闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3376~80
1)ホン・サンス監督の「気まぐれな唇」
わが黒沢、是枝より遥かに才能に恵まれたホン・サンスの2020年の傑作人世映画。
2)是枝裕和監督の「ベイビー・ブローカー」
子供を捨てることを巡って映画であれこれ試行錯誤してみる2022年の映画。多少甘いがハッピーエンドになるので救われる。
3)ルネ・クレマン監督の「ガラスの城」
ミシェル・モルガンとジャン・マレーががっぷりふたつに組んだ1950年の恋愛映画。
4)キム・スンウ監督の「ブリング・ミー・ホーム」
行方不明の息子を連れ戻そうと苦労する母親の苦闘を描く2019年の韓国映画。社会問題とアクション映画を取り違えた失敗作。
5)大森立嗣監督の「日々是好日」
黒木華、樹木希林主演、田部未華子助演のとても格調高い2018年の日本映画。私は茶道の深さと原作者森下典子の悲しみ、大森立嗣演出の素晴らしさをはじめて知った。
キーマンが消えればすぐにも変わるべし政治も戦争も日本も世界も 蝶人