岐阜市の神田町通りにある洋食喫茶「かまた」。創業が古いことは知っていたが、ある記事で創業は昭和23年(1948)だと知った。店名の「かまた」もきっと苗字か何かだろうと思っていたら、創業した祖父が飲食を始める前に蒲鉾屋を営んでいて「かまぼこ屋の太七」から「かまた」と呼ばれていたのだとか。面白いなァ。こちらに移ってからもう5年程経つが、ここのところ昼時だと店の外で待ちが出てきたりするのでなかなか頻繁には伺えない。この日は午後3時近く。日曜は閉めるのも早いのでもういいだろうと中に入ったが、まだほぼ満席の盛況ぶり。何とか座らせてもらって「ビール(中瓶)」と、これが今季の食べ納めと前から食べてみたかった「カキフライ」をお願いした(訪問3月末)。
しばらくして運ばれた「カキフライ」はしっかりめの揚げのものが5個。付け合わせは千切りキャベツ、きゅうり、トマト、レタス、そしてカットレモン。別皿で提供された特製タルタルソースはパセリが入ったもので、余すくらいたっぷりの量なのが嬉しい。広島産だというカキフライを頬張ると口の中はあの独特の風味でいっぱいになる。熱々なのでビールを流し込んで冷まし、またもう1つと平らげていく。旨いなァ。ただ個人的に閉口したのは千切りキャベツにかかったたっぷりのゴマドレ。タルタルソースを味わっている時だとさらに野暮ったくなる。最近は和洋食問わずこのゴマドレが最初からかかっている店が多いこと、多いこと。もちろん人気なのは分かるし、自分も嫌いではないけれど、フライ物とか食べている時にはさっぱりしたフレンチ・ドレッシングとかの方が好み。せめて最初からかかっていなけりゃ何とかなるんだけれど…。(勘定は¥1,600)
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洋食喫茶 かまた
岐阜県岐阜市神田町6-16
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