闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2742~5
1)デイヴィッド・リンチ監督の「デューン/砂の惑星」
デ・ラウレンティスが製作した1984年のSF映画なので、奥さんのシルヴァーナ・マンガーノの美貌に期待したがサッパリ。ま多少とも見られるのは空飛ぶ豚男ハルコネン男爵くらいか。
2)ヒッチコック監督の「ウィンナー・ワルツ」
1934年のヒッッチの「楽聖」物語。横暴で息子の才能を認めない父ヨハン・シュトラウスに対し「美しく青きドナウ」を作曲したパン屋職人の息子を応援する人たちを、若き日のヒッチは恋の鞘当をくるめて鮮やかに描き出す。
3)アキ・カウリスマキ監督の「希望のかなた」
シリアからフィンランドに辿りついた青年の2017年の現代版オデッセイ映画。現代屈指の映像パンク・クリエーターなのになんで映画から引退したのか。勿体ないずら。
4)ロブ・ライナー監督の「記者たち」
2003年の米帝のイラク侵攻に際して国中が雪崩を打ってブッシュを支持した中で、唯一大量破壊兵器に根拠はない主張して四面楚歌に陥ったナイト・リッダー紙の英雄的な戦いを描く2018年の作品。
5)ビョルン・ルンゲ監督の「天才作家の妻」
ノーベル賞作家の作品はあろうことかその妻が書いていた!という内幕が受賞式を背景に明らかになる2018年の文芸サスペンス映画。
6)ロブ・コーエン監督の「ワイルド・スピード」
車大好き人間ではないおらっちには、さっぱり面白くもない2001年のレース気違い物語ずら。
7)ジョン・シングルトン監督の「ワイルド・スピードⅩ2」
クライマックスで全速力を出した車が海を走る船に飛び降りたので吃驚ポン。1作目より面白い2003年の作品ずら。
8)ジャスティン・リン監督の「ワイルド・スピードⅩ3」
舞台を東京に移した2006年の第3作だが、ろくに日本語を喋れない偽日本人が出てくるので興ざめ。
9「ワイルドスピードMAⅩ」
ポール・ウォーカーとヴィン・ディーゼルが再登場する2009年のシリーズ第4作で、派手なカーリエースが楽しめる。
10)トム・フーバー監督の「キャッツ」
有名なミュージカルの2019年の映画版で白猫役のフランチエスカ・ヘイワードが愛らしい。ロイド・ウエバーは駄作が多いが、メモリーはやはり名曲ずら。
時々は憎らしくなることもある我を撥ねたる車の女 蝶人