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ディズニーランドの裏方キャスト

2012-08-04 23:21:10 | 12期生のブログリレー
 こんばんわ。12期生、村山です。
 
 今日は、プロコン育成塾の2回目。ビジネス小論文の書き方と因果関係の分析法について学びました。これまで、文章の書き方を体系的に学習したことがなかったので、非常に勉強になりました。また、因果関係をグループで分析するのは、思いのほか難しかったですが、自分にない新たな視点も発見できました。
 ただ、育成塾終了後、懇親会に参加し、今、頭の中では思考が上滑りして、せっかく教えていただいた成果を、このブログで活かせそうもありません。

 先日、東京ディズニーランドの人材育成に関する講演を聴きました。講師は、福島文二郎氏(現「JSパートナー株式会社」代表取締役社長)です。東京ディズニーランドがオープンした1983年4月に、株式会社オリエンタルランドに入社され、企業内や商業施設の教育システムの構築、テナント店舗教育などに17年間携わってこられました。

 東京ディズニーランドには、約2,000人の正社員と18,000人のアルバイトがいて、ともにキャスト(出演者という意味だそうです)と呼ばれています。ゲストが見かけるキャストは、ほとんどがアルバイトだそうです。
 東京ディズニーランドは、東日本大震災のときのキャストの臨機応変な対応が高く評価され、マスコミでもたびたび取り上げられました。その人材活用に関する書籍なども何冊か出版されており、読んだ方もいらっしゃるかもしれません。

 講演のテーマは、多くのリピーターを生み出すホスピタリティ・マインドと現場の高い対応力を生み出すキャストの人材育成でした。その中で私が一番関心したのは、一日中、便器掃除をしているキャストや汚水処理場で働いているキャスト、閉園後に園内を清掃するキャストなど、裏方までJS(Job Satisfaction≒働きがい)を持って働いているという点です。
 なぜ、裏方のキャストまでJSを持っていられるのか、福島氏によれば、ゲストに接するキャストも接しないキャストも全く同じ研修を受けさせる、給料面で配慮するなどのサポートを行っているが、トレーナーと呼ばれる先輩キャストの一生懸命な姿を見て、自分もあのようになりたいと思うことが一番ではないか、とのことでした。
 特別な秘訣がある訳ではないようですが、ディズニーランドというブランド力も大きく影響しているように思います。あの、ディズニーランドを自分が支えているという自負と満足感が根底にはあるのではないでしょうか。
 
 では、そんなブランド力のないオフィスで、プライドをもって仕事に取組み、喜びを感じるにはどうすれば良いのか。
 すぐには解答を出すことはできません。しかし、これまでは、そうしたことは上層部が考えればいいと思っていましたが、これからは、診断士として、自分は部下の憧れとなるような仕事をしているか、自らを省みるとともに、真剣に考え、模索してみようと思っています。
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4 コメント

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夢の世界が持つ力は、創る側にも笑顔を与える? (佐々木)
2012-08-06 10:29:51
なんていうか、夢の世界では、皆が笑っている世界で、笑っている世界は、自然とそこにいる人たちの雰囲気を良くし、物事には良い面と悪い面の2側面が必ずあると思いますが、そこにいる人は皆良い面を捉えることができるようになり、それがさらに笑顔をうみ、さらに良い世界になっていく、、。
皆が笑顔、そんな素晴らしい夢の世界をまさに創っているからこそ、キャストたちは皆自身の仕事に使命や意義や誇りをもち、それが従業員満足につながってるのかもしれませんね。
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秘密を探る (大野)
2012-08-06 22:24:50
やはり秘密を探るためには一度キャストのバイトをやるしかないかなと思っています。
夢の国で働くのも悪くないですよね。
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講師亀田 (ビックサンダーマウンテン)
2012-08-07 02:39:43
大学時代ディズニーランドでバイトをしてましたよ。担当はビックサンダーマウンテンでした。とにかく研修がしっかりしていたのと、バイトのプロ意識が高いのが印象的でした。ブログで今度書こうかな。
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内発的動機づけ (鴨志田)
2012-08-14 20:38:51
働いている人が生き生きとしているのは、内発的動機づけが大きいと思います。先輩を見て...というのは、人というインセンティブにもとづく外発的動機づけですが、それ以上に、内発的が働いているのではないでしょうか? このような職場は、指示命令ではなく、上司が部下をサポートするという体質になっていると思います。

あと、「社会人としてみんな大切なことはディズニーランドで教わった」という本と、「ディズニー7つの法則」はおすすめ本です。
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