東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

坂本先生の企業訪問準備

2024-10-26 12:00:00 | 24期のブログリレー

16期生の大石泰弘です。

今回は、企業訪問は訪問前の調査で9割終わっている、という話です。

社員とその家族の幸せを一番大切にする経営を5方良し経営と言います。

これを提唱し始めたのは元法政大学大学院教授の坂本光司先生です。

坂本先生は、五方良し経営を広めるために、人を大切にする経営学会を

創設したり、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の表彰制度を

創設したり、されました。

坂本先生は中小企業8500社を訪問し、観察し、分析してこられました。

中小企業を理解するためには、いい会社も悪い会社も両方たっぷり

見る必要があるそうです。

そして、企業分析の項目を決めます。坂本先生の場合約100項目あるそうです。

そして、その100項目の内、9割は事前に調査しておきます。そして、

当日の質疑応答や現場見学で調査内容の修正をしたり、追加質問をして

報告シートを完成させるのです。

今週の月曜日に、坂本先生と経営人材塾7期生有志とで広島の素晴らしい

中小企業を訪問しました。坂本先生の事前準備はものすごいものでした。

「どこにそんなことが書かれているのか」とびっくりすることもたくさん
ありました。
体系的調査項目を決め、事前準備で9割終了、という訪問を見習おうと
思います。

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「予実管理に困っていませんか?」と1日中声掛けをしている3日間

2024-10-25 12:00:09 | 24期のブログリレー

皆さん、こんにちは。

24期、今村信哉です。5週目!よろしくお願いします。

 

今日まで3日間、幕張メッセで開催中の展示会、JAPAN IT WEEKに出展者側で参加しています。

福島の診断士が手掛けている予実管理SaaSの出展サポートです。

 

なぜ今回参加したかというと、SNSで募集があったから。(これだけだと、怪しいバイトに聞こえますが)

 

元々「数字の流れの見える化」が必要だと考えていて、診断士になる前から資金繰り表と予実管理表を用いて経営管理をしていました。

診断士になってからも、「数字の流れの見える化」をやるべきことに掲げていました。

かと言って、この半年、特に成果もなくモヤモヤしていたら、同い年の診断士がタスク管理まで落とし込めるSaaSを作っていました!

https://gyakusan.co.jp/

 

まさに!と思い、布教活動に3日間捧げることにしました。

アップデート版は年内ローンチ予定です。

予実管理などに悩んでいる経営陣が多く、興味を持って話を聞いてくださる方がたくさんいらっしゃいます。

私も今後、この予実管理SaaSのGAKUSANを活用してコンサルティング業務を広げていきたいと思っています。

そして何より、同い年の診断士(診断士としては先輩とはいえ)がはるか先を歩いていることに刺激を受け、気が引き締まりました。

 

ちなみに、最近の展示会は名刺ではなく、QRコードの読み取り。アプリで読み取れば社名や電話番号、メアドなどが確認でき、メモ機能もあるので、効果的なアフターフォローができます。以前は「貴名受」なる名刺BOXがありましたが、時代はすっかり変わりました。

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倉敷アブレイズ(女子バレーボールチーム)

2024-10-24 12:00:00 | 24期のブログリレー

読者の皆様こんにちは。
17期の渡邉です。

私は現在岡山県で実家の会社を継いで会社経営をしながら岡山県よろず支援拠点のコーディネーター等、診断士としての仕事もさせて頂いております。
また、もう一つ肩書があり、倉敷アブレイズという女子バレーボールチームの運営に役員として携わっています。

バレーボールのトップリーグであるVリーグは去年まではV1,V2,V3という編成でしたが、今年からはSVリーグとVリーグ、という編成に変わりました。
倉敷アブレイズは昨年初めてVリーグへ参入し、V3で優勝できました。今年からはVリーグで戦います。
実質、V2とV3がくっついてVリーグになったような形なので、格上のチームも多い中何とか良い成績を残していきたいと思っています。

Vリーグは10/19日に開幕し、倉敷アブレイズはアウェイで広島オイラーズと対戦しました。19日、20日と2連戦でしたが、結果は見事2連勝!良いスタートを切れました。

広島オイラーズとは練習試合等で何度も対戦していますが、広島で開幕戦ということもあり、相手もかなり気合が入っており大接戦になりました。ひやひやしましたが、何とか勝利することができました。

私はたまたまこのチームの運営に関わるようになったのですが、スポーツチームの運営の難しさを感じています。
多くのチームが運営元として大企業がバックアップしていますが、倉敷アブレイズは秀栄システムテクノという地元の中小建設業の会社が運営元で、資金力が乏しいのが現状です。収入の8~9割はスポンサー収入で、地元の企業等を回りスポンサーを募っていますが、なかなか難しいです。

それでも応援して頂いているスポンサーや個人の方達に少しでも恩返しをするという思いを持って選手・スタッフ一同頑張っています。そのため、地域貢献活動には力を入れており、バレーボール教室の開催や農業のお手伝い、地元の祭りやイベントへの出店等積極的に行っています。

また、フィリピンともつながりがあり、毎年フィリピンの大会にも招待いただけるのですが、その際にもスモーキーマウンテンを訪れ、貧しい子ども達とバレーボールをして遊んだり、支援物資を届けたりしています。

今年は岡山県の高校生と一緒にフィリピンを訪れたのですが、高校生達はスモーキーマウンテンの現状を見て、自分たちが靴を履いて体育館でバレーボールができる環境にいることに感謝する様になり、目の色を変えて日々の練習に取り組むようになったと聞いています。

スポーツである以上、当然勝利を目指して戦っていますが、「負けても応援されるチームになる」というのがチームの共通認識であり、今後も上を目指しつつバレーボール以外の活動にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

倉敷アブレイズは平均身長は恐らくリーグの中でも一番低い位で、攻撃力はあまり無いのですが、その分守備を持ち味にしていて、とにかく粘り強く拾ってつないでチャンスを待つ、というプレーをします。見ていると選手たちが本当に一生懸命にボールを追う姿に心を打たれます。

10月~3月がシーズンとなりますが、日本各地で戦いますので、もし機会があれば是非会場へ足を運んでいただけると嬉しい限りです。

 

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ビジョンの構成要素

2024-10-23 12:00:00 | 24期のブログリレー

こんにちは。24期生の山口です。

7月のブログで、川元さんよりご紹介のあった「ビジョナリーカンパニー」シリーズのうち、その原点と言われている「ビジョナリーカンパニーZERO」を読んでみました。
竹内さんも述べられていた通り、読み応えがありました。色々な気づきや是非取り入れようと思うことなどが多々あり、付箋を付けた箇所は、79箇所にのぼりました。
今回のブログでは、この本を読んで、私のブログコンセプトの1つである「診断士として、やりたい領域のネタであること」に照らし合わせて、書かせて頂こうと思います。

私のやりたい領域は、製造業を中心とした支援なのですが、そのベースには、新しいモノ・コトを産み出し、世の中に貢献するお手伝いをしたいということがあります。製造業を中心にと書きましたが、新しいモノ・コトを産み出すのは製造業だけではありませんので、すべての業種において新規事業の機会はあると思います。ご縁があれば、製造業に限らず、色々な会社の新規事業のお手伝いもしたいと思っています。
そのような中で読んだこの本は、稼プロ!で診断士としての学びをしているこのタイミングにピッタリだったと個人的に感じました。そこで、今回、なるほどと思った点を紹介したいと思います。

企業では会社方針として、ビジョン、理念、ミッション、戦略、戦術などの言葉が使われていると思います。特に、社運を賭けた新規事業となると、しっかりとした戦略を策定し進めていく必要がありますし、その戦略は、上位概念である会社方針と連動していなくてはならないと思います。

では、会社方針でよく使われる、ビジョン、理念、ミッション、戦略、戦術の関係はどうあるべきでしょうか?
ビジョン、理念、ミッションなどの言葉は依然から知ってはいるものの、自分の中で、ビジョンと理念の違いは?どちらが先に来るべき?ビジョン、ミッション、戦略の見直し頻度は?など自分の中でモヤモヤ感がありました。

この本では、中小企業が偉大な企業になるための「ビジョン」は、3つから構成されるとしています。まず、その企業の普遍な考え・価値観である「コアバリューと理念」、これをもとにその企業の存在意義は何かを示す「パーパス」、そして大胆で説得力のある野心的な目標である「ミッション」、この3つを明確にしたものが、「ビジョン」であるとしています。さらに、ビジョンに到達するためのルートを示すものが「戦略」であり、「戦術」は戦略を確実に遂行するための具体的ステップであるとしています。
また、これらをどのような頻度で見直すべきかについて、以下のように述べられています。
・コアバリューと理念・・・変わることが(ほぼ)ない
・パーパス・・・100年は変わらない
・ミッション・・・ひとつのミッションが完了し新たなミッションを設定するたびに変化する(通常は10~25年ごと)
・戦略・・・毎年見直し、新たなミッションが設定されるたびに1からつくり直す
・戦術・・・状況変化に対応するため、常に変化する

これを読んで、非常に腹落ちしました。この本には、著者が調査した企業の事例や図解もあり非常にわかり易く、自分の中でモヤモヤ感が晴れて、すんなり入ってきました。偉大な企業になった会社も、当初は中小企業であり、会社の指針となるコアバリューと理念、パーパスは、中小企業の時代に当時の経営者たちが築いたものであることが多いそうです。
今後、中小企業の支援にあたる際は、その会社のビジョンを聞き、それを実現するために強みや技術の芽を見つけ伸ばしていくこと、ビジョンがはっきりしていない会社に対しては、コアバリューと理念、パーパス、ミッションを意識してもらうことからはじめ、強みを伸ばしていけるような支援をしたいと思いました。

一方、稼プロ!では、自身のキャリアビジョンを作成することになっています。11月には中間発表もあります。キャリアビジョンには、自身の「コアバリューと理念」「パーパス」「ミッション」が含まれているべきなのだなとも思いました。自分のキャリアビジョンを実現するためにも、稼プロ!でしっかり基礎を学んで行きたいと思っております。

最後までお読み頂き、有難うございました。

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記号接地

2024-10-22 12:00:00 | 24期のブログリレー

こんにちは。19期の遠藤孔仁です。
暑い日が続いていたと思ったら、急に寒くなりました。想定を超えた寒さとなり、体調を崩さないようにしないといけないですね。
皆さまも体調を崩さないようお気を付けください。

さて、先日ある集まりで会話しているときに、記号接地について話題があがりました。記号接地問題とは、記号(言葉やシンボル)が具体的な対象や経験とどのように結びつくかという問題です。この問題は、人工知能(AI)の研究において長い間議論されてきました。AIが扱うものは、一見人間の言語を理解しているように見えますが、実際には記号を扱っているだけで、記号自体の意味を理解しているわけではないのです。言葉の意味を体験や感覚に結びつけることなく、記号を記号として扱っているだけなのです。

この話は、AIという文脈の話だけれども、自分たちの周りにも同じように、言葉として掲げ得られているけど、言葉が意味していることと自分の感覚知が一致しないケースがあると思います。先日の会話で、自社の行動指針の一つの言葉について、頭では理解していたけれど、自分の感覚知として理解できていなかったものが、ある出来事を通じて急に腹にストンと落ちたというエピソードを話して、それって記号接地じゃないという話で盛り上がりました。

このような会話を振り返ると、企業のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)も、単なる言葉として終わってしまうことが多いのではないかと思うのです。MVVが社員にとって腹落ちし、実際の行動に結びつくためには、これを具体的な体験や価値観と結びつけることが重要です。例えば、「顧客第一」というミッションがある企業では、これを社員が具体的に理解し、日々の業務で体現することが求められます。これが記号接地のプロセスであり、社員が言葉の意味の体験を通じて理解することなのかなと考えました。

文書で社内に向けて発信することは重要であるが、それに加えて、言葉をいかに自分の感覚と一致させるか、そのような体験を積み重ねて、MBVを自分たちのMBVとして共有することが大事なのではないかと感じています。

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