西暦2024年睦月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第422回
MISIAの喉は凄いが、ただそれだけ。福山雅治はテクニシャンだが、ただそれだけ。1/1
紅白でいちばん印象に残ったのはゲスト審査員吉高由里子のへんちくりんな大正婦人会ヘア。1/2
地震津波火事飛行機事故火事また火事。なんでもありの3が日。ほくそ笑んでいるのは異次元男。矢でも、鉄砲でも、持ちって来い、ってんだ!1/3
昔むかし「世の終わりが来た。悔い改めなさい!」というプラカードを掲げて、街頭に佇んでいた新興宗教?の宣伝マンを見かけたが、今頃になって彼らの気持ちが分かるような気がしてきたずら。1/4
その人の思想や主義主張なんかではなく、黙ってその人と対面した一瞬間に、その人の人徳というか、独特の存在感にただならぬ感銘を受け、ああこの人なら信じられる、この人についていこう、という気持ちに駆られることがあるものだ。1/5
ロッポンギの住所兼用のスタジオにおける篠山紀信の仕事ぶりはまことに目覚ましく、六六のキャメラの前に登場するモデルと洋服を、ヒョウのように鋭い目でねめつけながら、ビシバシと流れ作業のように撮っていくのだった。哀悼!1/6
天災、人災相次いでいるなか、国内政治で気になるのは、やっぱ安保法制の閣議決定、軍事費の超絶的突出、健康保険証の廃棄、福祉関連の求人急減を、いかにしてひっくり返すか、だね。1/7
新年早々、紫式部の母親、藤原為信の女が藤原道兼によって斬り殺されてしまった!道兼がいかに冷酷で粗暴な正確であったとはいえ、そこまでやるだろうか?ついでにヒロインも殺せば良かったに。大河ドラマの脚本家の妄想で「史実」を勝手にでっち上げないでもらいたい。1/8
毎年「ウィーン・フィル元旦コンサート」を聞きながら思うのは、シュトラウス親子のワルツやポルカなら別に指揮者なんか無しでもええじゃんかということ。今年のティーレマンは「美しく青きドナウ」の途中で無理やりテンポを落として弱音にしたりしていたが、わざとらしい。コンマスだけで普通にやるのがウィンナワルツさ。1/9
松本人志ほどではなくても、この頃テレビで見かける芸能人や政治家や放送人種は、みな人相が悪い奴ばかりだと気が付いて、改めて驚く。偶には、何も言わずにただ座っているだけで、おのずと心が洗われていくようなひとを見たいものだ。1/10
日本人は広島、長崎に2発も原爆を落とされ大きな被害を受けたくせに、その当事者のアメリカに抗議せず、「なんなら3発目も落として下さい」と言わんばかりの、卑屈な奴婢と化している。ようにみえる。1/11
すぐに感情的になるおらっちは、プーチンのウクライナ侵略戦争以来、怪僧の愛弟子、ゲルギエフが指揮した演奏を毛嫌いして、一切聞かなくなってしまったずら。1/12
すぐに感情的になるおらっちは、イスラエルのパレスチナ人虐殺戦争以来、ユダヤ民族を悪意の眼で見るようになってしまったずら。1/13
公凶放送のBS番組表を見ると、いままで毎日午後1時からやっていた映画が消えてなくなっている。微々たる値下げの対価がこれか。1/14
新年早々毎日歌壇伊藤一彦氏に拾ってもらったずら。
「ウクライナ、ガザ、ジミン、オスプレイ 大谷さんに夢中な理由 蝶人」1/15
図書館から借りてきた「現代詩手帳12月号」をパラパラ眺めていたら、田中庸介さんが「佐々木眞詩歌全集」を今年度の「印象に残った詩集」に挙げて下さっていた。田中さん、有難うございます。1/16
かのイソップ童話を思い出すような「北風と太陽の戦い」が、世界中の人々の心の中で続いているが、最後には太陽が勝つと信じたい。1/17
谷川俊太郎による谷川俊太郎の「かっぱ」の朗読は面白いが、私が「かっぱ」を黙読するときの面白さには到底かなわず、むしろその内声的な音楽の喜びをいたく傷つけるていのものである。1/18
多くの詩人や歌手やアナウンサーによる中原中也の「サーカス」の朗読は面白いが、いずれも私が「サーカス」を黙読するときの面白さには到底かなわず、むしろその内声的な音楽の喜びをいたく傷つけるていのものである。1/19
この国の政治家にいちばん大事にされているのは、実際にやることではなく、いかにもやっているように見せる「やってる感」だ。プーチンやネタニヤフのように、実際にやってる政治家がいないのは、幸か不幸かは分からないが。1/20
たとえジミンの支持率が1%になっても、いざ選挙になれば、大勢の阿呆莫迦有権者がジミンに投票するんだろうな。1/21
終活の為に書斎を片付ける為には、まだ読んでいない大量の書物と、まだ視聴していない大量のLPやカセットやLDやビデオやCDや外付けHDDや録画済みのブルーレイディスクを片付けなければならないが、半死にの老人にそんな蛮行ができるだろうか?1/22
プリンセス・プリンセスの1990年「横浜アリーナ・コンサート」を視聴。ちょっとシンディ・ローパー風だが、冒頭から物凄い勢いで疾走し、飛び跳ねるので驚く。思えばあれから30年かけて、この国の、この無尽蔵のエネルギーが失われたのだ。1/23
昔コピーライターをやっていた頃、「白い世界からやって来た不思議な男なのだ」というのんを書いたら珍しく上司から褒められたのだが、今も昔も、「どのように白くて、どのように不思議なのか」を言わなければ、全然ダメだと思うわけ。1/24
昔銀座のバアで、電通の古川チャンが「あんたのはゲバコピー。ゲバコピーはあきまへんで」と説教を垂れくさったが、半世紀以上経った今では、もっとゲバゲバなゲバコピーをどっさり書いておけばよかった、と思うのだ。1/25
トランプがまた大統領に返り咲けば、プーチンとネタニヤフは大喜び。ただでさえ悪しきこの世は、もっともっと悪くなる。本邦では、死んだはずの安倍蚤糞が蘇ったりして。1/26
年賀状が売れないので郵便局は困っているそうだが、みずほ銀行と提携して1等賞金20億円の年始ジャンボ宝籤として発売すれば、年末ジャンボに倍する売り上げになるだろう。1/27
さっきの地震は、来るべき関東大震災の前触れではないだろうか。もしそれがやってきたら、耐震対策ゼロで基礎と支柱が超弱い我が家などは、ひとたまりもない。上の山や道路が崩れその直下に建つ家ごと圧し掛かってきたら、もっと悲惨なことになるだろう。桑原桑原。1/28
その悪しき政策を強行する政権を打倒する代償行為として行われる、気休めの署名請願運動は、いつものことながらむなしい。1/29
昨年の新人音楽家のベストは藤田真央。チャイコフスキーコンクールの2位よりもクララハスキルコンクールの優勝者として歴史に残る天才だろう。ハスキルだって彼のように生まれたてのゼフィルス蝶のような清新なモザールを弾けなかった。1/30
007シリーズ全体のジェームズ・ボンドを総攬すると、初代ショーン・コネリーが「金の時代」、(次の1作だけのジョージ・レーゼンビーを飛ばして)、2代目ロジャー・ムーアが「銀の時代」、3代目ティモシー・ダルトンが「銅の時代」、4代目のピアース・ブロスナンが「鉄の時代」、そして5代目の現在のダニエル・クレイグが「石の時代」のボンドということになろうか。1/31
その昔一夜の宿を借りた友 憲法原理主義者巽知良 蝶人