ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

としちゃん @岐阜県下呂市

2021年08月08日 | 岐阜県(飛騨)

新馬の慣らし運転、また早朝から今度は41号線を北上してみた。雲はあるものの気持ち良く晴れ上がって、空いた道を走るのは気持ちがいい。朝食はどこかの喫茶店でモーニング・サービスでもと思っていたが、興に乗ってどんどん走ってしまい高山市の久々野まで。これ以上行くと高山に着いてしまうので帰りが酷暑の午後遅くになってしまう。Uターンして途中で寄ったのは小坂にある「としちゃん」。往きに回転灯が回っていたので営業しているのは確認済み。この辺りの店は大抵喫茶店も兼ねているので何かあるだろうと、バイクを駐車場に停めて中へ。中はカウンター席の他にコンロ付きのテーブル席が並んでいる。先客はやはりコーヒーとトーストらしきものをつまんでいる。ダメモトで「食事は出来ますか?」と尋ねてみると「出来ますよ。」と女将さん。品書きを見せてもらい、先頭にあった「トンチャン定食(豚肉)」をお願いする。まだ朝の9時前だけれど(笑)。

奥で調理が行われ、座っていたテーブル席の火を入れた鉄板にトンチャンが運ばれた。たれが焦げる堪らない匂い。最初からうどんが入っているのが珍しいナ。他には多めのご飯に生卵、白味噌の味噌汁とたくあん。「卵はそのまま入れても、すき焼きのようにして浸けて食べても。」とのこと。空腹でもう匂いでやられていたので勇んで箸をつける。唐辛子が入っているので味付けは少し辛め。”トンチャン”はホルモンでなく豚バラ肉っていうのも珍しい。脂多めの部位で他の具材のキャベツ、玉ねぎをまとめている。旨いなァー。生卵はすき焼きのようにして食べてみた。もちろん不味かろうはずがない。終盤にはしっかり味の絡んだうどんをおかずのようにして。朝からたっぷりのごはんをいただき、腹が落ち着いた。またタイミングが合ったら寄ってみようっと。(勘定は¥1,000)

 

 


 

↓ 濃飛バスの引下というバス停の横にあった吊り橋「弘穂橋」の跡(建築詳細不明)。川岸の反対側にも同様に橋台が残っていた。横にある新しい橋は「小坊橋」。古い橋の読みは「こうぼばし」だが、地元の人も昔から「こぼうばし」と呼んでいたのだとか。

 

 

 


 

としちゃん

岐阜県下呂市小坂町門坂506-1

 

( 下呂 げろ 飛騨小坂 ひだおさか としちゃん食堂 大衆食堂 喫茶店 定食 とんちゃん けいちゃん 朝食 近代建築 橋跡 )

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古川屋 @岐阜県高山市

2020年09月12日 | 岐阜県(飛騨)

遠出をした時には出来る限りその土地だけにあるスーパーに入ることにしている。最近は大手スーパーの力でどこも似た商品が並ぶことが多いが、地元スーパーはまだまだその土地特有の調味料や食品、総菜やなんかが並ぶので楽しい。この日は高山市内で近代建築を愛でながらスーパー「駿河屋」に入って何か買おうとウロウロ。テレビ番組で取り上げられてから売り上げが飛躍的に伸びたという「あげづけ」(写真下左)を買おうと手に取ったが、裏の製造者シールを見たらすぐ近くにある「古川屋」だったので、どうせならそちらで買おうと自転車を走らせる(→そもそも「あげづけ」は自分の家からそう遠くないスーパーにで扱っている所があるんだけれど…、本店主義なので)。

店のガラス木戸を開けると販売スペースはさほど広くなく、オープンな冷蔵庫に豆腐製品がいくつも並んでいる。もちろん「あげづけ」もあった。酒のつまみにと「味付けこも豆腐」(写真下右)も手に取って「あげづけ」を買おうとするも、自分の前の客がどっさりと買っていってしまい、何とケースは空っぽに。売り子のおばちゃんに「あのー、あげづけは…」と尋ねようとすると、「ハイハイ、分かってますよ」と言わんばかりに奥から満杯に入った別のケースを出してきた。相変わらず売れているんだなァ。無事購入して家に持ち帰る。

 

どちらも以前に食べたことはあるのだが、「あげづけ」はたれで味が付いた揚げ。そのまま軽く焼いてもいいし、煮物等に入れてもいい。自分はもっぱら酒のつまみなのでフライパンで表裏を軽く炙ってそのままいただく。表面がカリッとしたところをかじって酒をクイッと…。ウメー。「こもとうふ」は出来たての豆腐を簀子で巻いた筒状の豆腐。これにも味がつけてあるのでそのままでも温めればいい。豆腐にはすが入っているので味もしっかりと滲み込んでいてしみじみと旨い。少し辛子をつけたりするのが好き。こういうのは何度買ってもイイねェ。(勘定は¥500)

 


 

↓ 創業昭和8年(1933)の地元スーパー「駿河屋本町店」(建築詳細不明)。アーケードで見づらいが、2階にはスクラッチタイル壁が見え、窓のところには洋風なオーダー(列柱)が見える。

 

 


 

古川屋 (古川屋本町店)

岐阜県高山市本町1-32

 

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おーまち @岐阜県高山市

2020年09月07日 | 岐阜県(飛騨)

朝からの高山の町並み散策。早い時間に蕎麦を手繰ったが、まだ腹は6分目ほど。遠出するとつい食べ過ぎてしまうが、毎年恒例の人間ドックに合わせて実施する”偽りの体作り”に成功して(ちなみに昨年はちょっと失敗)、BMIも標準のほぼ真ん中に入ったので安心してハシゴの食堂に向かう(笑)。向かったのは下一之町にある「おーまち」。表に自転車を停めた。店先には中華そば、うどん、かつ丼、などの写真が掲げてある。「味噌かつ雑炊」「山賊雑炊」なる奇異な品書きも。暖簾をくぐって中に入ると、テーブルが2つ、小上がりが2つ、カウンターが2席ほどのこじんまりとした造り。ご高齢の夫婦でやっていらっしゃるようだ。年季の入った据置型エアコンが現役。品書きはさして多くない。最初は丼物でもいただこうと思っていたが、焼きそばが食べたくなった(実はここの前に寄った焼きそばの有名店に臨休で振られている)。自分の欲求に正直に「やきそば(玉子入)」を注文。

奥の調理場で作られた「やきそば(玉子入)」が出来上がった。綺麗な目玉焼きがのって、刻み海苔が振りかけられ、脇には紅生姜が添えてある。麺はもちっとしたストレート麺で、どこのメーカーの物かは分からないが、酸味の少ない甘めのソースで味付けされている。口に入る他の具材はキャベツぐらいかな。こういう味付けの焼きそばソースはあまり覚えがない(自分が甘口のソースを使わないせいもあるかな)。食べ終わりかけには黄身を割り、麺に混ぜながら美味しくいただいた。暑い季節でなかったら「山賊雑炊」か「味噌かつ雑炊」のどちらかをいただいてみたいが、一体どんな…?(興味津々)。 (勘定は¥600)

 


 

↓ 上三之町にある私設美術館「藤井美術民芸館」(建築詳細不明)。高山在住の医師が収集した古美術品を収蔵しているのだとか。この日は通り過ぎただけ。次は中に入ってみようっと。

 

 


 

おーまち

岐阜県高山市下一之町32

 

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畑中堂 @岐阜県高山市

2020年08月30日 | 岐阜県(飛騨)

高山市散策。高山市内は和菓子屋の宝庫。沢山の店があり、店構えが新しいところでも”老舗”と呼んで差し支えない程の歴史を持った店が沢山ある。今回立ち寄ったのは坂道にアーケードのある「やすがわ商店街」にある「畑中堂」。雰囲気からすると間違いなく歴史のある店だろう。歩道に面した場所にガラス・ショーケースが出ていて、いくつもの菓子が並んでいる。貼紙には”当店特製・きんぎょく糖””当店特製・くず桜”とあったので、そちらが今の季節のスペシャリテだろう。奥に向かって声を掛けると女将さんが出ていらっしゃった。名前が書いていない菓子もあったので訪ねると「梅の香り」だと教えてくれた。あまり大きな包みで買うつもりはなかったが、菓子3種が2つづつ入った箱があったので、嫁と分けるのにちょうどいいとそれに決定。件の「きんぎょく」「くず桜」と「梅の香り」の3種でお願いした。女将さんが奥に行って包んでくださった。

家に帰ってから箱を開封。”夏の菓子なので日持ちするが、冷やしても美味しい”旨の書き添えがあったので、容器に移し換え冷蔵庫に入れておく。まずいただいたのは三角形で黄色い寒天のような菓子。周りに砂糖蜜がかけてあり固まっている。外がしっかり甘く、中は透明。爽やかな風味があるのでこれが「梅の香り」だろうか。次は周りが砂糖粒で固められた山型の菓子で中は透明なくずとこし餡。ジャリッとした歯触りの後、中もしっかりと甘い。これは「きんぎょく」かな?「くず桜」かな?。次を食べれば分かるかもと取り出すと…、あれ?今のと同じ。嫁に確かめても「2種類しか入ってなかったよ。」とのこと。女将さんが間違えて4+2で入れちゃったのかな。どちらも日持ちするようにしっかりと甘めに砂糖を使ってある菓子だったが、結局どれがどれだったのかよく分からないまま(笑)。次に行った時は「きんぎょく下さい。」と確かめてみようか。(勘定は¥1,250)

 


 

↓ 以前に来た時にも気になった理髪店兼旅館の建物「バーバー文助」(建築詳細不明)。蔦が絡まるとこんな外観に。店の前に置いてある車やモノ、ブリキ看板がちょっとわざとらしいので中を覗いてみると…、主人はテンガロン・ハットを被った方(笑)。いわゆるレトロ趣味なのかな。

 

 


 

畑中堂

岐阜県高山市大門町85

 

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バグパイプ @岐阜県高山市

2020年08月25日 | 岐阜県(飛騨)

高山市内、筏橋の東詰にある喫茶「バグパイプ」へ。なかなかシックな建物だが元々古い建物かどうかは分からない。でもこの辺り、西詰には何軒も洋館が建っているし、雰囲気はしっかりと溶け込んでいる。どこに書いてあったか忘れたが「1981」とあったので創業は昭和56年(1981)だろう。ウッディな店内に入ると椅子や柱にも店名が彫られていたりして凝っている。壁にはクラシックな掛時計がいくつも。先客が何組か居たので席を離してテーブル席に落ち着いた。年配の主人でも居そうな雰囲気だが、賄っているのは女性店員が1人のみ。こちら看板にも”水出珈琲館”とあり、水出しコーヒーが名物だそうだがホット・コーヒーでも水出しってするのかな。よくは分からないが「ブレンド珈琲」とケーキの「ダークチョコレート」をお願いした。

ピアノ・ジャズが流れる店内でサーヴされるのを待つ。この日は朝に大雨が降って曇天なれど、日中は降られなかったので大助かり。しばらくして出された「ブレンド珈琲」は”飛騨のおいしい水で一滴一滴抽出しました”と書いてあったもの。すっきりとした飲み口で、苦味よりは酸味が強めの味。「ダークチョコレート」は粉末状のチョコレートがかかったシンプルなスポンジケーキ。表に”手造りケーキ”と書いてあったのでこちらで作っているものだろうか。飲んでいたら思いがけず後客が沢山入ってきたので密を避けるべく勘定してもらった。(勘定は¥900)

 

 

 


 

↓ 八幡町にあった油屋(たぶん)「東彌(あずまや)」(建築詳細不明)。創業明治元年を謳う年季の入った看板が掲げられていた。閉まっていたけれど今でも商っていらっしゃるのかな。

 

 


 

 

バグパイプ

岐阜県高山市片原町75

 

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川原せんべい屋 @岐阜県高山市

2020年08月14日 | 岐阜県(飛騨)

ずっと雨予報だったが、何とか沢山は降られなかった高山市内での散策。自転車で古い町中や郊外を走り廻る。コロナ禍(訪問時は第一波の後)の為、海外から度を超える数の観光客が押し寄せていた以前と違って落ち着いた市内。観光客は戻ってきているようだが聞こえてくるのは日本語だけになっていた。走っていると繁華な場所から少し駅方面に外れたところにある手焼きせんべいの店に目がいった。民家の軒先といった感じの売場には”高山のせんべい・製造直売所”とあったが屋号は出ていない。後から調べたら「川原せんべい屋」というのだそう。土間に置いた昔懐かしいガラスケースの中に素朴なせんべいが並んでいる。昔から飛騨地方に来るとドライヴ・イン(←懐かしい響き)や土産物屋でよく目にした薄い色の塩せんべい。長いこと食べてないナと買って帰ることにした。店に入って奥に声を掛けると主人が出てきた。”えび””たまり””ミックス””油”などの種類があったが、ここはやっぱり昔食べた塩味をと「塩せんべい」を一袋購入して家に持ち帰った。

雨続きで湿度が高いのでもっと天気が良くなってから開けようと思ったが、どのみち袋の中には乾燥材も入っていないので早い方がいいと、帰ってからすぐに封を開けてしまった。軽くて素朴なせんべいが6枚。元々こうなのか、本当はもっと乾燥しているのか知らないが、パリッ、サクサクッという感じではなく、ミシッという食感。ほのかな塩味。うん、懐かしいなァ。晩酌の時間に封を開けたのだが、これが意外と日本酒に合う(笑)。ま、米と米だから不思議でも何でもないか。少し時間が経った時はトースターを最弱のワット数にして少し焙ってみた。芯までパリパリになるという訳ではなかったが、少し風味が上がってなかなか。次に機会があったら”油せんべい”というのを食べてみよう。(勘定は¥360)

 

 


 

↓ 宮川沿いの片原町にあった「新名鍛冶屋」(建築詳細不明)。古い街並みに溶け込んだ吹き抜けの作業場が渋い。外国人観光客に「何の店ですか?」と質問されるのだろう、”BLACKSMITH"と貼紙がしてあった。

 

 


 

 

手焼きせんべい専門店 川原せんべい屋

岐阜県高山市花川町35

 

( 高山 たかやま かわはらせんべいや 川原煎餅屋 高山のせんべい 製造直売所 しおせんべい 塩煎餅 おみやげ 近代建築 鍛治 )

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新井こう平製麺所 @岐阜県高山市

2020年08月10日 | 岐阜県(飛騨)

完全に雨予報だったある日。暇を持て余すのが大嫌いなので、後先を考えずに朝から高山まで車を走らせた。案の定、往路はかなり降られて先行きが不安だったが無事高山に到着。まず朝食を摂りに向かったのは、コメントやブログ記事で教えてもらっていた「新井こう平製麺所(こう平うどん)」。朝早くから営業する人気のうどん屋だ。元の店「新井製麺所」は昭和30年(1955)に別の場所で創業して平成26年(2014)に閉店。こちらは2010年頃に縁者が始めた店だそうだ。店に到着すると駐車場も沢山あったがかなりの台数の車が停まっていた。まだ午前9時台だというのにすごい人気だなァ。この時間だとやはり地元の客が多いのだろうか。

早速店に入ってみると横に券売機があったのでこちらで券を買うのだろう。ぱっと券売機を見て意中の品を探すのは難しいものだが、特にこれと決めてきた訳ではないので定石通り左上のボタンから見ていく。「0.5玉・天ぷら・たまご入」とあったので、この組み合わせが店の定番かなと「1玉・天ぷら・たまご入」というのにしてみた(この時点で麺の種類は何があるか分からないし、その案内もない)。さて、この券はどこに?…、忙しそうなカウンター向こうのおばちゃんからは特に案内はない。自分の前の客に倣って券をカウンターの上に置くと、いきなり「これ、うどん?」とおばちゃん。咄嗟に『この1玉はうどんでいいですか?』という意味だと理解して「ハイ。」と返事した。慣れた客の注文を注目していると「そばときしめん。」と言っている人もあったので、いわゆる”合い盛り”も出来るようだ(ここでは”まじり”と称するそう)。麺は”お持ち帰り”の貼紙に「白玉うどん」「きしめん」「生そば」「やきそば」「中華そば」「生うどん」とあったのでそれらにすることが出来るんだろう。更に「湯つき」や「つけ」「ころ」にも出来るようだが何も書いてないのでよく分からない。麺の種類とつゆの種類を書かない事に何か意味はあるのかな。茹で上がったうどんを入れた丼ぶりを持ったおばちゃんが揚げ置きの天ぷらのかき揚げをのせながら「半熟?」と言うので、『玉子は半熟玉子でいいですか?』という意味だと察して「ハイ。」と返事(苦笑)。玉子は生、半熟、固茹でが選べるみたい。丼ぶりを窓際のカウンター席に持って行って腰を下ろした。

天ぷらと玉子の他に、水面には刻みネギと花鰹がのっている。うどんの麺はやや多めの量の中細麺。強いコシがあるわけではないがヤワでもない、のど越しの良い麺で旨い。つゆは色も味も濃いめに醤油が効いている。薄い天ぷらのかき揚げはバリバリに硬いもの。つゆに浸して軟らかくなったところからかぶりついていく。玉子は割っても黄身が流れない程度の硬さ。生の方が良かったかな。だんだん天ぷらの油がつゆに混ざって風味を変えていく。卓上に一味だけ置いてあったので、少し使いながらするするっといただいた(セルフだけれど食べ終わった後のテーブルの上の汚いふきんには閉口…)。つぎは”まじり”や”つけ”を試したいが、果たして後ろに並ばれた時に思ったように注文出来るかどうか。(勘定は¥510)

 


 

↓ 天満町の「朝日軒」(昭和27年・1952・建造)。昭和8年(1933)創業の床屋。1階と2階で雰囲気の違う和洋折衷の建物で、見た感じ改装されたばかりのよう。高山市の景観重要建造物に指定されている。

↓ 高山駅に近い花里町の「理容ホービ」(建築詳細不明)。こちらは古い建物ではないが、軒からぶら下がったオリジナル理容サインがかっこいい。

 

↓ 西小学校南の「雨音ダイニング」(昭和元年・1926・建造、改築)。古民家を改造したレストランらしい。こちらも高山市の景観重要建築物に指定されている。

 

 


 

新井こう平製麺所(こう平うどん)

岐阜県高山市岡本町3-105-8

 

( 高山 たかやま あらいこうへいせいめんじょ こうへいうどん まじり 新井製麺所 うどん 饂飩 セルフ 朝食 近代建築 高山市景観重要建造物 )

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バーデンバーデン @岐阜県下呂市

2020年06月14日 | 岐阜県(飛騨)

緊急事態宣言解除後の休日。バイクの調子を見ながら軽く走るつもりが、好天にも恵まれ気持ち良くて下呂まで来てしまった。昼食に蕎麦の名店「仲佐」で1枚手繰ったが、まだ腹2分目(笑)。他にも何かと思ったが、コロナ禍で宿泊施設も休みだったり、店舗もイレギュラーな営業時間だったりするところが多い。繁華な場所も閑散としていて人はまばら。ホテル「水明館」まで来ると、付属のレストラン「バーデンバーデン」が開いていた。以前から食べたいと思っていた飛騨牛のハンバーガーを目当てに店に入ってみる。先客は数組。席は空いていたが”密”を避けるためだろう奥の部屋を案内される。給仕を担当してくれたのは大陸からの若い研修女性。たどたどしくも丁寧な応対をしてくれた。一応メニューを眺め、数量限定の「飛騨牛ハンバーガー・セット」をお願いする。ドリンクは普段なら絶対コーヒーなのだが、他の品(グラスワインも)も選べるという事で「下呂産トマト」のジュースをお願いしてみた。すぐにカトラリーがセッティングされる。

まずはセットの「本日のスープ」とミニサラダが供された。スープはかぼちゃのポタージュ・スープ。次いで「下呂産トマト・ジュース」。濃厚なトマトジュースにはタバスコとミルの塩胡椒も用意されている。そしてメインの「飛騨牛ハンバーガー」が登場。串で刺してあるハンバーガーは外がパリッとしたバンズに挟まれている。バーガー袋も用意されていたので袋にハンバーガーを入れ、かぶりついた。パテの焼き加減はウェルダン。レタス、トマト、チーズの他にソースにはきのこ類も使われている。最近は高級ハンバーガー流行りで(”グルメバーガー”なんて恥ずかしい名で呼ばれ…)、これでもかと具材を詰め込み、食べるときには思い切り潰しても上手く食べることが出来ないハンバーガーが多いが、こちらのはバランスが保たれていて、バンズ、バーガー、具材と一体になって味わえる。旨い。肉もシンプルに味付けされているのがイイ。でも自分にはやっぱりトマトジュースよりコーヒーの方が良かったかな(笑)。

メニューに、”レストランで飲食すると日帰り入浴が値打ちに”なる旨の記述があった。給仕の方に尋ねるとフロントに問い合わせてくれた。本館の方には、コロナ禍で”本日、日帰り入浴は営業しておりません”という旨の記述があったが、OKとの事。まだ銭湯は(こちらの気分的に)控えている身だが、宣言解除後の上級ホテルなら大丈夫だろうと入浴料(+¥550・通常は¥1,100)も支払ってホテルの方へ移動した。(勘定は¥1,650+¥550<入浴料>)

 

 


 

↓ 昭和7年(1932)創業の「水明館・飛泉閣」(昭和47年・1972・建造)。玄関口からロビーに入ると、この大きなホテルに宿泊客も僅かなのかひっそり。9階の浴場か、隣の「山水閣」(昭和34年・1959・建造)の露天風呂を選べるという事なので露天風呂へ。脱衣所に入っても誰も居ない。あの水明館の露天風呂「龍神の湯」と内湯「ぼたん風呂」がこの後2時間弱、1人で完全貸切だった。もちろん定評ある泉質は申し分なし。こんな体験もう2度と無いだろうなァ。たっぷり浸かって汗を流し、出た後に飲んだディスペンサーの冷水の旨いこと旨いこと。最高の余禄になった。

 

 

↓ 帰路の国道41号線・益田街道沿い、木曽川水系・飛騨川にある「下原ダム」(昭和13年・1938・建造)

 

↓ 好天、新緑の飛騨川沿いを走ると気分爽快。でも長湯した後で帰りの運転はヘロヘロに。

 


 

欧風レストラン バーデンバーデン

岐阜県下呂市幸田1268

 

( 下呂 げろ 下呂温泉 Badenバーデン Baden レストラン カフェ・レストラン すいめいかん 日帰り入浴 日帰り温泉 飛騨牛 グルメバーガー )

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仲佐 (2) @岐阜県下呂市

2020年06月10日 | 岐阜県(飛騨)

日曜に晴れの予報が出たので、もう片方のバイクのご機嫌を伺いに41号線を北上。車両も快調で、新緑が眩しく気持ちが良かったので興が乗って下呂温泉まで到達してしまった。緊急事態宣言は解除されたが、市内はまだ休業中の温泉宿が多いこともあって人はまばら。飲食店もまだイレギュラーな営業形態の店が多いようだ。いつもなら遠方から多くの蕎麦好きが集まる「仲佐」も、寄ってみると暖簾は出ているが待ちも無く、駐車場にも空きが多い。という訳で昼は蕎麦にすることに。暖簾をくぐって中に入るとやはり客が少なく4組7名程度。いつもとは大違い。カウンター席に案内された。「ざるそば」を注文。静かな店内でほうじ茶を飲みながら出来上がりを待つ。

さほど待つことなく運ばれた「ざるそば」は高杯型の笊に盛られている。もちろん知ってはいたがほんの3口程度の量。ゆっくり手繰らないと1分で終わってしまう(笑)。薬味は辛味大根のみ。山葵は付いていない。まずはつゆを啜ってみる。濃いめの辛汁。もう忘れていたけれどここまで濃かったか。そして平打ちの蕎麦切りを手繰る。麺線が細くやや平打ちの蕎麦はもちろん十割で、飛騨地方や長野で自分たちの手で栽培している蕎麦なのだとか。もちろん製粉も自前。透明感があり、しっかりめの食感。粒感も感じられる。少しピンクがかった辛味大根をのせてもうひと口。ゆっくりと6口ぐらいでいただいた(笑)。さらっとした蕎麦湯を出してもらい、つゆを割って残りの辛味大根を加えて飲み干す。腹が…減った。(勘定は¥1,300)

以前の記事はこちら

 

 


 

↓ 新緑の眩しい飛騨川沿いの41号線を走る。道中にあった吊り橋(詳細知らず)。封鎖されていて渡ることは出来ない。 

 

 

 


 

蕎麦料理 仲佐

岐阜県下呂市森918-47

 

( 下呂 げろ 下呂温泉 なかさ 蕎麦 そば 手打蕎麦 十割蕎麦 ミシュラン 41号線 ツーリング ) 

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キュルノンチュエ @岐阜県高山市

2019年09月02日 | 岐阜県(飛騨)

平日に急用で呼ばれた高山。用事は済ませたが仕事があるのでとんぼ帰りしなくてはならない。ちょうど帰り道に「キュルノンチュエ」の看板を見付けたので、せめてここぐらいはと急遽ハンドルを切って寄ってみた。「白かび熟成の乾燥ソーセージ」で有名な店。岐阜市の高名なバーでもこちらの乾燥ソーセージがチャームとして出てくる。こちらが名古屋市の老舗精肉店「スギモト」の経営だと知ったのはまだ最近のこと。幹線道路から外れた細い田んぼ道を行くと緑溢れるのどかな場所に店舗があった。車を停めて中へ。ウッディーな店内のショーケースに様々な燻製製品が並べてある。ずらっと吊るしてある白いものが有名な乾燥ソーセージ。他にも骨付きの燻製肉がいくつもぶら下がっていた。独特な抑揚でしゃべる女性店員さんが試食の皿を出して下さった。ソーセージやハムを小さくカットしたもの。中にはカレー風味のするものも。いろいろ説明されたけれど記憶するのは至難の技(笑)。

ショーケースとにらめっこして選んだのは「ソオスィソン・フュメ・セック」、「サラミメラーノ」、「ラング・フュメ・ア・ラ・メゾン」、「ミニ・アイスバイン」、「プゥレ・フュメ・オクミノコヂドリ」など(もちろん名前はもらったパンフレットから引用)。帰りにかかる時間を告げて保冷材とバッグを購入し持ち帰った。家で少しづつナイフを入れ酒のつまみでいただく。「ソオスィソン・フュメ・セック(燻製熟成の乾燥ソーセージ)」は白カビソーセージの白カビ無しタイプ。凝縮した濃い味は小さいカットでも十分に旨味が味わえる。味は白カビタイプとそう変わらない。「サラミメラーノ」は少しピリッとする辛さのある乾燥ソーセージ。こちらも食感は同タイプ。舌の形そのままの「ラング・フュメ・ア・ラ・メゾン(黒豚舌の燻製)」は鹿児島産黒豚だとのこと。外は少し硬いが薄く切ったり、少し厚めに切ったりして食感の違いを楽しむ。「ミニ・アイスバイン」は豚のすね肉の部分だとのこと。こちらもしっかりめの歯応えがある。「プゥレ・フュメ・オクミノコヂドリ(奥美濃古地鶏腿肉燻製)」は骨付き。古地鶏ではあるが、燻製だとある程度硬さが出るので”ならでは”というような歯応えや旨味の差はあまり感じられない。日本酒、ワイン、ウイスキー、ジンと何でもござれだし長持ちするので、呑んで帰って来た時とか、自宅でひと通り呑み終わった後の「もう少しだけ」という気分の時に大活躍。(勘定は¥6,100)

 

キュルノンチュエ

岐阜県高山市清見町牧ケ洞3154

 

( 高山 たかやま ソーセージ ハム パテ 肉のスギモト スギモト 飛騨高山 バロッサ BAR 土産 ) 

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