あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

すべての言葉は通り過ぎてゆく第121回

2023-11-03 12:01:02 | Weblog

 

 

西暦2023年神無月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第420回

 

次々にひとさまの新しい作品が生まれてくるので、これはこれはと思いつつ対応していると、過去の偉大な先人の代表作に接する貴重な機会をむざむざ見逃してしまうだけではなく、肝心要のてめえの作品を産み出す時間まで失ってしまうことになる。10/1

 

解体的出直しの前に解体だ。ジェニーズ事務所なんちゅう縁起と桁糞の悪い会社は、その悪徳を暗黙裡に支えたメデイアと共に消えても構わない。もっと桁糞悪い自公維国とか日本会議とかいう団体と一緒に。10/2

 

おらっち、わいらあ、僕、私、わたくし、自分、俺、わし、あたし……、様々な主語で喋り、綴るときの「主体たる自己」の内実は、みな微妙に異なるように思われる。10/3

 

天皇裕仁、戦争責任を問われて曰く。「そういう言葉のアヤについては、私はそういう文学方面はあまり研究もしていないのでよくわかりませんから、そういう問題についてはお答え出来かねます」だとよ。10/4

 

また天皇裕仁曰く。「この原子爆弾が投下されたことに対しては遺憾に思っていますが、こういう戦争中であることですから、どうも、広島市民に対しては気の毒であるが、やむをえないことと私は思っています」だとさ。10/5

 

高橋アキさんのfbで引用されている秋山、武満両氏に拠る映画音楽談義が、誠に興味深い。私は武満氏のいう「一音構造」は、詩でも共通する考え方だと思った。10/6

https://www.youtube.com/watch?v=DQo9ySGPfbo

 

高橋源一郎のNHKFMラジオ「飛ぶ教室」を聴いていたら、自分が生涯でいちばん感動したのは、初恋の女性の手を握っていてギュッ、ギュッとしたら、ギュッ、ギュッと返してきた時だというので、それじゃあおらっちの詩「一本道」と同じ噺じゃねえかと、驚いた。所謂一つのシンクロニシティだあね。10/8

 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986078354&owner_id=5501094

 

「小平市では、記者が取材し始めたら不審者として警察に通報を、という文書を教育委員会が市内の小中学校長に配布しています。汚点は小さく、できれば隠したいー。そんな組織防衛の意思が露骨です。」『週刊ひばりタイムス』編集長、北嶋孝氏の編集後記より。10/9

 

熱があり、セキがでるので大層くるしく、昨夜は一睡も出来なかったが、ようやっと朝が来た。もしかするとコロナかもしれない。10/10


まず、その作物の感想文を書いてから、その感想の対象となった小説などの作品本体を書いてみる、というのは、どうじゃろうか。10/11

 

作家の澤地久枝さんが、ミッドウエイ海戦の現場を訪れ「滄海よ眠れ ミッドウェ-海戦の生と死」全6冊を、深さ6千メートルの海底に投じた時、その海水があまりにも透明なため、いくら本が沈んでも、その白い姿が海上から見えていたそうだ。10/12

 

公凶放送の朝ドラが、笠置シズ子をヒロインにした「ブギウギ」を始めたのだが、そのタイトルの冒頭で登場する「死霊さながらのロクロ首人形」の気持ち悪いこと。あれが出てくるたびに吐き気と目眩がして、せっかく快方に向かったインフルエンザが逆戻りしそうになる。10/13

 

公凶放送の日曜日の「のど自慢」も見ているだけで疲れる。誰かが何かを歌っていると、全出場者やゲストまで身振り手振りで全身を揺らせ、熱っぽく合唱する姿は、なんだか集団催眠に罹ったように異様で、どこか北朝鮮の集団マスゲームに似ている。10/14

 

ナチに殲滅されそうになったユダヤ人が、英国や国連のお陰でパレスチナに安住の地をこさえて貰ったのに、その恩義を忘れて先住のアラブ人の生活の場を暴力的に奪い、あまつさえナチまがいの非道をやらかそうとしている。10/15

 

南海の孤島で、津波の発生しない震度3とか4程度の地震が起きたくらいで大騒ぎして、藤井八冠の興味深い生放送を中止してしまうなんて、さすが天下の公凶放送だな。10/16

 

ことさらそれの到来を待ちわびているのではないが、私の場合、ある時、滑川に翡翠が飛んでくるように、なにかちょっとした「憑き物」が、頭のどこかに舞いこんでくるので、それをはずみに、詩のようなものを書くことができるのである。10/17

 

遠藤次郎氏曰く「目とは不思議な組織で、大宇宙的な要素がはまり込んだりしています。手首を指圧しながら治療するときに、ちょうど鯉のぼりの鯉の目のように、眼球の中に眼球、さらに眼球、さらに眼球、といった重複構造になっている眼球をイメージしながら指圧してください、重複構造の層の一部が良い方の目だったり、大宇宙系の目だったりします、それらの目の層が悪い目の層と交流しあい、改善に役立ってくれる筈です。」10/18

 

冷静な判断も理非曲直も棚に上げて、いつどでもどこでもイスラエルを、絶対的かつ盲目的に支持してやまないバイデンアメリカを、妬ましげにみやる我が国の異次元男。どうじゃ、羨ましいか。10/19

 

一発で全在庫が分る「書籍横断在庫システム」で、私の詩歌集を調べてみたら、アマゾン、楽天、紀伊国屋、HonayaClubそれぞれのネットに在庫があった。honto,TSUTAYAなどは1から3日で取り寄せるそうだ。10/20

 

支持率暴落にあえぐ阿呆莫迦異次元男が喚きだした所得減税。まずその前に防衛費の増額中止だな。EU並の2%なんてなんの根拠もない。おめえはいつからEUに加盟したんだ。10/21

 

血塗られた戦争を、もうひとつの血塗れの戦争が上塗りしているというのに、当事者の誰もが「戦争をやめる」とは云わない。まるでダンテの生き地獄を、総天然色のデジタル映像で見せつけられているようだ。10/22

 

パレスチナ人を飲まず喰えずの「生殺与奪のアウシュビッツ状態」にする非人間的なやり口を、イスラエルは、ナチスドイツから学んだのだろう。10/23

 

「自分が気に入らない人間を、地上から抹殺してしまいたい」という、おらっちには十分身に覚えのある全身全霊的破壊衝動。これが、この世の戦争を招く真因ではないだろうか。10/24

 

太刀洗を過ぎ、三郎滝から朝夷奈峠へ登りかけた右側の斜面の、岸壁の間の僅かな空間に陣取り、辺りを見るともなくじっとしている沢蟹が、最近の私の心の友である。10/25

 

高橋睦郎がKADOKAWAの『俳句9月号』に「自分が俳人大西悦子に会うと黒田杏子に告げたら黒田が『なんであんな馬鹿女と会うの、会わなくていいわよ』と言った」と書いたことについて遺族や俳句仲間たちが同誌編集長やKADOKAWAに対して黒田の名誉棄損だと抗議したそうだが、不可解な話だ。10/26

 

ジャニー喜多川という男は、自分が「やりたい」と思う何百人もの美少年をジャニーズに入れて、毎日毎晩やりまくっていた訳だから、その中には初代ジャニーズに始まって、フォーリーブス、たのきんトリオ、シブがき隊、イーグルス、光GENJI、男闘呼組、SMAP、TOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、トリオ・ザ・シャキーン、なにわ男子なども、一応みなやられていた、ということか。10/27

 

昨日は横浜の一条美由紀さんの展覧会、今日は鎌倉芸術館の鎌響定期演奏会へ行こうと思っていたのだが、なんだか全身虚脱疲労感に襲われて足が前に出ないので、終日徒に家居することになってしまった。ホックニー展なんて夢のまた夢だな。10/28

 

おらっちは、実際はもう死んでいるのに、なんでだかまだ生きていて、目の前で黙々と人が行き交ったり、青空に白い雲が右から左に流れていくような、そんな不可思議な気配なのよ。10/29

 

イスラエルが殺したパレスチナ人は昨日は7千人だったが、今日は8千人になった。つまり1日で千人くらいの殺人を行っていて、そのうちの4割くらいが子どもである。そんな気違いじみた戦争はやめれ!という国連の決議案に、驚くなかれ日本政府は棄権した!10/30

 

それにしてもあれほど優れた文芸書も出している新潮社が、「週刊新潮」という超右翼ファシズム週刊誌を出してるのは面妖だ。10/31

 

    さとうさんと私の詩集が照れながらブギウギ並ぶ鎌倉図書館 蝶人

コメント
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