Live At Fillmore West : Don't Fight The Feeling / Aretha Franklin & King Curtis (2005)
アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)とキング・カーティス(King Curtis)が西海岸のフィルモア・ウエストで行った1971年の3日連続のコンサートを完全収録したCD4枚組。この音源は当時それぞれ「Live At Filmore West」として1枚物で発表され(ジャケ写真下)、どちらも名盤の誉れ高いライヴ作品。自分も愛聴している。今回購入したこのCDは当初Rhino Handmadeとして限定で発売されたはず。発売当時は買えなかったが、ふとネットで見つけて安く購入することが出来た。
バンドはキング・カーティス&キング・ピンズ(The King Pins)に、メンフィス・ホーンズ(Memphis Horns)、コーラスのスウィートハーツ・オブ・ソウル(Sweethearts Of Soul)にビリー・プレストン(Billy Preston)が加わっている。最終日には客として来ていたレイ・チャールズ(Ray Charles)が飛び入りするというサプライズ付き(ただし参加した曲「Spirit In The Dark」を全く知らなかったのだとか・笑)。
タイムマシンで過去に遡って観られるなら自分は絶対リストに入れたいこの3夜のコンサート。前座という形でまずキング・カーティスが演奏。場所柄ロックのヒット曲をアレンジした演奏も含みながらグルーヴィーな演奏を展開。ぶっといバックに重なるコーネル・デュプリー(Cornell Dupree)のギターもかっこいい。
そして女王アレサ登場。アトランティックに移ってよりソウルフルになって絶頂期を迎えていたアレサだけに、その歌声は強烈。しかもキース(Keith Richards)が事ある毎に「アレサはピアノを弾くべきだ」と言っていたほど定評ある鍵盤捌きも聴きどころ。初日はピアノだったらしいが、2日め以降はエレピ(Fender Rhodes)を弾きながら歌っている。自分は最初このフェンダー・ローズを弾いているのはビリー・プレストンだと思っていたので、アレサはちょろっと弾いているだけかと思っていたが、ネットで映像(※)を確認するとしっかりアレサが弾いていてビックリ。なんであんなに激しく弾きながらあんなにソウルフルに歌えるんだ?…。至宝。耳福。
※なんと素晴らしい時代。この3日間のコンサートを白黒とはいえ映像で観ることが出来る!(撮っていたことにもビックリ)
ネット・フリーマーケットにて購入(¥3,000)
- Label : Rhino Handmade
- ASIN : B0006SSOH2
- Disc : 4
>当初Rhino Handmadeとして限定で発売
高価でこの4CDは買えなかったな。
二人の1枚ものCDは持ってたが、ずぅーと同じ日のLIVEと知りませんでした。
いまはどうか知りませんが、当時のRhino Handmadeは本当に限定で、今ほど海外オーダーって
楽じゃなかったので入手出来なかった覚えがあります。輸入された物は高値が付いていましたしね。
ストゥージズのボックスもあまりにも高価で買えなかったな。
当時のフィルモアはウエストもイーストも凄いメンツが同日公演をやっていますよね。マイルスと
ニールヤングとか。羨ましいなァ。