続き。
身体ほぐしも含めてハードルドリルまで。そこからは「踏切局面」の練習へ。これも良くやる練習だと思います。実際選手は「ハードリング」を考えます。どのように空中姿勢をきれいにするか。ここの部分を考える。当然ですね。が、実際に大切なのはこの前の局面にあると考えてます。きちんとした「踏切」ができなければ空中でどのように動いても効果はなくなります。方向づける部分はどこなのかを考える必要があります。そのために「踏切局面」の練習を最初に入れました。
その場からのハードル踏切を行って少し歩きながらのドリル。教科書に書いてあるようなドリルはやりません。本当であればもう少し丁寧にやってみる必要があるのかもしれませんが「実際の動きにつながる」ことが重要だと思っています。その場での踏切の練習を繰り返す。踏み切るだけではなく「リード足をどのように持ってくるか」という話もしました。特に女子は「膝が開くのが早い」という傾向があります。そのため、この練習の中で「我慢する」感覚を持ってもらうことにしました。これだけでもずいぶん違いますね。その中でコーチに実技を見せてもらいました。いい動きをみることでほかの選手も刺激を受けます。大切なことだと思いますね。
そこから「リズムハードル」を実施。これも勝手に私が名前を付けているだけなので分かりにくいと思います。この動きは日曜日に国体候補選手と一緒にやりました。お手本としてやらせようと思って(笑)。こういう部分はぬかりありません。この動きは「抜き足のイメージ」につながってくると思っています。特に女子は「抜き足が抜けない」というところに課題があります前まで持ってこれないのです。さらにタイミングが遅れる。「タタ」と着きたいのですが「タ・タ」になります。擬音では分かりにくいですね。「抜き足が遅れる」のです。それも前まで持ってきて初めて走りにつながるのですが「途中で落ちる」選手が多くいます。筋力的なこともありますが、感覚的な部分もあります。
その部分をかなりやってから一歩ハードルへ。一歩ハードルは大切な練習だと思っています。この日も選手に「投げかけ」をしながらやっていきました。前の動きの時に意識させて部分からの流れ。「一歩ハードルでは抜き足はどうなるのか?」という質問をしました。当然のことですが「踏切足」になります。抜いてきてしっかりと前まで持ってこれないと一歩ハードルの後半でしっかりとした「踏切」ができなくなります。だからこそこの一歩ハードルを重視しています。強く踏み切れないと身体が浮かないから届かなくなります。実際にやる中で覚えていくしかないと思っています。
そこからはスパイクを履いての練習へ。それぞれの「歩数」に合わせて「3歩ハードル」をやりました。何の話か分かりにくいと思います。質問にも数多くあった「100mHと400mHの違い」です。100mHでは基本的にハードルインターバルを「3歩」で走ります。当然の話だと思います。だから「3歩ハードル」は8.5mのインターバルでやればよいということになるのか?これは違うと思っています。400mHであれば35mのインターバルを15歩で走る選手もいれば19歩で走る選手もいる。この両方が「同じストライド」ではないはずです。8.5mを3歩で走れば言いというのではなく、「400mHのための3歩ハードル」だと思っています。そのためにそれぞれの「目標とする歩数」に合わせてハードルインターバルを調整して「3歩ハードル」を行う必要があります。そのリズムを自分自身で覚えるのです。「同じ距離でやればいい」というものではないと思います。何のための「3歩ハードル」なのか。位置づけだと思っています。
この練習に入る前にインターハイ優勝選手に質問をしました。選手からの質問の中に「400mHを速く走るためにはどうすればいいか」というものがあったので。この選手は58秒台で400mHを走ります。今年のインターハイ優勝選手は57秒台でした。400mのフラットタイムは55秒と53秒。答えは明確です。ヨンパを速く走るためにはまず「400mを速く走る」ことが重要になるのです。この走力の差が単純にヨンパタイムの差になることが多い。速く走るための練習が必要になるのです。そのためにも「強制的に動き続ける」ことになるハードルは良い走練習になるのです。
そこから逆足を使うことも含めて「4歩ハードル」を行い、5歩、6歩と増やしていきました。全ての歩数にあったハードルインターバルと設定しています。小学生用のハードルということもあり「滞空時間の確保」が難しくなります。ヨンパの課題となるのは「ハードル上で距離を稼ぐ」ことだと思っています。そのためにこのハードル練習で「ハードル上で移動する」感覚をつかんでもらおうと考えていました。最初はなかなか届きませんが後半はできるようになってきました。本数を重ねることが重要だと思っています。実際どれだけの本数をこなしたかは覚えていません。強い踏切と空中での移動。これだけである程度のことは対応できるようになってくると思っています。
3時間の練習となりました。雰囲気的にかなり良い。これまで指導してきた合宿の中で一番だと思いますね。「強くなりたい」という気持ちが前面に出てきていました。こういう中で指導をするというのは本当に楽しい。
その分、blogが長くなるのかなという感じですが。お付き合いください。
身体ほぐしも含めてハードルドリルまで。そこからは「踏切局面」の練習へ。これも良くやる練習だと思います。実際選手は「ハードリング」を考えます。どのように空中姿勢をきれいにするか。ここの部分を考える。当然ですね。が、実際に大切なのはこの前の局面にあると考えてます。きちんとした「踏切」ができなければ空中でどのように動いても効果はなくなります。方向づける部分はどこなのかを考える必要があります。そのために「踏切局面」の練習を最初に入れました。
その場からのハードル踏切を行って少し歩きながらのドリル。教科書に書いてあるようなドリルはやりません。本当であればもう少し丁寧にやってみる必要があるのかもしれませんが「実際の動きにつながる」ことが重要だと思っています。その場での踏切の練習を繰り返す。踏み切るだけではなく「リード足をどのように持ってくるか」という話もしました。特に女子は「膝が開くのが早い」という傾向があります。そのため、この練習の中で「我慢する」感覚を持ってもらうことにしました。これだけでもずいぶん違いますね。その中でコーチに実技を見せてもらいました。いい動きをみることでほかの選手も刺激を受けます。大切なことだと思いますね。
そこから「リズムハードル」を実施。これも勝手に私が名前を付けているだけなので分かりにくいと思います。この動きは日曜日に国体候補選手と一緒にやりました。お手本としてやらせようと思って(笑)。こういう部分はぬかりありません。この動きは「抜き足のイメージ」につながってくると思っています。特に女子は「抜き足が抜けない」というところに課題があります前まで持ってこれないのです。さらにタイミングが遅れる。「タタ」と着きたいのですが「タ・タ」になります。擬音では分かりにくいですね。「抜き足が遅れる」のです。それも前まで持ってきて初めて走りにつながるのですが「途中で落ちる」選手が多くいます。筋力的なこともありますが、感覚的な部分もあります。
その部分をかなりやってから一歩ハードルへ。一歩ハードルは大切な練習だと思っています。この日も選手に「投げかけ」をしながらやっていきました。前の動きの時に意識させて部分からの流れ。「一歩ハードルでは抜き足はどうなるのか?」という質問をしました。当然のことですが「踏切足」になります。抜いてきてしっかりと前まで持ってこれないと一歩ハードルの後半でしっかりとした「踏切」ができなくなります。だからこそこの一歩ハードルを重視しています。強く踏み切れないと身体が浮かないから届かなくなります。実際にやる中で覚えていくしかないと思っています。
そこからはスパイクを履いての練習へ。それぞれの「歩数」に合わせて「3歩ハードル」をやりました。何の話か分かりにくいと思います。質問にも数多くあった「100mHと400mHの違い」です。100mHでは基本的にハードルインターバルを「3歩」で走ります。当然の話だと思います。だから「3歩ハードル」は8.5mのインターバルでやればよいということになるのか?これは違うと思っています。400mHであれば35mのインターバルを15歩で走る選手もいれば19歩で走る選手もいる。この両方が「同じストライド」ではないはずです。8.5mを3歩で走れば言いというのではなく、「400mHのための3歩ハードル」だと思っています。そのためにそれぞれの「目標とする歩数」に合わせてハードルインターバルを調整して「3歩ハードル」を行う必要があります。そのリズムを自分自身で覚えるのです。「同じ距離でやればいい」というものではないと思います。何のための「3歩ハードル」なのか。位置づけだと思っています。
この練習に入る前にインターハイ優勝選手に質問をしました。選手からの質問の中に「400mHを速く走るためにはどうすればいいか」というものがあったので。この選手は58秒台で400mHを走ります。今年のインターハイ優勝選手は57秒台でした。400mのフラットタイムは55秒と53秒。答えは明確です。ヨンパを速く走るためにはまず「400mを速く走る」ことが重要になるのです。この走力の差が単純にヨンパタイムの差になることが多い。速く走るための練習が必要になるのです。そのためにも「強制的に動き続ける」ことになるハードルは良い走練習になるのです。
そこから逆足を使うことも含めて「4歩ハードル」を行い、5歩、6歩と増やしていきました。全ての歩数にあったハードルインターバルと設定しています。小学生用のハードルということもあり「滞空時間の確保」が難しくなります。ヨンパの課題となるのは「ハードル上で距離を稼ぐ」ことだと思っています。そのためにこのハードル練習で「ハードル上で移動する」感覚をつかんでもらおうと考えていました。最初はなかなか届きませんが後半はできるようになってきました。本数を重ねることが重要だと思っています。実際どれだけの本数をこなしたかは覚えていません。強い踏切と空中での移動。これだけである程度のことは対応できるようになってくると思っています。
3時間の練習となりました。雰囲気的にかなり良い。これまで指導してきた合宿の中で一番だと思いますね。「強くなりたい」という気持ちが前面に出てきていました。こういう中で指導をするというのは本当に楽しい。
その分、blogが長くなるのかなという感じですが。お付き合いください。