蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第409回
- ホールインワン達成祝賀会での本人の謝辞
皆さま、本日は小生の空前にして恐らくは絶後のホールインワン達成祝賀の会にご出席いただきまして誠に恐縮です。思えばゴルフを始めて30年。*1
もとはといえば、あのゴルフの神様アーノルドパーマーのいわゆるチャージ・プレイをテレビで見たのがきっかけでこの道に入りましたが、これほど奥深い世界がスポーツにあるとは夢にも思いませんでした。*2
早朝コースに出て、森の湿った空気を吸いながら朝日に向かっておもむろに第1打をフルスイングする快感こそが、人生最大の喜びである、とパーマー氏は自伝の冒頭に記しております。
読むだけでも心が洗われるような箇所でして、先日のコンペの前夜にもそのくだりを読んでからぐっすりと眠りました。そしたら皆さんどうですか、翌朝の1番ホールの第1打でなんとホールインワン。これこそ尊敬するアーノルドパーマー氏のお陰と感謝感激致しております。*3
どうしてもホールインワンをやりたい方には霊験あらたかなこの本を特別にお貸ししますのでご希望の方はどうぞ。
- アドバイス
- 1パーマーの失敗を恐れない熱情的なチャージ・ゴルフにはわが国でも依然多くのファンがいる。話者もそのひとりであろう。一味違ったゴルフ談議を展開する。
- 2自伝には、実際このような感動的な記述がある。それは自然とスポーツが一体になった幽玄の境地を表現しているようでもある。
- 3このような場面のスピーチに、尊敬するゴルファーの話題を持ち出すのは、笑って許されるだろう。
突発の非常事態はいつでも起こる「ドアが開かない」「心筋梗塞」 蝶人