皆さんこんにちは。「稼げる!プロコン育成塾」24期生の佐藤真武です。
気がつくと今年も早や2月です。重い冬の景色が日増しに明るくなるこの季節は、新年に立てた目標を具体的な行動に移していく時期でもあります。私はその手始めとして、経営革新計画等支援機関の認定を得ようと、経営改善計画策定支援研修を中小企業大学校で受講してまいりました。チェーンの外れた自転車をこぐような、やってはいるが何の成果もない昨年を反省し、今回の受講でいいリズムを掴み、2025年を走り切ろうと考えたのです。
皆さまご存じの通り、経営革新計画等支援機関とは、中小企業や小規模事業者の経営をサポートする専門家として、国に認定された機関のことです。認定を受けたから仕事が来る、というわけではありませんが、中小企業が安心して支援者を選ぶための基準にはなるようです。
2日間で実際のケースを利用して経営内容を分析し、金融機関にリスケをお願いする経営計画書を作成するのですが、これが結構なスピードで行わなければならずなかなか大変でした。金融機関が見るところ、金融機関が納得できるレベル感などのポイントなどを確認しながら、個人ワーク、グループワークを積み上げて、2日目午後のプレゼンに臨みます。集中を切るタイミングがないので、終了と同時にどっと疲れが襲ってきますが、いいメンバーに恵まれて、楽しく有意義に受講を終えることができました。直後の実力判定試験は、計算問題が多くかなりのボリュームなので、終了ギリギリまで電卓をたたき続けましたが、なんとかすべて埋めることができたので、3月の結果連絡を楽しみに待ちたいと思います。
そして受講とは別に驚いたことがひとつ。会場の中小企業大学校は東大和市という、横浜市民にはほぼなじみのないところにあります。しかし路線検索すると1時間40分ぐらいなので、そんなに遠いというイメージを持たずに出かけましたが、なんと当日になって5つの電車を乗り継がないと到着しないことを知りました。さらに謎なのは、これが帰路になるとなぜか7つの電車を乗り継ぐことになるのです。まっすぐ南に向かいたいのに、西と東にジグザグに走る電車に乗らないと帰れません。私は横浜に帰りたいのだが、なぜ高尾行きの電車に乗るのか?受講で消耗したのに、乗り換えの連続で疲労困憊となりました。2日間で24回も電車に乗らなければならない横浜市民の私。次回からの受講は、素直に宿泊の手配をしたいと思います。
午後9時、なかなかの泥状態で帰宅を果たしますが、もちろんこの日は、我が「稼プロ!」の診断報告書のドラフト提出日であることを忘れたわけではありません。ビールも飲まず夕食も取らずお風呂にも入らず、ひたすら不乱に最後の修正作業を行います。他のメンバーもそれぞれ最後の詰めをしているようです。寺岡リーダーはお客様との接待の現場から、「みんな頑張れ!」と叱咤激励を送ってくれます。
デッドラインの深夜12時を過ぎたころ、寺岡リーダーがなんとか報告書をまとめて提出してくれた(らしい)ことを見届けてから、シャワーを浴びて就寝しました。すぐには寝られず、暗闇の中で今日の出来事をいろいろ考えていましたが、異なる企業の診断を並行して勉強した2日間は、どの課題がはたしてどちらの課題だったのか、業界は違うのに見分けがつかないほど似ていることに少し驚いていました。「事情はみんな違うでしょ」とか、今まで学んで腑に落ちなかったことが、スッと溶けていつしか眠りについたようです。
多くの中小企業経営者が抱えているであろう問題、同期のみんなとともに、一つでも多く解決していきたいと、きっと夢の中で考えたに違いない、と思っています。
私も認定機関の試験に挑戦してみたいと思います。