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ラオスにいったい何があるというんですか?

2018-01-09 10:00:00 | 17期生のブログリレー

明けましておめでとうございます。17期生の山本はるかです。
新年最初の投稿は、村上春樹さんのエッセイのタイトルでスタートです。
今回は、年末年始で旅行してきたラオスについて記載したいと思います。

①ラオス・ルアンパバーンの概要
「ラオスで年越しします」と言って必ず返ってきた答えが「ラオス?どこにあるの?」でした。
確かに、日本ではあまりメジャーな観光地ではありませんが、実はニューヨーク・タイムズ紙で“世界で一番行きたい国”に選ばれたのがラオスなのです。
ラオスは中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーに囲まれた内陸国に位置します。
首都はヴィエンチャンで、タイとの国境近くにあります。
私が訪問したのはルアンパバーンという、1995年に街並みがユネスコ世界遺産に認定された都市です。
飛行機で行く場合、ルアンパバーンは日本からの直行便はありませんので、バンコクかハノイを経由します。
大きな建物はあまりなく、ホテルよりもゲストハウスが充実している印象です。

②ラオスの経済状況
2016年の一人あたりの名目GDPは1,925ドルと世界140位にとどまっていますが、
実質GDP成長率は6~7%台で推移しており、2017年も6.7%の見込み、2018年も維持される見通しです。
メコン川を利用した水力発電や銅が主な輸出品ですが、建設のための輸入が増え貿易赤字とのことです。
主な輸出相手国はタイ、中国であり、2021年には中国とヴィエンチャンとの鉄道が建設されるということで、
中国とタイを結ぶ拠点となる可能性があります。

③実際に行ってみて
アジア最貧国とも言われるラオスですので、さぞや物価が低く豪遊できるだろうと期待をしていたのですが、
ルアンパバーンの物価は思ったほど低くはありませんでした。
むしろ、観光客がターゲットである店舗では、デザイン性の高い商品が日本とほぼ同じくらいの金額で販売されていました。
これは、メインとなる観光客が欧米人であるためと考えられます。
反対にローカルな市場や屋台では低価格でローカルフードが楽しめます。
価格が二極化している、という印象です。

ルアンパバーンといえば、有名なのは「托鉢」です。
オレンジの袈裟を着たお坊さんに、朝6時頃からご飯やお菓子を渡すというものです。
私も含め托鉢に参加する観光客が多く、器に入りきらないくらいのご飯やお菓子を受け取るため、
途中で捨てているように見えました。
一度お坊さんが受け取ったものを皆に分けるという文化があるようで、本当に捨てているのかは定かではありませんが、
余っているのは明らかに見えました。
文化や伝統の継承と、観光の両立の難しさを感じました。

とはいえ、ルアンパバーンは日本でいうところの京都のような街並みで、ゆったりとした時間の流れる素敵な街です。
野良犬ですら決して吠えない、穏やかなところです。
この街並みと伝統が観光と共存していくことを願っています。

コメント (6)
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