いつ頃からやっている店か知らなかったが、岐阜市の弥八地蔵の境内に出来た串揚げの「玉家」へ。大通り沿いに看板が出ていて、同業種で有名店と同じ「玉家」を名乗るって大胆だなァなんて思っていたら、南田神田さんのXで、実際におちょぼ(千代保稲荷神社)の本店(海津市平田町)で長く働いていた方が暖簾分けされた店と知ってビックリ。ある晩に他所で呑んだ後に軽く寄ってみた。店内はL字カウンターにテーブル席がいくつか。カウンター席の端に案内される。調理場にいらっしゃる女性が主人なのかな。給仕はもう1人の若い女性。様子見だったので「ちょい飲みセット」というのをハイボールでお願いした。
セットに付いてくる小鉢3品は「マカロニサラダ」「タケノコ煮物」「もやし和え物」。マカサラは良かったが、他の品はちょっと得意でないタイプの味付け。もちろん串かつもと「玉家かつ」をソース2、味噌2で、それに「れんこん」をお願いする。揚がったものから供された。肉は細身で衣も細目。味噌は最初からかかっていたがソースは何もかかっていない。卓上のコーミこいくちソースをかけるのかなと訊いてみると奥のボトル(銘柄不明)から小鉢に出してくれた。どちらも好きだがこの日は断然ソースの方が良かった。ハイボールをお代わり。氷が容積の70%くらいあるので薄くて少ない(苦笑)。本店の串かつはもうずっと昔にいただいたきりなので比較のしようがないが、やっぱり同じものなのかな。あちらは外で立って食べるというアドヴァンテージ?もあるが(笑)(注・店内卓でも飲食可)。「れんこん」が厚くて熱くて旨かった。(勘定は¥2,300程)
↓ 店のある「誓安寺(弥八地蔵)」◇。明るいうちに撮った分かり易い写真で。戦後に建てられた高さ10mの弥八地蔵尊(取り壊し)があった場所に平成5年に作られた竜宮門をくぐって境内に入ると、子安地蔵や水かけ地蔵などが並んでいる。江戸初期は共同墓地で尾張藩のお仕置場でもあったらしい。戦前から色街だった所なので花柳界の人達が商売繁盛を祈願してお参りしたのだとか。にしても境内の、しかも鳥居の間に呑み屋が連なっているのは面白い(地蔵尊はお酒OK?)。
串揚げ・鉄板焼 玉家
岐阜県岐阜市弥八町22 弥八地蔵
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