kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

明確に示す2

2019-06-09 | 陸上競技
土曜日。しっかりと練習しようと計画していました。2週間負荷をかけ続けています。冬季練習並みだとおといむす。ひょっとしたらそれ以上の負荷をかけているかもしれません。夕方は比較的涼しくなっていますが午前中の練習はかなりキツいと思います。そこは分かっていますが。
 
早い段階で体調不良の連絡が。先日から貧血が疑われている部分がありました。抵抗力が落ちている可能性はあります。練習に対しては真剣に取り組みます。他の者の倍近い負荷をかけているのではないかと思います。一切手を抜かないですから。3月末からやっているので疲労が出る頃だと。二日間必ず休むように伝えました。この子にとっては休むのも練習だと思います。こちらが抑えなければいけない。
 
練習前にメニューだけを渡そうと思ってグランドに向かう途中で1年生男子と会いました。どうしたのか?と確認すると部室の鍵を忘れたという話でした。長距離選手が別の鍵を持っているのでそれで対応しようということでした。微妙。
 
練習開始少し前にグランドに行くと女子部室の前にバッグが追いてありました。女子も同様に鍵を忘れたようでした。学校保管の鍵もありますが、返却する場所が閉まっていたので部室の中に置いていた。スペアキーを持っているのですがその鍵を忘れてしまったようです。スペアキーは2つある。持っている2人がそれぞれ忘れたという話。
 
どうしたらいいか?と聞きにきました。どうしたら良いかではない。部室に入れなければ練習はできません。練習道具やスパイクなども部室の中にあるので。女子は短距離と長距離で部室が別。こうなると開けることは出来ません。「どうしたらいいか」ではなく取りに帰るしかないのです。1人は電車通学ですから帰るわけにはいかない。もう1人に取りに帰らせました。
 
以前の私であれば車で乗せて取りに行くという選択をしていたと思います。時間が勿体無いので。しかし、今回は全く手を貸さず。自分達のミスを私がフォローする事で何一つ進歩しないのではないかと感じたからです。今回の鍵を忘れたという事実。2つあるから自分が忘れていても大丈夫だろうという感覚があったのかもしれません。自分が忘れたら練習することができないという危機感がない。誰かがやってくれるだろうという依存体質があるのではないかと。
 
そうであれば私が連れて行くことはマイナスにしかならない。本来であれば鍵を忘れたと気づいた時点で伝言をしてでも取りに帰らなければいけない。私に報告することめ大きなロスが生まれます。ミスに気づいた時点で動けばロスは最小限になる。それをやらなかったのは私がスペアキーを出したりするという部分があったのではないか。突き放すというか「当たり前のことをやる」という部分です。
 
30分近くロスしました。その間身体を動かして待つようにと指示。男子は自分達のことではないのであれこれやっていました。今思えば男子も鍵を忘れている事実は変わらない。取りに帰らせるべきでした。この部分は私自身が甘かったと思います。
 
待っている間、女子は気もそぞろ。他の者が鍵を取りに行っているので「自分だけ練習をしたらいけない」という感覚になっていたのだと思います。分からなくはない。それでも何をするべきかを考えなければいけない。待っている30分間は無駄になります。あえてそのことはこちらから言わず。勿体ないなという感じがありました。
 
戻ってきて練習を開始する。何も言わずに並んで私が行くのを待っています。これも違うのではないか。予定よりも時間が遅れている。その理由はどこにあるのか。なぜこのような状況になったのか。それを考えずに「鍵を取ってきたから練習を始める」というのは違うと思います。
 
女子を呼んで話しました。普段は男子が注意を受けます。毎日のように出来ていないことや常識的ではない行動があるので指導をする。競技以外の指導が大半です。女子はある程度できています。が、まだまだ甘い部分がかなりある。そこをきちんと認めて取り組んでいかなければ上手くいかない。女子だけ特別ということはありません。「ダメだ」というのは明確に示し続けなければいけない。練習を一生懸命にやれば他のことも許されるわけではない。待たせた男子に謝罪をするべきです。理由も含めて自分たちの行動に責任を持つ。
 
更には「このままで練習ができるのか」という話も。鍵がなくて部室が開かない。それにより練習が遅れました。鍵を取りに行った者、待っていた者、どちらも表情が微妙。不貞腐れているとは言いませんがそれに近い状況でした。誰が悪いのか。ここも各自が認識する必要がある。結局、他者任せになっているからこのようなことが生じる。
 
ミスをする。それを引きずるのが一番良くない。反省はするべきです。しかし、不貞腐れていたり表情が曇っている状況の中で練習をしたところで質は上がりません。後ろ向きの練習にしかならない。レースの予選でスタートを失敗したのと同じ。そこを悔やみ続けていても何も変わりません。やるべきは「次にどうするか」です。気持ちを切り替えることで初めて行動が変わります。失敗を繰り返さないのと同時に引きずらないことです。
 
チーム作りをする。そういう段階だと思っています。こちらのスタンスがぶれると組織がぶれます。そうならないように明確に示し続ける。そこだけは譲れないなと思っています。数年間甘かった自分自身がいる。その影響がこういう部分に出ているのだと思います悔い改めなければいけない。そう思います。
 
練習をするまでにかなりの時間を要しました。何が問題だったのか。それをしっかりと感じ取ってもらいたいですね。先に進めればと思います。
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トレーニングと現実

2019-06-08 | 陸上競技
金曜日。この日は朝から土砂降りの雨。通勤に普段よりも20分近く長くかかりました。前に進まない。電車が遅れて止まっているという連絡がありました。電車に乗って駅を出たのだがその後に電車が止まったとのこと。途中で車内で待たされているようでした。身動きが取れないのでなかなかキツかったと思います。
 
その影響でクラスの生徒は10人登校できず。これはかなりしんどい。色々と話し合いをした結果、通常通りの授業になりました。クラスとしては公欠で2人別に休んでいますから12人不在。授業として進むのはかなり厳しいのでほぼ自習になったようです。なかなか。理不尽なこともあるのです。15人いないクラスもあったようです。
 
上述のうちの選手は保護者の送迎で学校に来ました。いや、無理をしなくてもいいのに。とはいえこういう気持ちがあるというのは大きいですね。「無理しなくていい」と伝えましたが既に迎えにきてもらって学校に向かっているようでした。こういう部分は必ず結果につながると思いますね。
 
練習は通常どおり。前日帰らせた者が練習開始時に「校則を守らなくてすみませんでした」と私の所に来ました。うーん。ここは違うと思うのですが。私に謝る事なのか。それが一番手っ取り早いとは思いますが。前から話をしていますが「練習に参加しなくていい」と話しているのに既に練習着に着替えて来る。この時点で「練習をやる」という前提で話が進んでいます。手順が違わないか?ここは何度か言って来ましたがなかなか伝わりません。徹底するという意味では順番が違うといって帰らせても良かったのですがそこまでやるのは気が引けたので。練習はさせることに。甘いでしょうか。
 
最初にダブルダッチを。ここ最近詰めて練習をしてきたので気分転換も兼ねて。10分程度遊ばせました。こういう部分も必要なのかもしれません。そこからいつもの流れで。グランド自体が若干緩いのもあったので走るメニューは最小限にする。ここも仕方ないかなと思います。やれることをやるしかないので。体幹強化サーキットをしっかりとやりました。DM∞をやってからセラバンド。が、この辺りで一人体調が優れないということで離脱。無理はさせられません。
 
シャフトトレーニングをやってからアジリティトレーニングを。ここまでは私もグランドにいました。本来であれば最後までグランドに居なければいけないのですが。この日はお通夜に参列することにしていました。詳しくは書きませんが。グランドで時間を共にした部分。高校時代の私は練習のみに没頭していたので他者とコミュニケーションを取るというのがほぼありませんでした。今考えるともっとチームメイトを大切にしておかなければいけなかったなと思います。
 
現実はしんどい。それだけは確かです。現実に起きていることを受け止めなければいけない。それは簡単なことではないですが。グランドで練習ができるということは本当は奇跡に近いことなのだと思います。それが当たり前だと思っている間は私自身成長がありません。やりたくてもできない人もいる。そういう部分も忘れてはいけない。
 
練習に関してはtnk先生が最後まで見守ってくださっていたようです。本当に申し訳ない限りです。
 
私が出た後は補強サーキットをやってから瞬発系シャフト。これまでやってきたものと少し形を変えました。補強的な要素は全て補強サーキットに入れ込む。瞬発系の動きはそれだけでまとめていきました。ハイクリーンとスナッチをやってからそのままDMの真上投げ。反発をもらって全身で投げ上げる。その感覚を活かしてハードルジャンプ。これは初めてやる選手もいるので手間取ったかもしれないですね。
 
そのまま台片足ジャンプを数本。実際に走るのは片足なのできちんと段階を追って走りに繋げていきたいなと。練習の組み立ての順番もきちんと考えています。それがどういう意味があるのかまで選手が理解できると違ってくると思います。
 
最後にBDM走を。グランド状態が良くなかったのでシューズで走ったようでした。セット数も1セットにしたと。それはそれでいいと思います。私が不在ですから選手が自分で判断してメニューの調整をする。ここは必要なのかなと。私のように詰め込むタイプのメニューはどこかで減らさないといけなくなります。量は追いませんがバリエーションが多いのでなかなか難しい部分があります。こちらも工夫しながらやらないといけないですね。
 
命について考えさせられました。このままでいいのかな。それがいつも頭の中にあります。向き合いたいと思います。
 
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しっかりと走る

2019-06-08 | 陸上競技
木曜日。前の記事に書きましたがこちらもこれまで曖昧だった部分を明確に示そうと考えていました。明確な線引きをする。この部分が自分の中ではっきりとしていなかったのでもどかしさがあった気がします。明確な部分もがあるかないか。覚悟の部分だと思います。
 
 
翌日が雨予報でした。そうなると走れません。走る練習に時間を割きたいなと考えていました。そのためトレーニングを減らす。ここはバランスの問題だと思います。昨年度末から県総体が終わるまでのロスを取り戻さなければいけない。基本的な部分が出来ていない選手に対しての指導に時間がかかっていました。約束事が守れない場合は練習に参加させないというのは一つの手段だと思います。全体に対して指導をしていたらきちんとやろうとしている選手の練習ができなくなるからです。それは絶対に違う。
 
 
バランス系をやってからDM投げ∞。アップとしてはもう少し入れたいのですがこればかりやっていたらメインである走練習ができなくなるので。セラバンド補強をやってからハードル股関節。この部分は短時間でできるのでテキパキと。長距離のマネージャーがタイムを計ってくれたりするのですごく助かります。私は距離を置きながら見守る。台ドロップ、スイッチング、スイッチングラン。本当はもう少し股関節周辺に刺激を入れておきたかったのですが。時間のバランスですね。
 
久しぶりにスタート5歩をやりました。1年生は初めてかもしれません。ドリル的な動きではなく走りながらスタートのリズムを作っていく。壁引き出し→チューブ5歩→マーク5歩を段階を追ってやっていきます。前の段階で走りに必要な意識をしてからやっていくことで変化が生まれます。地味ですが。前半マークも実施。走りの基礎を詰め込んだ感じでしょうか。
 
加速段階の動きを作ったのでTDM走を。こちらは中間の意識で。道具を使いながら中間での足運びをやっていく。腕が使えなかったり負荷がかかっているので進みにくい。この練習を見ていてもう一度B走のみをやる方が良いなと感じました。腕が使えない中で膝の引き出しを意識しながら進んでいく。誤魔化しが効きません。こういう部分もやっていきたいなと。
 
そして120-120-90。グループを3つに分けて実施。走る練習をどれだけ取り入れることができる。手狭なグランドの中でうちにできる最大の練習です。他の部がグランドを使っているので合間を見て走らせてもらいました。前回120を走ったときに前との距離が狭かったので今回は広げる。セパレートで走れるのであれば連続で出しても大丈夫なのですがオープンで走るのは危険。段差でスタート。一斉スタートも試みていたのですが怖いので取りやめ。この方がしっかりと走れる感じがあります。これも様子を見ながら。
 
休まずにシャフト補強。かなりハードだと思います。走ることとトレーニングを一体化していく。その流れの中での練習です。もちろん、前の週から負荷をかけているのでかなりきついとは思います。1年生の女子は疲れのピークという感じでしょうか。春先から少し押さえていたとはいえ休まずに練習をしています。1年生は中国大会前後に疲労が一気に出てきます。ちょうどその時期か。休ませながらやるしかないという感じでしょうか。
 
2年生女子が意欲的に取り組んでいるのでその流れに乗って1年生女子もやっています。が、体力的には厳しい。できないことが多いので何度も涙を流している姿を見ます。こちらも無理をさせないように気を配らないと行けません。2年生女子が自分のことで精一杯になります。本来であれば3年生がフォローしてくれる時期。負担は大きいと思いますが自分たちで乗り越えていくしかないと思っています。
 
補強の後にもう少し走る。スイッチング&スキップです。前の学校では頻繁にやっていました。小さなフレキハードルがあったのでそれを利用しながらという感じでしたが。スイングで進む感覚を作りたいなと思っていたのでもう一度導入することにしました。これは慣れないと間違えます。どちらの脚で片足スキップをするのか分からなくなるのです。狙いとする反対側の脚でやることは無意味です。時間がそれほどなかったので本数を少なめにして実施。これも練習に取り入れていきたいと考えています。
 
合流走を久しぶりに。本数的にもう少しやりたいのですが時間の関係で1本ずつ。練習開始時に帰らせている選手もいるので人数が少なくなっていました。何人かは「脚が痛い」と練習を抜けていました。ほとんど練習できない状況。体力的なものも含めて「片目をつぶる」ようにしなければいけません。全てを求めるのは無理なので。私自身も見方を考えないといけない。
 
最後に再び120-120-90。前半と同じように実施です。かなり時間が厳しかったのですがやりきりました。何人かは2サイクルくらいは乗り切れるようになってきました。基礎体力作りも含めて続けていきたいと思います。もうしばらくはこのままで。
 
集合せずに練習終了。2年生女子はスパイクを脱がずに片付けをしていました。「あー」という感じです。実はこの日も予定した練習が全て消化できませんでした。最後にTDM走を入れる予定にしていました。そこまでできなかったので2年生女子は「残ってやりたい」と。今は意欲が高まっています。無理をさせないように実施していきたい。怪我をさせるわけにはいかない。今は色々な意味で「変革期」だと思っています。それぞれの意欲に応じてやっていきたい。
 
10分くらいオーバーしたでしょうか。体調が悪くなった選手もいたのでそちらの対応も。充実した練習にはなっていると思います。そこに慢心することなく冷静な目で練習を見ていきたいと思います。少しずつ。少しずつ。 
 
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明確に示す

2019-06-07 | 陸上競技

思うことを。

 

先日から色々とblogに書いているのでなんとなく察していただいているのではないかと思いますが。教育現場はかなり萎縮していると思います。強い指導は否定される。何かを注意するとそれに対して批判を浴びる。そういう時代になっています。今のところそこまで言われていないのですが、いつ言われるかは分かりません。これを感じ取りながらやっていかなければいけないと思っています。

 

先週の土曜日。午後からの練習にしていました。その時に一人バッサリと髪を切っていました。別に私は強制はしません。坊主になっていました。昨年度末には「教員が生徒の髪を坊主にした」というニュースが全国版で流れました。細かい事実は別としてその部分だけを取り上げると一般の人は「ひどいことをしている」と叩きやすい。今の時代では教員が坊主にするというのは受け入れられないでしょうし、やる必要はないと思います。校則を守らない場合はどうするのか。そこについては一切触れられない。

 

土曜日に髪を切っている者がいた。が、見てみると明らかに校則違反であろう髪の長さの者が複数名。これはよくない。部活動としてではなく「学校生活をきちんと送る」という意味でよくない。結局、部活動は教育活動です。学校のルールが守れて初めてできる。校則を守らないというのであれば部活動をやる資格はないと思っています。そのため「校則違反では?髪を切るべきでは?」と話しました。

 

週が明けて切っていました。が、何人かは切っているのかどうか分からない。どうなのか。「髪を切ったのか?」とこちらから確認する必要はないと思います。校則違反は許さないと話しているのですから。が、あまりにも長いので水曜日に確認。「結構切りました」と言っていました。全く分かりません。切ったといってもその状態で間違いなく頭髪服装検査はアウトだと思います。

 

木曜日にそのことを全体に投げかけました。校則を守る。明らかな頭髪違反はおかしいのではないか。その時に「過ちて改めざる、これを過ちというなり」という論語の一説が使われている文章を渡しました。自分がきちんとできていないと指摘された。そういう時は「はっきりとわかるように」修正することが必要。自分なりに修正では相手には伝わらないというものです。これはまさに今の状況に当てはまります。

 

「校則違反をしている者には部活動をする資格はない」と伝えました。練習に参加する必要はないと。該当する者が私のところに「説明」をしにきました。自分では切ったと思っているかもしれませんが、周りから見ればそう見えない。そうであれば「切っていない」のと同じではないか。誰が見ても「問題ない」という状況でなければいけない。

 

これはここ最近書いていることと一致している。「やっている」か「やっていない」かでいえばやっている。が、本当にやるべきことと比べるとどうなのか。中学時代と比べればやっている。しかし、高校として必要なことができているのかといえばそれは違う。そうであれば「自分はやっているのに」という感覚にはならない。この部分は重要だと思っています。

 

練習に参加させませんでした。これを批判される時代にはなってきていると思います。が、きちんと理由を説明できます。どのような批判を受けたとしても「ダメなものはダメ」という話です。何もかも許してしまったら組織としては成立しません。「あの選手は特別だから」というのも作りません。例外を作るとそれが崩壊の原因になるからです。

 

これまで「あいまいな部分」があったと思います。なんとなく許される。それがチームとしてマイナスであったのは間違いありません。どのような状況であっても「ダメなものはダメ」と示す。なんとなく察してもらうような表現をすると現場では伝わりません。いや、明確にいっても伝わらないような状況はあります。

 

こちらもそれなりに示していく必要があります。組織として一定方向に力を向けるためにはこちらも「明確に示す」という部分が必要になると思います。伝わらないのであっても「今日は参加しなくてもいい」ときちんと伝える。その時に理由も伝える。納得できるかどうかは人それぞれだと思います。「納得できるかどうか」が判断材料ではない。「良い」か「悪い」かです。一人の行動が他者に対してマイナスになるのであればそれは「悪い」という判断が必要。

 

思うことはあります。それでも自分の立ち位置を相手に示す必要はある。ダメな理由をきちんと伝えるのです。そういう部分が必須なのかなと。練習とは全く違う話になるのかもしれませんが。やはり、物事というのは繋がっている。校則違反を繰り返す、他者に迷惑をかけ続ける者は部活動に参加する資格はないと思います。「やりたいからやる」「それが何が悪いのか」と言われても「個」の意見でしかない。一人の自由を確保するために他者の権利を奪うことはできないからです。

 

これからはある程度のことを示すつもりです。それが出来なければ部活動の指導はできない。受け皿になる部分はあると思いますがそれは「約束事」が守れるかどうかです。明確に示していきたいと思います。覚悟を持ちたいと思います。

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トレーニングメインで

2019-06-06 | 陸上競技

水曜日。この日は通常であれば走る練習をメインにする予定でした。が、天気予報をみると週末が雨予報。金曜日はかなりの雨量になるとのこと。そうなると木曜日走らずに金曜日も走れないことになる。これは避けたい。メニュー的にかなり身体がきついというのもあったのでメニューを切り替えることに。トレーニング系を中心にしました。

 

前の記事にも少し書きましたが、「走るためのトレーニング」をしっかりしていこうと思っています。毎日走るとさすがに負荷がかかる。そういう部分もあり前任校で実施していたように「トレーニングだけの日」を作ろうかなと考えています。まったく走りをしないというわけではないのですがトレーニングをした後に動きをやるという感じで少しずつつなげていく感じでいいかなと。今の選手にあった感覚でメニューの練り直しをしたいなと思っています。

 

バランス系とBCTから始めました。が、開始数分後に取りやめ。バランス系をかなりやっていますが全く意識できていない者が複数。これはいただけない。毎日のように練習をしています。それなのにこの雑さは何か。バランス系は特に「正確性」が重要です。身体が硬くてできないという話ではなく「正確にやろうとする意識」が必要。さらには自分の身体がどのような状況になっているのかも分かっていない中で練習を積み重ねても効果は出ません。かなり怒り。

 

毎回ペアが同じになります。「分からない者同士」が組んでいるところもある。この時点で結果はわかりきっています。上手くいくはずがない。2年生にかなり注意しました。この状況でどんな練習をしても効果は出ません。正確性が足りない練習を積み重ねても20%の成果にしかならないのです。2年生が考えなければいけない。グループに替えました。

 
体幹強化サーキットをやる。これも変わらず。去年の4月5月のメニューを見直してみました。この時期でも普通に体幹強化サーキットをやっています。回数は減らさずに普通に。私自身の甘さですね。やはり基礎は身体作り。忘れてはいけない部分。2サイクル実施。これだけで既に汗をかいていました。
 
ここからは投擲が練習をするので私は安全管理のためにそちら側へ。短距離の練習は任せることにしました。まーしばらくは壁当てをしていたので様子を見ていましたが。DM∞。そこからセラバンド補強とハードル股関節。基本は強化です。使いながら練習をしていく感覚ですね。鍛えることと使うことを並列してやっていく。
 
軽く動きを。走らないといっても多少なりとできることはやっておきたい。感覚作りはできますから。ここからは遠目に見ていたのでどうだったかは全く分かりません。チューブ腿上げをやってから縄跳び。台ドロップから台片足ジャンプ。基本的な部分です。そのままハードルドリルver2を。走らなくてもそこにつながる部分だけはやっておきたいなと思います。
 
走る系はここまで。走っていませんが。補強サーキットをやってから瞬発系シャフトを。補強サーキットの中にベントオーバーなどを入れておきました。そうすることで別枠で瞬発系ができます。ハイクリーンとスナッチを入れました。まだまだ軽いですが少しずつ筋力を上げていきたいと思います。リフト系は筋力というよりも身体の使い方やタイミングの部分が大きい気がします。これだけで随分変わってくるかなと。
 
最後にDMの真上投げをやって終わり。結局時間ギリギリになりました。ドリル系に時間を割き過ぎたのかもしれません。この辺りの時間の使い方も考えていかなければ今後の練習に支障をきたします。メニューの組み立てや配置ももっと考えていかなければいけないと思います。
 
とりあえず記録しておきます。なかなかもどかしい中でやっているというのだけは確かですが。
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いちごの成長について

2019-06-05 | 陸上競技
いちごの成長を。
 
5月24日。
 
前回が5月22日の画像でしたから2日後です。
 
 
 
上の画像が21日に撮影したもの。下が24日に撮影したものです。真ん中の小さな葉が開いてきました。右側の茎が伸びてきた感じがあります。
 
6月1日の様子。
 
 
朝の段階で私が外に出しました。練習から戻って来て見てみるとなんだか葉っぱに元気がありません。ひょっとしたら枯れてしまうのではないかという不安感が。
 
が、中心部を見てみると変化が。
 
 
すごく分かりにくいのですが新しい葉が出て来ていました。そちらに栄養分が行っているので葉っぱが枯れかけているのかなと。これは全く分かっていませんが。なんとなくそんな感じがしました。
 
6月3日。
 
 
中心部の葉が大きくなって来ていました。いや、早い。少しずつ変化をしています。観賞用ではないのですがこの変化を毎日楽しみにしています。
 
6月4日。
 
 
これまでの葉っぱとは色と形が少し違う気がします。植物の知識がないのでそれが普通なのかどうかわかりませんが。色が濃い感じがあります。
 
6月5日。
 
 
上述の葉は大きく伸びていきました。さらに中心部から新しい芽が出始めています。あっという間ですが少しずつ伸びています。
 
 
ちなみに教室で育てている四季なりいちご。
 
 
一番最初に発芽した芽は枯れてしまいました...。その代わりに間から3つ芽がでました。反対側からは出ません。こちらはほとんど変化なく数日間が過ぎています。きちんと成長していくのでしょうか。毎日外に出して日光を当ててはいますが。
 
心配ないちご達です。
 
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動きながら

2019-06-05 | 陸上競技
火曜日。この日は短い距離を中心にやろうと考えていました。ドリル的な動きを一切省いて実施しようと。走ることでしか分からないともある。そう感じています。感覚的な事は教わってできるだけではない。自分自身が感じないとできないことも多いと思います。
 
 
バランス系をやってから股関節強化サーキット。もうしばらくは補強をかなり入れながらやっておきたいと思っています。基礎筋力を限られた期間でどれだけあげられるか。スペックを高める。ここが間違いなく競技力につながります。普通にやっているだけでは絶対に変わらない。
 
DMを。やっと強く投げられるようになってきました。モノを投げるというのは簡単ではない。投げるだけならできますがそれを速く強く投げようと思えば身体の使い方も筋力も影響してきます。そうであれば目指す部分を強く投げることにしてもいいと思います。強く投げることを考えていたら自然に筋力が上がる。投げるだけが一番悪。
 
シャフトトレーニングを。ある選手が「回数を増やしていいか」と申し出て来ました。種目によって10回と15回に分かれているのですが増やしたいという申し出。任せました。大きな負荷ではない。少しずつ増やしていって筋力を上げたいのだと思います。重さで調節する部分もありますが本人の意欲に応じてやる事を変えてもいいと思います。
 
既に二年生はプレートをつけています。これだけでは足りないのであればまた重くすることも考えなければいけない。かなり軽い重さでやっているのでここはまだ増やせそうです。重くすることが目的ではなく負荷をかけながら速く動くというのがメインである事は間違いないのでこちらも気をつけなければいけないなと思っています。
 
また割スクワットをしていました。この時は比較的声が出ます。円になってやるのでお互いの顔が見えて声も聞こえやすいからでしょうか。こういう部分が自分達でコントロールしてできるようになるといいのですが。まだまだ先は長そうです。ムードメーカーになれる選手が増えてくるといいのですが。まだカルガモのように他者について行くだけの部分があります。組織にならなければいけない。
 
この日どうしてもやりたかったのがバリエーションSS。これはスキップとシザースを組み合わせて行なうものです。ドリル的な動きとは違って身体を前に進めながら走る感覚を作る。バーやタイヤを利用しながら少しずつ負荷を減らしていきます。その中で感覚の変化を生み出したい。走るだけでは感じられない部分がここにあると思っています。片足と両足で選択をさせています。どちらが作りやすいかは本人達次第なので。もちろん全員が考えてやっている訳ではないので前の人に続いてやっているだけという者もいますが。
 
そのまま休まずにTDM。これを2サイクル。見ていると動きが変わってきています。もちろんこれは一時的なものでしかありません。その時の感覚を覚えてもらうためにやっています。やっていて走れたから大丈夫と思っていたらすぐに元に戻ります。ここが難しいところ。「やるだけ」になっている者は強制的に動きが変わっているだけの話。本質的な変化ではない。ここは私自身も考えなければいけないと思っています。
 
DM往復走を。うちのようなグランドでは持久系の練習が不足します。冬はやろうと言いながらやらなくなっています。徹底するという意味ではこれも継続していかなければいけない。夏になるとこの手の種目は難しくなる。できるときにしっかりとやっておきたい。競争する感覚は常にもたせたい。
 
ここまででかなりの時間を要していました。それでもシャフト補強を。走る練習も大切ですが基礎筋力。特にシャフト補強は重視してきました。それがこちらの慢心でいつのまにか減っていました。多い時は週3回。それがここ最近は週1さえやっていない時がありました。結果的にこういう部分が「あと少し」に繋がってしまったのだと思います。かなり負荷は高いですが今の練習の根幹をなす部分だと思います。
 
思っていたほど時間に余裕がなくなりました。うーん。ジャンプサーキットをやって台片足ジャンプ。ここはスプリントに必要な部分だと思います。最終的に何のためにやるのかを明確にしておきたい。走るために何をするのか。
 
本当はもう少しスプリント系をやって終わりたかったのですが。時間がなくなってしまったのでタイヤ押しをやってからDM走を2本。補強で終わりたくないという部分があるので。普通の選手が劇的に伸びるために何をするか。そこを考えて少し前任校の指導に戻そうかなと考えています。徹底した身体作り。ここができなければ結果に繋がらない気がします。
 
ここ数年間は運が良かったのだと思います。そうであればやはりもう一度見直す必要がある。そう考えています。
 
翌日日誌を見るとやっていないはずの「スイッチングラン」を書いている者が複数名。そういうことだと思います。やったことに対しての振り返りではない。書いているだけ。以前よりはマシになりましたが。こういう部分をひたすら言い続ける。これも耐えるしかない。
 
考えさせられます。やれることをやります。
 
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やっているつもりにならない

2019-06-05 | 陸上競技
月曜日。この日は7時間授業。これはすでに分かりきっていることなので対応するしかありません。
 
冬季の途中から月曜日の朝はミーティングにしていました。しっかりと前の週の振り返りをするとととその週の目標設定をする時間にしていました。それがいつのまにかやらなくなっていました。こういう部分が積み重なっていくのだと思います。上手くいかない要因の一つです。日曜日に連絡を入れておきました。やはり振り返りは大切。
 
日誌に書いてある内容を見てそれぞれがどのように振り返ったのかを確認。考えている者もいればそうではない者もいる。全員がきちんと考えるような組織になれば良いですがそれは理想論。全てを求めるのは不可能だと感じています。それぞれに対してコメントを書く時間はかなりのものです。
 
午後の練習。変化を見たいなと思っていました。1週間かなり追い込みました。変化の兆しがある者もいればほぼ変わらない者もいる。こういうご時世です。ガンガン指導したら自分の首を絞めることになる。力を注ぐ部分を私自身の中で見極めなければいけないと思っています。理想論とは少し離れているかもしれません。目の前の現実を見た時に理想通りに物事が進まないということを冷静に感じないといけない。追い求めると自分自身が苦しくなる。どこかで折り合いをつけないといけないなとは思っています。
 
練習はテキパキと。バランス系をやってから体幹強化サーキット。選手によってかける負荷も変わってきます。ドリル系もそれなりにやっていきました。前の記事にも書きましたが動きの確認の中に「片足台ジャンプ」を入れました。縄跳びで膝締めを確認して台ドロップで落とす事とフォロースイングで腰を入れる動きをする。その後に入れました。これは効果絶大。片足で耐える意識とフォロースイングで進む感覚を作りやすい。
 
これまで「怪我をしてしまうのではないか」という不安から避けていた部分です。しかし、走るためには絶対に必要な要素。リクスを避けるのは指導者として必要な考え方だと思います。しかし、それだけを求めていたら何も変わらない。ローリスクローリターンというのでは勝負はできないのではないか。勝負だけを意識する訳ではないですが、考え方としてどこかで抜け出さないといけないと思います。
 
土曜日の流れの中でタイヤを使う練習をしたいなと考えていました。本数を多目にして負荷をかけてのタイヤ引きを。ブロックを使って負荷をかける。そのままタイヤ走で60m走る。これまで動きを作っていくというところにこだわりを持って取り組んでいました。今でも変わりませんが。きちんと意識ができない選手にとってそれは「身体を動かすだけ」になるリスクがあります。これまでやってきた流れを少し変える必要性も感じています。
 
ふと見ると補強をしている選手が適度にやっていました。走れないのは仕方ないと思います。しかし、軽い補強をし続けても強くなることはないと思います。そこを求めていないのかもしれませんが。「これからは強くなりたいと望む者と楽しくやりたい者を同時にやらないといけない」と言われました。受け皿としての部活動なのでしょう。考え方はそれぞれ。
 
今回は目に余るので私がひたすら補強をさせることに。クランチさえままならない。ずっと補強をしているのであれば最低限の筋力がついていなければいけない。そこに達していないのであればこれまでやってきた補強はなんだったのか。「自分はやっている」という感覚の中で生活しているのかもしれません。感覚を変えない限りはこれから先も変わらないと思います。「必要な負荷をかける」という経験がなければ本当に必要な負荷なのかが分からないのだと思います。半強制的かもしれませんがやらなければ分からない部分はある。そう思っています。
 
思っていた以上に時間がかかっていました。この日のメニューは全てできるであろうというイメージがあったのですが足りなくなる。仕方ないかなと。そのため最後に走練習をして終わることに120m。120-120-120-90。何人かで走っていきました。グループ分けは選手に任せる。
 
これも見ていると明らかに差が出ます。段差スタートにしました。構えも作らずに適当に出る者が出てきます。本来的な目的にならない。走りきることが目的ではない。高いスピードの中でどれだけ維持できるのか。本数を走れば良いとは思っていません。必要な負荷をかけながら走る方がいい。何人かは意味ない練習になってしまいます。
 
あるグループ。女子が「120行きます」と大声を出します。男子は何も言わない。他のグループは代表が声を出したらそれに呼応するように「はい」と声を出します。このグループは先日から指導を続けている者のみで構成されていました。走力で分けていたのだと思います。とはいえ、普段の取り組みが出ています。その前もこちらが合図を出す前に勝手にスタートしていました。
 
前から書いていますが、「やっている」「やっていない」で考えれば「やっている」のです。寝ている訳ではないので練習はしています。0か1かの比較。が、同じ練習をしていて1か10かで考えると4くらいしかできていない。何も考えずにやっているからです。せっかくやるのであればもう少しきちんとやる方がいい。
 
このグループの女子は現時点でうちで一番走力がない選手です。段差スタートとはいえ抜くことができません。普通に走れば間違いなく男子の方が速いでしょう。しかし、抜けない。これが何を意味するか。「キツいけど頑張っている」という感覚なのかもしれません。何度も言っていますがそれは全員同じ。その中でどれだけ自分の向き合うことができるか。
 
何人かは進んでいます。取り組みに変化は見られます。それがどれだけ本物になるか。そこにかかっています。普通に練習をしているだけでは足りない。そう感じでくれるかどうか。キッカケを与え続けることが今の私に出来ること。
 
耐えます。
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すべてのメニューを消化

2019-06-04 | 陸上競技

バタバタで書けず。そんなものでしょう。書きたいことはあるのですがなかなか。

 

土曜日。前の記事に書いたようにkrkの練習をしてから学校に戻りました。うちの練習は15時開始にしていたので最初の1時間近くは選手に任せることに。心配はかなりありましたがこれできちんと練習ができないようであれば話になりません。当然の話です。

 

到着すると長距離のマネージャーが。この日はフリー練習だと言っていたのですが。話を聞くと短距離が夕方からやる、先生が最初居ないということなので手伝いに来たということでした。ありがたい話です。かなり感動しました。こうやって自分のやれることをやる。それがこれから先に生きてくると思います。いわれてからやるというのではない。自分から考えてやるのです。大きな差があります。感謝しかありません。

 

練習に関しては基礎的なことをやるようにしていました。あれこれやるというレベルではなくまずは基礎体力。前日の練習の終わりに涙を流していた選手がいたということでした。やろうとしている練習がうまくできない。それが原因だと思います。自分の身体をうまくコントロールできないもどかしさがあったのだと思います。そういう意部分も含めて2年生がフォローしなければいけないと思います。

 

バランス系をやってBCT。そこから体幹強化サーキット。セラバンド補強とハードル股関節。私がたどり着いたのはこの辺りだったと思います。それなりにやっていました。この週は全く走っていなかったので少しは走りたいなと思っていました。長い距離を走るというよりは短い距離でひたすら負荷をかけるという感じでしょうか。

 

縄跳びとチューブで足運びの確認をして台ドロップ。そこからスイッチング。スイッチングランの流れ。繰り返しになりますがある程度のことは考えて出来るようにならなければいけない。半強制的な部分はありますが最後の最後は自分が意識してやれるかどうかです。

 

この辺りで体調不良者が。食事を取ったのが13時半過ぎだったので具合が悪くなったとのこと。あらかじめ練習開始時間は示しています。この手のことが多すぎる。帰らせました。こうやって練習ができなくなっていくのだと思います。自分で時間をどのように使うか。練習に来ても何もできないという時間が続けば何も生み出さなくなります。なんというか。

 

 走るメニューはタイヤをメイン。わざと重くしてやりました。タイヤにブロックを入れて。バウンディング20m。これは全く進みませんでした。意図的に続けてみようかなと感じました。スタート局面で身体が運べない。一歩目の重心移動を生み出したり地面に力を加えることができていない選手が多い。課題克服のためにはやってみてもいいかなと。そこからタイヤだけにしてバウンディング。

 

更にタイヤでの20m走。重りを入れて数本、軽くして数本。走る練習としては少ないのかもしれませんが。ひたすらやりました。技術的な話をメインにするだけではなく今は「やりながら」という方が良い気がしています。感覚作りというのもありますがウダウダ言っている暇があればやった方が早いと思います。どちらにしても意識して動けないのであれば半強制的に動きや感覚を作る方が効率が良くなるなと。

 

チューブ5歩をやってタイヤ走の60mを4本。中間の動きにつなげていく感じでしょうか。普通に走ると適当になる者もいるので負荷をかけて走る。工夫ではなく目の前で起きている状況で判断するだけです。強制的な動きをしなくてもきちんと意識できるようになれば全く違う練習パターンになる。その時その時に応じて。

 

スパイクを脱いでジャンプサーキット。少し種目変更をしながら。台を使った片足ジャンプをすることにしています。この動きを見ているとこれは間違いなくスプリントに生きてくる。接地した時に身体を保つこととフォロースイングで進む感覚が作れる。ドリルに入れても良いくらいだなと感じました。目の前で見ていてどうするか。ここは大きな話だと思います。思いつきに近い部分に大きなヒントがあると思っています。

 

最後に再びタイヤ走を5本。休まずに走らせる。走る中でしか分からないこともあると思います。最後に往復走。これは90秒に1本の形にしました。エネルギー供給から考えて最大スピードで走れるので。追い込むというよりはしっかりとスピードを出して走れる状況での練習。男子が女子の練習パートナーにちょうどいい感じでしょうか。こうやってやっていく中で少しずつ力がついていくのではないかと思います。お互いに。

 

こんな感じである程度やりたいことはできました。筋肉痛や疲労がある中で何をするのか。これは今しかできないと思っています。悔しさがあるからこそ出来ることがある。これまで通りの流れの中から変えていかなければいけない。そのために思い切って練習をしました。まだまだ一時的な変化でしかなというのは分かりきっています。そんなに簡単に変わるようであればもうすでに変わっているはずです。
 
時間がかかるだろうなとは感じています。それでもやり続けるしかない。女子だけが本気になってもチーム力は上がらない。長距離マネージャーが心配して練習に来てくれるというのはありがたいことですが、客観的に見て不安があるからだと思います。そういう状況を打破しなければいけないのです。
 
少しずつ。やれることをやります。それしかないので。
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ハードルの練習

2019-06-02 | 陸上競技

土曜日。この日は急遽練習時間の変更がありました。前日の時点で学校のグランドで他の部活動が練習試合があることは判明。会場が変更になったようです。いつも行う場所から離れてハンドコートで練習をすることもできるのですが、しっかりと練習をしたいと思っていたので15時からに変更。

 

こういう状況ですから「無理なら練習を休んでも良い」と伝えていました。事前に知らせていたわけではないので。前日に変更されて全員が対応できるとは思っていません。当初の予定は8時から練習を開始して終了後、krkのハードル指導をさせてもらうことになっていました。タータンで走らないといけないのでこれは場所移動が必須。そう考えていたらうちの練習自体の変更になったので。krkは13時からの練習開始としていたので3時間近くやるとするとうちの練習には間に合いません。私が来るまでは自分たちでやっておくように指示。

 

練習場所にハードルがあるか分からないので学校からフレキハードルとスタブロを持参。本人の感覚を確認しながらの練習にしました。臀部が痛いというので無理はさせられないなと思って確認をしながら。自分のところの選手ではないので細心の注意を払わなければ行けません。一緒に練習して怪我をしたという話になると何をやっているのか分からなくなるからです。見ているとスピードが出せる。問題ないかなと。

 

この日の練習は前回の県総体での課題を克服すること。県総体で52秒02で走りました。県選手権も全く同じ52秒02。このときは条件がかなりよかったので今回の方が評価できます。しかし、レースでミスをしています。レース前トラブルがあったのです濃いスタートが遅れました。そのときに2台目まで本人が跳んだのですが最高の走りでした。これはすごいなと。

 

が、実際にレースが始まると1台目までで詰まる。大幅減速です。これにより2台目までの走りが大きくなりすぎました。結果、微妙なタイム。52秒02は速い。間違いなく速い。が、本人の今の力からすれば51秒中盤が出てもおかしくない。1台目まで5秒9位では入れるはずですが6秒1~2かかっていたようです。そこだけではなく次のインターバルが走れなくなる。もったいない。

 

話を聞くと「気合いが入りすぎた」ということでした。普段から「しっかりと走るように」と言われ続けています。このことの意味が分かってくれなければいけないなと思います。普段と違う気持ちで走るから一気にスピードが上がりすぎて詰まる。その辺りのことを含めて話していきました。また、1台目までのアプローチの方法も少し時間をかけて確認。この辺りの感覚は天才的に鋭い。

 

21歩からの13歩。ここの感覚を確認しました。21歩と13歩ではずいぶん感覚が違います。1台目までは刻まないといけない。が、13歩では刻むと届かない。県総体では無理矢理合わせたので最後にピッチが上がっています。そこから強引に13歩に持っていっていますからスピードに乗り切れない。そこの部分。そこを話すと「13歩は少しグイって感じっすよね」という返答。うーん。その通り。論理的にというよりはこの子の感覚に合わせていく方がいい。

 

何度も何度もその区間の走りを確認しました。曲走路での走りからのハードリング。1台目を超えてからの2台目までの動きの切り替え。元々ストライドが大きいので13歩が苦になりません。しかし、油断するとオーバーストライドになってしまって走りが崩れます。身長もあるしハードリングも上手い。両脚が器用に使えます。1年生の時から意識的にやっているので全国レベルでもトップだと思います。ロスなく走れればハードルロス1秒ちょっとで走れると思っています。

 

かなりやってそこから200mHを。通常はあまりやりません。6台目までやる方が多い。しかし、4台目まで13歩、そこから4台14歩というレースプランです。そうなると13歩から14歩への切り替えはやっておかなければ行けません。4本くらいはやったでしょうか。多いとは思いますがこの部分は。今のレースプランの肝。タータンで走れるときに作っておかなければいけません。何度もやっていく中でかなり感覚がつかめたようでした。

 

最後に200mH+200mを。一人で走るとたらーっと走ってしまうので少しだけ話をしました。余裕がある走りをする。それはそれで大切だと思います。しかし、今やるべきはそこではない。8台目を超えて15歩でピッチで押していく。そうなれば練習の中でもそこの動きは意識しておく必要がある。勝つためには必要不可欠だと思います。ここで走れなかったら勝負にならないと言い続けました。

 

最後のはタッチダウンを計りました。1本5.93-4.10-4.16-4.31-4.44でしたバックストレートが若干の向かい風だったのもあります。3-4台目でもう少し我慢できるといいなと思いますがこれまでにかなり走っていますから許容範囲だと思います。60秒休んで200m。ストップウォッチがなかったので60秒以上休んでいるかもしれませんが。全力で走っていました。フィニッシュが分かりにくかったのですが22秒8くらいで入ってきました。本人に伝えると「遅いっすね」と。良く分かりませんが不満だったようです。速いんですが。

 
こうやって指導させてもらえることは本当にありがたいなと思います。指導するにあたってこのレベルの選手と感覚をすり合わせながらできるというのはありません。国体などで成年選手と関わるのと同じ感覚で話ができます。その中で自分がイメージしている感覚も本人の感覚の確認ができる。この機会は自分の指導に対する捉え方を確認することができる。本当にありがたい。
 
自分自身を磨くことができる時間でした。技術的な部分にだけ関わらせてもらえる。それ以外の一番大変なところは見ていません。少しでも力になりたいなという感覚はあります。技術的な事だけではなく取り組みの部分が変わってくれることを期待したいと思います。
 
貴重な時間でした。そこから帰って学校の練習へ。現実に戻ります(笑)
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