あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

游珮芸脚色・周見信作画・倉本知明訳「台湾の少年4」を読んで

2023-09-05 10:36:29 | Weblog

 

照る日曇る日 第1951回

 

1930年生まれの蔡焜霖の波乱万丈の半生を描いた全4冊の最終巻。

 

2021年3月、我らが主人公は白色テロの時期における不当判決を取り消され、晴れてその罪名から解放されることになった。

 

蔡焜霖の不糖不屈の戦いとその軌跡は、スペイン、オランダ、鄭成功、清朝、日本、国民党による支配を撥ね退けて自主独立をかちとった台湾人400年の歴史とぴったり重なっているようだ。

 

        道の辺の栗轢いて行くテスラかな 蝶人

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする