あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2022年卯月蝶人映画劇場その5

2022-04-24 10:31:57 | Weblog

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2835~39

 

1)マーヴィン・ルロイ監督の「クォ・ヴァデス」

ポーランドの作家シェンキヴィチの原作を「主よ、どこへ行かれるのですか}をロバート・テーラー、デボラ・カー主演で1951年に映画化したが皇帝ネロ役のユスティノフは芸達者ずら。

 

2)レオ・マッケリー監督の「めぐりあい(邂逅)」

船旅で知り合い、エンパイアステートメント最上階で再会しようと誓ったアリーン・ダンとシャルル・ボワイエのラブストーリー。交通事故に遭ったことをなんですぐに男に連絡しないのか不可解な1939年の映画ずら。

 

3)セルゲイ・エイゼンシュタインの「戦艦ポチョムキン」

時は今、ウクライナのオデッサ港での革命騒ぎをリアルに描く。端緒はやはり食い物。ウジが湧く肉なんて食えないずら。1925年、有名な大階段の乳母車の撮影はさぞや赤ちゃん怖かったろうな。

 

4)マーヴィン・ルロイ監督の「犯罪王リコ」

ギャングにうってつけのちんぴらヤクザ、エドワード・G・ロビンソンの短く儚い哀れな末路。しかしプーチンと同様誰も同情しないだろう1931年の暴力反対映画。

 

5)グレゴリー・ラトフ監督の「別離」

有名ヴァイオリニニストのレスリー・ハワードが、若くて美貌のバーグマンに恋して平和な家庭が滅茶苦茶になるが、やっさもっさの挙げ句元の鞘に収まる1939年のお噺。バーグマンが良かったのはフレミングの「ジャンヌ・ダーク」くらいか。

 

 八っあんやクマさんにも出来る「解説」を「専門家」から聞かされる毎日 蝶人

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