本や雑誌ではよく目にするけれど一度も入った事のなかった日本最古のバー「神谷バー」。創業は1880年だから…132年目! 建物自体も文化庁の登録有形文化財に指定されているとの事。
平日の3時ごろだったが店内はほぼ満席。想像していたよりは小さめのフロア。ウロウロしなかったけれど奥もあるのかな? 全体的には高齢な方が多いが、家族連れや外国人グループの姿も。雰囲気は決して気取ったものではなく、ちょっと古めの洋風居酒屋といった感じ。みんな思い思いにワイワイと盛り上がっている。従業員の方の正装が老舗を感じさせる。先に入り口で食券を購入し、勝手に席に着くシステム。おひとりで飲んでおられた方に相席をお願いして着席し、給仕の女性に食券を渡す。もちろん有名な「電気ブラン」と定番だという煮込みを注文。
有名な「電気ブラン」はブランデー主体のカクテルで一杯260円。少し薬草のような独特な香りがあるが想像していたよりは飲みやすい。でもアルコール度は30度あるので、ビールをチェイサーにして飲むのがいいのだとか。実際に常連らしき相席を頼んだ方もそのようにして飲んでいた。煮込みはもつの煮込みで味付けはあっさり。
チェーン店の居酒屋は嫌だけれど、気取りのないこんな店が近くにあったら買い物ついでにちょっと一杯やれていいなぁ。長居するつもりはなかったので、サッと飲んで店を出る。 (勘定は¥770)
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