あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2023年長月蝶人映画劇場その1

2023-09-04 10:58:43 | Weblog

 

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3376~80

 

1)ホン・サンス監督の「気まぐれな唇」

わが黒沢、是枝より遥かに才能に恵まれたホン・サンスの2020年の傑作人世映画。

 

2)是枝裕和監督の「ベイビー・ブローカー」

子供を捨てることを巡って映画であれこれ試行錯誤してみる2022年の映画。多少甘いがハッピーエンドになるので救われる。

 

3)ルネ・クレマン監督の「ガラスの城」 

ミシェル・モルガンとジャン・マレーががっぷりふたつに組んだ1950年の恋愛映画。

 

4)キム・スンウ監督の「ブリング・ミー・ホーム」

行方不明の息子を連れ戻そうと苦労する母親の苦闘を描く2019年の韓国映画。社会問題とアクション映画を取り違えた失敗作。

 

5)大森立嗣監督の「日々是好日」

黒木華、樹木希林主演、田部未華子助演のとても格調高い2018年の日本映画。私は茶道の深さと原作者森下典子の悲しみ、大森立嗣演出の素晴らしさをはじめて知った。

 

   キーマンが消えればすぐにも変わるべし政治も戦争も日本も世界も 蝶人

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