あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

ジョージ・セル指揮ワーナー録音集(1934―1970)14CDを聴いて

2022-01-08 13:28:59 | Weblog

音楽千夜一夜第489回

 

セルの録音の大半は旧コロンビア盤であるが、このワーナー盤に収められているのは旧EMIなどその他のレーベルに録れた14枚のCDである。

 

ギレリス独奏によるベートーヴェンの協奏曲全集や、シュワルツコップ独唱によるR.シュトラウスの「4つの最後の歌」などは既に定評のある名演であるが、1930年代のフーベルマン独奏に拠るベートーヴェンの協奏曲、シュナーベルとのブラームスのピアノ教祖曲も素晴らしい。

 

年寄りの私はますます保守的かつ権威主義的になってきたので、今どきの若い世代の演奏よりも、往年のこうした名演奏に惹かれるのである。

 

  オミクロンで外出規制が出る前に民草こぞりて鎌倉に来る 蝶人

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