ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

太門 @名古屋市千種区・今池

2014年04月22日 | 名古屋(千種区・守山区)

初めて訪れるうどん店「太門(たもん)」。と言ってもうどんだけではなく、日本酒や酒肴も提供するちょっと変わったタイプの店で、うどんで締める居酒屋といったところか。夜の営業のみ。実際自分も日本酒のお店を探していて行き着いた。店は今池の路地にあり、店先にも日本酒の一升瓶が飾ってあったりするので、いわゆるうどん屋とは全く違う雰囲気。引戸を開けて店の中へ。カフェ風の明るいお洒落な内装。厨房を囲むカウンターのみ。幸い空きがあったのですぐ座れたが、この後、夜9時過ぎという遅い時間にも関わらず、頻繁に客が入ってきて、「満席なので…」と何度も断りが入る位の盛況ぶりだった。店はまだ若そうな主人と女性の2人で切り盛りしている。

メニューには色んなお酒があって、サッポロの赤星と迷ったが、日本酒の「3種利き酒セット」を注文。すぐにカウンターテーブルの上に一升瓶が5種ほど並べられ、選ばせてもらえた。けっこう色んな酒を呑んできているつもりだが、普段あまり呑まないタイプの知らない銘柄ばかりだった。いわゆる今、海外とかで注目されている新世代の日本酒が多い。どの瓶もお洒落で一見日本酒らしからぬものばかり。絶対覚えられないのでこの3つだけメモを取ってきた。「小布施2013 ソガペールエフィス(長野)」、「悦凱陣 無濾過純米(香川)」、「emishiki笑四季アンタイド緑(滋賀)」。とてもうどん屋とは思えない。それぞれは少量だが一升瓶を前にして呑むのはなんか楽しい(でも他の客が注文を入れると持っていかれちゃう)。頼まなくてもちゃんと冷や(水)を置いてくれるのも嬉しい。つきだしは4種が皿に盛られ、つまみも天ぷらをはじめ色々あるが、あまり濃い味付けのものを置いていないのは好感が持てる。とり天や自家製というチーズ豆腐を注文して日本酒を楽しんだ。

追加でお酒をグラスでもらい、締めとしてのうどんは、季節が外れているからどうしようか迷ったけれど、「すだちコロ」を注文。ちなみに「コロ」とはこの地方では有名なメニューだが、冷たいうどんにつゆを少量と薬味をかけたもので、ぶっかけに近い。輪切りの柑橘のさわやかな香りと酸味が手打ちのうどんに絡まり、色々食べたり呑んだりした後の口にもサッパリとして旨い。うどん自体が旨いので、これは他のメニューも試さずにはいられない。うどんだけでもまた行きたい…が、どうせまた呑んじゃうんだろうな、日本酒(笑)。

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太門

愛知県名古屋市千種区今池5-9-18 衣笠ビル 1F

(たもん)

 

 

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