こんにちは、稼プロ!事務局長の水口です。
2022ワールドカップ、日本の活躍ぶりは本当に素晴らしかったですね!
さて、今回は、前回のブログ「地図で見る統計(jSTAT MAP)」に続く、第2弾として、地図データを活用した無料で使えるWebサイト「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」をご紹介します。
このWebサイトは、経済産業省と内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局により提供されています。
RESAS(リーサス)も、jSTAT MAP同様に統計情報をビジュアルに出力できるWebサイトです。特徴は、地方創生を目的とした取り組みを情報面からサポートしていること、にありますが、都道府県や市区町村を指定するエリア分析にも役立てることができます。ここで、どんな情報があるのかご紹介いたします。
RESAS(リーサス)で提供している情報カテゴリは、下記の9つです。
1. 人口マップ(人口構成など)
2. 地域経済循環マップ(生産・分配など)
3. 産業構造マップ(稼ぐ力、企業数、事業者数など)
4. 企業活動マップ(企業情報、海外取引、研究開発など)
5. 消費マップ(POSデータなど)
6. 観光マップ(目的地分析、外国人訪問分析など)
7. まちづくりマップ(滞在人口など)
8. 医療・福祉マップ(医療需給など)
9. 地方財政マップ(自治体財政状況の比較など)
例えば、1.人口マップで、都道府県や市町村別に人口構成、将来人口推計を確認することができたり、3.産業構造マップで、地域で稼いでいる地場産業や地域の消費動向を知ることができます。また、6.観光マップで、休日に検索数が多い目的地を調べる、ということもできるようです。
RESASのトップ画面にある左上の横三本線のメニューが、マップ選択の入口です。マップを選ぶと、マップが持つ統計情報が一覧表示されるので、そこからまた選んでいきます。このような個々のマップを確認する以外にも、サマリーとして都道府県・市区町村別データをまとめてダウンロードする機能もあります。サマリー機能は、画面右上のメニューから選択してみてください。
前回に引き続いて、簡単にエリア分析ができるWebサイトをご紹介いたしましたが、大事なことは次の3つだと思います。
1.RESAS(リーサス)やjSTAT MAPで、何ができるかを知っておく、
2.使ってみて、得られた結果がなぜ起きたのか、仮説を立てる。
3.仮説が合っているか、ほかの統計情報を含めて検証する。
1.については、使いたいときにすぐに使えるよう、まだRESASを使ったことがない方は、ぜひ使ってみてください。RESASが提供している紹介動画が(RESASのトップ画面の中ほどにあります)わかりやすかったです。
2.については、仮説を立てることが重要だと思います。例えば、あるエリア内において、地場産業を営む事業所数が減っている場合は、廃業>開業があるのではないか。雇用を多く創出している産業ではないかと仮説を立てることができます。また、あるエリアで休日に検索される回数が多い場所は、地元の人が認識していないのですが、地域の大きな強みかもしれませんね。
3.については、お馴染みの業種別審査事典や各種白書、業界団体、市区町村の統計データを活用できるとよいですね。
今回も地図を活用したサイトをご紹介いたしました!
皆様のお勧めのWEBサイトがありましたら、ぜひ教えてください。
稼げる!プロコン育成塾 事務局長 水口淳一郎
REASASは手軽るに使えてよいですよね。
診断士活動にはまだ使ったことありませんが、大学院の研究資料で人口動態を示したいときに、地図と統計情報がサクッと示すことができ重宝しました。
そして、REASASが公開されたとき「あぁ、こういうヤツはウチが作って世の中に展開したかった…」とITベンダ社員的嫉妬を感じたことも思い出しました。
おっしゃるとおり、調べられることを知っていることと、それによって仮説を立てられる力が必要ですね。
ありがとうございます。了解いたしました!
廣瀬さん
まさにそうです。サクっと示せるのが良いですよね
確かに、、、それはわかります、笑
杵渕さん
そうなんですよ。手始めに、自分の住んでいる市区町村を調べてみるのもよいと思います。