読者の皆様こんにちは。
17期の渡邉です。
私は現在岡山県で実家の会社を継いで会社経営をしながら岡山県よろず支援拠点のコーディネーター等、診断士としての仕事もさせて頂いております。
また、もう一つ肩書があり、倉敷アブレイズという女子バレーボールチームの運営に役員として携わっています。
バレーボールのトップリーグであるVリーグは去年まではV1,V2,V3という編成でしたが、今年からはSVリーグとVリーグ、という編成に変わりました。
倉敷アブレイズは昨年初めてVリーグへ参入し、V3で優勝できました。今年からはVリーグで戦います。
実質、V2とV3がくっついてVリーグになったような形なので、格上のチームも多い中何とか良い成績を残していきたいと思っています。
Vリーグは10/19日に開幕し、倉敷アブレイズはアウェイで広島オイラーズと対戦しました。19日、20日と2連戦でしたが、結果は見事2連勝!良いスタートを切れました。
広島オイラーズとは練習試合等で何度も対戦していますが、広島で開幕戦ということもあり、相手もかなり気合が入っており大接戦になりました。ひやひやしましたが、何とか勝利することができました。
私はたまたまこのチームの運営に関わるようになったのですが、スポーツチームの運営の難しさを感じています。
多くのチームが運営元として大企業がバックアップしていますが、倉敷アブレイズは秀栄システムテクノという地元の中小建設業の会社が運営元で、資金力が乏しいのが現状です。収入の8~9割はスポンサー収入で、地元の企業等を回りスポンサーを募っていますが、なかなか難しいです。
それでも応援して頂いているスポンサーや個人の方達に少しでも恩返しをするという思いを持って選手・スタッフ一同頑張っています。そのため、地域貢献活動には力を入れており、バレーボール教室の開催や農業のお手伝い、地元の祭りやイベントへの出店等積極的に行っています。
また、フィリピンともつながりがあり、毎年フィリピンの大会にも招待いただけるのですが、その際にもスモーキーマウンテンを訪れ、貧しい子ども達とバレーボールをして遊んだり、支援物資を届けたりしています。
今年は岡山県の高校生と一緒にフィリピンを訪れたのですが、高校生達はスモーキーマウンテンの現状を見て、自分たちが靴を履いて体育館でバレーボールができる環境にいることに感謝する様になり、目の色を変えて日々の練習に取り組むようになったと聞いています。
スポーツである以上、当然勝利を目指して戦っていますが、「負けても応援されるチームになる」というのがチームの共通認識であり、今後も上を目指しつつバレーボール以外の活動にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
倉敷アブレイズは平均身長は恐らくリーグの中でも一番低い位で、攻撃力はあまり無いのですが、その分守備を持ち味にしていて、とにかく粘り強く拾ってつないでチャンスを待つ、というプレーをします。見ていると選手たちが本当に一生懸命にボールを追う姿に心を打たれます。
10月~3月がシーズンとなりますが、日本各地で戦いますので、もし機会があれば是非会場へ足を運んでいただけると嬉しい限りです。