kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

検定

2015-01-22 | 陸上競技
火曜日、あれこれやることがありました。それはきっとみんな同じなんだと思います。私だけが特別なわけではありませんから仕方ないのですが。それでも結構あれこれあります。

この週は簿記検定の課外が実施されます。このためひたすら準備と授業を。他の学校がどのようにされているのか分かりません。話を聞くと朝からずっと特別編成授業にして検定対策の授業をするところもあるとか。ある意味「合格」だけを考えると効果的な話かもしれません。完全に授業時間を使って詰め込んでいくパターンですね。今のうちのスタイルは違います。というか私のスタイルが違うだけなのかもしれませんが。先週からかなりの量の宿題を出しています。これもある意味「強制的に勉強させる」のかもしれません。しかい、やらない子はやらない。答えを書き写して提出するだけの形になる。これでは何の力も付きません。狙いとしては「力を上げる」ことです。ここを度外視してやるのは将来的にプラスにならないと考えています。

検定があるというのは目標になります。同時に「単純な授業展開」でも対応できる部分が出て聞きます。工夫は必要なくなる。決められたことだけをやっておけばよくなる。授業展開としてはそれも必要だと思います。教科書どおりにやっておけばある程度分かります。また、力がある子はそれなりに理解してできるようになります。が、本当の力かどうかはわかりません。「生徒の力に頼る」という感じになります。良いことなのか悪いことなのか。

私は授業は「ツール」だと思っています。目標に到達するための方法論を学ぶ。私は「目標に向かって一生懸命にやる」ことを覚えてもらいたいと思ってこの検定週間を使っています。全員が合格するかどうかは分かりません。合格できそうにないから「もういいや」と諦めて勉強しないというのではこの意味はなくなります。一つでもいいのでできる部分を増やす。合格することもすごく大切なのかもしれません。しかし、それ以上に学ぶことがある。私は検定の勉強を「班」でやらせるようにしています。分からない所をお互いに教えあうのです。普段はそれほど話をしないかもしれませんが、こういう機会にコミュニケーションを取ることができます。更には「分からない」ということを認めて他の人に質問をする。自分は分かっていても周囲の人が分かっていなければその姿を見て教えてあげる。こういう関係を作るのは「授業」として必要なことだと思います。

「学校の勉強って何の役に立つんですか」と質問されます。確かにそう感じる部分がたくさんあるでしょう。実際に今の生活の中で数学の知識や国語の知識が生かされているかどうか?分かりません。そういう部分があるからこそ「物事に取り組む姿勢」を身に付けさせることが一番大切なのではないかと感じています。それが「見えない力」だと思っています。進学校であれば行きたい大学があってそのために嫌でもやらなければいけない。そういう「頑張り」は他の部分でも生きてくる場面があります。一生懸命にやったことでしか感じられないものがある。大きな負担になるのは分かりますがそれでもやっていかなければいけないのです。今はしんどいかもしれませんがこれが将来の力になります。

強制的にかなりの量の宿題を出しています。もちろんサポート体制は作ります。やらせるだけではない。それをするのが今の仕事なのかなと。外部に宣伝できるような華やかなことはありません。本当に地味なことです。それでも生徒の力にはなっていると思ってやっています。かなり嫌がられてはいると思いますが(笑)。生徒に迎合して「やりやすようにやる」だけではダメだと思っています。生徒に好かれる教員になる必要はない。嫌われてもきちんとしたポリシーを持ってやっていくことが大切だと思っています。これは部活も同じ。周りからあれこれ批判されてもきちんと選手に伝わればそれが大事。なかなか表面的には分かりませんけどね。

微妙な記事になっています。まー思いつくまま書いているのでお許しを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイヤ引きをする

2015-01-20 | 陸上競技
月曜日、天候的にはまずまず。この週は予報では水曜日、木曜日と雨予報でした。通常であれば水曜日に走るのですがこのままでは無理。こちらとしては走りたいのですが。少し日程変更をして月曜日、火曜日と連続で走ることにしました。この週も検定課外がありますから数人は最初から練習に参加できません。これは仕方ないことなので朝の段階でドリルをしておくことにしました。この手の練習は繰り返しだと思っています。やっていく中で感覚を作ることが大事。何度かやったくらいではその感覚は作れません。朝のドリルでは通常通りの流れでやっていき最終的に普段よりも幅を広げてやりました。動きの意識は「重心移動」です。この時に「膝」を上げたときにタイミングを合わせて進むという感覚を大事にしたいと思っています。これができるようになるかどうか。簡単にはできませんからやはり「繰り返し」です。

小学校の時に計算問題の「ドリル」があります。これも基礎的なことをひたすら繰り返す。そのうちに自然に計算ができるようになる。最初はとにかくひたすらやる。そのうち考えながらやる。で、自然に動きができるようになる。流れ的にはこのような感じだと思います。実際の練習も同じ。ひたすらやる中で感覚を作りたいと思います。時間はかかりますが・・・。

午後は通常通り。私は課外があるので選手に練習を任せることに。練習前に3年生に雑誌の記事を渡しました。この日の日誌に「他の生徒は部活を引退して遊んでいる。自分は目標があるから同じことはできない。」ということが書いてありました。それでもやはり周りとのギャップは大きいと思います。自分だけ競技をしているという感覚になるでしょう。それを越えることができるか。他に誰かやっていれば違うのでしょうが一人でやるというのは難しい。そのこともあってたまたま見た雑誌の記事を渡しました。「大学に進む時の冬季練習」について書いてありました。強い選手であってもやはり「少しくらいいいか」という気持ちになるのです。それが最終的に自分にマイナスになって返ってくる。その部分を理解させなければいけません。厳しいようですが「大学で競技をやる」と決めたのであれば今は遊べません。この子にとって「大学1年生が勝負」というのは変わらないと思います。「日本一」に貢献するためにはやはり11秒台に入る必要がある。そうでなければリレーメンバーに入れません。今は練習の中で右手でバトンをもらう練習もしています。これまでアンカーしかやったことがなかったですが「どこでも使ってもらえる」ようにしておくことが高校の指導者としての責任だと思います。やれることはやっておきたいですね。

私が練習に行ったときにはマーク走に入っていました。本来であれば並走をしたいのですが人数もそろわずバトンをつなぐことも難しいのでマーク走で。この日はタイヤ引きをする予定にしていたのでそこにつながるような練習を前半部分にしておきたいと考えていました。マーク走に関しては前の記事に書いた気がするので割愛。走るために何をするか。練習の流れはどうなのかという部分です。ひたすら足を運ぶという練習。久々に女子のエース候補の選手が走っていましたがやはり力は確実に上がっています。とにかく怪我から回復することが最優先。走ればスピードが出る。しかし、足が張る。これの繰り返しですから様子を見ながらやっていかなければいけません。速くはなっています。

そこからタイヤ引きへ。最初にマーク走からの流れで60mの短いタイヤ引き。10m地点にマークを置いてそこまでは前傾を意識。起きてきてからきちんと前に引き出す感覚を作る。タイヤを引くと負荷がかかるので最初の数歩が難しくなります。そこをしっかりと前に進む感覚を作る。リズムを重視して練習を進めました。ここから課外で遅れてきた者も参加。アップが足りませんがそのようなことを気にしていたら練習になりません。もっともっと効率よく練習を進めていかないといけないですね。

最後は長めのタイヤ引き。この日はグランドが専用使用だったので長い距離を走ることに。といっても150mあるかないかの距離ですが。普段は最長でも120m。それより長くすることはありません。グランドが自由に使える状態だったので普段よりも長くして後半に課題を置きました。パワーで走るのではなく脚を前に運ぶことで進む。短い距離では押し切れるが長くなるとそれができない。ここでしっかりと感覚を作らせたい。また、疲れてくると膝の引き出しができなくなります。これにより腰が進まなくなる。当然の話ですが。これを疲労感の中で意識的に引き出して進むようにする。「ドリル」とは別に走りの中でやっていきます。150mタイヤ引き+60mを時間の許す限り。といってもそれほどの本数はいけませんでしたが。

何故か分かりませんがこの日は良く声が出ていました。何か自分たちで決めたのでしょう。1年生が良く声を出していました。2年生はまずまず。3年生から2年生女子が「2年生の意地を見せろ」と言われていました。まさにその通りですね。練習中に下級生に負けて仕方ないと思っているようでは先には進みません。意欲的に取り組む必要があります。タイヤ引きの1本目は珍しく下級生を抜いていました。今の力的には2年生が一番下ではないかと感じる場面が多い。それでも意識的なもの、取り組みが変われば分かりません。1年生の時に13秒1で走っている選手ですから取り組みが変われば大きく伸びると思っています。中心となるべき選手ですからきちんと成長してもらいたいですね。まずは基本的なこと。ここの徹底です。

雰囲気はかなり良かったと思います。新チームになって初めてかもしれません。結局は私がどれだけ話をしても本人たちが変わらなければ何も変わらないのです。逆にいうと本人たちがその気になれば一気に変わる。簡単です。「その気になる」というのが難しいだけ。大きな成長に期待したいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

走練習をする

2015-01-19 | 陸上競技
土曜日、この日は走練習。天候的には問題なしということだったので練習を手早く進めていってできるだけ走る時間を確保しようと考えていました。なかなか予定通りに進まない部分があるので走れるときには走っておきたいなと。

ダイナマックスを使ってアップをしました。終了するくらいから雨が・・・。うーん、どうなんでしょうか。雨雲ズームレーダーで見てみるとしばらくは「小雨」が続きそうな雰囲気。大雨ではないので練習を進めることに。脚運びをやってからハードルを使ったドリルへ。この時点では大雨。グランドがぬかるんで使えなくなったらどうしようかと思うくらい降っていました。雨がやむまで待つかどうか悩みましたがもうすでに濡れているので休んで身体が冷えるのは避けたいなと思って強硬に練習を進めました。結局ドリル終了時点で雨は止む。まーいつものことですがこんなもんですね。

ドリルは重心移動を大きく。ハードルを使っての練習としました。いつも通りの流れですが。見ていると全体的に詰まってしまっていました。少し距離を広げて実施するように指示。狙いを明確にしてやろうと思う動きを徹底しておきたいと思います。かなり移動の意識をした後にミニフレキを使って切り替えを。これを短時間やって並走。30&60、バトンパスへと流れていきました。並走、やはりバトンパスがきちんとできません。基本的な部分ですがこちらが言っていることがなかなかできない。技術的な部分というのもありますがスピードが落ちてしまいます。高いスピードの中でバトンパスを完了させたい。そのためにはバトンにもリズムがあると思っています。この状況では勝負にはなりません。修正しながら実施。

最後は走練習にしました。風が強いのもありどうしようか悩みましたが通常通り実施。短短は60m-90m-120m-90m-60mを3セット。短長は120m+60mを4本3セット。これもひたすら走るという感じでしょうか。まだまだ課題はあります。女子はエース候補が練習に参加できず。この状況がすでに2週間近く続いています。間に合わなくなる危険性があります。無理はさせられませんが。同じ部分の繰り返しになっていますからきちんと練習がつめません。強くなる選手というのは「継続して練習ができる」という前提があります。普通のs年種が強くなろうと思えばやはり継続が大事。危機感を持ってもらわないといけません。繰り返しになりますが無理はさせられません。ここの兼ね合いが大事です。

もっと書きたいのですがひとまずここまで。備忘記録程度の内容ですね・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金曜日の練習(午後)

2015-01-18 | 陸上競技
うーん、書き始めるとあれこれ書いてしまします。もう少しシンプルに物事を表現できるようにならないといけないと思いますが難しいですね。センスの問題でしょうか。長くなると読む人が飽きてしまうというのがあります。高校生だと長い文章を見た瞬間に内容を確認する気を失ってしまう(笑)。これではダメですね。もっと私自身が伝えたいことと簡潔に伝えられるようにならなければいけない。それが難しいのですが。

金曜日、午後はほとんどの選手が「検定」と「課外」でした。そのため最初から練習に参加できる者2名のみ。これは仕方ないので練習開始を17時として最初の1時間はフリーとしました。自分たちで動きの確認をしたりしていたはずです。この日は少し(昼休みを含めて本当に少しだけですが)時間を作って日誌にきちんとコメントを書きました。目を通してはいたのですがなかなか細かく書くことができていませんでした。これもコミュニケーションツールの一つだと考えています。選手が書いた日誌にこちらの考え方を書く。数年前までは選手が書いた内容と同じくらいの文量を書いていたこともあります。なかなか時間が作れなくなってしまって今は毎日書くことができません。言い訳ですね・・・。もっと真剣に時間を作らないといけないと思っています。日誌にはここ最近の取り組みや意識、目に見える部分だけではなく内面的な部分についても触れました。前日の練習の雰囲気のこともあったので。話をするだけではなくきちんと「文字」として見ることも必要。元々はこのblogはそういうスタンスも含めて書いていました。選手に「どのようなことを求めているのか」を直接話すだけではなくこうやって「文字」として確認させることで言われていることの意味をもう一度確認することができるだろうと。今の選手はほとんど読んでいないかもしれないですね。なんとなくそんな気がします。こちらが伝えたいことがなかなか伝わらない部分、日誌も含めて見直さないといけない時期に来ているのかもしれません。

練習開始時に少しだけ話をしました。日誌に書いた内容の確認です。「物事に取り組む意識」をどうするか。これは最終的には私ではなく選手自身の問題となります。今、目指しているのはどこのレベルなのか?県総体に出場するだけを目指しているのか?または県で決勝に残ることか?それとも中国大会で戦うことなのか。それぞれ違うのかもしれません。目指すところに応じてやるべきことは変わってきます。3年生が一人練習に参加しています。今更「県で一番になる」ことを目指しているわけではないはずです。全国で戦っている大学に進むのです。そこでリレーメンバーを勝ち取るというのは容易なことではありません。その選手が下級生と同じ目線で物事を考えると良くない。目標意識が低くなりますから。何が何でもメンバーに入って「日本一」になる。それくらいの覚悟は持ってもらいたい。信頼できる大学で練習をさせてもらうのです。「結果」を残してチームに貢献してもらいたいと強く思っています。そのためには念願の11秒台を出さないといけないでしょう。やるべきことはまだまだたくさんあります。他の者は目の前に強い選手がいるのだからそこに負けないように取り組むべきです。まだ足りません。

そんな話をしてから本練習へ。この日はスタート練習。2月上旬に大阪室内があります。3年生が出場するのでその準備も含めて。ここ数年は冬期練習でもスタートをやっています。「技術的な改善」は時間がかかります。冬期練習の中でどれだけ改善できるかだと。シーズンに入ってからいきなりスタートをするよりも継続的に修正していくほうが効果が高いと思っています。引退した3年生、1年生の時はスタートが微妙でした。1年生の冬期でかなり改善されて翌年には記録を出していました。中学時代に13秒1、高校1年生も13秒1。これが2年生の時には県総体で200mで25秒台、100mは秋に12秒35です。スタートからの流れをしっかりと作っていければ記録的に大きく伸びる可能性があると思っています。継続した練習の必要性ですね。

スタートドリルに時間をかけました。スタート局面には様々な要素が含まれています。その要素をいきなりスタブロからやるというのは難しいのでそこに行くまでに少しずつ準備をしていく。これがどのように結果に結びつくのか。脚運びであったり走りのリズムであったりを徹底的にやってからスタートの構えにつなげていく。この局面は私自身まだまだ勉強しないといけないと思っています。時間がかかる部分ですが徹底してやっていくことで必ず変わります。これを延々とやり続けました。トータルで2時間くらいでしょうか。

何人かは動きに変化が見られます。まだまだ時間がかかるとは思いますが。この日に気づいたことはやはり「音を聞いて出る」ことの大切さです。当たり前の話ですが。見ていると自分のリズムで構えて出るとかなり上手くスタートが切れる選手がいます。しかし、スターターに合わせて出ようとするとセットから音が鳴るまでのタイミングを自分の思い通りにできません。そのため自分で出ていた時と同じようにはいかなくなります。反応云々の練習のために音を鳴らすのは多いと思いますが、実はリズムを他者に合わせるというためにも絶対に音を聞いて出ることは必要だと改めて感じました。何を今更と言われるでしょうが。基本的なことを見直すという姿勢は必要だと思っています。やるのが当たり前だからやるのではない。考えながらですね。

技術的な練習をするのはすごく楽しい。選手はどうか分かりませんがこちらとしてはこういう練習が好きです。もちろんこの手の練習ばかりやっていたらダメですが。細かいところを見極めながらやっていける指導者を目指したいと思います。

ダラダラ書いてしまいました。お許しを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金曜日の朝練(余談多し)

2015-01-18 | 陸上競技
少しずつ現実の日付に近づいています(笑)。なかなか追いつけません。更新する気はあるのですが。理想は毎日毎日その日のことを書いていくこと。が、到底そこまでは無理ですね。毎日blogを更新する人がどれだけいるのか分かりませんが結構大変だと思います。今はfacebookやTwitterで即時に情報を発信することができます。時間をかけて考えながらblogを更新するというのは時代に即していないのかもしれないですね。芸能人のように「食べたもの」をわざわざblogに更新するほどではないかと思っています。私はラーメンを食べたり、特別珍しいモノを食べた場合はfacebookで公開しています。これは私自身が備忘記録的にやっているだけです。これくらい簡単にやって終わらせておくというのも大事なのかもしれませんが、blogは私の中で少し位置づけが異なります。これもなかなか言葉では表現できないのですが。

またも前置きが長くなりました。年を重ねるにつれてどうも関係ない話が多くなります。良いことなのか悪いことなのか(笑)。

金曜日、この日の朝練はアジリティ系を。最近はちょっとこの部分が少なくなっている気がしていました。あれこれ練習はやっていますが気が付くとどうしても「偏り」が出てきます。バランスよく練習をしたいと思っているのですがなかなかできないですね。不足する分を補うために朝練で「速い動き」を実施することに。水曜日の練習内容を書いたblog(書いたのはずいぶん遅れていると思いますが)に「マーク走」のことについて触れました。これも狙いは「速く脚を動かす」という部分につながります。マークを置くことで次の足を速く出すという目標になります。次から次へと脚を前に出していくことで速く進もうというものです。接地ポイントや身体の起こし方など様々な動きの練習になると思っています。しかし、「マーク走」で気を付けなければいけない部分があります。これは「速く動くこと」に固執し過ぎてしまう経験性があるというところです。実際に私もここの部分で失敗したことがあります。選手には申し訳ないですがいつの間にか「盲目的」に「速く動く」ことだけを求めていました。

難しい表現になるのかもしれませんが「速く動くこと」と「速く走ること」は直結しないと思っています。その場でもも上げを速くできたからと言って走ったら速いのかというとそうではありません。大切なのは「速く前に進む」ことです。マーク走やフレキハードルを使った練習では「速く動く」ことを求めがちです。マークの距離やハードル間を狭く設定するれば「速く動く」ことは可能。しかし、それが本当に走りにつながらなければ意味がないのです。「前に進む」ことだけを考えてマークの距離を適当に伸ばせばよいのかというとこれも違ってきます。広すぎて動きが大きくなりすぎてしまうと加速もできません。適度な距離が必要になると思います。私自身も選手が設定しているの細かい距離を常に把握しているわけではありませんが走りを見ながら距離の調整をするようにしています。

で、話が大きく(少し?)逸れてしまっていますが朝練は「速く動かす」ことにこだわって実施。BOXを使っての練習を行いそこからグループを2つに分けてラダーとフレキの追っかけ。どちらも速く動くことが狙いです。更にはタイヤを使って足の入れ替えなども行いました。基本的にこの「アジリティトレーニング」はそれほど重心の移動を伴いません。本来であればもっともっと大きく動きながらやっていくほうが良いのかもしれませんが「速く動く」ことと「重心を大きく動かす」こと平行してできない部分があります。ある意味「相反する」部分だと思っています。このバランスが重要なのかなと。最近の練習の中では「大きく動かす」ことを意識させています。この表現も難しいのですが「動きが大きくなる」のではなく「重心を大きく動かす」という意味です。逆に「素早く動く」という感覚は少し不足しているかもしれません。どちらもやっておきたい。そう思っています。

長くなっています(笑)。ちょっと記事を変えて午後の練習について触れておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雰囲気が重い

2015-01-17 | 陸上競技
木曜日、この日はトレーニング。朝練ではバランスディスクを。これは毎回の事なのも問題なし。

午後は商業系選手が不在の中で練習開始。通常通りのトレーニングとしました。年明け以来故障者がなかなか回復しません。練習量の調整はしているのですがなかなか。この日もシャフト補強をやったのですが実際に全ての種目ができるのは2人だけ。うーん、どうなんでしょうか。その部分はある程度目をつぶらないといけないと思います。しかし、雰囲気が悪すぎます。声も出なければ表情も暗い。このような練習を見ているとさすがにこちらが滅入ります。この状況で50分程度シャフト補強の様子を見ていました。なかなか厳しい状況です。自分たちは一生懸命にやっているという感覚なのでしょうがそこまでの水準に達していません。

シャフトが終わってから集めて話をしました。本当にこのような練習でいいのか?何のための練習なのかが全く見えません。この状況でどれだけ練習をしても効果はないと思います。何人かはやっていて「雰囲気が悪い」と感じたはずです。それを客観的に見ていたマネージャーも然り。それなのに誰もが「気づかないふり」をして淡々と練習をする。それで本当にいいのか?元気が出ないという理由が分からなくはありません。怪我が多く万全の状態で練習ができないのですから自然と気持ちも下がります。しかし、そういう時だからこそ「カラ元気」でも良いから元気よくやる必要があると考えています。身体の状況が悪いうえに気持ちも下がっていたら練習どころではないのです。

女子が遅れて集合したのでこちらにも。上級生の行動と取り組みについてです。今のままではどちらが上級生なのか分かりません。1年生が「すごくできる」からそういう見方になるわけではありません。1年生はこれまでどおりのレベルです。意識レベルが特別高いとは思いません。うちのチームのピーク時に比べると1年生の意識は70%くらいだと思います。同じ1年生でも本当に強くなる時はもっともっと意識レベルが高かったですから。その時の上級生の意識レベルと比べると今の上級生は30%にも満たないと思います。比べる基準がどこなのかという話もありますが、上級生としての取り組みはかなり低いと思っています。この中から「自分が中心になる」という選手が出てこないとチームは変わりません。誰もが人任せでやっている状況ではチーム自体が成長しないのです。

女子、「声を出す」ということを求めますが小さい。それも「言われたから出す」という水準でしかない。ムードメーカーになる者、リーダになる者どちらもいないのです。更には陰から支えるという者も不在。それぞれが「責任放棄」をして「誰かがやったらやる」という姿勢しか見られません。厳しいようですが。これを打破しようと思えばかなりの「覚悟」が必要です。うちのような「普通のチーム」が「強豪校」と戦おうと思えば思い切った行動の変化が必要です。今の1年生は個人で県の決勝に残った選手はいません。そのような状況でもリレーだったら戦える。県内ではうちも「強豪校」と言ってもらえるのかもしれません。しかし、スタートラインが大きく異なる選手と戦おうと思えば今のままでは絶対に無理です。変化を求めます。

あとは練習を見ていました。途中で卒業生が来てくれました。一人は短距離選手。うちのチームにおいて一番最初に「エース」として存在価値を示した選手です。もう一人は長距離選手。この子は今も一人で競技をしています。今月末に実施される「大阪国際マラソン」に標準記録を突破して参加するとのことでした。すごい話です。現時点でフルマラソンが3時間ちょうど。応援したいと思っています。

話を聞くと今は二人で「朝練」をやっていること。5時半起き(集合?)で二人で朝練をやってから仕事に行くと。短距離の子はほとんど運動をしていないので「電動自転車」で付いていくだけだということですが(笑)。で、体幹が弱いので今は二人でトレーニングを実施いているということ。うちがやっているトレーニングを見て感動していました。長距離がここまでやる必要があるかどうかは分かりませんが必要な部分もたくさんあると思っています。少しだけ紹介をしておきました。

練習をしていて少しずつ強くなると色々な人が「こんな練習をしたほうが良い」とアドバイスをくれるようになったようです。あれこれやれと言われるので気が付いたら「何をやればいいのか分からなくなった」と話していました。「タイヤ引きをやったらいい」とか「ハードルジャンプをやったほうが良い」とかのアドバイスもあるようです。多くの人が「経験則」で話をします。自分自身が成功した経験からの話です。それが万人に当てはまるかどうか。「強豪校がやっている」という理由で様々な練習をするというのもあるでしょう。しかし、何のためにやるのか、正しい動きは何かを考えないでやる練習では効果はないと思います。長距離がハードルジャンプをする必要性が私には見えません。「自分の基準」だけで物事を言うのは良いことではないと思っています。私自身にも言えることですが。

例えば小学生には上手くいく練習でも高校生には上手くいかないことはたくさんあります。高校生段階でやらないといけない練習を小学校や中学校でやれば「一時的な飛躍」はあると思います。しかし、それが長期間続くとは限りません。小学校の時に活躍した選手がそのまま右肩上がりに伸び続ければ簡単に世界レベルの選手になるでしょう。そうではないのが現状。身体能力に頼った競技力の向上や「練習の先取り」で伸びた記録はいつかは停滞します。その時に何をするのか。ここが大事だと思っています。工夫が必要になるはずです。まだまだ私もできることがあると思っています。

なんの話しか分からないですが記録だけしておきます。トレーニングをしたということです。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイヤ引き(多分)

2015-01-17 | 陸上競技
遅れに遅れてやっと水曜日の内容の更新。遊んでいるわけではありませんが本当に時間がないのです。お許しを。忘れかけているのでどこまで書けるか分かりませんが、記憶を手繰りながら記録しておきたいと思います。

水曜日、朝練では脚運びを。見ていると動きにキレがないのでダイナマックスを使って「キック」をすることに。この動きがなかなかできません。動きのタイミングを合わせるというのが苦手なのか、ダイナマックスを蹴る前に手を放してしまいます。うーん、難しいことですね。繰り返しやっていく中でなんとか形になりました。「狙いとする練習」があってその練習をするために「練習」が必要になります。分かりにく表現かもしれませんが、やりたいことをやる前の段階に結構な時間を要します。もっと単純な練習にすればよいのかもしれませんがなかなか・・・。

この日はあり得ないことが一つ。前日に女子にはある程度話をしてました。月曜日の練習でかなり微妙なことがありました。上級生が下級生に励まされながら練習をしている。きつい練習で一番最初に「きついです」というのを表情、態度に示すのが上級生でした。そのことに対して女子を集めて話をしていました。このようなチーム状況で本当に戦えるのか?エースもいない、中心になる選手もしない、練習を引っ張る選手もいない。その上、上級生が一番最初に弱い部分を見せる。この状況で下級生が何を手本にすればよいのか。仮にもインターハイを経験して戻ってきた選手たちです。その状況があってこれでは何のためにインターハイに行ったのか分かりません。「肩書き」だででしょうか?それぞれの場面で「責任を果たす」という意識を持たなければいけません。

そんな話をした翌日(水曜日)に日誌の提出を忘れていました。朝の段階で女子全員分を代表が集めてそれを私のところに持ってきます。それほど難しい話ではありません。が、日誌を持ってきません。私はあれこれ仕事をしていて不在時もありましたが結局持ってきたのは昼休みでした。私が不在のため「遅れてすみません」というメモを残して置いてありました。うーん、前日に話をしてこれでは・・・。全員分の日誌を預かっていたのにそれを提出しないというのは自分だけの問題ではなく「周囲に迷惑をかける」のです。「忘れていました」で済む話ではない気がしています。どうなのでしょうか。

こういう内容を書くと少なからず批判が出ます。本人であったりその関係者が「気分を害した」と。このblog自体、「匿名」でやっていますがほぼ意味なく「kaneko」というのが特定されています。それにより私が書くことはそのまま「公の情報」となります。そのことに関してはかなり気を使っているつもりですがそれでも「批判」は出ます。指導というものを公にする必要性がないのではないか、指導された個人が今後の生活に支障をきたすのではないかという部分。一個人のblogではなくなっているためこういう批判は噴出するのでしょうか。某テレビ局のように「嫌なら見るな」というのも一つの主張かもしれません。とはいえ、「公」のものになる可能性があるので表現には気を付けなければいけません。「足元をすくわれる」という状況にならないように気を配らないといけないと思います。

それでも何度やっても「成長が見られない」というのはしんどいですね。そこまでやる必要がないと言われたら確かにそうです。越権行為なのかもしれないとは思います。それでも部活動というのは教育活動の一環と考えています。こういう話をすると「部活動の在り方」に論点がすり替わってしまうので現時点では止めておきますが・・・。変化がほとんど(全く)見られない中でどうするか。多大なエネルギーを費やしているのだけは確かです。

前置きが長くなりました。この日も前日と同様商業系の選手の検定課外。他の者を待たせるわけにはいきませんから工業系の選手は通常通りの練習。私は補習を申し出てきたクラスの生徒に教えることにしていました。そのため基本的な動きから開始すするように指示だけ出しておきました。こういう部分は「真面目にやる」ことができます。言われたことを一生懸命にやるというのはできます。周囲からすればそれだけでも「すごい」ことなのかもしれませんね。いつも通りの練習の流れで実施していきました。

人数がそろわないのでバトン練習はできません。そのため個人の走力を上げるための練習を中心に置きました。マーク走を繰り返す。以前マーク走をやって失敗したことがあります。これは「練習の偏り」があったからです。以前からやっていた練習でしたがある年だけ「意図的」に偏らせたことがあります。それが上手くいかなかった。情けない話です。そこから反省を生かして原点に戻るようなマーク走にしています。「最初の10m」と「加速段階」を意識させて「トップスピード」につなげていく練習です。これを繰り返しやっていくことで動きの変化が生まれます。マーク走を行うと目標があるのである程度の動きが修正できます。「脚を前に送る」という感覚を意識させたい。60m位の距離を3本を2セットやってそれから中間マークへ。これも3本。短い距離はかなり走りました。

その後、メインはタイヤへ。時間の関係でそれほど多くはできませんでした。前半の練習の流れからタイヤで意識するポイントも指示しました。120m×2本タイヤ引きを行ってその後タイヤなしで60m×2本。これを1セットとしました。2セットやった気がします。3セットだったかもしれません。流れを作るための練習です。更にラストの60mをどうするかというのも話をしていました。タイヤ引きをすると「パワー」で走ってしまい地面を蹴るような動きになりがちです。結局パワーがある選手がタイヤ引きが速いというのがあります。しかし、うちではそこに重きを置いていません。「脚を前に送る」という部分を意識させています。表現が難しいですが。

最後は雨が降ってきましたが一応予定していた練習メニューは消化。何人かは走りが良くなってきました。計算できるかもしれないレベルに近づいています。女子はエースと期待している選手が練習に参加できません。その代り他の者が力を付けています。1年生は3人しかいませんがかなり面白いと思っています。4継で49秒中盤は間違いなく届くレベルですね。が、これでは戦えません。エース不在の中でどうするのかを真剣に考えてもらいたい。が、上述のように「責任を果たさない」という状況が続く限り勝負はできないと思っています。なかなか前に進みません。

思い出した分だけ書いておきます。だらだらとすみません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時間が・・・

2015-01-16 | 陸上競技
時間が確保できず。情けない話です。

火曜日から検定課外が始まりました。商業系の検定に向けての準備です。検定の準備のための準備をしなければいけません。前日の午後は休みでしたがひたすら準備。これだけでずいぶん疲労感があります。更にはそれに付随するようなことが色々と存在ます、いや、それ以外のことも。とにかく自分の席について何かをするということはありませんでした。うーん。

そのまま時間が過ぎていき放課後は会議。これがずいぶん長くなり練習に顔を出したのは18時前。唯一の息抜きと言える部分にもなかなか参加できません。私が参加したときには全体がある程度の練習に進んでいました。商業系の生徒は1時間遅れで練習をしています。これは仕方ない。前日のことがあったので途中で呼んで話をしました。上級生が上級生としての役割を果たさない。2年生がその役割を放棄しているのか自覚していないのか。そこの部分が変わらなければチーム全体が変わることはありません。かなり話をしました。それでも行動が伴わない。チャンスとチャンスとして感じ取れないような状態ではダメですね。

早くから始めた者は時間通り、遅れた者は少し延長して終了。

ひとまず書くだけ書いておきます。内容がほとんどないですが・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

走る

2015-01-14 | 陸上競技
なかなか即時的な更新ができません。なんだか分かりませんが結構大変です。普段遊んでいるわけではないのですがやることが多くて余裕がない。あっという間に全ての作業が終わらせられるくらいのスーパーマンだったら良いのですが。なかなか難しいですね。

月曜日、この日走るそれなりに走ることにしていました。土曜日にほとんど走れなかったのでこの日は絶対にやっておきたい。当たり前なんですが。走れない者に合わせて全ての練習量を落として行くわけにはいきません。絶対にやっておかないけない時期です。最初からそのつもりで指示を出していました。アップはダイナマックスで。土曜日に感じた腕だけで投げている状態を打破して意味のある練習にしなければいけません。そのために前に進まずに投げるための練習を先に行いました。そこで身体全体を使って投げる。前に進むための基本を意識させました。そこから実際に進みながら練習。かなり改善されました。

終わってから動的柔軟をやってドリルへ。基本的な動きを徹底的にやっています。少しずつですが確実に動きの改善が出来ている気がします。もちろん、全員ではないのですがある程度の者が感覚をつかみつつあります。あーこういう感じでやっていけば分かってくるんだなというのが少し見えてきた気がしますね。とにかく感覚を作るためにあれこれやっていくことは大切だと改めて感じました。まだまだできることはありそうです。

そこからこの日はバトンへ。短い距離をしっかり走ることでスピードアップを狙います。最初にバトンの並走をやってから30m&60mへ。昨年の冬にひたすらやっていた練習です。この冬期はほとんどやっていませんでした。こちらもあれこれ思うことがあったので。もう一度リレーで戦うために準備をしていきたいと思います。まーバトンは下手です。これを人並みのレベルに持っていってそこから精度を上げていくことを考えるとまだまだ先は長いと思います。その分やりがいはあるんですが(笑)。更には久々にバトンパス。まだまだですがこれだけでかなりの本数短い距離を走りました。スピードは出るようになってきたかなと感じました。

そこから走り込みへ。感覚的に短い距離を適度に走るのが一番かなと思ったので休みをそれなりに取りながら走ることにしました。150m-120m-90m-60mを3セット。様子を見ながら走ろうと思っていたのでスピードが鈍るようであれば変更しようかなという感じで考えていました。男子は故障者もいるのでなかなか質が上がりません。それでも今できることをしっかりとやっているように見えました。男子キャプテンが意識的にチームを変えようとしています。それにして乗っかれる選手が増えてくると大きく変わると思います。まだまだ一年生の存在感がない。各自が自分から進んで動くようになってくると違います。

女子はよく走れている者と走れていない者の差が顕著でした。秋のシーズン、50秒18をリレーで出す直前に転倒して膝を痛めそこからのレースが全く走れなくった者がやっと走れるようになってきました。まだまだ力は足りませんが走れるようになってきました。女子のエースとなりそうな選手、この子は合宿で足を痛めて微妙な走り。一本とばして参加。それでもかなり走れるようになってきています。痛みが引けばかなりのレベルまで届くと思っています。もちろん3年生は更に強いですが。何とか食らいつく事が出来るようになってきました。
逆に秋のシーズンで活躍した一年の一人が走れません。本人ももどかしさがあるでしょう。今は我慢。更には2年生が微妙。途中からは一年生に励まされて練習をしています。どちらが上級生なのか分からない状態。この「甘え」の部分が抜けないからいつまでたっても何も変わらないのです。情けない話ですが。キツくなるとすぐに辛そうな顔をしますから周りが気を使ってしまうのです。残念ながら強くならない一番の原因はここにあります。

これまで2年生は冬期練習で精神的に大きく成長してきました。上級生としての自覚からから「後輩の前で弱っている姿は見せない」というのを暗黙の了解で行っていました。自分が苦しくても下級生に声を掛け「リレーで戦うために練習を乗り切ろう」と奮い立たせていました。マネージャーになった2年生も選手としてやっている2年生もこれまで何を見てきたのでしょうか?「伝統」というのはこれまでいた選手が強いから生まれるのではありません。一生懸命に取り組む上級生の姿を見て真似ていくのです。今のままではどちらが上級生なのか分かりません。この子を否定しているわけではなくこのままではチーム自体が成長しないという不安があるのです。

強くなってきている選手、強くなれない選手には必ず原因があります。そこを本人達が把握できるようにならないといけません。上級生が上級生の役割を果たせるチームにならないといけません。まだまだ考えさせられる事が多いですね。未熟なチームですが何とかしなければいけないと思います。なんとか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成人式

2015-01-13 | 陸上競技
日曜日、完全に弱っていました。前の記事に書いたように久々に卒業生に会って話をしたので私の気分的にもかなり盛り上がっていました。朝からその反動が(笑)。詳しくは書きませんが同窓会の前から気分的に一人で盛り上がっていましたから(笑)。そのためダメージは尋常ではないくらいありました。こういう時は弱っているのに朝が早かったりするのです。弱りすぎて熟睡できないんだと思いますね。

眼が覚めるとLINEが来ていました。この日に成人の誓いをみんなの前で言う子から「みんなで写真を撮る撮ろう!」という提案がありました。クラスのLINEと私個人のLINEに二つ来ていたと思います。前日にどうしようか悩んでいた部分があったのですがここまできたら見に行こうという気になりました。みんなの晴れの姿を見たいなという気持ちが盛り上がってきました。もちろん、全員が同じ会場で成人式を迎えるわけではありません。住民票がある市が数人異なるからです。「写真を撮る」ということになったので別会場の子はクラス写真の時のように上の方に四角で囲んで入れておこうという事になりました(笑)。

11時開始だったので少し前に行きました。あまりの人の多さにどこに誰がいるか全く分からず。新成人が下のフロアに行くので私は上のフロアから全体を眺めておくことに。何人かは私に気づいて話しかけてくれました。まー普通のおっさんが見に来ているだけですから。開演を待つ。この時、卒業生の保護者にも会って話をしました。覚えていてもらえて本当に嬉しく思います。



始まって約50分、粛々と式は進んで行きました。最後に卒業生の新成人の誓い。私はこの子が前に立っているだけで泣きそう(笑)。完全に保護者の気分です。かなりの緊張感の中話し始めました。他の人の話が淡々と話していたのでどのような話をするのかと思っていたのですが「この子らしい」話をしてくれました。繰り返しになりますがほぼ涙目でその様子を見ていました。

時間についての話でした。これまで時間は限りなくあると思っていたが数年前から考え方が変わった。このきっかけは3年前に身内の方を失ってからだと。いつか終わりが来る時間について考えるようになった。人生を80年と考え、それを1日に換算してみる。身内の方が無くなったのが40歳を少し過ぎたところだった。一日で考えると正午を過ぎたところで急に人生が終わってしまった。これからという時に…。自分たちは20歳となる。これは一日に当てはめると朝の6時くらい。これから自分たちの一日が始まる。限られた時間だからこそ大切にしていかなければいけない。これから自分たちの活動が始まるという意識を持たないといけない。

これまでは様々な人に支えられて生きてきた。今の自分がいるのは保護者や友達がいてくれたおかげ。これからは自分達が多くの人を支え、照らしていける存在になりたい。

こんな感じの話でした。少し違うかもしれませんが(笑)。私は一人で聞きながらずっと涙していました。話の内容にもですし、こうやって晴れの姿を見る事が出来たことにも感動していました。誘ってもらって良かったなと心から感じました。

新成人の誓いが終わってからはメモリアルムービー。これは実行委員会の人達が新成人の小さい頃からの思い出の写真をムービーとして一つの映像にしたものでした。誰がいるのか全く分からないですがずっと見ていました。生まれてから幼稚園、小学校、中学、高校と進んで行きました。私は卒業生の姿を探していたのですがなかなかわかりません。雰囲気的に終わってしまいそうだったのであーっという感じで見ていました。全体の最後の写真、これはうちの卒業生が文化祭で作った「ジブリ」の前で撮影した全体写真でした。いや、感動しましたね。この年成人を迎える子はたくさんいます。その成人の子達のメモリアルムービーの一番最後がこの子達の姿だった。涙です。

これは後日談なのですが、前で新成人の誓いを話した子が前の日に初めてそのムービーを見ると最後が私達の写真だったようです。何十冊もあるアルバムの中から選ばれたらしいのですが、本人はそんな話は一つもしていない。実行委員会の人がその写真を見て選んでくれたようでした。この子が私を呼んでくれたのは「私にその写真を見せたい」というのが一番の理由だったと後で言われました。うーん、申し訳ないですね。本当に嬉しく思います。感動というレベルではなく本当にこの子達の担任が出来たことを幸せに思いました。周りからみても本当に良い写真だったのかなと勝手に自負しています。





このトトロの前に全員が並んで撮影した写真です。みんなの笑顔が素敵でした。本当に良い写真でした。

終わってから集まって写真を。あまりにもごった返してしたので全員が集まるのは難しかったですが写真を撮ることはできました。みんなが振袖を着てにこやかにしている姿を見る事が出来て本当に幸せでした。撮影の際には全員が集まることが出来ませんでしたが、遅れて何人かが集まってきました。これだけ人が多いですからずっとこの場で全員が集まるのは不可能です。最初に撮影した子はバラバラにあちこちに行ってしまいました。これを想定して早い段階で写真を撮ったのですが(笑)。それでも多くの卒業生が集まってきてくれてほぼ全員に会うことができました。卒業後、なんとなく距離が出来てしまった友達関係もあるように聞いていました。が、これを機に前のように仲良くやってくれたら嬉しいなと感じました。出会うことで距離が縮まるのはあると思います。本当に幸せな時間だったと思います。

時間が経つとなかなから集まるのは難しくなると思います。それでも定期的に集まることができたら良いなと感じています。今回撮影した写真に本当に別会場の子を合成して入れてくれていました。青春ごっこと言われるかもしれませんが、本当に良い関係が築かれていると思います。本当に嬉しい時間でした。

上手く表現できませんがこの二日間、卒業生と会って話が出来たことは本当に幸せでした。このような出会いを与えてくれた保護者と子供達に感謝します。今の仕事をしていて本当に良かったなと思います。良い一日が過ごせました。ありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする