ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Deep Cuts / Queen

2013年11月21日 | クラシック・ロック

Deep_cuts_2 

Deep Cuts / Queen (2011)

40周年を迎え、新たにリマスターを施されたオリジナル・アルバムの発売を機に発売された編集盤の第1弾。日本盤は「ディープ・セレクション1973-1976」(←カッコ悪っ)と改題(改悪)されている。この編集盤は第3弾まで発売されたが、発売時からあまり評判が良くない。というのも、いわゆるベストではなく、選曲意図がよく分からないし、オリジナル・アルバムやリマスター・アルバムを持っているファンにとって珍しいものが何一つない(ひょっとすると細かい編集違いとかはあるかもしれないが…)。かと言って裏ベストとしては中途半端だし、お得感の出るヴォリュームもない(50分程度)。日の当らない曲といいながら2、5のような定番曲も入っている。いっその事ここでしか聴けないテイクや未発表の素材を1曲だけでも放り込むなどのファン泣かせの反則技を使ってもよかったのではと思うくらい。それでもこの第1弾はベストしかもっていないようなファンにとって、陰に隠れがちな曲に光を当てる効果は少しあったのではと思うが、第2弾、3弾と間延びして発売されたので、どんどん退屈なものになっていってしまったようだ。

でもアート・ワークは悪くないし、自分のようにオリジナル・アルバムは全部持っていて、新リマスター・シリーズを新たに買い直す気がないとなると、サンプラー的には悪くないかも。これ最初から¥1,000位の廉価にして売れば良かっただろうに。だけれど、選曲なんかよりも自分が気になったのは、新しいリマスターの結果なのか、ただの編集ミスなのか、はたまた自分の気のせいなのか、曲の音量(音圧)の違いが耳につく箇所がある事。説明しづらいが、つまりPC初心者に作らせた自家製CD-Rのような感じで揃っていないように聴こえるのだ。自分としては、これ聴いているとかなり鬱陶しい。

中古店で購入(¥580)

  • CD (2011/4/6)
  • Disc: 1
  • Label: ユニバーサルインターナショナル
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする