ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

かまた @岐阜県岐阜市 (5)

2023年06月13日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の神田町通りにある洋食喫茶「かまた」。創業が古いことは知っていたが、ある記事で創業は昭和23年(1948)だと知った。店名の「かまた」もきっと苗字か何かだろうと思っていたら、創業した祖父が飲食を始める前に蒲鉾屋を営んでいて「かまぼこ屋の太七」から「かまた」と呼ばれていたのだとか。面白いなァ。こちらに移ってからもう5年程経つが、ここのところ昼時だと店の外で待ちが出てきたりするのでなかなか頻繁には伺えない。この日は午後3時近く。日曜は閉めるのも早いのでもういいだろうと中に入ったが、まだほぼ満席の盛況ぶり。何とか座らせてもらって「ビール(中瓶)」と、これが今季の食べ納めと前から食べてみたかった「カキフライ」をお願いした(訪問3月末)。

しばらくして運ばれた「カキフライ」はしっかりめの揚げのものが5個。付け合わせは千切りキャベツ、きゅうり、トマト、レタス、そしてカットレモン。別皿で提供された特製タルタルソースはパセリが入ったもので、余すくらいたっぷりの量なのが嬉しい。広島産だというカキフライを頬張ると口の中はあの独特の風味でいっぱいになる。熱々なのでビールを流し込んで冷まし、またもう1つと平らげていく。旨いなァ。ただ個人的に閉口したのは千切りキャベツにかかったたっぷりのゴマドレ。タルタルソースを味わっている時だとさらに野暮ったくなる。最近は和洋食問わずこのゴマドレが最初からかかっている店が多いこと、多いこと。もちろん人気なのは分かるし、自分も嫌いではないけれど、フライ物とか食べている時にはさっぱりしたフレンチ・ドレッシングとかの方が好み。せめて最初からかかっていなけりゃ何とかなるんだけれど…。(勘定は¥1,600)

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洋食喫茶 かまた

岐阜県岐阜市神田町6-16

 

( 岐阜 ぎふ かまた レストランかまた コーヒーかまた 喫茶かまた 洋食 オムライス 厚焼き玉子サンド 珈琲 喫茶 かきフライ 牡蠣フライ )

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あじろ亭 @岐阜県岐阜市 (6)

2023年05月24日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の伊奈波神社参道にある創業明治40年(1907)の洋食屋「あじろ亭」へ。この日は年配の客でほぼ満席の盛況ぶり。一番奥の席だけ空いていたので給仕の男性(息子さん?)に案内された。品書きにテープで貼ってある、もうあと数日で提供が終わるだろう「特選カキフライ」をお願いする(訪問3月)。この日は小寒くてビールの大瓶は持て余しそうだったので「お酒(月桂冠特選)」もぬるめでお願いした。これが今季最後のカキフライだろうなァ。テーブルにお通しのなますとソース、お猪口が用意され、細身の徳利に入った”ちんちん”(※とても熱いさま)の「お酒」が届けられた(苦笑)。

酒にピッタリのなますをつまみながら、BGMもない静かな店内でチビチビやっていると「特選カキフライ」が登場。薄衣でころっとした太めの牡蠣が4つ。それに小さいコロッケと舞茸のフライ、レンコンの素揚げも付いている。付け合わせは千切りキャベツとトマト、きゅうりの昆布和え、カットレモン。タルタルソースは付いていない。まずはそのまま熱いのを口に放り込む。しっかり身の詰まった牡蠣で旨い。残しておいた酒ともいい感じ。後の粒はレモンをかけたり、酸味が強い特製のソースをかけたり、それにレモンを合わせたりして楽しんだ。(勘定は¥1,950)

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欧風料理 あじろ亭

岐阜県岐阜市伊奈波通1-65

 

( 岐阜 ぎふ いなば神社 あじろてい 洋食 洋風料理 欧風料理 ミヤビヤ ミヤベヤ 高等ライス 100年食堂 牡蠣フライ カキフライ )

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パティスリー小菊 @岐阜県羽島郡笠松町 (2)

2023年05月19日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

クラシックな洋生菓子が並んでいる岐阜県笠松町の「パティスリー小菊」を再訪。すれ違うのに難儀するような細い道を抜けて店横の駐車場に車を入れた。店内のガラス・ショーケースを眺めてみると、前回買い逃した「サバリン」のトレイがまたもや空…。女将さんに声をかけて訊いてみると「いくつですか?」と尋ねられた。ちゃんと奥にはあるようで安心。購入したのはその「サバリン」と、「チョコボール」「ブランデーケーキ」「レーズンサンド」、そして「桜サブレ」の5種(訪問4月)。箱に入れてもらい家に持ち帰った。

老母にいくつか届け、家でいつものように妻と分けっこ。「サバリン」(←サバランのこちらでの品名)は一般的なものよりも大きめ。フォークを入れるとジュワーッとラム・シロップが滴るほどしっとり。中は生クリームでシンプルだが、しっかりとアルコール感もあり、旨い(妻は下戸だけど大丈夫かな)。「チョコボール」も古い洋菓子店でよくある品だが、こちらのはぐっと大人の味わいでお酒も使ってあるようだ。中はみっちりと詰まっている。シナモンを使っているタイプは初めてかも。「ブランデーケーキ」は自分だけ。こちらもスポンジにしっかりシロップが浸っていて手でつかむとベトベトになるほど。アルコール感しっかりで旨い。「レーズンサンド」はクッキーではなく肌理の細かいスポンジでレーズンとクリームが挟んである。こういうのってありそうであまり見ないな。「桜サブレ」はきっと期間限定の焼菓子。花びら型の桜色の生地の半分にアイシングがしてある(ホワイトチョコ?)。桜の花の塩漬けも埋め込んであっていい感じ。ここの菓子は大人向けのが多くてイイなァ。(勘定は¥3,200程)

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パティスリー小菊 (Pâtisserie KOGIKU)

岐阜県羽島郡笠松町八幡町64

 

( 笠松 かさまつ パティスリーこぎく こぎく よつかどや 洋菓子 和菓子 ケーキ 生ケーキ サバラン ラム酒 )

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松花堂 @岐阜県岐阜市 (4)

2023年05月11日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

ある春の祝日に岐阜市の伊奈波神社参道にある和菓子の「松花堂」へ。創業は大正5年(1916)。店の前を通ったらガラス木戸に朱で「さくら餅」と書かれていたので、今のうちに買わないとと立ち寄る(訪問3月末)。戸を引いて中に入り声をかけるも、誰も出ていらっしゃらない。シーンと静まり返った店内のショーケースには上生菓子が6種類のみと相変わらず潔い(写真下)。

しばらくしてもう一度大きな声で声をかけると、奥からではなく横の扉から女将さんが「ごめんなさーい。」と出ていらした。本当は全部お願いしようかと思ったが、あまり大きな袋を持って歩けない事情があったので、春らしさ満開の3種「桜餅」(店内表記は漢字)、「草餅」、「花見団子」を2つづつ購入。箱に入れてもらい紙包みは断った。

家に持ち帰り妻と分けっこ。「桜餅」は塩漬けの葉で包まれていて中はつぶ餡。あの独特の香りがしっかり。葉もそのまま食べてしまった。「草餅」は粉吹いていて手で持ち上げると羽二重餅。草餅は張りのある皮のことが多いのでびっくり。軟らかい口当たりでいい感じ。こちらもよもぎの香りはしっかり。「花見団子」は桜、白、緑の3色で串に刺さっている。こちらも通常は色付けた上新粉で作ることが多いと思うが、こちらのは桜が練り切り、白は羽二重餅、緑は草餅。どれもあんこが入っていて、桜はこし餡、白は白餡、緑はつぶ餡とそれぞれ違う凝りよう。単品と同じくそれぞれ香りもしっかりとしていて春の菓子を十分に楽しめた。(勘定は¥2,280)

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松花堂

岐阜県岐阜市松屋町1-5

 

( 岐阜 ぎふ しょうかどう 御菓子司 和菓子 上生菓子 生菓子 かき氷 かきごおり さくら餅 くさ餅 花見だんご )

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長崎屋本店 @岐阜県岐阜市 (2)

2023年04月26日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

久しぶりに岐阜市中竹屋町のしっとりとした雰囲気の通りにある「長崎屋本店」へ。店の前は車の通りが少ないし、この日は雨だったので余計に静かで落ち着いた雰囲気。こちら創業が享保5年(1720)というから300年以上(!)と言う凄い歴史のある和菓子の店。和菓子といっても基本的には「松風」と「味噌松風」という2種類の菓子があるのみという銘店だ。ガラス戸を引いて店に入ると主人が1人。以前に「松風」はいただいたことがあるので「味噌松風」を1棹、箱入りではないのをお願いした。

家に帰ってお茶を煎れ、包みから取り出し、包丁で切り分けて妻といただく。しっとりとしてもちもちの食感。見た目はカステラのようだが卵は使われておらず、やはり和菓子。薄紙が敷かれているのもカステラとよく似ているが、最初は知らずにそのまま食べてしまった(←妻に指摘された・苦笑)。上下の甘いところに味噌が使われているようだが風味は控えめ。熱いお茶とよく合って旨い。

自分はこうやって各地の色々な銘菓を買って帰るのだが、妻は食べるだけだからどの店の何ってほとんど覚えていない(苦笑)。よくテレビで紹介されている時に「あれ前に買ってきたから食べたことあるよ」と言っても「そうだったっけ?」と言うばかり…。ま、懲りずにまた買って帰るんですけれど。(勘定は¥432)

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漢隣堂 長崎屋本店

岐阜県岐阜市中竹屋町38

 

( 岐阜 ぎふ 長崎屋 ながさきや ながさきやほんてん 長崎屋総本舗 ながさきやそうほんぽ 和菓子 松風 まつかぜ みそまつかぜ 江戸時代 )

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三河亭 @岐阜県岐阜市 (5)

2023年04月16日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

ある祝日に岐阜市役所北の洋食屋「あかつき」に向かうも閉まっている。以前は日曜以外は開いていたと思ったが…。仕方なく行き先を変更して、同じく日曜休みの八ツ寺町の「三河亭」へ。途中休業はあれど創業明治27年(1894)と岐阜市では屈指の歴史の店。店に入るといつもの娘さんでなく若い男性が給仕。「カキフライ」はあるか尋ねると、残念ながらつい先日終了したとのこと…。そこで「エビフライ」と、インスタに”裏メニュー的”とあった「オムライス」をお願いする。「少し時間がかかりますが…。」と言われたが問題無し。バス移動なので「瓶ビール」も注文。揚物を待つ間、冷えたビール(スーパードライ中瓶)で喉を潤す。

しばらくして「エビフライ」が完成。中サイズの海老で4尾。薄衣で綺麗に揚がっている。付け合わせは千切りキャベツにミニトマト、きゅうり。パセリの入ったタルタルソースでいただく。旨いなァ。もちろんこちら特製のソースでも。市内で同じく歴史のある「あじろ亭」のソースと共通する酸味のある焼肉のたれのような味わい(興味深い)。少しとろみのあるソースだが、いつも瓶が綺麗にしてあるのは感心する。そして「オムライス」が登場。カップスープとミニサラダ付き(←ゴマドレが…)。ふんわりとバターが香るこんもりと紡錘形の薄皮玉子巻きタイプ。上には何もかけていない。中はグリーンピースも入ったケチャップライス。優しい味わいで旨い。途中でこちらにも特製ソースを少したらしたりして楽しんだ。(勘定は¥2,300)

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欧風料理 三河亭

岐阜県岐阜市八ツ寺町1-2

 

( 岐阜 ぎふ みかわてい 洋食 洋食屋 高等ライス ミヤビヤ ミヤベヤ オムライス 海老フライ 復活  ) 

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植東 @岐阜県岐阜市 (3)

2023年03月21日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

2月に入ると園内に植えてある色々な種類の梅が咲き始める岐阜市の梅林公園。特に花を愛でるのが好きという訳ではなくどちらかというと”団子”だし、園内は梅の木が乱立しているので風情はあまり感じられないが、何やかんや言ってほぼ毎年訪れている。一番賑わう「ぎふ梅まつり」の土日を避け、翌週に立ち寄ってみた。園内を見て回った後に向かったのは、この時期になると露天に席を設けて田楽を頂くことの出来る「植東」へ。もう外の売場の前には数人の客が田楽を買うのを待っているが、杓子定規に11時きっかりからしか注文を受け付けないとのこと。「あと1分で…。」なんて言ってないで勘定くらい先にやり始めれば良さそうなものだけれど…。11時になり、やっと注文を受付け。「日本酒 熱燗 一合」と、「つぶ貝でんがく 3本」、それに「味噌おでん」をお願いした。

 

席の場所を告げるとそちらまで持って来てくれる(故に席の確保が先)。この時期だけバイトの若い子を何人も雇っているが、色々と手際が悪いのは仕方がない。あーだこーだと色々あった後に盆にのった「ねのひ」の1合瓶と猪口、それに「味噌おでん」が運ばれた。おでんはごぼ天とこんにゃく2つの計3本(写真上右)。濃い味噌だれがかかっており、練り辛子が添えてある。暖かくなってきた日差しを浴びつつ、周りの賑やかな雰囲気の中いただく酒はやっぱり旨い。後から運ばれた「つぶ貝でんがく」は4粒づつ串に刺さったものが3本。こちらも田楽なので基本は味噌味なのだが、おでんとは違って味付けはちょっと薄め。クニュッとしたしっかりめの歯応えで旨い。杯を重ねていると、おでんの皿が空いた途端にバイトの子が皿を下げに来た。回転のためにそうしろと言われているのだと思うが、まだ食べたり呑んだししている最中にやられるのは気分のいいものではない。ましてや勝手に1合瓶を持ち上げ、中に残っているかどうか振って確かめたのは不作法でいただけない。まだ座って10分も経っていないのに…。(勘定は¥1,560)

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↓ 日が射したり曇ったりの天気。さすがに先週ほどではないだろうが、それでもなかなかの人出。落ち始めた花の写真を撮っていたら脚にたっぷりの花粉を蓄えた蜂が(写真下3枚目)。

 

 

 


 

料理旅館 翠々園 植東

岐阜県岐阜市梅林4

 

( 岐阜 ぎふ 梅林公園 ばいりん公園 うえとう 田楽 でんがく とうふ田楽 いも田楽 芋でんがく おでん 菜めし 菜飯 花見 岐阜梅まつり )

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末廣屋本店 @岐阜県本巣郡北方町

2023年03月15日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜バスのスマホ専用のフリー・チケットを使って北方町辺りを散策。下尻毛(しもしっけ)の幹線道路沿いで大きな和菓子屋を見付けたので、妻へのお土産を買いに入ってみることにした。昭和23年(1948)創業(未確認)という「末廣屋本店」。この新しい店舗になって10年ぐらい経っているようだ。大きな暖簾をくぐって中に入ると様々な菓子が沢山並べられていた。洋風なのもあったような。飛び込みで特に目当ての菓子があった訳ではないので、店内をうろうろと物色。購入したのはこちらの名物っぽい扱いだった「かりんとう饅頭」、「栗粉餅」、「鬼まんじゅう」の3種。全て妻の好物だ。

家に持ち帰って渡しつつ、自分も「かりんとう饅頭」と「栗粉餅」をいただいた。「かりんとう饅頭は」小さくて皮がカリッカリ。口にすると香ばしい黒糖の風味が口に拡がる。中はこし餡。旨い。「栗粉餅」も小さめ。弾力のある餅にしっとりとして甘い栗粉がまぶしてある。こちらもいい感じ。季節が外れていたのでこの地方で有名な「みょうがぼち」はいただけなかったが、初夏になったら寄ってみようかな。(勘定は¥670)

 

御菓子司 末廣屋本店

岐阜県岐阜市下尻毛383-1

 

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田なかや @岐阜県岐阜市 (3)

2023年02月02日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

キムタク騒動の後、岐阜市内は人通りも元に戻って静まり返り、平常運転。まさに夢の跡(笑)。閑散とした柳ヶ瀬商店街を抜け、時々酒場使いしている西柳ヶ瀬の鰻屋「田なかや」へ。暖簾をくぐり、テーブル席の1つに腰掛けた。先客は2組程。テレビこそ点いているが静かで落ち着いた空気の店内。電球色の灯りが心地良い。ここに来ると滅多に鰻丼は食べないのに真っ先に「肝焼きありますか?」と尋ねてしまう。女将さんが調理の息子さんに訊いてくれ、出来るとのこと(やった)。剣菱を1合どん燗(ぬる燗)でお願いした。もう1品は値打ちな”おかず”の中から「なます大根」を。

徳利と猪口で剣菱が運ばれ、ガラスの器に盛られた「なます大根」がまず届いた。千切りの人参と大根。丁寧な仕事がしてある。旨い。後から運ばれた「肝焼き」は10個近くもあって最高。焼き加減も申し分ない。これで600円と破格の安値なので頼まないという選択肢が見当たらない。濃い味の「肝焼き」とさっぱりとした「なます大根」を交互にいただきながら杯を重ねた。締めに「たれめし」(←鰻丼のたれをご飯にかけた反則めし・笑)でも頼もうかと思ったが、ちょうどグループ客の注文の後のタイミングになってしまったので切り上げて勘定してもらった。いくらなんでもこのご時勢、全品100円という”おかず”は値上げをしているだろうと思ったら値段はそのままのよう。感服。(勘定は¥1,320)

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田なかや

岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通5-13

 

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おかだ @岐阜県本巣郡北方町 (2)

2023年01月29日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜バスに乗って北方町へ。「かどかど」で1杯やった後に向かったのは、以前も訪れたことのある麺類食堂「おかだ」(※”だ”は変体仮名)。具体的な創業年は分からないが100年以上前から製麺をしているのだという。店に入って消毒・検温した後に漫画がずらっと並んだ棚の横の席に案内された。奥におでん鍋が見えたので酒をお願いすると、冷たい酒しか無いのだという。寒いから燗酒をいただきたかったんだけどなァ…。酒は「沢の鶴・純米酒・山田錦」の300ml瓶(←結局呑む)。おでん鍋まで歩いていって「こんにゃく」「豆腐」を取り、串を持って味噌の壺にドボンと入れ、皿に取った。置いてあった山椒粉と辛子も少しいただく。

コップに酒を注ぎ、濃い味噌をまとったこんにゃくと豆腐を口にして酒をあおる。うーん、ひやならまだしも冷たい酒とはあまり合わないか。こちら、酒のつまみになりそうな一品物はあまり多くないので追加は止めて、”きたがた名物”と書いてあった「ざるよもぎ」をお願いする。「そば?うどん?きしめん?」と訊かれたので「そば」でお願いした。残った酒は皿に残ったおでんの味噌を舐めつつ飲み干し、出来上がりを待つ。せいろに盛られた「ざるよもぎそば」が運ばれた。緑色をした麺の上から刻み海苔が振られ、刻みネギと練りわさびは別皿に。つゆは甘さ控えめなもの。そばは加水率の高そうなプルンとした食感。よもぎの風味は期待したほどは香らずちょっと弱め。つゆにくぐらせるので余計に感じづらいのかな。するするっと手繰って勘定してもらった。(勘定は¥1,300程)

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麺類・御食事処 おかだ

岐阜県本巣郡北方町栄町2-54

 

( 北方 きたがた おか田 おかだ 岡田 麺類食堂 大衆食堂 お食事処 よもぎざる 蓬生 製麺所 )

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