柳橋美家古鮨系統の名店に予約して訪問。久しぶりに「ニュー新橋ビル」に入ったが、客引きありのアジア系マッサージの店が乱立して、以前にも増して低俗な(笑)雰囲気になっていた。そんな昭和にタイムスリップした雑居ビルの2階にポツンとある店はもちろん広くなく、カウンターには8人位座れるだろうか。以前は昼営業もあったが今はどうなんだろう。早い時間だったので先客はまだ2人。
お通しは子柱。お酒を一本つけてもらい、つまみは小肌を切ってもらう。一人前だからか本で見たような木の葉型の盛りつけではなかったけれど締め具合はとても好みで、もっとお酒が飲みたかったが、後の予定もあったのでぐっとこらえてお茶に切り換え、すぐ握りに。この店では通常2個づつだが、いろいろ食べたかったので1個づつにしてもらう。
正面の木札から自分の食べたいものだけ注文。赤身、小肌、鯖、細魚(2個)、蒸し鮑、煮蛤、茹で海老、ミル貝、穴子(2個)、玉子、かんぴょう巻などなど全て仕事のしてあるおいしい江戸前鮨。定石通り、細魚は串に巻いて皮焼きをしてくれるし、その場で茹でる海老も頭は炙ってもらえる。他にももっと頼んだと思うが立て続けに頼んだので思い出せない。「旨い鮨を食った!」という満足感。
これだけ好きに頼んで勘定は1枚とちょっとというんだから物凄く値打ち。隣町(銀座ですが)で頼んだらいくらになることやら。(支払いはお酒込みで¥12,000程度)
この後の記事はこちら
※平成30年3月末を以って閉店し、神保町「鶴八」のあった場所に移転
↑ 食後の散歩は歩いて「東京タワー」(昭和33年・1958・建造)へ。国の登録有形文化財。東京スカイツリーが出来ても東京タワーのライトアップにはやっぱり感動する。
東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル 2F