでいかなければいけません。実はこの二人を脅かすのではないかという勢いがある時は者もいます。油断するとチーム内の力関係が変わってしまうのではないかと感じています。「大げさに書いている」と思われるかもしれませんが結構本気で感じています。あと2ヶ月間でどうなるかですね。練習中に小さなエースが「100mで勝ちたい」と口にしていました。本音だと思います。ショートスプリントの選手として当然の欲求。これが素直に口にできるというのはある意味「強くなりたい」という想いの現れだと思います。少しずつ変わってきているというのは間違いない事実です。これを他のメンバーが感じ取ってくれると更にレベルアップできると思います。

動きの改善が少しずつ心のレベルアップにつながって行くはずです。戦えるチーム作りをしたいと思います。またもまとまりのない話となりました、
お許しを。文章力が落ちている危険性があるなと感じています。なんとかしなければいけないですね~。
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出来る練習を行う

2014-01-20 | 陸上競技
月曜日、午後から雨予報でした。ここを踏まえて朝練ではドリルを行うことに。各自で内容の理解をさせるためにペアで課題を決めて取り組ませました。30分程度しか時間が取れませんからかなり限定されますがそれでも屋外で動ける時にあれこれやっておきたいなと考えていました。

日中には色々ありました。今週も検定課外が行われますからそれの対応が必要となります。生徒にやらせるプリントの印刷だけでもかなりの時間を要します。もう息つく間もありません。まー仕事ですから当然なのですが(笑)。あれこれやるというのは大変ですが私も一つの仕事をやるだけではないのでうまく回していかなければいけないですね。

午後練習は私が課外に行かなければいけなかったこともあり、練習に最初から参加できる者は午前中と同様に自分達で動きの確認をさせました。このために朝練で課題の克服のために練習をさせていたのです。いない時にどれだけできるかです。動きの部分は勝手にやっていくと崩れる危険性もあります。出来ている選手と出来ていない選手で確認ができるようにしておきました。

1時間程度してから練習に参加。商業系の生徒も同時に参加。天候も悪く微妙な時間だったのでさらに40分間、動きの確認をさせました。一律の練習ではなく課題を決めてです。以前は何をするのか決め切らないところもありましたがこの日は比較的スムーズに決めていました。「自分は何をやったら良いですか?」と聞いてくる者もいました。適当にやるのではなく自分に必要なものを判断する、更には客観的に必要なモノを求める。こういう部分がレベルアップにつながっていくのではないかだ思います。壁を使ったドリルを行ったりスティックを行ったりしていました。選手によっては必要だと判断して階段も行わせました。

かなりやってから腿上げを室内で。以前はじっくりと時間をかけて腿上げをやっていました。ここ最近は他にやりたい事が出てきてほとんどやらなくなっていました。よく考えてみるとうちが力をつけ始めた頃はこの手の腿上げ練習が中心でした。これも師匠から教えて頂いたメニューの一つです。何のためにやるのかはここには書きませんがかなり意味のある練習だと考えています。この腿上げに入るまでに時間をかけて前段階の練習と意識付けの動きを行います。この3週間は我慢して縦の動きを行ってきました。

少し進むための動きに切り替えていきました。この腿上げも時間をかけました。通常よりもかなり。この動きをしっかりとやることで実際のスプリントにも結びつくと思います。もちろんこれだけでは上手くいきませんがこれまで学んできたことが少しずつつながっていく気がしています。断片的にやって来たことが一つの方向に向かっていく。その結果大きなレベルアップに結びついて行くのではないかと思っています。その兆しは十分にあります。

ある選手に厳しくというかしつこく指導をしていきました。走る事は出来るのですが細かい動きをさせると思い通りにできません。ここを克服することが大切ですかなかなか思い通りにできません。それでも意識レベルも高まってきているので何とかやろうとしています。全ての練習が終わってから個別に「どうすれば腿上げができるようになりますか?」と聞いてきました。それくらいは当たり前だと言われるのかもしれませんが大きなことです。もう一押しです。かなり良い方向に進んでいるのではないかと思います。

両エースの動きもかなり良くなっていました。ここに関することはまた別に書けたらとは思っています。本当に書けるかどうかは分かりませんが(笑)。いい感じで来ているのは間違いありません。更に今日やった動きの中で感覚が少しずつ良くなってきている感じを受けました。まだまたやらなければいけないことはたくさんあります。しっかりと取り組んで行きたいと思います。
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